赤ちゃんのおもちゃを手作りに関する記事

意外と簡単!赤ちゃんの手作りおもちゃアイデアと年齢別の安全な遊び方

意外と簡単!赤ちゃんの手作りおもちゃアイデアと年齢別の安全な遊び方

「手作りおもちゃって難しそう」と思っているママへ。キットがなくても不器用さんでも大丈夫!発達心理の視点から見る手作りおもちゃの知育効果や、パパと一緒に作るコミュニケーション術まで徹底解説します。

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意外と簡単!赤ちゃんのおもちゃを手作りしてみましょう

3歳以上になると、ブロックやお人形など長く飽きずに遊べるおもちゃが必要になりますが、0歳~2歳の赤ちゃんには、その時々の発育段階に応じたおもちゃが数ヶ月単位で必要となります。「せっかく高い知育玩具を買ったのに、すぐに飽きて遊ばなくなってしまった」と嘆くママの声を、子育ての現場ではよく耳にします。

数日から数カ月しか使わないおもちゃに高価なものを次々と与えるのは、少しもったいないと考えてしまいますよね。そこで大活躍するのが、家にある身近な素材でサッと作れる「手作りおもちゃ」です。赤ちゃんの身体的・精神的発育にも役立ち、なおかつお財布にもやさしい手作りおもちゃは、ママの強い味方になってくれます。

「でも私、お裁縫や工作は苦手だから…」と心配する必要はありません。今回は、不器用なママでも5分で作れる簡単なものから、少しだけ手をかける可愛いアイデアまでたっぷりご紹介します。お子さんの発達に合わせた遊び方の声かけや、パパを巻き込む工夫も交えて解説しますので、ぜひ楽しみながら読んでみてくださいね。

なぜ手作りおもちゃがおすすめ?発達・心理の視点から解説

手作りおもちゃの最大の魅力は、なんといっても「今のわが子にジャストフィットするものを作れる」という点です。市販のおもちゃは対象年齢の幅が広く作られていますが、手作りなら「今週はペットボトルのキャップを開け閉めするのにハマっているな」と思えば、その動きに特化したおもちゃをすぐに用意してあげることができます。

発達心理学では『アフォーダンス(物が人に特定の動作を促す性質)』という考え方が知られています。手作りおもちゃの温かみのある不規則な形や、身近な素材の感触は、家庭の場面では子供の「触ってみたい!」「動かしてみたい!」という自発的な探求心を引き出す姿として表れます。この理解があると、市販の完璧なプラスチックおもちゃにはない手作りの良さへの向き合い方が変わってきます。

また、ママやパパが目の前で自分のためにおもちゃを作ってくれる過程を見ることも、赤ちゃんにとってはワクワクする最高のエンターテイメントになります。今日の午後、まずは空っぽのペットボトルを1本用意して、赤ちゃんの目の前でコロコロと転がして見せてあげてください。

【対比表】やりがち!手作りおもちゃのNGな作り方と安全な工夫

赤ちゃんのおもちゃを手作りする際、最も気をつけなければならないのが「安全性」です。良かれと思ってやった工夫が、思わぬ危険を招くことがあります。NGな作り方と安全な工夫を対比表にまとめました。

やりがちなNGな作り方 赤ちゃんへの危険性 安全な対応・工夫
ビーズや豆を入れた容器のフタをそのまま閉める 赤ちゃんがフタを開けてしまい、中身を誤飲する恐れがある フタの周りをビニールテープや接着剤で二重・三重にがっちり固定する
可愛いからと小さなボタンや飾りを布に縫い付ける 引っ張ってちぎれたパーツを飲み込んでしまう 飾りはフェルトをしっかり縫い付けるか、刺繍でデザインを描く
トイレットペーパーの芯をそのままむき出しで使う よだれで紙がふやけ、ちぎれた紙の破片を食べてしまう 布や透明なOPPテープで表面を隙間なくコーティングする
壊れたおもちゃを「まだ遊べるから」と放置する 割れたプラスチックの鋭利な破片で手を切ってしまう 手作りおもちゃは消耗品と割り切り、少しでも壊れたらすぐに捨てる

逆にやってしまいがちなのが、頑丈に作ろうとするあまり、重くて硬い素材(ガラス瓶や分厚い木材など)を使ってしまうことです。これをすると子どもは「落とした時に足に当たって痛い思いをする」と感じ、結果的におもちゃで遊ぶのを怖がる反応につながります。代わりに表にあるように、ペットボトルや布、牛乳パックなどの軽くて安全な素材を選ぶのがおすすめです。手作りする前に、「もしこれを落としたり、舐めたりしたらどうなるかな?」と必ず一度シミュレーションしてみてください。

【0歳児】音が鳴るおもちゃや見て楽しいおもちゃがおすすめ!

