ファーストトイに何を選んだ?赤ちゃんのための手作り体験談
ファーストトイはその名の通り「初めてのおもちゃ」。赤ちゃんが初めて触れるおもちゃは手作りで!そんなふうに考えている人は、先輩ママの体験談を参考にしてみましょう。
ママの愛情がたっぷり込めてある初めてのおもちゃは、きっと子供にとっては一番のお気に入りになるはず!
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簡単で喜ぶファーストトイの手作り体験談
先輩ママ達は一体どんなファーストトイを手作りしたのか、気になるところです。
今回の体験談ではぬいぐるみ(編みぐるみを含む)、にぎにぎ、布絵本、ベッドメリーがありました。特に毛糸やフェルトを使ったぬいぐるみが手芸や編み物初心者のママも作りやすく、赤ちゃんにも好評のよう。小さなサイズで作ればにぎにぎの代わりにもなるため、一つ二役で便利です。
ぬいぐるみ・編みぐるみ
愛するわが子に可愛いぬいぐるみを作ろうと考えるママも少なくありません。ママの好きな動物や、子供が気に入りそうな動物などをモチーフにしてみましょう。
また、編みぐるみの場合は他に何かベビー用品を作っていて、その余った毛糸を使うケースも。簡単に可愛く作れる編みぐるみは初心者にも人気です。
息子に猫のマスコット
出産前からつわりや逆流性食道炎に苦しんで何も手作りの小物が準備できなかったので、出産後に子供が遊べる物を作りたいと思いました。
大の猫好きの私が選んだファーストトイは、猫のマスコット人形。作る際の工夫は、はっきりした色を選んだことと、目の部分をボタンにしたので、取れて飲み込んだりしないようにしっかりと取り付けたことです。
型紙を適当に作ってしまったので、綿を入れたらボディがおかしくなってしまい、もっと出来上がりを考えて作ればよかったと少し後悔しました。
手作りして良かったのは、子供が遊んでくれた時に大きな喜びを味わえたこと!下手だからとか、苦手だからという理由で作ろうか悩んでいる人も、簡単な物でもいいので作るべきだと思います。自分で作ったおもちゃで子供が遊んでいる姿を見ると、より愛おしく感じますし、良い思い出にもなります。
編みぐるみのファーストトイ
娘にケープを編んだ毛糸が余ったので、編みぐるみを作ろうと思いました。
手芸屋さんで中に入れるガラガラと綿を買ってきて、それを編んだ羊の中に入れました。かぎ編みののうが簡単ですが、硬い印象になるため棒編みで作れるものを探した結果、羊の編みぐるみを発見。図書館にあった本の中ではその編み図しか見つけられず、選択の余地なく羊の編みぐるみを作ることに。
本の通りに作りましたが、羊に見えないのでボタンで目でもつけようと思ったものの、赤ちゃんが誤飲する危険性を考えてやめました。
毛糸は洗えるものですが、カラガラは厚紙で作った筒のなかに鳴るものが入っているタイプ。作り終えてからプラスチック製のガラガラだったら、丸ごと洗えたのにと後悔しています。
その編みぐるみを持って出かけることもありますが「作ったんですか?」などと他のママさんから声をかけてもらうと、会話のきっかけになります。大人同士繋がれば、ゆくゆくは子どもにも友だちができます。私も子どもができるまで一切手芸はしたことがありませんが本を読むだけで意外と簡単に作れますから、ぜひ作ってあげてくださいね。
編みぐるみのアンパンマン
ファーストトイ手作りのきっかけは、子供のお昼寝の時間に始めた編み物でした。せっかくできた自分の時間に何かしたくて考えた時、編み物ならミシンも買わなくてもいいし、すぐに片付けられるからいいと思い始めました。上の子が赤ちゃんの時なので、今から10年くらい前です。
初めて作ったのは、クリスマスツリーにかけられるようなくつ下でした。それが上手くいったので、次に子供の喜びそうな物をと考え、女の子だったこともありぬいぐるみを作ることにしました。
編みぐるみの本を買って少し練習してみると編み方はとても簡単!目を増やしたり減らしたりするだけだったため、これだったらと娘が好きなアンパンマンに決定。以前アンパンマンミュージアムで楽しそうに遊んでいたので、喜んでくれるかなと思いながら編みました。本にはスカートなどの編み方もあり、アンパンマンの衣裳を編む際に役立ちました。
ただ一つ失敗したのが、かなり普通の体型の編みぐるみになってしまったことです。キャラクターは大抵頭でっかちなことが多く、そのほうが可愛らしいのですが、私が作ったのは頭だけでなく、体も大きくて全体的に大きな編みぐるみになってしまい、子供は不思議そうに見ていました。
でも、それがきっかけで不器用だった自分が編み物や手芸等をやるようになり、少し趣味が増えて良かったと思います。不器用でも簡単に楽しめたので、編みぐるみはおすすめです。
編み物にハマったので編みぐるみ!
