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3歳児とのトランプ遊び5種!幼児も楽しめる簡単なゲーム

3歳児とのトランプ遊び5種!幼児も楽しめる簡単なゲーム

3歳のトランプ遊び5種類と遊び方を解説!トランプゲームは知育効果も大、文字や数字が理解できない3歳の幼児でも絵札を外したり、枚数を減らしたりする工夫をすることで飽きずに遊べます。4コマ漫画もお見逃しなく!

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3歳からのトランプ遊びはカードを減らすとグッと簡単になる!

3歳児にとってトランプ遊びは基本的に難しいものです。手が小さいため手の中でトランプを全て広げることができなかったり、ゲームが長すぎて途中で飽きてしまったり。

とはいえトランプは3歳以上の子供が楽しくゲームをしながら数を覚え、集中力を養うことができる優れた知育おもちゃですので、3歳の子供からお年寄りまで家族の団らんにぴったり

家族全員が楽しく遊ぶためにも、3歳以上の幼児と一緒に遊ぶ時は、札を減らして3歳児にもわかる簡単なルールにするのがおすすめです。

3歳からできる定番のトランプゲームで遊ぶ際のカードの減らし方

3歳児と遊ぶために絵札を除いた1~10までのトランプ

3歳以上の幼児と初めてトランプで遊ぶ時は、まずは絵札を除いた1~10までのカードを使い、子供の集中力が途切れてゲームの途中で飽きる、または手に持ちきれないなどの状態になったら、カードの枚数をさらに減らします。
カードを切ったり配ったりする作業は、手先の器用さや分数の感覚を身に付けるのに役立つため、最初は親がやって見せ、やりたそうにしていたら是非子供にお願いするようにしましょう。

  • 神経衰弱の場合
18枚くらいから始めて、子供の様子を見ながら枚数を増やします
  • ババ抜きの場合
1~10までの数カードの半分(ハートとクラブのように赤と黒のマーク1色ずつ)の20枚から始めます
  • 七並べの場合
絵札を除いて、7のカードの替わりに5を中心に1~10までを並べる「五並べ」にします

3歳からの子供向けトランプゲーム5種!2人以上で楽しめる簡単な遊び方

3歳の幼児にも楽しめる子供向けトランプ遊びの中でも、ゲームのルールが比較的簡単で、2人~3人以上で楽しめる5種類の遊び方をご紹介します。

1「トランプかるた」:3人以上

トランプでカルタをしている様子

3歳ではトランプよりカルタ遊びをする幼児の方が多いのですが、普通のカルタは平仮名が読めないと楽しめませんので、トランプを使ってカルタ遊びをしてみましょう。

「トランプかるた」は、楽しく数の概念を覚えることができるトランプ遊び。数を数えられても数の概念は理解しにくいため、数字おもちゃを手作りしたり購入したりする人もいますが、トランプは数の概念を遊びながら学べて100均ショップでも購入できるため、3歳以上の幼児には特におすすめ。

かるたに使うトランプは、ジョーカーを除いたカードです。3歳児の場合、最初は絵札も除いてください。

  1. トランプをクローバーとハート、スペードとダイヤに分けます。
  2. どちらかを場に表向きにして広げます。
  3. もう片方を良く切って読み手が読みます。読み札と取り札のマークが違うので、読むときは「赤の9」や「黒の5」というように読みます。
  4. 読まれたカードを取り、取ったカードが一番多い人の勝ちです。お手つきをした場合は1回休み。

