将棋を手作りする方法&遊び方に関する記事

子どもの脳を育む将棋盤・駒の手作りアイデア:直感的思考を鍛える3種の作り方と遊び方

子どもの脳を育む将棋盤・駒の手作りアイデア:直感的思考を鍛える3種の作り方と遊び方

最近話題の「将棋」を家庭の知育に取り入れてみませんか?本記事では、保育や発達心理学の観点から将棋が子どもに与えるメリットを深掘りしつつ、親子で一緒に手作りする手順を写真付きで詳しく解説します。負けて泣いてしまう子どもへの対応など、先輩ママの体験談も満載です。

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子どもの脳を育む!将棋盤・駒を手作りする知育効果とメリット

「子どもに将棋を教えたいけれど、ルールが難しそうでハードルが高い」「知育に良いと聞くけれど、本格的な将棋セットを買っても遊んでくれるか不安」と悩んでいませんか?リビングのテーブルで、親子で向き合ってじっくり考える時間は、忙しい現代の家庭においてとても貴重なコミュニケーションの機会です。

将棋は81マスの盤の上で駒を競って戦う、日本伝統のボードゲームです。最近では、若手プロ棋士の大躍進のニュースをきっかけに、小学生の間でも将棋ブームが起きています。実は、将棋は素人でも訓練次第で直感的思考回路が鍛えられると言われており、子どもの脳を育てるのに最適な遊びの一つなのです。

発達心理学の観点から見ると、将棋は「相手が次にどう動くか」を予測する力(心の理論)や、目先の利益を我慢して長期的な目標を達成する力(実行機能)を大きく育てます。「この駒を取ったら、次に相手はどうするかな?」と立ち止まって考える習慣は、日常のトラブル解決や学習面でも大いに役立ちます。

この記事では、小学生の自由研究にもピッタリの「基本の手作り将棋」、短時間で決着がついて思考力をフル回転させる「9マス将棋」、そして4歳前後の幼児でもすぐに理解できる「どうぶつ将棋」の3種類の作り方と遊び方をご紹介します。まずは高価な木製セットを買わずに、100均の材料や廃材を使って親子で楽しく手作りすることから始めてみましょう。

子どもの年齢に合わせて選ぶ3つの将棋

どうぶつ将棋で遊ぶ子供達

一口に将棋と言っても、子どもの年齢や発達段階によって楽しめる種類は異なります。「お兄ちゃんがやっているから」と、いきなり4歳児に81マスの本将棋を教えても、ルールが多すぎて途中で投げ出してしまうことがほとんどです。子:「全然わからない!もうやらない!」ママ:「せっかく作ったのに…」というやりとりは、どの家庭でもよく見られます。

同じ将棋というゲームでも、4歳と小学生では面白さを感じるポイントが異なります。4歳ごろは「動物の駒を動かすごっこ遊びの延長」の段階にあるためシンプルな動きが背景にあり、小学生になると「相手の裏をかいて勝つ戦略性」が育ってくる時期なので、複雑なルールを読み解くことが理由になっていることが多いのです。

将棋の種類 対象年齢の目安 遊び方の特徴と知育ポイント
どうぶつ将棋 4歳〜6歳(幼児) 駒は4種類のみ。動ける方向に印があり、直感的に遊べる。
9マス将棋 小学1年生〜 盤が狭く数手で決着がつくため、集中力が続かない子に最適。
基本の本将棋 小学3年生〜 81マス・40枚の駒を使う伝統的な形。長期的な思考力が育つ。

まずは、お子さんの年齢や性格に合った将棋を選ぶことが長続きのコツです。今週末、お子さんに「ライオンさんの将棋と、マグネットの将棋、どっちを作ってみたい?」と選択肢を提示して、興味を持った方から一緒に作り始めてみましょう。