妊娠8ヶ月くらいになり、産休に入るとともに来たのは暇で仕方のない1人の時間。元々1人になるとネガティブ思考になりやすいタイプの私は、何か集中出来ることを探さねば!と思い、子供のために出来る編み物を始めました。
全くの初心者なのですがユーチューブを見て必死にやり始めたら、これがハマりまくり!おくるみや帽子、編みぐるみを作りました。不器用な私に可愛い顔は作れなかったけれど、これはこれで味があると思っています。このあみぐるみはニギニギにもなるくらいの太さなので赤ちゃんが握ってくれるかなと期待しています。
ただ一つ失敗したなと思ったのは、カラカラとなる鈴を入れ忘れて無音なこと。次作るときは、忘れずに鈴を入れなければ!
これを作って良かったなと思うのは、編み物タイムがわが子を思う特別に楽しい時間になったことです。このおもちゃで遊ぶ子供の様子を見るのも、きっと素晴らしい時間になることでしょう。不器用な私でも出来たので皆さんも是非チャレンジしてください!
にぎにぎ
赤ちゃんが握って遊べる「にぎにぎ」。サイズも小さめで比較的作りやすいため、おすすめです。モチーフを変えながら、いくつか作っても良いかもしれません。
娘の初めてのお友だちはママ手作りのゾウさん
産休に入り、時間に余裕ができたので産まれてくる赤ちゃんに手作りのおもちゃを作ってあげたいなと思い、ファーストトイを作りました。
私が作ろうと選んだのは、ゾウさんのにぎにぎです。裁縫初心者でも簡単に作れるかなと思ったのと、赤ちゃんといえばゾウさんというイメージがあったのでそれにしました。
工夫として、少しでもかわいらしさが出るようにと目の刺繍を丁寧にするように心がけました。最初だったので一つしか作りませんでしたが、ウサギやひよこなど他の動物も一緒に作ったら良かったかなと後から思いました。
手作りのファーストトイは赤ちゃんの事を思いながら作るので、作っている時から幸せな気持ちになれます。そして、作ったもので遊んでくれると、市販のおもちゃでは感じられない特別感を味わうことができるのが手作りファーストトイの良さだと思います。自分で作ったおもちゃで遊んでいる子どもの姿を見るとすごく嬉しいですよ。
また、遊び方が変わることで、子供の成長を感じることができます。ぜひ、作ってみてください。
ファーストトイは愛情こめて手作りに。
子供を妊娠して初めて買った、妊婦さん向け雑誌にファーストトイの手作りキットがついていました。ひつじとライオンのにぎにぎを作れる布など一式が揃っていたため、女の子だったのでひつじのにぎにぎを選びました。
雑誌にも書いてありましたが、初めて赤ちゃんが触るおもちゃは、お母さんが妊娠中に赤ちゃんの事を思って愛情込めた手作りの物が良いと思ったので早速作りました。学生時代に裁縫したきり、やったことのない私でしたが下手なりに時間をかけて丁寧に作りました。
鈴をつければリンリン音がしてもっと楽しかったかな?と作り終わってから思いました。
作っている時間も、赤ちゃんを思いながら幸せな時を過ごすことができました。上手ににぎにぎ出来たのは、4ヶ月くらいしてからでしたが、遊んでくれる姿を見て手作りして良かったなと思いました。ファーストトイに迷っているママは、手作りのおもちゃがおすすめです。赤ちゃんもママも思い出に残ると思います。
布絵本
赤ちゃんのためのファーストトイとして、布絵本も人気があります。ベースは布で作りますが、手触りの異なる生地をいくつか使ったり、音の鳴るアイテムを使ったりすると五感の発達を優しく促しながら楽しめるでしょう。
ファーストトイに布絵本を
妊娠中仕事をしていなかったので、時間に余裕もあり、子どものために何か作ってあげたいと思いました。凝ったおもちゃは子育てを始めたら絶対に作れなくなりますし、また長く使えるものを考えた結果、布絵本を作ることにしました。
