家族団らんは強要するもの?全員が心から楽しめる休日の過ごし方
「家族の団らん」と聞いて、あなたはどんな情景を思い浮かべますか?家族みんなで一つのテーブルを囲んで美味しいご飯を食べたり、リビングでテレビを見ながら笑い合ったり…。家庭教育の面からも非常に大切な場ですので、特に子供が小さいうちは「できるだけ休日は家族全員で楽しく過ごしたい!」と願うママは多いはずです。
しかし現実には、仕事で毎日帰りが遅く休日も疲れて寝てばかりいる忙しいパパの参加率が悪い家庭も少なくありません。ママが「せっかくのお休みなのだから、みんなでお出かけしようよ!」と声をかけても、パパは気乗りせずスマホばかり見ていたり、逆に「家族の時間は絶対!」と強要されてしぶしぶ参加することで、かえって険悪なムードになってしまうことも。
家族の団らんは、子供の成長(部活や習い事、友達との約束の増加)と共に、全員参加がだんだんと困難になっていく家庭のプチ行事の一つです。だからこそ、一緒に過ごせる「今」の時間を大切にしたいですよね。
そこでこちらの記事では、家族の団らんの本来の意味や、家族の団らんが子供の心の発達に与える重要な役割について詳しく解説し、全員が無理なく楽しく参加できる「家族団らんの過ごし方」について、先輩ママたちのリアルな体験談をたっぷりとご紹介します。これを読んで、あなたの家庭にぴったりの「笑顔あふれる団らんの形」を見つけてみてくださいね。
家族の団らんの本来の意味とは?「ただ集まるだけ」はNG
「休日は家族で一緒にいるのだから、それが団らんでしょ?」と思いがちですが、実は言葉の本来の意味を知ると、少しニュアンスが違うことに気づきます。
「楽しく時を過ごすこと」が団らんの最も重要な要素
そもそも団欒(だんらん)という言葉には、「人が集まって輪になって座る」という意味と、「親しい人達が集まって楽しい時を過ごす」という意味があります。
ただし、家族の団らんについては、辞書を調べると後者の「楽しく」という言葉がプラスされて強調されています。つまり、ただ同じ部屋に集まって無言でスマホを見ながら過ごすのではなく、お互いに顔を合わせて、会話や遊びを通して一緒に楽しく時を過ごすことが最も重要な要素と考えることが大切なのです。
家族の団らんは強要して無理に参加させるべき?
家族の団らんは、全員が一緒に心から「楽しい時を過ごすこと」が目的です。疲れていて楽しめない状況の人(例えば激務明けのパパ)に、「家族なんだから参加しなさい!」と強要して無理に参加させても、不機嫌な態度が伝染し、他のメンバーまで楽しくなくなってしまう可能性があります。
そうなると、それはただの窮屈な集いでしかなく、家族の団らんではなくなってしまいます。家族の団らんを望む場合は、無理に全員を巻き込むのではなく、家族全員が苦痛にならず自然と楽しめる内容やタイミングを念頭に置き、ゆるく企画するとよいでしょう。
家族団らんへのイメージは「食事」と「会話」がトップ
家族団らんをイメージすると、多くの人は国民的アニメ『サザエさん』の食卓や、ポン酢のCMさながらの「家族みんなで鍋を囲んで美味しい食事をするシーン」などを思い浮かべる人が多いでしょう。
実際に、炊飯器や魔法瓶でお馴染みの象印マホービン株式会社(通称「象印」)が行った「一家団らんに関する意識と実態調査」でも、やはり「食事」は家族団らんのイメージのトップであり、次のようなことを団らんとして行っている家庭が多く見られました。
- 家族揃っての食事
- みんなで同じテレビ番組を観る
- 今日あったことの会話
- 食後にお茶やデザートなどを楽しむ
- トランプなどのゲーム
- 休日のお出かけや外食
また、家族の団らんは家の中(リビング)で行うものだけではありません。子供を遊ばせることだけを親の目的にせず、休日を利用した外出(ピクニックやサイクリング)などで、パパとママ自身も童心に帰って積極的に楽しむことが、最高の団らんになります。
家族団らんが子供の心と発達に与える素晴らしい影響
「忙しくてなかなか時間が取れない」という家庭も多いかもしれませんが、少しの時間でも家族団らんを持つことは、子供の成長に計り知れないプラスの影響を与えます。
愛着形成と「生きる力」を育む家庭教育の場