簡単!手作り将棋(本将棋)の作り方と遊び方

完成した手作り将棋盤 完成した手作り将棋の駒

まずは、初心者やルールがよく分からない子どもでも、駒の並べ方や進め方が一目でわかる「基本の手作り将棋」に挑戦してみましょう。市販の知育将棋セットのように、駒自体に進める方向の印をつけるのが最大のポイントです。

将棋は2人で向かい合って行うため、駒は1人分(王将1、金将・銀将・飛車・角行・桂馬・香車各2、歩兵9)の合計20個が2セット、つまり40個必要になります。

100均アイテムで揃う!手作りに必要な材料

将棋の手作りに必要な材料

休日に100円ショップの文具コーナーへ行き、子どもと一緒に「どの色のテープにする?」と材料を選ぶ時間から、すでに知育とコミュニケーションは始まっています。正式な試合には木製の将棋盤を使いますが、今回はすべて100均で安価に揃う材料を使用するため、お財布にも優しく気軽に取り組めます。

子育ての現場でよくあるのは、適当な紙で将棋盤を作ろうとして、遊んでいる途中に紙がズレて盤面がぐちゃぐちゃになってしまうケースです。良かれと思った手軽な画用紙工作が、子どもには「せっかく考えて置いたのに壊れた」というストレスに映ってしまい、かえってやる気を削ぐ原因になることがあります。代わりに、マグネット式でカチッとくっつく盤面にすると、イライラせずに集中して遊べます。

  • 両面マグネットシート
  • マグネットボード(A4サイズ)
  • ラインテープ(黒板などに線を引く極細のテープ。今回は黒を使用)
  • マスキングテープ(陣地や駒の名前を書くため)
  • 油性ペン、カッター、ハサミ、定規

さっそく、次の休日にこのリストをスマホで確認しながら、お子さんと一緒に材料の買い出しに行ってみてください。

親子で工作!マグネット将棋盤の作り方

材料が揃ったら、まずは土台となる将棋盤(しょうぎばん)を作っていきます。定規を使って正確に直線を引く作業は、小学生の図工の練習や集中力アップにもつながります。「ここを押さえててね」と声をかけながら、親子で協力して進めましょう。

発達の観点から見ると、この時期の子どもは「手先の細かい作業(巧緻性)」を磨く段階にあります。指先のコントロールの力がまだ育ち切っていないため、テープをまっすぐ貼れずに曲がってしまうという行動が出やすく、だからこそ大人が軽くサポートしながら「一緒に完成させる喜び」を味わう関わり方が合いやすいのです。

  1. 作成中の将棋盤 まずはマグネットボードの上下左右の中央に、ラインテープで十字の基準線を引きます。そこから2cm間隔で線を引いていき、縦9マス×横9マスの合計81マスを作ります。
  2. マスキングテープを貼った手作り将棋盤 マス目のうち、手前と奥の端から3段分がそれぞれの陣地になります。初期配置が分かりやすいよう、マスキングテープに駒の名前を書いて貼り付けておけば将棋盤の完成です。

テープを貼り終えたら、「ここに王様を置くんだよ」と完成した盤面を一緒に眺めて、お子さんのモチベーションを高めてあげましょう。

簡単ステップ!マグネット駒の作り方

盤ができたら、次はいよいよ駒を作ります。両面マグネットシートを使えば、敵陣に入って「成る(裏返る)」動きもスムーズに再現できます。40個すべてを一度に作るのは大変なので、1日10個ずつなどペースを決めて作るのも良いでしょう。

一般的には「大人がすべて綺麗に作ってあげた方が喜ぶ」と思われがちですが、実際には少し形がいびつでも、自分でハサミで切った駒のほうが愛着が湧き、大切に遊ぶため子どもには伝わりやすいことがあります。なぜなら「自分が作った作品」という自己肯定感の特徴があるからで、将棋への興味が長続きするという結果につながりやすくなります。