手でさわった時に色々な感覚が伝わるように様々な材質の布を使うようにしました。初めて布絵本を製作したので、型紙通りに切り、縫い合わせていきました。しかし、もっと音の鳴るギミックや紐をたくさん付けたり工夫すれば良かったなと思います。
赤ちゃんのうちはただただ戯れるだけで感触を確かめている感じでしたが、少し大きくなってママの手作りだとわかるようになると、それだけでうれしいみたいで、たまに出しては遊んでくれています。そういう意味で作って良かったなと思います。親が作ってあげたというだけで子どもにとってはよい思い出になるみたいです。簡単なものでいいので、どうぞ作ってあげてください。
子供に見せてあげたい布絵本
子供を授かったと知ったとき、ぱっとおもちゃを手作りしたいと思いました。市販のものやプレゼントで頂いたものも素敵ですが、愛情を込めて手縫いで何か作りたいなと。
そこで考えたのが、布絵本です。自分で持って読むようになるのはだいぶ先ですが、フェルトでできた絵を眺めさせたり触れさせたりするだけで、脳と心の発達に役立つかなと思ったのです。私の好きなものや子供に教えたいものを題材選びました。全部フェルトにするのではなく、一部分生地の素材を変えたり、押すと音が鳴るような仕掛けを作ったり遊ぶこともできる内容にしました。
子供に伝えたい題材が多すぎてページが増えてしまい、分厚い束をまとめるのに苦労しました。もっと内容を絞って何冊かに分けてもよかったかなと後悔しました。
手作りゆえに不格好な部分もあるものの、そこに愛着がわきますし、愛情がいっぱいこもっていますから親にとっても子供にとっても良い思い出になるのが手作りのファーストトイの醍醐味ではないでしょうか。「市販のものみたいにうまく作れない」なんて思わずに、作ってみればなんとかなりますし、何より作っている時間が幸せできっと一生忘れない時間になりますよ。
ベッドメリー
ベッドメリーは、主に「ねんね期」の赤ちゃんのためのおもちゃで、ベビーベッドに取り付けたり、天井から吊るしたり、時には壁にかけたりして使います。
基本的には見て楽しむことが中心になりますが、オルゴールを取り付ければメロディを聞くことができますし、赤ちゃんの手の届く場所に設置すればぶら下がっている飾りに触れることもできます。
ベッドメリーを手作り
わたしは産まれてくる息子の為に、オルゴール付きのベッドメリーを手作りしました。ネットショップで可愛いベッドメリーを探していたところ、好みのものはどれも高く、節約したかった事と偶然見つけた「星の王子様」のベッドメリーに一目惚れして手作りすることに決めました。
長らくお裁縫をしていなかったので、学生の時に教えてもらったステッチ縫いをネットで調べてパーツごとに型紙を作りながら進めていきました。ステッチ縫いなら縫い目が見えても可愛いし、簡単なので満足な出来になりました。修正点としては吊るすひもをもっと可愛いものにすればよかったなと思います。
息子が産まれ、今は2ヶ月なのですが、ちょっと手が離せないときなどにベッドメリーを回してあげると、1人で声を出しながら見ていてくれます。その姿を見ると作ってよかったなと改めて思うので、「ちょっと出来が悪いかな」とか「手芸が苦手」という方でも挑戦するといい思い出になると思います。
100均のフェルトで作成
もともと洋裁が好きだったので、作れそうなものは何でも作ろうと思いベッドメリーも作りました。
ベッドメリーを手に届く場所に置くわけではなかったので素材は特にこだわらず100均のフェルトを使用し、なるべくカラフルにしたかったのでいろんな色を使いました。雲や雨に綿を入れその周りをくっつける際に、両面テープを使用した箇所がありますが失敗でした。最初は大丈夫でも日がたつにつれて外れてきてしまったので、多少面倒でもミシンや手縫いでしっかり縫い付ければよかったです。
ベッドメリーを買うのは簡単ですが、どういうデザインにしよう、何を作ろうと考える時間はとても楽しかったです。使うのは一瞬かもしれませんが、部屋に飾るとたくさん写真にもうつるのでとても良い思い出になると思います!