文部科学省は平成8年の「21世紀を展望した我が国の教育の在り方について」という中央教育審議会の報告の中で、家族団らんの場を通して親や祖父母が愛情をもって接し、時には社会のルールを厳しく教えることで、子供達の「生きる力」を育む役割を家庭に担って欲しいと訴えています。
乳幼児が親への深い愛着(アタッチメント)を形成し、「自分は愛される価値がある存在だ」という家族への基本的信頼を獲得するためには、家族から無条件の愛情をたっぷりと注がれる家族団らんの場があることが必要不可欠です。
また成長に伴い、学校での出来事や悩みを聞いて共感してもらえる場、善悪の判断や思いやり、社会的なマナーなどを自然な会話の中で学ぶ場といった「家庭教育の最前線」としても、家族の団らんは非常に大切な役割を持っています。
情緒の安定と、悩みを打ち明けやすい関係性の構築
家族全員で楽しく笑い合って過ごす「家族の団らん」の時間は、子供達の情緒の安定に大きく役立ちます。温かいコニュニケーションによる適度な脳への刺激もあるため、親からの声かけや笑顔が豊富にある環境で育つ子供は、自己肯定感が高く心豊かに成長していきます。
さらに、日常的に家族の団らんがあることで、子供が成長と共に抱える友達関係や勉強などの悩みを、親に自然と打ち明けやすい関係性を築くことができます。普段から「今日こんな面白いことがあったよ」と話せる環境があるからこそ、いざという時に「実は今日、嫌なことがあってね…」と本音をポロリとこぼせるのです。これにより、子供が一人で問題を抱え込んで苦しむことが少なくなります。
家族間のコミュニケーション不足によるすれ違いを防ぐためにも、もし家族の団らんを全員が楽しめない状態にある場合は、どうすれば全員が笑顔になれるか、少しずつ工夫をしていきましょう。
【年齢別】子供の成長に合わせた家族団らんのアイデア
家族団らんの楽しみ方は、子供の年齢や発達段階によって変化していきます。年齢に合わせたおすすめの過ごし方をご紹介します。
0歳〜2歳の乳幼児期:お家でまったり&お散歩で自然に触れる
まだ言葉での複雑なコミュニケーションが難しい乳幼児期は、特別なイベントを用意する必要はありません。「ママとパパが笑顔で自分を見つめてくれている」という安心感が何よりの団らんです。
リビングにプレイマットを敷いて、パパの背中に乗って遊んだり、絵本を一緒に読んだりする「まったりタイム」がおすすめです。
また、休日の朝はベビーカーを押して近所の公園まで一緒にお散歩に行き、「あ、お花が咲いてるね」「ワンワンが通ったよ」と、五感で感じる自然の変化を夫婦で語り合いながら歩くだけでも、素晴らしい家族の思い出になります。
3歳〜5歳の幼児期:トランプや簡単なクッキングで体験を共有
ルールのある遊びが少しずつ理解できるようになってくる幼児期は、「一緒に体験を共有すること」が団らんのキーワードになります。
ババ抜きや神経衰弱などの簡単なトランプ遊びや、パズルを一緒に完成させる時間は、子供の知的好奇心を刺激します。「やったー!パパに勝った!」と得意げに笑う子供の顔を見ると、大人の仕事の疲れも吹き飛びます。
また、休日の夕方に「餃子を一緒に包む」「ホットケーキの粉を混ぜる」といった簡単なクッキング(食育)を取り入れると、食卓の会話が「〇〇ちゃんが作った餃子、最高に美味しいね!」と劇的に盛り上がりますよ。
小学生以降:スポーツ観戦やパパの趣味に便乗してお出かけ
小学生になると、子供自身の好みや趣味がはっきりしてきます。この時期は、「子供がハマっているもの」に親が全力で付き合ってみるか、逆に「パパの趣味」に子供を巻き込んでしまうのがおすすめです。
休日に家族全員で贔屓の野球チームやサッカーチームの試合をテレビで観戦して応援歌を歌ったり、パパが好きな釣りやキャンプ、サイクリングなどに子供を連れ出して「大人の本気の遊び」を教えてあげるのも素晴らしい団らんです。親が本気で楽しんでいる姿を見ることで、子供の興味の幅も大きく広がっていきます。
家族団らんで何をしているの?先輩ママのリアルな体験談8選
では実際に、小さな子供のいる家庭で、家族全員が団らんを苦痛に感じることなく楽しく参加するために、他の家庭ではどのようなことを行っているのでしょうか?