  1. 切ったマグネットシート マグネットシートをハサミやカッターで切り、2cmの正方形を40個作ります。カッティングマットがあるとスムーズです。
  2. 型紙をあてて駒を作る様子 不要な紙で5角形の「王将の型紙」を作ります。それをマグネットシートに当てて余分な角を切り落とし、大型駒(王将)を作ります。
  3. 次に型紙の四隅を少し小さく切り、中型駒(金・銀・飛車・角・桂馬・香車)を20枚作ります。さらに小さく切って、小型駒(歩兵)を18枚作ります。
  4. 名前を書いた将棋の駒と油性ペン 表面に油性ペンで名称を書きます。本来は「王将」と「玉将」がありますが、子ども同士で「王がいい!」とケンカになりやすいため、今回は両方「王将」で統一します。

名前を書き終えたら、次は裏面や動きの印をつけていきます。書き間違えたときのために、予備のマグネットシートを少し残しておくのが安心です。

子どもが分かりやすい駒の動きの書き方と覚え方

将棋で子どもが最初につまずくのが、「どの駒が、どの方向に進めるのか覚えられない」という壁です。このハードルを下げるために、駒の表面に動き方を「●」と「―」で視覚的に記入してあげましょう。

パパや祖父母と関わり方をそろえると、子どもにとって「大人と一緒に遊んでもらえる」という安心感につながります。家庭内で「ルールがわからなくても、印を見れば遊べるよ」という方針を共有しておくと、お正月やお盆の帰省の場面で祖父母と笑顔で対戦できるという効果が出やすくなります。

