ワニのおもちゃにハラハラ・ドキドキ!大興奮する手作り玩具3種
子ども達の身近なおもちゃには、可愛い動物をモチーフに使ったものが多いのですが、その一方で人気があるのが、怖~いワニをモチーフにしたおもちゃ。
3歳過ぎの幼児はスリルを好む傾向がありますので、強面のワニがモチーフのおもちゃならハラハラ・ドキドキ大興奮!夢中になって遊んでくれます。
今回は小さな子供が遊べるものから、小学生でも引き込まれるような、ギミック感たっぷりのワニのおもちゃを集めてみました。
パクパクワニさん手人形
最初にご紹介するのは、ティッシュの空き箱を使ったとっても簡単なワニモチーフのパクパク人形です。歯ブラシを使えば、幼児の歯磨き練習にも使えます。
幼児期は見たて遊びやごっこ遊びに夢中になるので、ワニの最大の特徴であるガバっと開く大きな口をイメージして、小さな子どもでも楽しめるおもちゃを作ってあげると喜びます。
手人形の材料
- ティッシュの空き箱
- 色紙・折り紙
- ハサミ
- ノリ
手人形の作り方
- ティッシュの空き箱を中央で切り開き、底の部分だけが繋がった状態で2つに折りたたみます。底の部分にティッシュを持ち上げるための点線が入っている場合には、折り目が弱くなりやすいので、ガムテープを貼って補強しておきましょう。
- 空き箱の周りを、黄みどりや緑などの色紙で覆います。
- 口の中になる部分は、ピンクや赤の色紙色で覆います。
- 色紙などを使って、目や牙などのパーツを作ります。
- ワニの顔をイメージしてパーツを取り付ければ、完成です。
できあがった手人形の開口部に手を入れて、パクパクと口を開け閉めして遊びます。初めのうちはワニの顔を怖がるかもしれませんが、慣れるとワニの口に挟まれることを喜んで大騒ぎしだし、楽しく遊ぶことができるようになります。
ワニさんどーぞ!パックンチョ
夏休みの工作でもおなじみの牛乳パックを使った貯金箱の仕組みを応用すると、ワニが食べ物を飲み込むおもちゃも作れます。牛乳パックなら失敗しても大きな費用の無駄はでませんので、各パーツがスムーズに動くように調整しながら子供と一緒に作ってみるのもよいでしょう。
ワニさんどーぞ!パックンチョの材料
- 牛乳パック
- ストロー
- 竹串
- ビーズ
- 色紙・折り紙
- ハサミ
- ノリ
- セロハンテープ
ワニさんどーぞ!パックンチョの作り方
- 牛乳パックを底から7cm程度の部分で筒状に切断。残った部分は切り開いておきます。筒の部分がワニの胴体のパーツになります。
- 胴体のパーツの真ん中に、ハサミでV字の切込みを入れておきます。
- 次は舌のパーツを作ります。切り開いた牛乳パック4辺のうち、端の1辺を5mm程度折り目より内側に切り、端から5mm幅で5~7回クルクルと巻いたらセロテープで留めます。
- 短めの幅に切ったストローを、舌パーツ中央にセロテープでしっかり留めたら、竹串を2の胴体部分のV字切込みに乗る長さにカットし、ストローに通して先端をビーズでとめる。
- 切り開いた牛乳パックの残りの部分で、ワニの顔パーツを作ります。写真のように下絵を描いて牛乳パックを切り、コの字形に組み立ててセロテープでとめます。
- 2と4と5のパーツを写真のようにセットし、滑らかに動くことを確認できれば仕組みは完成。
- 各パーツに色紙や折り紙を貼り付け、目や牙、手足やお腹などのパーツをノリで貼り付ければ本体の完成です。
- 余った牛乳パックの端を丸く切り取り、絵を描いてワニの食べ物を作ります。軽いと動かないので、牛乳パックの切れ端をクルクルと巻いてオモリを作り、食べ物の絵の裏にセロテープでとめます。
できた食べ物パーツを1枚ずつワニの口に入れて遊びます。ある程度の重さになると舌がクルっと上がり、パーツがワニのお腹の中に落ちます。ワニの牙に触れないように食べ物をあげながら、誰がワニにパクンと食べさせるのかゲームをして遊びましょう。