「家族団らんって何をすればいいの?」「どうしたらゲームばかりしているパパも参加してくれるかな?」などと悩んでいるご家庭のママは、ぜひ先輩たちのアイデアを参考にしてみましょう。
1カードゲームで童心に帰る!ルールの共有でパパも夢中に
カードゲームで楽しんでいます
我が家は5人家族です。子供は9歳の長男、5歳の次男、0歳の三男の3人兄弟です。家族団らんは週に1~2回で、主にパパが休みの土日に時間を取ってしています。パパも家族団らんに積極的に参加することが多いです。
平日は仕事で夜遅く、パパと遊ぶことはできないので、休日に遊んでもらえると子供たちは大喜びしています。家族団らんのときは、最近長男が熱中してはまっているカードゲーム(対戦ゲーム)で遊ぶことが多いです。みんなで複雑なルールを覚えたり、休日に新しいカードを買いに行ったり、コロコロコミックやYouTubeで強いデッキの情報を一緒に集めたりする過程も楽しいです。
パパも自分が子供の頃にカードゲームにはまっていた世代なので、童心に戻ったように熱中して、子供相手に本気で勝負して楽しんでいるようです。
我が家は家族団らんをするときにはテレビを消してたくさん話すので、子供も普段の平日の夜には言えないような学校での悩みや友達のことも話してくれたりして、みんなで悩みを共有し、じっくり話し合って解決できるのがよい関係性だなと思います。
家族団らんは、わざわざ遠くへお出かけするような特別なことをしなくてもよいと思います。食事のときにたくさん話したり、パパと一緒にお風呂にゆっくり入って学校の話をしたりすることも立派な家族団らんです。日常の生活の一部を「意識して会話する家族団らん」にすれば、パパも気負わずに気軽に参加できますよ。
【先輩ママのアドバイスと発達心理の視点】
男の子が大好きなカードゲームに、パパが本気で付き合ってくれるというのは理想的な親子のコミュニケーションですね!心理学的に「共通の目標や趣味を持つ」ことは、集団(家族)の結束力を最も高める要素です。
「どうやったらパパに勝てるかな?」と子供が戦略を練ることは、論理的思考力の発達にも繋がります。「パパ、これ見て!新しいカード手に入れたよ!」という休日のワクワクした会話が、平日の寂しさをしっかりとカバーしてくれていますね。
2激務のパパとの貴重な休日。メリハリをつけて思い切り楽しむ
食事や外出など、家族がたくさん笑えることを最優先に
4歳の娘、7歳の息子の子供2人と、夫35歳、妻40歳の4人家族で、私は専業主婦をしています。夫の仕事が激務のため、月に2回しか丸一日の休日がなく、家族全員が揃う家族団らんというものをするためには、その貴重な2回の休日に私たちがなにかしら楽しい企画に力を注がないと、団らんが成立しえない状態です。
パパの休みは大抵は日曜になるため、ドコにお出かけしても混雑は必至です。子どもがまだ小さいため、車で遠方になかなか遠出もできないので、午前中はパパの疲れを取るために家の中で一緒にゴロゴロとくつろいだり、トランプやボードゲームなどをしてのんびり過ごし、お昼を食べて午後から近場のアミューズメントパーク(室内遊園地や大型ショッピングモール)などに繰り出すことが多いです。
パパは普段一緒にいられない分、とにかく子どもが笑顔になれることを第一に考えており、子供にもついつい甘いので、私もその日だけは特別という感じで厳しく怒るのをやめ、外食やお菓子など子どもが好きなものを思い切り食べることにしています。
もちろん平日は生活リズムを整えるためにしっかりと粛正(制限)し、パパがいるその日だけは思い切り楽しむという「メリハリ」をつけないとダメですが、そうやってたまにしか父親と過ごせないので、甘やかすのももうしょうがないかなと割り切っています。
普段一緒に過ごせない分、そのパパがいる日一日をなるべくママの私も怒らずに、笑顔で穏やかに過ごすことが、私が一番気をつけることです。「あー、パパと遊んで楽しかった!」と満足そうな子供の笑顔があるからこそ、主人も疲れが吹き飛び、「また明日から仕事頑張るぞ」と翌日から頑張れるみたいです。
【先輩ママのアドバイスと発達心理の視点】
パパが激務でなかなか会えないご家庭にとって、「休日の特別感」の演出はとても素晴らしいアイデアです。ママが「たまの休みなのにゴロゴロして!」と怒らずに、午前中は休ませて午後から出かけるというスケジュール配慮に、パパへの深い愛情と賢さを感じます。
「パパがいる日は特別で最高に楽しい日!」と子供に認識させることで、パパ自身の自己肯定感も高まり、家族のために働くモチベーションになります。「メリハリ」をつけるママの手腕が光る、とても温かい家族団らんの形ですね。
3食卓がイベント会場に!ホットプレートでタコパ&餃子パーティー
たこ焼き、餃子パーティーで食卓を囲む
我が家は4人家族で、子供は2人で8歳と1歳です。平日は主人の仕事が忙しくて帰りが遅いので、ゆっくりご飯を食べる家族だんらんはなかなか出来ないのですが、休日の日曜日の夕食時に家族団らんをすることが多いです。
