見立て遊びをしよう!年齢で変わる遊びの種類体験談15
子供の見立て遊びは、大人の真似をすることから始まります。ママも小さい頃、お人形でお店屋さんごっこをしたり、パパママのすることを真似たままごと遊びの経験があるでしょう。見立て遊びをすることで、想像力が養われ、周りの人との関係を築く力が備わってきます。
ここでは、「お子さんが好きな見立て遊びは何ですか」とママ15人に聞きました。いただいた体験談を性別ごとに分け、年齢順に並べてご紹介します。思わずクスッと笑ってしまうエピソードもありますので、お子さんと見立て遊びをする時に役立ててみてはいかがでしょうか。
女の子の見立て遊び
Edyカードで買い物ごっこ
1歳10ヶ月の娘がいる母です。最近特に私の行動をよく見ているのか、見立て遊びをよくしてくれます。
娘の中でマイブームなのが、買い物ごっこです。私がレジの担当、娘はお客さんという設定で、始まります。子供用の小さいお財布を持って、レジである私のところに来て、精算をします。
それが終わるとレジ袋に適当におもちゃを詰めて、バイバイと言って帰っていきます。それをずっと繰り返しています。私が手が空いている時にすることが多く、微笑ましいので私も付き合ってあげます。
一番びっくりしたのが、子供用財布からカードを出して、Edyの精算をしていたときです。私は毎日の買い物にはEdyを使っているので、本当に細かくよくみているなと思いました。
積み木を電話に見立てて遊んでいます
我が家には2歳5ヶ月の娘がいます。娘が好きでよくする見立て遊びは、「積み木を耳に当てて電話している真似をする事」です。
いきなり積み木を耳に当てて「もしもし~」と見立て遊びが始まるので、私も電話の相手になって二人で色々なお話をする事が多いです。
でも、一人で遊びたい時もあるようで、一人でひたすらおしゃべりしている時もあります。娘がその遊びをする時は、大抵私が電話で誰かと話した後や、テレビで電話をしているシーンが流れた後などにする事が多いです。
娘の見立て遊びで思わず笑ってしまったエピソードは、私の電話の真似を完コピした時です。いつも昼に夫から電話がかかってくるのですが、その時に私は恥ずかしながらゴロゴロしてくつろいでいる事が多いのです。
なので、電話で夫に対して「もしもし?今ゴロゴロしてたよ~」と話す事が多いのですが、娘もそれをいつも聞いているからか、真似して「もしもし~ゴロゴロしてた~」といきなり言い出したのです。
これには思わずお腹を抱えるほど笑ってしまいました。そして、それと共に子供はよく見ているので、言葉遣いや日頃の仕草や立ち振る舞いも、母親としてきちんとしないといけないなと反省もしました。
大好きなお人形さん遊び
私には2人の子供がいます。上の子は2歳8ヶ月の女の子、下の子は一歳になったばかりの男の子です。上の子はとくにですが、お人形さん遊びが大好きです。
よく、ミルクをあげたり、ご飯を作ってあげて食べさせてあげたり、お風呂に入れてシャンプーするふりをしたり、ドライヤーまでするふりをしてあげています。
それをしている時は、1人で話しかけてはお人形さん役もこなします。まだ保育園など行っていないので、普段から家にいる事が多く、暇があればお人形さん遊びをしています。
下の子がまだ授乳期の時の話ですが、いつものように上の子がお人形さん遊びをしていました。少し目を離していると、何やら授乳クッションを持ってきて自分にはめ込んで、お人形さんを抱きかかえていたので、何してるの?と聞くと、授乳してるの!と言ったのがとても印象深く残っています。
そんな事まで真似するとは思っていなかったので、子供の発想はおもしろいなと思わず笑ってしまいました。
大好きなぬいぐるみと遊んでいます
3歳5ヶ月の娘がいるママです。娘はお気に入りのぬいぐるみを並べて遊ぶのが大好きです。見立て遊びは、私が夕飯の仕度をしている時に一人で遊んでいることが多いです。
娘が遊んでいる時に話かけると、「お母さんはご飯作ってて」等と言われるので邪魔しないようにしていると、何やらおままごとを出してきて、ご飯を作って食べさせる真似をしていました。
夕飯の仕度が終わり、娘が静かだなと思いこっそり覗いてみると、自分のお気に入りの毛布を持ってきてぬいぐるみ達を並べ、娘も一緒に寝ていました。
綺麗に並べたぬいぐるみ達にもしっかりと毛布がかかっていたので、思わず笑ってしまったのですが、娘の優しさが伝わってきたのと同時に娘も成長したなと感じる出来事でした。
重ねて遊ぶコップを使っておままごと遊び