新生児のむちっとした可愛い手

0歳のねんね期やお座り期の赤ちゃんは、まだ指先が器用ではないため、振るだけで音が鳴るおもちゃや、メリーなど見ているだけで嬉しくなるおもちゃが大好きです。視覚や聴覚から多くの刺激を受けるのも、0歳児の大きな特徴です。

同じおもちゃでも、生後3ヶ月と生後8ヶ月では遊び方の理由が異なります。生後3ヶ月ごろは「音が出る不思議さ」という反射的な好奇心が背景にあり、生後8ヶ月ごろは「自分が振るから音が鳴るんだ」という原因と結果の法則(因果関係)を学ぶという理由になっていることが多いのです。

簡単マラカス

小さな赤ちゃんの未発達な手でも握りやすいように、持ち手となる細い部分を作ることがポイントです。音がするだけの単純なおもちゃですので、作り方も非常に簡単で5分もあれば完成します。

材料

  1. 350ml~500mlの空きペットボトル(できればくびれがある持ちやすい形状のもの)
  2. 小豆、お米、ビーズ、短く切ったストローなど適量
  3. マスキングテープやビニールテープ(カラフルなもの)

作り方
まず、ペットボトルをよく洗って完全に乾燥させます(水分が残っていると中身がカビる原因になります)。中に米粒や小豆、ビーズなどを少しだけ入れ、ふたを閉めます。ふたが何かの拍子で開いてしまうと誤飲の危険があり危ないので、ふたの周りをマスキングテープやビニールテープで絶対に開かないようにしっかりと巻きつけて止めておきましょう。

中に入れるもので「シャカシャカ」「カラコロ」と音が変わりますので、何種類か準備しておけば赤ちゃんも飽きずに楽しんでくれますよ。遊ばせる時は、「シャカシャカ、いい音がするね〜!」と笑顔で声をかけながら、ママが最初に振って見本を見せてあげてください。

にぎにぎ

赤ちゃんの柔らかな手に優しく触れる布製の「にぎにぎ」を、手作りして見るのはいかがでしょうか。タオルやフェルトなどで、お裁縫が苦手なママでも簡単に作ることができます。

材料

  1. 布(赤ちゃんの肌に優しい綿素材やガーゼ、ハンドタオル程度の大きさで十分)
  2. 手芸用の綿
  3. プラスチック製の鈴(錆びないもの)

作り方
作り方は、布に動物の顔やドーナツ型(円)などを描き、中央部に赤ちゃんの手が入るスペースを切り抜きます。縫い合わせることができるように、同じ形を2枚切り抜きましょう。そして、縫い目が中になるように裏返して縫いながら、少しずつ綿と鈴を詰めます。鈴が布の表面に直接あたってしまわないように、綿で優しくくるみながら中心に詰め込むようにしましょう。

生後3カ月頃までは、まだ視力が弱く、赤や黒などの濃い色にしか反応を示さない赤ちゃんが多いです。淡いパステルカラーは親目線では可愛いですが、まずは赤ちゃんが見つけやすい濃い原色の布で作って見ましょう。パステルカラーは視力が発達してくる6カ月以降の赤ちゃんにおすすめです。「くまさんのお顔、ニギニギしてみようか」と赤ちゃんの手のひらにそっと添えてあげてください。

【1歳児】動くものがおすすめ!好奇心をくすぐるおもちゃ

なんでも口に入れてしまう子供

1歳を過ぎてハイハイや歩き始めの時期になると、だんだんと視野が広くなり、動くものに強い興味を示していきます。1歳児のおもちゃはただ触るだけでなく、アクションに対してリアクションがある動くものが適しています