王将と金将の書き方

王将の動かし方

【王将】駒の8方向すべてに●印を書きます。全方向に1マスずつ動くことができます。取られると負けになる一番大切な駒です。

金将の動かし方

【金将】斜め後ろ以外の6方向に●印を書きます。王様をガッチリ守るボディガードのような役割を果たします。

銀将と成銀の書き方

銀将の動かし方

【銀将】前と斜め四隅の5方向に●印を書きます。横と後ろには下がれないので注意が必要です。

成銀の動かし方

【成銀】銀将は敵陣に入ると裏返って「成銀(金と書く)」になります。裏面には金将と同じ6方向に●印を書きます。

桂馬と成桂の書き方

桂馬の動かし方

【桂馬】前方の斜め2箇所に●と―線を組み合わせて書きます。目の前の駒をピョンと飛び越えられるトリッキーな駒です。

成桂の動かし方

【成桂】敵陣に入って裏返ると「成桂(圭)」になり、金将と同じ動きになります。ただし、飛び越える能力は失われます。

香車と成香の書き方

香車の動かし方

【香車】まっすぐ前方に―線を書きます。他の駒にぶつかるまで何マスでも直進できるロケットのような駒です。

成香の動かし方

【成香】裏返ると「成香(杏)」になり、やはり金将と同じ動きに変化します。

飛車と龍の書き方

飛車の動かし方

【飛車】縦横の十字方向に―線を書きます。どこまでも直進できる攻撃の要です。

龍の動かし方

【龍】裏返ると「龍王」になり、元の十字の動きに加えて、斜め4方向にも1マスずつ動ける最強クラスの駒になります。

角行と馬の書き方

角行の動かし方

【角行】斜めのバツ印方向に―線を書きます。斜めならどこまでも進めます。

馬の動かし方

【馬】裏返ると「龍馬」になり、斜めの動きに加えて、縦横4方向にも1マスずつ動けるようになります。

歩兵とと金の書き方

歩兵の動かし方

【歩兵】前方の1方向に●印を書きます。前へ1マスしか進めない一番小さな駒です。

と金の動かし方

【と金】敵陣に入って裏返ると「と」と書き、これも金将と同じ動きに大出世します。歩兵をいかに敵陣に進めるかが勝負のカギです。

駒の書き込みが終わったら、さっそく盤の上に並べて「どの駒が一番強そう?」と子どもと観察してみましょう。

いざ勝負!基本の将棋の遊び方と親のサポート

手作りした将棋で遊ぶ子供

盤と駒が完成したら、さっそく親子で対戦してみましょう。マスキングテープの文字に合わせて初期配置に並べ、「よろしくお願いします」と挨拶をしてからスタートします。

逆にやってしまいがちなのが、子どもが間違った手を打った時に「ダメダメ、そこは取られちゃうよ!」と大人がすぐに口出ししてしまうことです。これをすると子どもは自信を失うと感じ、結果的に自分で考えることをやめてしまうという反応につながることがあります。代わりに、「へえ、そこに動かすんだね!じゃあパパはこうしようかな」と一旦受け入れてから展開を見守るように関わるのがおすすめです。

  1. じゃんけんで勝った先手から、交互に1枚ずつ駒を動かします。
  2. 相手の駒が動ける範囲にいれば、その駒を奪って自分の「持ち駒」にできます。
  3. 持ち駒は自分の順番のときに、盤上の空いている好きなマスに打つ(置く)ことができます。
  4. 相手の王将を追い詰め、あと1手で取れる状態になったら「王手!」と宣言します。
  5. 王将が逃げ場を失ったら「詰み」となり、勝負ありです。「ありがとうございました」と挨拶をして終わります。
片づけた手作り将棋

マグネットシートで作っているため、対戦の途中で「ご飯の時間だから一時中断ね」となっても、そのまま100均のファイルケースに入れて保管できるのが手作りの強みです。週末の夕食後、リビングで30分だけ将棋タイムを作ってみてはいかがでしょうか。

短時間で決着!思考力を鍛える「9マス将棋」の作り方と遊び方

本将棋は駒が多く、1回の対局に時間がかかるため、集中力が続かない小学生や「ちょっとだけ遊びたい」という時にはハードルが高いことがあります。そこでおすすめなのが、今注目されている「9マス将棋」です。プロ棋士が考案したこのゲームは、わずか3×3の9マスしか使いませんが、直感力と先を読む力を強烈に鍛えることができます。

9マス将棋盤の作り方と駒の準備

9マスを強調した手作り将棋盤

作り方は非常に簡単です。先ほど作ったマグネット将棋盤の中央にある3×3のマスを、ラインテープで太く囲って強調するだけです。使う駒も、両者ともに王将・金将・銀将・飛車・角行・桂馬・香車・歩兵を各1枚ずつ(合計16枚)用意すれば準備完了です。

発達心理学では『ワーキングメモリ(作業記憶)』という考え方が知られています。これは頭の中で情報を一時的に保持して処理する力という現象で、家庭の場面では「相手がこう来たら、自分はこうする」と脳内でシミュレーションする行動として表れます。この理解があると、マスが少なく選択肢が絞られる9マス将棋こそが、ワーキングメモリを鍛えるのに最適だという向き合い方に変わってきます。

準備ができたら、お子さんに「今日は小さい盤で勝負してみよう!」と声をかけて、いつもと違う緊張感を楽しんでみましょう。

レベルに合わせて挑戦!9マス将棋の初期配置アイデア

9マス将棋の最大の面白さは、「初期配置(スタートの形)を自由に設定できる」ことです。使う駒は最大でも各3枚まで。最初からクライマックスのような緊迫した状況からスタートします。

同じ行動でも、入門編と上級編では頭の使い方が異なります。入門編は「王様を動かして捕まえる」段階にあるため基本的な動きの理解が背景にあり、上級編は「持ち駒をどこに打つか」が育ってくる時期なので、複雑な詰みの手順を読むことが理由になっていることが多いのです。