来月で4歳になる長女におままごとセットを買ってあげたことはありません。その理由として、すぐに飽きてしまうことと、自分から遊びを探すなり、作るなりといった習慣をつけてもらいたいことが挙げられます。
最近、女の子らしい遊びをするようになってきたせいか、おままごとやごっこ遊びが増えてきたように感じます。おままごとをする時は、重ねたコップをお皿に見立て、お菓子のおまけでもらった小さなスプーンを使い、ブロックや小ぶりのおもちゃ(これもお菓子のおまけ)を使って、お菓子屋さんをしてみたり、私の真似をして「ご飯できたよ~」と1歳の妹に声を掛けて遊んでいます。
それに便乗して妹も一緒にパクパク食べる真似をしているのを見て、とても微笑ましくなります。
お人形でママ遊び
我が家の幼稚園に通う娘4歳は、大好きな海外のお人形を赤ちゃんに見立てて、ママになりきって遊ぶのが、最近流行っているみたいです。
特に、私が双子を妊娠してからというもの、お人形遊びもヒートアップ。基本ひとりでママになりきっていたのが、周りの大人も巻き込むようになりました。何かにつけて夫に「早くしなさい」など騒ぐあたりは、まさに私そっくりで苦笑いしています。
幼稚園から帰ると始まる、お人形でママ遊び。姉としての自覚もでてきたようで、今しばらくは娘のブームとして続きそうな予感がします。せっかくの娘のブームですから、私たち夫婦も可能な限り一緒に楽しみながら、娘の成長を見守っていきたいと思っています。
ピアノで先生の真似をします
もうすぐ5歳になる女の子。大好きな見立て遊びは、「ピアノを弾いて保育園の先生の真似をすること」です。
おもちゃ箱をえっちらこっちらと出してきて、まるでピアノがあるかのように弾き始めます。でもピアノを習っているわけではありません。
「『さかながはねて』を歌うよ。」と言いながら自分で伴奏を口にして、誰かに歌を促すかのように「さんはい!」と言って自分で歌い始めます。妹を園児に見立てて行う時もあれば、自分ひとりでやっている時もあります。
もともと歌が大好きなので、歌いたい時にやっているのかなと思いながら見ています。面白いのは担任の先生が変わるたびに口調が変わったり、表情が変わることです。担任の先生がお休みの日は、お隣のクラスの先生が見てくれます。
そういう日は、その先生の口調や表情に変わります。保育園の先生をよく見て一生懸命真似ているのだなと感心します。見ていて面白いです。
保険屋さんごっこ
我が家には子供は9歳女の子・7歳女の子がいますが、未だに見立て遊びをしています。特に多いのはぬいぐるみや小さい人形でストーリーを作って遊んでいることです。
主に姉妹ふたりで遊んでいますが、下の子供は一人だけでもブツブツ遊んでいることがあります(笑)。やはり、新しいぬいぐるみや人形を手に入れたときに、そのぬいぐるみがうれしくて遊んでいるということが多いですね。今までの仲間に、新しくメンバーが加わったというようなストーリーが多いようです。
特に笑ってしまったのは、その人形を使って「保険屋さんごっこ(?)」をして遊んでいたときです。恐らく自動車保険のCMで見たのだと思いますが、「お客様、保険料はもっとお安くなりますよ」という会話をしていて、思わず笑ってしまいました。
男の子の見立て遊び
積み木で乾杯
1歳7ヶ月の男の子です。積み木をお皿やコップに見立てて遊ぶようになりました。連絡帳を読んでいると、保育園でも先生とよくやっている様なのですが、お兄ちゃんがつき合わされていたり、一人でもやっています。
家では、私が夕食の支度をしていると積み木を出してきて、そこから遊びが始まります。そして、積み木をテーブルに並べ、手を合わせていただきますのポーズ、もぐもぐと食べる真似をします。そして積み木を一つ持って上に上げて大きな声で「パンパーイ」とやるのです。
私はパンパーイなんて家でやらないのすが、きっと保育園で覚えてきた言葉なのだと思います。このパンパーイの大きな声に毎日癒され、笑わせてもらっています。
フタ付き容器は変幻自在
1歳10ヶ月になる息子は、とにかく大人の真似が大好きです。教えてもいないことをふとやりだすので、たまにドキッとすることも。
特に好きな見立て遊びは、フタ付きのプラスチック容器(もともと海苔が入っていた)を使ったものです。最初はフタの開け閉めをして遊んでいただけですが、ある日容器を両手でコップのように持ち、ゴクゴク飲み干す仕草をして、最後に「プハー」。これには大笑いしてしまいました。
夫がたまに、お茶を飲んだ後に、真似た様子を大げさにそれをします。息子の見立て遊びは主に1人で、機嫌の良い時にやることが多いです。
