【廃材活用】子供用パズルの簡単な作り方!牛乳パック・段ボールで知育効果アップ
パズルには、手先の器用さや空間認識能力、集中力、論理的思考力を養うなどの知育効果があると言われています。手作りすれば、市販品を購入するよりも費用を抑えられ、お子さんの成長に合わせて難易度を調整できるのが大きなメリットです。
また、自分で作ったパズルを完成させることで、お子さんに大きな達成感を与えることもできます。
そこで今回は、家庭で簡単に作成できる4種類のパズルをご紹介します。未就園児向けの牛乳パックパズル、幼児向けダンボールパズルとキュービックパズル、小学校低学年向けアルファベットパズルの作り方です。身近な廃材を活用して、親子で楽しく知育に挑戦してみましょう。
未就園児向け!牛乳パックパズル(ピースが外れない)
まずは未就園児でも簡単に遊べるパズルをご紹介します。少し作るのに工程がありますが、完成サイズが大きく手に取りやすいので、小さなお子さんでも楽しく遊べます。
ピースが切り離されていない(連結している)ため、なくす心配がなく安心して遊べるのが、牛乳パックパズルの嬉しいポイントです。ぜひお子さんのお気に入りの絵柄で作って、脳を刺激してあげましょう。
牛乳パックパズルの材料
- 牛乳パック8本(1リットルサイズ)
- 14cm×14cmのパズルにする絵6枚
- のり
- ハサミ
- カッター
- ガムテープ
- セロハンテープ
パズルに使用する14cm×14cmの絵6枚は、牛乳パックの柄が透けない厚紙に描かれた絵を用意しましょう。もし薄手の絵しか用意ができない場合は、画用紙を別途用意し貼り付けて使用しても良いです。
パズルにする絵柄は、幼児が視覚的に反応しやすいカラフルなものを用意しましたが、楽しい活動は脳を活性化させますので、車や動物などお子さんの好きな絵で作るのもおすすめです。
牛乳パックパズルの作り方
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牛乳パックを底から7cmのところで切ります。これを8本全て行います。 -
切った牛乳パックを2本1セットとし、切り口を向かい合わせにしたら一方を中に入れ、立方体を作ります。全部で4つ作ります。 -
写真のように一旦ガムテープで仮止めをします。組み立てた際の番号を立方体の各面にふっていきます。ここで番号を間違ってしまうとパズルが正しく完成しないので注意してください。 -
パズルの絵6枚を7cm×7cmになるように4等分に切り分け、後で正しく貼り付けられるように、先程3で書いた番号に対応する番号を裏に書いておきましょう。その後、仮止めのガムテープを外し、絵の番号と牛乳パックの番号が合うように貼り付けていきます。この時上下左右が逆にならないように慎重に行いましょう。 -
仮止めのガムテープをチェックしながら4つの立方体をセロハンテープで貼って、組み立てたら牛乳パックパズルの完成です。
幼児向け!段ボールパズル(難易度調整可能)
厚みがあり丈夫な段ボールでも、子供の興味を引くパズルを簡単に作成できます。
今回は小学校での学習にも役立つよう、日本地図の絵柄で作成しました。ただし幼児が簡単に達成感を得られるように、最初は関東、関西などの地域ごとの大きなピースにしてあります。
慣れてきたらピースを細かく切って!
地域ごとのパズルがスイスイできるよういなったら、徐々に都道府県ごとの難しいパズルにレベルアップしましょう。手作りなので市販の地図パズルと違い、難易度をお子さんの成長に合わせて調整できます。
もちろん絵柄は子供の好きなキャラクターや動物などにしてもOKです。段ボールパズルはアレンジの幅が広いため色々と楽しめますので、ぜひ幼児の遊びだけでなく、小学校入学後の学習にも役立てましょう。
段ボールパズルの材料
- 絵より上下左右が大きい段ボール×2枚
- パズルにしたい絵
- ハサミ
- カッター
- のり
- マスキングテープ(任意)
マスキングテープは装飾用で、フチを丈夫でオシャレにするためのおすすめアイテムです。
段ボールパズルの作り方
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段ボールのサイズは、パズルにしたい絵より上下左右1cm大きいサイズに切ります。これを2セット作り、上下左右を開けて絵を段ボールに貼ります。
絵を端まで使用する場合は、耐久性を強くするためにフチを2cm作りましょう。 -
パズルのピースにしたい部分を、カッターで丁寧に切り取ります。 -
ピースを外した段ボールを上に、残りの段ボールを下にして貼り合わせます。フチをマスキングテープで囲って補強・装飾すれば完成です!