「トランプかるた」のアレンジ

トランプを2組使い、マークを含めたカードを取るようにすれば、ハートとダイヤ、クローバーとスペードなど似たものをお手つきしやすく、難易度が上がります。

2「ビッグ・オア・スモール」:2人以上

トランプ遊び「ビック・オア・スモール」の準備ができた様子

3歳でもトランプ遊びを思い切り楽しめる「ビック・オア・スモール」。次に来るカードが今のカードより大きいか小さいかを当てる遊びです。

シンプルで運の要素が高いので初めてする人でも大丈夫、また年齢も関係なく遊べます。

「ビック・オア・スモール」に使うトランプは、ジョーカーを除いたカードです。3歳児なら絵札を除いたカードの3分の1、あるいは半分くらいがおすすめです。

  1. トランプを切ったら山にしてテーブル中央に置き、一番上のトランプを1枚引いて場(山の隣)に置きます。
  2. 誰から始めるかじゃんけんやサイコロで決めます。
  3. 「ビッグ・オア・スモール」開始直後にトランプを山からめくる様子 順番が来たら、これから自分が引くトランプの数が場のカードより大きいか小さいかを宣言。その後、山から1枚トランプを引きます。
  4. 「ビッグ・オア・スモール」で場のカードを取った後の様子 当たったら場に出ているトランプをもらい、自分が引いたカードを場に置きます。続けてまた次のトランプを山から1枚引き、はずれるまで繰り返します。外れたら次の人に交代します。
  5. トランプ遊び「ビッグ・オア・スモール」が終了した様子 山が無くなるまで行い、取ったトランプの枚数が一番多い人の勝ちです。

「ビッグ・オア・スモール」のアレンジ

飽きてきたらトランプの数の大小ではなく、奇数か偶数か、赤か黒かなど、当たりの条件を変更しても楽しめます。

3トランプバトル「戦争」:2~5人

トランプゲーム「戦争」の準備をした様子

3歳児がトランプで遊ぶには物騒な名前ですが、みんなで一斉にカードを出して一番数の大きい人が勝つというシンプルな遊びです。

手札を見ないので出すので、純粋に運の勝負になります。そのため3歳でも初めてでもハンデなしで遊べますし、人数が足りない時はぬいぐるみや人形を置いて、子供が一人で見立て遊びをしながら遊ぶこともできます

「戦争」に使うトランプは、ジョーカーを除いたカードです。子供が3歳なら、まずは絵札を除いてからスタートしましょう。

  1. 全員に同じ数だけカードを配ります。この時余ったカードは使わずによけておきます。配られたカードは各自、重ねて伏せておきましょう。
  2. 手札の一番上のカードを皆で一斉に出します。場に一番大きい数を出した人が勝ちで、出ているカードを全てもらえます。
    トランプゲーム「戦争」で手札を場に出した時の様子
    上の写真では10を出した緑が勝ち。ただし2が一番小さく1が一番大きい(小←2,3,4,5,6,7,8,9,10,J,Q,K,1→大)というルールです。
  3. 一番強いカードが複数出た場合は、「決闘」となります。決闘する人は手札の一番上から再度カードを出して大きさを競い、勝つと場のカードをもらえます。
    トランプゲーム「戦争」の「決闘」の様子
    上の写真は9を出した赤と緑で「決闘」し、Aを出した緑が勝った時の様子です。緑は最初に場に出ていた4枚と、「決闘」で場に出た2枚をもらえます。
  4. これを繰り返して、誰かの手札が無くなったらゲームは終了。
    トランプゲーム「戦争」が終わった時の場の様子
    一番多くのトランプを取った人が勝ちです。写真のは緑が勝ち。

トランプゲーム「戦争」のアレンジ

1が一番大きい数字となりますが、3歳児が分かりにくい場合は1が一番小さく、10が一番大きいというルールにして遊ぶと良いでしょう。

4「いっきゅうさん」:3~6人

トランプゲーム「いっきゅうさん」で1枚目をめくった様子

3歳の幼児には、少しスリリングなトランプ遊び「いっきゅうさん」。特定の数字がでたら一斉に手を出し、一番遅い人がカードを引き取り、一番カードが多い人が負けという遊びです。

いつカードが出るかハラハラドキドキのトランプ遊びですので、集中力や俊敏性を高めてくれるという知育効果が期待できますが、幼児は突き指してしまいやすいので注意して遊びましょう。
「いっきゅうさん」に使うトランプは、ジョーカーを除いたカードです。3歳児なら絵札を除いて3分の1、または半分くらいのカードの量から始めましょう。

  1. 裏向きのトランプを場に円状に並べ、誰から始めるかを決めたら、場から1枚選んで円の真ん中に表にして置きます。
  2. 「いっきゅうさん」の中央のトランプを手で押さえる様子 場に出したトランプの数が「1」「9」「3」のいずれかの場合、出したトランプを全員手で押さえます。この時、一番遅かった人(一番上に手がある人)が、場に出ているカードを全て引き取ります。
  3. 「いっきゅうさん」で2が出た様子 「1」「9」「3」以外の数字だった場合、何もしないで次の人の順番になります。お手付きをした場合も、場のカードを全て引き取ります。
  4. トランプゲーム「いっきゅうさん」が終了した時の場の様子 円状に伏せたカードが全て無くなったらゲーム終了です。カードが一番多い人が負けとなります。写真の場合は黄色が負け。