子育ての現場でよくあるのは、せっかく作ったおもちゃを子供がすぐに放り投げてしまい、ママがガッカリしてしまうケースです。良かれと思った手の込んだおもちゃが、子どもには「遊び方が複雑すぎて分からない」と映ってしまい、かえって興味を失う原因になることがあります。1歳児には直感的にパッと遊べるシンプルな仕掛けが一番です。

牛乳パック船

毎日の退屈なお風呂タイムが、魔法のように楽しい時間に変わる水遊び用のおもちゃです。

材料

  1. 洗って乾かした牛乳パック
  2. 風船(色鮮やかなもの)
  3. 曲がるストロー
  4. 輪ゴム

作り方
牛乳パックを縦半分に切り、船の土台を作ります。つぎに、風船の口に輪ゴムを用いてしっかりとストローを隙間がないように留め、輪ゴムで留めた部分を牛乳パックの底部にテープで固定させます。ストローから空気を吹き込んで風船を膨らまし、お風呂のお湯に浮かべると、風船から空気が抜ける勢いですいすい進む船に変身します!

ストローの先端部分が赤ちゃんの目に入らないように、遊ばせる時はママが必ず隣で見守り注意をしましょう。「お船がブップーって進むよ!待て待て〜」と、お風呂の中で追いかけっこをして遊ぶと大喜びしてくれますよ。

靴下パペット

お話を聞かせるときや、イヤイヤ期に差し掛かった赤ちゃんに語りかけるときに、パペットを使うと赤ちゃんも大喜びして言うことを聞いてくれる魔法のアイテムです。

材料

  1. 不要になった大人の靴下(カラフルなものや柄物がおすすめ)
  2. フェルトや布きれ(目や口などの顔のパーツ用)

作り方
作り方は本当に簡単、不要な靴下のつま先部分に目や口、耳などを貼りつけるだけです。裏が接着面になっているシールタイプのフェルトを使用すると、針と糸を使わずにさらに簡単に作ることができます。

靴下パペットを手にはめて、「〇〇ちゃん、一緒にお着替えしようワン!」と赤ちゃんにいっぱい話しかけて、いっぱいスキンシップをとりましょう。ママから直接言われると嫌がるお着替えや歯磨きも、パペットからのお願いならすんなり聞いてくれることが多いですよ。

【2歳児】ストーリー性があるものや、繰り返し遊べるもの!

ティッシュを引き出す遊びを覚えた子供

言葉が爆発的に増え、「ごっこ遊び」が盛んになる2歳児。遊びにも単なる反復ではなく、意味のある反復行為やストーリー性を求めはじめる時期です。手先の器用さもグッと増すので、おもちゃ作りも少し工夫を凝らしたいですね!

フェルト絵本

温かみのあるフェルトで、仕掛けいっぱいの布絵本を手作りして見ましょう。赤ちゃんを主人公にした世界で一つの絵本を作って見るのはいかがでしょうか。

フェルトで作りますのでかなり厚みが出てしまいますから、ページは重くなりすぎない8ページ以内が理想的です。綿を貼りつけてフワフワの雲にしたり、お人形を出し入れできるポケットをつけたり、大きめのボタンをはめたり、スナップボタンを留めたりするページを作るなら、ストーリー性だけでなく手指の巧緻性(器用さ)の訓練にもなります。

この場合も、裏が接着面になっているフェルトを利用すると、手軽にかわいい絵本が完成します。「くまさんが、ポケットのおうちからこんにちは〜!」と、めくるたびに楽しいストーリーをアドリブで聞かせてあげましょう。

ペットボトルボウリング

空のペットボトルをボウリングのピンに見立てて遊ぶ「ペットボトルボウリング」も、2歳児から5歳児まで長く遊べる楽しいおもちゃです。ペットボトルマラカスと同様に、中に音がするビー玉などを入れると、倒れた時にカランと音がして視覚的にも聴覚的にももっと楽しくなります。中を開けてしまわないように、テープでふたをしっかりとめることを絶対に忘れないでください。

発達の観点から見ると、この時期の子どもは「目標に向かって体をコントロールする力」が育つという段階にあります。体幹のバランスを保つ力が育ち切っていないため、最初はボールがあらゆる方向に飛んでいく行動が出やすく、だからこそ「当たったね!すごい!」と結果ではなく挑戦したことを褒める関わり方が合いやすいのです。