マスキングテープを使用することで、切り口が目立たず、丈夫でオシャレな仕上がりになります。
幼児向け!キュービックパズル(立体パズル)
キューブ(立方体)を回転させながら絵柄を揃える、少し難易度の高いパズルです。慣れてくると「さっきより早くできた!」などとタイムを競いながら夢中で遊ぶようになります。
絵柄を子供に書いてもらって一緒に作ると、より子供がそのキュービックパズルに愛着が湧くのでおすすめです。
キュービックパズルの材料
- 牛乳パック1本
- ペン
- ハサミ
- セロハンテープ
キュービックパズルの作り方
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牛乳パックを切り開き、約6.3cm幅で線を引いて切り取ります。 -
好きな絵を図のように書きます。上からA、B、Cのパーツとします。 -
AとCを四角になるようにセロハンテープで貼り付けます。 -
BをAとCの真ん中に通し、セロハンテープで貼りつければ完成です。
パーツを出したり押し込んだりしながら、絵柄を6面全て揃えてあそびましょう。
また、マグネットを使えば、形を組み合わせて絵を作るパズル「タングラム」が手作りできます。これは幼児の知育には特におすすめのパズルです。100円ショップにある材料で、購入するより安く簡単に手作りできますので、ぜひ挑戦してみてください。
小学校以上向け!アルファベットパズル(紙製)
同じアルファベットを4つ揃える紙製のパズルです。作るのは簡単なのですが、解くのは大人でも考え込むほどの難しさがあります。
薄い紙の方が折り返しやすくおすすめですが、熱中しすぎて紙が破けることもあります。そのため、基本的に小学校以上の年齢向けですが、幼児用にアルファベットではなく動物の絵柄や数字、ひらがな等にして難易度を調整することも可能です。
数枚作成し、家族で誰が一番早く全て完成できるかを競争すれば、家族の団らんが盛り上がる楽しいパズルです。
アルファベットパズルの材料
- 正方形の白い紙または折り紙
- 色鉛筆またはペン
- カッター
文字を書き込むのは色鉛筆ではなくペンでもよいですが、裏に色移りするものは避けましょう。
アルファベットパズルの作り方
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用意した正方形の紙を半分に折ります。(一度折って開く) -
さらに半分に4分の1の折筋を付けるように折ります。(一度折って開く) -
一旦開き、今度は縦方向に折り筋が付くように半分、さらに半分に折筋をつけます。(一度折って開く) -
開いて、16等分に折り筋がついたことを確認しましょう。 -
これにアルファベットを写真のように記入します。 -
裏面にも、このように書いてください。 -
上下ひとマス開けて、写真のように真ん中をカッターで3箇所切ってください。これで完成です。
このように、AからFまで同じアルファベットを4つ揃えて遊びましょう。
お子さんと一緒に手作りすれば知育効果がアップします
パズルに集中力や記憶力などを高める知育効果があることはよく知られています。ですから「子供が寝ている間にこっそり作ってプレゼントしよう」と思ったパパやママもいるかもしれません。しかし、せっかくならお子さんと一緒に手作りした方が、知育効果は高まります。
手作りすると、塗ったり切ったり貼ったりといった動作により手の感覚刺激が受けられます。これは脳への良い刺激になります。また、ママやパパから「のりで貼ってごらん」などと説明を受けながら作ることになるので、聞く力や考えて行動にうつす力も鍛えられます。
しかも完成させた時に達成感が味わえ、自分で頑張って作ったパズルへの愛着が湧くため物を大切にする心も育ちやすいです。ぜひ長期休みなどを利用して親子で作ってみてください。