  1. 9マス将棋入門編の駒の置き方 【入門編】王将のみで勝負
    お互いに王将だけを配置してスタートします。王将の動き方を覚えるのに最適です。
  2. 9マス将棋初級編の駒の置き方 【初級編】王将・銀将・歩兵
    歩兵が進めばすぐに敵陣に入り「と金」に成れます。銀将の守りと歩兵の攻めのバランスが問われます。
  3. 9マス将棋上級編の駒の置き方 【上級編】王将・桂馬・歩兵
    飛び越える動きができる桂馬が入ることで、一気に難易度が上がります。どの一手を打てば勝てるか、じっくり考えてみましょう。

寝る前のちょっとしたスキマ時間に、「今日は初級編で1回だけ勝負しよう」と日替わりで配置を変えて遊ぶのが、飽きずに続けるコツです。

4歳から楽しめる!「どうぶつ将棋」の作り方と遊び方

完成したどうぶつ将棋

漢字が読めない4〜5歳の幼児には、女流棋士が考案した大人気の「どうぶつ将棋」がぴったりです。使う駒はライオン・ゾウ・キリン・ヒヨコの4種類(計8個)だけ。マス目も3×4の12マスと小さく、おままごと感覚で楽しめます。

今回は、ペットボトルのキャップとお菓子の空き箱を使って、材料費0円で可愛く手作りする方法をご紹介します。

廃材を活用!どうぶつ将棋の材料と盤の作り方

どうぶつ将棋の材料

子育ての現場でよくあるのは、高価な知育玩具を買ったのに、子どもがすぐに飽きてしまい親がガッカリしてしまうケースです。良かれと思った高額投資が、親の「せっかく買ったのに遊んでよ!」というプレッシャーに映ってしまい、かえって子どもが遊ばなくなる原因になることがあります。代わりに、廃材を使って「一緒に作る体験」自体をイベントにしてしまう関わり方がおすすめです。

  • ペットボトルのキャップ 16個
  • お菓子の空き箱(A4サイズ程度)
  • 画用紙、折り紙
  • マスキングテープ、のり、油性ペン
完成したどうぶつ将棋の盤

作り方は、画用紙に5cm角の正方形を3×4マスになるように書くだけです。子どもがわかりやすいように、自分の陣地を「山の陣地」、相手の陣地を「空の陣地」などと絵で分けておくとさらに親しみやすくなります。休日の午後に、空き箱の底に画用紙を貼り付けて盤を作ってみましょう。

ペットボトルで簡単!どうぶつ将棋の駒の作り方

幼児の小さな手でもつまみやすいように、ペットボトルキャップを2つ貼り合わせて立体的な駒を作ります。

発達の観点から見ると、この時期の子どもは「物を立体的に捉え、指先でつまむ」という段階にあります。薄い紙の駒ではつまみ上げる力がまだ育ち切っていないため、盤からうまく取れずにイライラするという行動が出やすく、だからこそ厚みのあるキャップ工作が合いやすいのです。

  1. マスキングテープで留めたペットボトルキャップ キャップを2つ合わせ、側面をマスキングテープで巻いて留めます。
  2. マスキングテープで色分けした駒 自分の駒と相手の駒が区別できるよう、テープの色を変えて4個ずつ(計8個)作ります。
  3. 駒と貼り付けるイラスト キャップの表面に、ライオン・ゾウ・キリン・ヒヨコのイラストを描いた紙を貼ります。ヒヨコの裏面にはニワトリのイラストを貼るのを忘れずに。

イラストはお子さんに好きなように描かせても良いですし、動物のシールを貼るのも手軽でおすすめです。

幼児でもわかる!どうぶつ将棋の動かし方と遊び方

完成したどうぶつ将棋の駒

どうぶつ将棋も、駒の周囲に「●印」を書いて進める方向を明示します。子:「ゾウさんはどこに行けるの?」 ママ:「黒い点の方向にドシン!って進めるよ」という風に、言葉と動きを連動させて教えてあげるとスムーズです。