ペットボトルボウリングは、ボールを狙った方向に転がし目標物に当てるという運動機能の訓練にもなりますが、倒れたピンを使って、数字や計算の概念を覚えさせる知育にも活用できます。ピンが何本倒れたか、残っているピンは何本かをすぐに言えるようになったら、今度はピンに1〜10の数字を付けて点数制で遊ぶのも良いですね。

パパも一緒に!おもちゃ作りを通じた家族のコミュニケーション

手作りおもちゃの醍醐味は、作る工程そのものを家族のイベントにしてしまえることです。「ママは裁縫、パパは工作」と役割分担するのも良いでしょう。

パパや祖父母と「手作りおもちゃの工作」について関わり方をそろえると、子どもにとって「みんなで自分のために作ってくれた特別なおもちゃだ」という安心感と愛情につながります。家庭内で休日にパパと一緒に段ボールハウスを作る方針を共有しておくと、パパが育児に主体的に関わる場面でとても良い効果が出やすくなります。

今度の休日は、通販で届いた大きな段ボール箱をリビングに広げて、パパに「窓とドアの形にカッターで切ってくれる?」とお願いしてみてください。パパが作った段ボールの秘密基地に、子どもは大興奮間違いなしです!

赤ちゃんの手作りおもちゃに関するよくある質問(FAQ)

Q:手作りおもちゃの消毒やお手入れはどうすればいいですか?

布製のおもちゃ(にぎにぎやフェルト絵本など)は、赤ちゃんが舐めることを前提に、洗濯ネットに入れてこまめに丸洗いできる構造にしておくのがベストです。ペットボトルや牛乳パックのおもちゃは、赤ちゃん用のノンアルコール除菌シートでサッと拭き取って清潔を保ちましょう。汚れが酷くなったら新しいものを作り直せるのが手作りの強みです。

Q:不器用で見た目が不格好になってしまいます…

全く問題ありません!赤ちゃんは市販品のような完璧な形や美しさを求めているわけではありません。ママが作ってくれたという愛情や、触った時の楽しい感触が何よりの刺激になります。いびつな形の動物の顔でも、赤ちゃんにとっては世界一可愛いお友達になりますよ。

Q:手作りおもちゃのアイデアはどこで探せばいい?

InstagramやPinterestなどのSNSで「#手作りおもちゃ」「#知育おもちゃ」と検索すると、100円ショップの材料だけで作れる素晴らしいアイデアが無限に出てきます。児童館や子育て支援センターに置いてある手作りおもちゃの構造をこっそり真似させてもらうのも、手軽で確実な方法です。

Q:兄弟がいる場合、手作りおもちゃで喧嘩になりませんか?

年齢が離れている場合、上の子が下の子のおもちゃを取り上げてしまうのはよくある光景です。そんな時は「お兄ちゃん(お姉ちゃん)、〇〇ちゃんのために一緒におもちゃ作ってくれる?」と、上の子を「おもちゃ作りのアシスタント」に任命して巻き込んでしまいましょう。自分で作ったおもちゃなら、優しく貸してあげられるようになりますよ。

まとめ:キットが無くても大丈夫!作る過程も親子の思い出に

赤ちゃんの手作りおもちゃのキットなどもお店で売られていますが、ここでご紹介したものはどれも、家にある廃材や100円ショップで買える材料で簡単に作ることができるものばかりですので、高価なキットや難しい説明書は一切不要です。

角やちくちくした部分がないように、口に小さな部品が入らないようにという「安全性」の配慮さえすれば、全て赤ちゃんにとっては最高に嬉しい遊び道具になります。けっこう沢山の人が赤ちゃんのために玩具を手作りしてるんです!

完璧なものを作ろうとプレッシャーに感じる必要はありません。途中で失敗しても、「あれ?うまくいかないね」と笑い飛ばせるのが手作りの良いところです。赤ちゃんの嬉しそうな顔や驚いた表情を思い浮かべながら、ぜひ次の週末に、お子さんと一緒に楽しくおもちゃ作りに挑戦してみてくださいね。

この記事を書いたライター
木村さくら

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。