水遊びおもちゃ4種の簡単な作り方!お風呂ギライの子供も大興奮【廃材・100均DIY】
夏が近づくと水遊びおもちゃを目にする機会が増えますが、市販のおもちゃを購入しなくても、作り方さえ知っていれば親子で一緒に工作し、リーズナブルに子供に与えることができます。
今回はペットボトルなどの廃材や100円ショップで手に入る材料を使った、泡がブクブクでるおもちゃ、金魚すくい、水車、船の4種類の水遊びおもちゃの作り方を解説していきます。
お風呂嫌いの子供が大興奮するおもちゃばかりですので、ぜひ親子で作って、お風呂嫌い対策にも役立ててください。
安全に楽しめる!ペットボトル泡ブクブク
水遊びの定番といえばシャボン玉ですが、上手に吹くことができない子供もいますし、小さい子は誤ってシャボン液を飲み込んでしまう心配もあります。パパやママの目が離せないと困っている方も多いのではないでしょうか。
そんな時におすすめなのが、今回ご紹介するペットボトルの飲み口を利用した泡ブクブクです。口でシャボン液を吸い込む心配がなく、安全に遊べます。
ペットボトル泡ブクブクの材料
- ペットボトル
- 輪ゴム
- ガーゼのハンカチ(またはタオル地の布)
- ハサミ・カッター
ペットボトル泡ブクブクの作り方
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ハサミやカッターを使って、5cm程度の長さにペットボトルの飲み口部分を切り取ります。切り口で手を切らないよう、ビニールテープなどで保護しておくとより安全です。 -
ガーゼのハンカチを折りたたみ、ペットボトルの切り口に被せて輪ゴムでしっかりと固定します。これで泡ブクブクのできあがりです。
ペットボトル泡ブクブクの遊び方
洗面器などに作ったシャボン液をハンカチに染み込ませたら、大きく息を吹き入れましょう。目の細かい泡がブクブクと飛び出してきて面白いです。
口をつける部分とシャボン液をつける部分から大きく離れているため、小さな子供でも洗剤を飲み込む心配がありません。お風呂で使えば、遊びながら顔や髪の毛を洗う練習にも役立ちます。
家にある廃材で作れる!水に浮かぶ金魚すくい
水面にプカプカと浮かぶ魚を網ですくう「金魚すくい」も、水遊び用おもちゃの定番です。
100円ショップなどでもセットが購入できますが、家にあるペットボトルキャップや発泡スチロールのトレー、使い終わったストローなどの廃材を使えば、水に浮かぶ面白いおもちゃが簡単に作れます。ぜひアイデアを凝らして作ってみてください。
金魚すくいの材料
- ペットボトルキャップ
- 発泡スチロールのトレー
- ストロー
- ビニールテープ
- ハサミ
- 油性ペン
- グルーガン(あれば)
金魚すくいの作り方
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ペットボトルのキャップ2個を組み合わせて、ビニールテープでグルグルと巻きます。最後に飾り用の尻尾を作っておきましょう。 -
発泡スチロールトレーを丸く切り、油性ペンで目玉をかいてグルーガンなどで貼り付けると、オタマジャクシや金魚ができあがります。 -
ストローは適度な長さでカットし、曲がった部分はエビに、端に切り込みを入れてイカやカニを作ってみましょう。油性のサインペンで顔をかくと表情がでて面白いです。 -
発泡スチロールのトレーは底の平らな部分を魚の形に切り出します。 -
油性のサインペンで目玉やウロコをかくと、簡単に水面に浮かぶ魚が作れます。発泡スチロールのトレーは子供でも簡単にハサミでカットできますので、いろいろな形の魚を作ってみてください。 -
3種類の廃材から作った金魚すくいのパーツが完成しました!