また、フタに容器を傾け何かを出す仕草をしていたことも。何だろう?と思ったら、今度はフタをトントンとひっくり返す仕草でした。茶葉を急須に入れる真似のようです。細かいところまで見ているんだなあと大笑いしつつ、変なことはできないなと思いました。
アンパンマンのお世話をしています
2歳2ヶ月の息子がいます。最近周りで赤ちゃんが多くてすごく赤ちゃんを可愛がります。そのせいか、家にあるアンパンマンのお世話をするようになりました。
いとこの子供が生まれて授乳をしていた姿を見たせいか、おっぱいあげるねーと服をめくってあげる仕草をした時は笑えました。お世話をしたい年頃になってきたんだなーと思いました。
あとは、家にあるおもちゃを使ってアイスクリーム屋さんをやります。そういうおもちゃではないのですが、それをアイスに見立て、1人で遊んでいるときは感動しました。こういう遊び方もあるんだとびっくりしました。
子供にとって、家にあるものはおもちゃじゃなくても、何でもおもちゃになるんだなと思いました。子供の想像力は素晴らしいです。
男の子なのにお人形大好き
2歳6ケ月の息子はお人形遊びが大好きなんです。7ヶ月の妹がいるので、妹が飲み残したミルクをあげたり離乳食の残りをあげたりしています。
同性のお友達と遊ぶ時には車や電車で遊ぶのに、何故か家ではお人形遊びが大好きです。だいたいお人形遊びをする時は、私が下の子の面倒を見ている時に真似をしてやっています。
男の子なのに…と思いますが、見ていて微笑ましいのでそのまま遊ばせています。歯磨きが嫌いでいつも羽交締めにしてやっているのですが、気付いたらお人形さんにも羽交締めにして歯磨きしているのをみた時は笑ってしまいました。
下の子に離乳食をあげている時などは真似をしたがるのですが、汚れてしまうのでダメ!って言っていたら、「はなちゃん(お人形さんの名前)お風呂に入れば大丈夫だよ。」確かにそうですが、はなちゃんのお風呂というのは洗濯機です。
ブロックで飛行機ごっこをしています
三歳の男の子です。しょっちゅうプラスチックのブロックを組み立てて、飛行機ごっこをしています。最初は一人で遊んでいますが、しばらくすると私に激突して、一緒に遊ぼうと誘ってきます。特にやることがない時にするのだと思いますが、一日一回は必ずやります。
まだうまく組み立てられないので、明らかにバランスのおかしい飛行機ができて、飛び立った途端に空中分解なんて言う事故が起こります。頻繁に擬音が出てきて、なんて言っているのかもうよくわかりません。興奮しすぎて、椅子に思いっきり手をぶつけて泣いているなんてことしょっちゅうあります。
いつになったら学習するんでしょうね。私が疲れてているときでも、後ろから飛んできてぶつかってくる飛行機には手を焼きます。
ジュース屋さんごっこ
3歳の男の子のママです。お風呂に入るのが大好きで、お風呂に置いてあるおもちゃのコップにジュースを作るのが好きで、色々な味のジュースを作ってよく遊んでいます。
子どもがお店屋さんとしてジュースを作り、私がお客さんとしてジュースを飲みます。(もちろん飲む真似です。)
ジュース遊びを初めた最初の頃は、ただ単にお風呂のお湯を汲んで、「おちゃでーす」「コーヒーでーす」という感じでしたが、そのうち、シャンプーを少し混ぜて「カルピスでーす」「ぎゅうにゅうでーす」とバージョンアップしていきました。
そして最近、果物のおもちゃをコップに入れてシャンプーを上に乗せ、「メロンクリームソーダでーす!」と言ったのには、飲んだこともないのに良く知っているなぁと笑ってしまいました。今後、どんなジュースが出てくるか、とても楽しみです。
優しい発明家です
3歳と5歳の男の子がいます。息子たちが大好きなおもちゃはソフトブロックで、毎日何かしら作っては自慢してくれます。
作るときは黙々と一人で作業をし、出来上がったものでお互い遊んでいます。家で遊ぶときはだいたいそれをしています。
よく作ってくれるのは乗り物系、普段使っているもの(携帯やパソコン、レジなど)です。作った後には「ここがこうなってるからここから操縦するんだよ!」「ここをひっくりかえすと船になるよ!」と変化を付けて楽しむようにもなりました。
こちらが家事をしている時でもお構いなしで自慢してくれるので、話を聞くのも大変な時もあります。
一度、スピーカーに空いている小さな穴におもちゃが入り込んでしまって取れなくて困っている時に、「ちょっと待ってて!」と言ったかと思うと、ブロックで長ーい眼鏡のような双眼鏡のようなものを作って覗いていた姿には、思わずクスッとしてしまいました。