いっきゅうさんのアレンジ

取る数字を変えて「753(しちごさん)」「5963(ごくろうさん)」などにしても面白いですし、一番早く取った人がカードを取り、カードが多い人を勝ちにすることもできます。

ただしカードを引く人が有利になるので、一旦手を引っ込めてから取るとか、引いた人は取れないなどのルールにし、お手つきは1回休みとなります。

5「ノーカード」:3~6人

トランプゲーム「ノーカード」でカードを配った様子

3歳からのトランプ遊びの中でも分かりやすい「ノーカード」。同じ数のトランプを4枚そろえるだけの遊びです。

ルール自体は簡単ですが、誰がどのカードを持っているのか推理しながら進めていく必要があるため、3歳児には少し難しいかも。ただし「ノーカード」は子供の推理力や記憶力を鍛えるのに役立ちます。

使うカード:ジョーカーを除いたカード(3歳児なら絵札を除いた1~10の数カードで)

  1. 「ノーカード」開始直後に4枚揃ったトランプを場に出した様子 まず親を決め、親が全てのトランプを全員に配ったら、各自手札を確認し、同じ数字の数字が4枚そろっていれば、自分の前に表向きに出します。カードがあるのに無いと答えるなど嘘をつくのは禁止です。
  2. 「ノーカード」で手札にAが3枚揃った様子 親からスタートし、自分の足りない数を持っていそうな人に「〇〇さん、ハートの△をください」というように請求します。写真の場合、青はAが3枚あるので「◯色さん、クラブの1をください」とお願いします。
  3. 「ノーカード」で請求されたトランプを渡す様子 請求された人は、指定されたトランプがあれば請求した人に渡します。請求した人は「ありがとう」とお礼を言って受け取り、もう一度誰かにカードを請求できます。3歳なら「ありません」でもOK。ただし、お礼の言葉を忘れると請求できずに次の人の順番になります。
  4. 「ノーカード」で請求されたカードがない無い様子 請求されたカードがなければ「ノーカード」と言います。ノーカードと言った人は、次に欲しいカードを請求します。写真では青が赤に「クラブの9」を請求しましたが、赤は持っていないのでノーカード。次は赤の順番になり、自分の欲しいカードを請求します。
  5. トランプ遊び「ノーカード」が終了した様子 全員の手札が無くなったらゲーム終了です。一番多くのトランプを集めた人の勝ちになります。写真は赤が勝ち。

ノーカードのアレンジ

3歳の子供に難しそうであれば、子供だけ「9をください」のようにマークの指定を無しにしてみましょう。また、カードを請求する相手が偏る場合は、請求に失敗したら時計回りに隣の人に請求権がうつるようにしても良いでしょう。

子育て4コマ漫画:3歳児とのトランプ遊びは侮れない!

3歳児とトランプ遊びをする4コマ漫画

3歳児とトランプ遊びをしてみて、「うちの子にはまだ早いみたい」と感じるママやパパもいるでしょう。初めは手が小さいし、カードを隠せていないし、実は上手くできない子が多いです。

けれどカードの枚数を減らしたり、ルールを変えたりして何度も遊ぶうちに、いつの間にか親が子供に負かされてしまうこともあるのが3歳児との遊び。

3歳からのトランプ遊びが子供の知育になっていることを、パパやママはきっと実感するでしょう。トランプは親にとっての良い脳トレにもなります。

3歳児は室内遊びだとすぐに飽きてしまうことが多いのですが、家族とのトランプ遊びであれば、長時間楽しく遊べる子も多いので、パパやママが疲れて遊びにつれていきたくない日の団らんなどにもおすすめです。

この記事を書いたライター
叶野環

叶野環

クラフト、手芸、工作を子供と楽しんでいる2児のママです。子育てに役立つプチプラで簡単な手作りアイデアを提供します!