先輩ママの失敗談でよくあるのは、最初から「勝負」にこだわりすぎて、親が本気で勝ちに行き子どもが大泣きしてしまうケースです。良かれと思った「負ける悔しさを教える」対応が、子どもには「将棋=楽しくないもの」に映ってしまい、かえって遊ばなくなる原因になることがあります。最初は「ライオンさんを捕まえる鬼ごっこだよ」と、遊びの延長として関わるのがおすすめです。

  • ライオンの動き【ライオン】全方向(8方向)に1マス進めます。王将の役割です。
  • ゾウの動き【ゾウ】斜め4方向に1マス進めます。(角行に似た動き)
  • キリンの動き【キリン】縦横の十字4方向に1マス進めます。(飛車に似た動き)
  • ヒヨコの動き【ヒヨコ】前1マスのみ進めます。(歩兵の役割)
  • ニワトリの動き【ニワトリ】ヒヨコが相手の陣地に入ると裏返り、斜め後ろ以外の6方向に進めるようになります。
どうぶつ将棋の遊び方

ルールはシンプルで、交互に駒を動かして相手のライオンを「キャッチ(捕獲)」したら勝ちです。最初は「●の方向だけに進んでいいんだよ」と指をさして教えながら、明日の遊びの時間にさっそく1ゲーム試してみてくださいね。

手作り将棋に関するよくある疑問(FAQ)

Q1. 手作り将棋で遊んでいると、子どもが負けて大泣きします。どう対応すればいいですか?
A1. 悔しくて泣くのは、勝ちたい意欲が育っている証拠です。「悔しかったね」と気持ちに寄り添いつつ、大人があえて「まいった!」と負ける姿を見せ、負けても終わりの挨拶をする手本を見せましょう。ハンデ(親の駒を減らす)をつけて勝つ喜びを経験させるのも効果的です。

Q2. 小学生の子どもに将棋を教えたいですが、親もルールを知りません。
A2. 今回の手作り将棋のように、駒に直接進む方向を書き込んでしまうのが一番の近道です。最初は親子でルールブックを見ながら、「次はどこに進めるかな?」と一緒に相談しながら進める協力プレイから始めるのがおすすめです。

Q3. どうぶつ将棋から本将棋へ移行するタイミングはいつ頃が目安ですか?
A3. どうぶつ将棋のルールを完全に理解し、「もっと広いところでやりたい」「他の動きもしてみたい」という物足りなさのサインが出たら移行のチャンスです。小学1〜2年生ごろに9マス将棋を挟むと、スムーズに本将棋へステップアップできます。

Q4. マグネットボード以外でも作れますか?
A4. もちろんです。ダンボールやコルクボードにフェルトを貼って作ることも可能です。ただし、子どもは手が当たって駒をずらしてしまうことが多いため、ある程度摩擦がある素材か、マジックテープなどを活用すると遊びやすくなります。

まとめ

将棋は単なる勝敗を競うゲームにとどまらず、子どもの「先を読む力」「集中力」「負けを認めて次に活かす力」を総合的に育む素晴らしい知育遊びです。「プロ棋士のニュースを見て興味を持ったけれど、何から始めればいいかわからない」というご家庭こそ、今回ご紹介したような手作り将棋からスタートしてみてはいかがでしょうか。

100均のマグネットで作る基本の将棋、短時間で深く考える9マス将棋、そして空き箱とキャップで工作から楽しめる幼児向けのどうぶつ将棋。年齢や発達段階に合わせて最適なものを選ぶことで、子どもの「やりたい!」という意欲を自然に引き出すことができます。

上手に作る必要はありません。少し不格好でも、親子で一緒にハサミを使い、ペンで印を書き込んだ将棋盤は、子どもにとって特別な宝物になります。「休日の夕食後は、家族で将棋タイム」そんな温かいコミュニケーションの時間を、さっそく今週末から手作り将棋と一緒に始めてみませんか?

この記事を書いたライター
羽根田るみこ

羽根田るみこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!