金魚すくいの遊び方
水遊び用のビニールプールや浴槽の水面に浮かべて遊びましょう。魚をすくう網は、台所にある水切りザルやアクすくいを使うと簡単です。自作する場合は、針金などで作った金魚すくい用の枠にいらなくなったストッキングを被せれば作れます。
廃材で作った魚はとても軽いので、水からすくおうとするとスルスルっと逃げていく様子が、子供たちに大人気です。難易度を変えたい場合は、水が切れるザルよりも、水ごとすくうお玉を使ってみてください。
牛乳パックで作る!クルクル水車
子供は動きがあるおもちゃが大好きですから、水の力で動く水車も水遊びにおすすめです。
牛乳やジュースなどの飲み物が入っている紙パックは水に強いので、繰り返し遊んでもヘタレない水遊び用おもちゃができあがります。
クルクル水車の材料
- 紙パック 2個
- 竹串
- ビーズ 2個
- ハサミ・カッター
- キリ(または目打ち)
- ビニールテープ
- ホッチキス
クルクル水車の作り方
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牛乳パックのうち1個は、水車の土台になります。対角線上に1.5cm程度の幅の柱を残して、不要な部分はハサミなどを使って切り取ります。土台の水受け部分の側面にキリで2~5個の排水用の穴を、柱の部分に水車の軸を通す穴をそれぞれ空けておきましょう。 -
残った牛乳パックは切り開き、5cmの幅で2枚のパーツを切り取ります。これが水車の羽根(歯車)になります。 -
パーツに蛇腹状の折り目を入れます。 -
2枚のパーツをビニールテープで貼り合わせて羽根の形に畳み、それぞれの羽根をホッチキスでしっかり止めます。 -
できあがった羽根を竹串に通して土台にとめ、ビーズとボンドで両端を固定します。不要な部分の竹串をハサミで切り取れば、水車の完成です。
クルクル水車の遊び方
水車の羽根の部分に水をかけると、クルクルと勢いよく羽根が回ります。水受け部分にあけた穴からは水圧で水がピューっと飛び出すのがポイントです。
水受け部分を深く作り、穴を大きめに開けるほど水に勢いがでます。お風呂嫌いな子でも飛び出る水に喜んでくれるので、水嫌いの克服にも使えます。所要時間10分程度で作れるので、子供1人に1個作ってあげるのもおすすめです。
廃材で知育!水の反動でスイスイ進む船
男の子向けの水遊び用おもちゃといえば、定番は人気の船でしょう。
ただ水面に浮かんでいる船でも子供は充分楽しめますが、水を利用してスイスイ勝手に動く船であれば、子供の知育や理科教育(作用・反作用の原理)にもなります。
スイスイ進む船の材料
- パックご飯のプラスチックトレー
- 豆腐のプラスチックトレー
- ヨーグルトのカップ
- ストロー
- ハサミ・カッター
- グルーガン
スイスイ進む船の作り方
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パックご飯のプラスチックトレーに、カッターを使ってストローが通る穴を開けます。 -
豆腐のプラスチックトレーの側面、底の中央にも、ストローが通る穴を開けてストローを通します。 -
豆腐のトレーをご飯のトレーにグルーガンでしっかりと接着します。ストローの不要な部分は切り取り、トレーとの接合部はグルーガンで水が漏れないように隙間を埋めておきましょう。 -
ヨーグルトのカップの底に穴を開け、豆腐のトレーにグルーガンで接着します。これで船の完成です。 -
ビニールテープなどを使って飾ってみました。
スイスイ進む船の遊び方
ヨーグルトのカップ部分に水を入れ、そっと水面に浮かべてください。水がストローから勢いよく飛び出し、その反動で船がスイスイと前に進みます。
この船は、水の力で進むロケットのような仕組み(作用・反作用の原理)を体感できる知育玩具です。動く仕組みだけでなく、船のバランスのとり方やデザインを子供に考えさせるのも、良い勉強になるはずです。
水遊び用の船を作るときに気をつけなくてはいけないのは、バランスをしっかり考えることです。一方の部分にパーツが集中してしまうと重さのバランスが崩れ、水がトレーに入って沈んでしまいます。
水をためる部分と吹き出し口の高低差があったほうが前に進みやすいのですが、あまり高さを作ってしまうと船がひっくり返ってしまうこともあります。
他にもマグネットと使ったおもちゃなど知育になる手作り玩具は色々ありますので、一緒に手作りして作る楽しさや身近な物の不思議な力への興味を膨らませてあげましょう。