ファーストトイで何を作るか選ぶコツ
ファーストトイを手作りする時、何を作るか悩んでしまうこともあります。一口におもちゃと言っても色々な種類がありますが、手作りする場合は安全性に優れていてママが作りやすく、赤ちゃんも喜んで遊んでくれそうなものを選ぶことなどが大切です。
ファーストトイを選ぶ際のコツを見てみましょう。
安全なもの
赤ちゃんのおもちゃ選びで一番大切なことは、安全であること。手作りする場合は、特に気をつけなければいけません。
フェルトや布など生地の素材に気をつけたつもりでも、細いものだと首に巻きついてしまったり、小さなものだと誤飲してしまったりする危険性もあるため、形状や大きさにも充分な注意が必要です。
赤ちゃんのおもちゃとして「安全なもの」ということを意識して、どんなものを作るか考えるようにしましょう。
カラフルなもの
生後間もない赤ちゃんはまだ目が良く見えていませんが、生後1~2ヶ月頃からは少しずつ視力が上がってきて、色も分かるようになってきます。
ですから、ファーストトイはできるだけ様々な色が入ったカラフルなものを選ぶことをおすすめします。カラフルなおもちゃを見たり、それに触れたりすることで脳への良い刺激にもなります。
音の鳴るもの
視力は産まれてから徐々に上がっていきますが、聴力は産まれた時点である程度発達していると考えられています。まだ聞き慣れていない大きな音は良くありませんが、色んな種類の音を聞かせてあげることはとても大事です。
中に鈴が入っているなど、音の鳴るおもちゃに喜ぶ赤ちゃんも多いはず。心地よく、優しい音色が出るものを選びましょう。
触り心地が良いもの
触り心地も、おもちゃ選びの重要なポイントの一つです。最初に触れるおもちゃはやわらかく、優しい感触のものが良いでしょう。ふんわりとした布製のものなどは手のひらへの刺激も強すぎないので、おすすめです。
今回お寄せいただいた体験談の中でも、毛糸や布製のぬいぐるみ、布絵本を手作りしたママがいました。やはり、ファーストトイには優しい肌触りのものが好まれています。
手作りしやすいもの
赤ちゃん目線でのおもちゃ選びのコツを見てきましたが、ママが手作りしやすいものという点を忘れてはいけません。こんなものを作ってあげたい!と思っても、作り方が難しければやめておこうと思ったり、途中で挫折してしまったりする場合もあるでしょう。
これなら大丈夫!というような、できるだけ簡単に作れるものを選んでください。妊娠中に作り始める人もいると思いますが、根を詰めずにママ自身も楽しく作れるものにしましょう。
ファーストトイ用のキットなども色々販売されているので、手芸が苦手なママはそういうものを利用するのも良いかもしれません。キットならおもちゃ作りに必要な材料が揃っているので、すぐ作り始めることができます。
ファーストトイを手作りするメリット
わが子のために何か手作りのものをと考えて、ぬいぐるみや絵本、にぎにぎなどを作るママは多いです。もちろん既製品にも子供が喜ぶものは色々ありますが、ママお手製のファーストトイにも嬉しいメリットが!
手作りファーストトイのメリットをいくつか紹介しましょう。
たっぷりの愛情を込められる
おもちゃに限ったことではありませんが、手作りの良さはなんと言ってもたっぷりの愛情を込められること。初めて触れるファーストトイだからこそ、ママの思いをぎゅっと詰め込みたいものです。
作っている最中から、子供の喜ぶ姿を思い浮かべるとワクワクしていまいます。わが子のことを思いながら手作りするおもちゃは、少しくらい不格好な仕上がりでもかまいません。子供にとってはママが作ってくれたということだけで、最高のおもちゃになるんです。
扱いやすい
「実際に遊ばせてみたら、この部分がちょっと危なかった」「汚れが気になるけど、洗濯できない」既製品にはこのようなケースも見られます。良いと思って購入しても、使ってみると気になることが出てくるものです。
その点、手作りなら赤ちゃんが危なくないように、かつママも扱いやすいように使う素材などに気を配りながら作ることができます。
好みに合わせられる
喜ぶだろうと思って購入したおもちゃで全然遊んでくれないこともあります。せっかく購入したのに、ママはショックを受けてしまいます。それがファーストトイとくれば、なおさらのことでしょう。
手作りファーストトイの場合、赤ちゃんの好みに合わせられることが大きなメリットと言えます。たとえば、お気に入りのタオル地を使ったぬいぐるみや、音が鳴るものが好きそうなら鈴を使ったにぎにぎなど、子供が気に入るような工夫をして作ってみてください。