ワニの口に入れる食べ物のパーツは子どもに絵を描かせてもいいですし、広告などに使われている野菜などを切り抜いて貼り付けるのもおすすめ。食べ物のパーツにつける重みはそれぞれで変えておくと、いつクルっと舌が上がるのか予想がつかず、子どもが盛り上がって楽しく遊べます。
宝を盗め!ガブっとワニさん
ワニをモチーフにした家庭用のおもちゃの中で人気があるのが、「イタイワニー」というおもちゃ。ワニの歯を順番に触っていき、虫歯に触れてしまうと突然ワニの口がガブっと噛みついてくるという、アクション系のおもちゃなのですが、この仕組みを使ってスリル満点のおもちゃを作ってみましょう。
宝を盗め!ガブっとワニさんの材料
- 牛乳パック
- タコ糸
- ビー玉
- 色紙・折り紙
- ハサミ
- ノリ・両面テープ
- キリ
宝を盗め!ガブっとワニさんの作り方
- 牛乳パックの底から10cm程度、中央をギザギザに切ってワニの口を作ります。マジックで分割する目安の線を引いたら、牙のようにギザギザの形を入れます。
- カッターで写真のように切り開いたら、ワニの上アゴがパクパクと開くようにしっかり折れ線を入れておきます。
- 牛乳パックの注ぎ口はワニの尻尾になります。一度切り開いて三角形に切り、セロテープで止めて形を整えます。
- ワニの本体に色紙や折り紙を写真のように貼り、自分のイメージで目や鼻、手足などのパーツを作って貼り付けます。ワニの上アゴと背中(両端から3.5cmあたり)にキリなどを使って穴を開けて、タコ糸を通します。
- ビー玉2個を折り紙で包み、しっかりセロテープで止めて仕掛けのオモリを作ります。
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ワニの上アゴ内部の先端に、両面テープでオモリを貼り付けます。
上アゴのタコ糸は牛乳パックの切れ端で作ったストッパーに取り付け、オモリの下に貼り付けます。
しっぽのタコ糸は牛乳パックの切れ端で作ったカードに取り付けますが、カードを下アゴの先端に置いたときにワニの口が大きく開くように、糸の長さを調節します。 - 折り紙をクルクルと畳んで、ビー玉を入れる部分の仕切りを作ります。下アゴの部分に両面テープで貼り付ければ完成です。遊び始める前に、タコ糸と結んだカードが隠れるように上にビー玉を乗せておきます。
大きく開いたワニの口の中から、宝物に見立てたビー玉を順番に取り除いていくと、カードをおさえている重みが無くなった時点で仕掛けが作動して、突然ワニの口がガブっと閉まります。
ワニに手をかまれないように用心をしながら、ハラハラ・ドキドキしてゲームを楽しみましょう。
ワニの口がスムーズに開け閉めできない場合には、タコ糸が引っ掛かっている可能性があります。背中の尻尾側にあけた穴が小さいと動きが悪いので、キリなどで穴を広げて調整をしてみてください。
仕掛けがうまく動かない場合は、子どもに原因を考えさせ、どんな仕組みで仕掛けが動くのかを子どもにわからせるのも良い学習になります。
ワニの特徴をおもちゃにするから面白い!
幼児期になると徐々に怖い絵本、スリル満点の遊具などへの興味が強くなる子が増えますが、「一時しか使わないおもちゃは買っていられない!」というご家庭も多いでしょう。
でも手作りのワニおもちゃであれば、お金もかからずママも子供も嬉しい!
ただし怖がることを心配して可愛い雰囲気で作ると、イメージが曖昧になりカエルに似てしまうので、気を付けましょう。
動物モチーフのおもちゃを作るときに大事なのは、特徴をできるだけとらえてアピールすることです。ワニであれば、大きな口・鋭い牙、ギロっとした目を活かし、子どもがもつ「ワニ=怖い動物」というイメージそのままに作ると、うまくいきます。