休日の食事を兼ねた家族団らんには、主人は喜んで自主的に参加します。パパが一番喜ぶ家族団らんの過ごし方は、ホットプレートを出してみんなでたこ焼きパーティー(タコパ)をしたり、大量の餃子を作って餃子パーティーをしたりすることです。
パパはこういった「みんなで作業をしながら食べるもの」がすごく大好きで、自ら進んでたこ焼きの液の元を作ったり、餃子のタネをこねて作ったり、子供と一緒に餃子の皮に包んだりしてくれます。
「この餃子、お肉がいっぱいだね!」「たこ焼き、上手にひっくり返せるかな?」と、これらを作りながらみんなでワイワイとコミュニケーションをとって、にぎやかで楽しい休日を過ごしています。食事を兼ねた家族団らんをすることで、家族みんなが密にコミュニケーションが取れるようになりますし、美味しい匂いと笑顔で家族の雰囲気がパッと明るくなるので、それがとても良いなと感じています。
ホットプレートを使って、一緒にクッキング。
四人家族で、子供は二人います。一人は5歳の年長さんの元気な男の子。もう一人は2歳になったばかりの女の子です。家族団欒の時間は土・日の週末の夕食時が多いです。平日は主人の帰りが遅いため、全員が揃ってのなかなか家族団欒の時間は取れません。
主人も含めて家族全員「美味しいものを食べること」が大好きなので、食を絡めた団欒をするとワイワイととても盛り上がります。トランプやパズルといったゲーム系の遊びでも上の息子は喜ぶのですが、下の2歳の妹がまだルールを理解していないので、途中でぐずってしまい、楽しいはずの時間が我が家の場合は逆に盛り下がってしまいます。
そこで、我が家の団欒はホットプレートがマストアイテムです。平日は片付けが面倒でホットプレートの登場することがない我が家ですが、休日にテーブルのど真ん中にこれをドーンと置くだけで、みんなが「今日はお祭りだ!」と自然と食卓に集まり、ワクワクする特別感が出ます。
先日はたこ焼きパーティーをしました。各自、チーズやウインナーなど好きな具材を入れて、竹串でクルクルとひっくり返すのは主人の一番の役目です。その前の週は、休日の朝からホットプレートでパンケーキをたくさん焼いて、生クリームや果物を並べ、自分のお好みでトッピングして食べる、というバイキングスタイルにしました。
食卓を囲むことで家族みんな食への関心が高まりますし、普段料理など一切キッチンに立たない主人も、ホットプレートという「イベント」になると、気づいたら積極的に具材を切ったり、食べ終わった後にプレートを洗って片付けたりしてくれているので、ママとしても家事が減って大助かりです。ホットプレートを使った美味しい団欒は、我が家の最高の定番です。
【先輩ママのアドバイスと生活の工夫】
ホットプレートは、まさに「家族団らんの神アイテム」ですね!キッチンでママが一人孤独に料理を作り、他の家族はテレビを見ている…という構図を打破し、全員をテーブルに強制参加させる素晴らしい魅力を持っています。
「パパ、たこ焼きひっくり返すの上手だね!」と持ち上げておだてることで、普段料理をしないパパも「俺の出番だ」と張り切って参加してくれます。準備から調理、そして片付けまでをエンターテイメントにしてしまう発想は、ママの負担も大きく減らすことができる最高のリフレッシュ法です。
4リビングがミニコンサート会場に!遊びと学びが融合した楽器演奏
休日の朝は、家族みんなで楽器演奏会
我が家は夫婦と4歳の娘の三人家族です。夫婦ともに忙しい共働きで、土日もシフトで仕事の日が多いため、家族3人が揃って家でゆっくりとくつろぐことはあまり頻繁にはありません。でも月に1回くらいは、奇跡的に日曜の朝からリビングで3人がゆっくり過ごす時間が取れることがあり、その時はテレビを消して「家族の楽器演奏会」をします。
楽器といっても、高価で特別なものではなく、おもちゃのピアノや木琴、タンブリン、トライアングル、カスタネットなどの中から、その日の気分で好きなものを選びます。ママがピアノで童謡を弾いて、パパもタンバリンを持って楽しく参加してくれるので、子供も「パパも一緒にやってる!」と大よろこびでカスタネットを叩いて演奏します。
誰でも音が出せる簡単な楽器を準備しているので、仕事で疲れているパパも「ちょっと貸して」と座ったまま飛び込み参加ができるようになっています。この我が家の家族団らんは、ちょっとした音楽教室の「リトミック」のようなもので、遊びと情操教育(学び)と団らんがセットになっています。
普段仕事が忙しくて、つきっきりでいろいろなことをじっくり教えてあげられないので、休日の時間が取れた時は、絵をかいたり、空き箱で工作をしたり、一緒に手こねパンを作ったりと、ただテレビを見るだけでなく、団らんの中に「五感を使った学びの要素」を意識して取り入れています。
【先輩ママのアドバイスと発達心理の視点】
音楽の力は偉大ですね!リズムに合わせて体を揺らし、一緒に音を奏でることは、言葉を交わす以上の深い一体感(シンクロニー)を家族の間に生み出します。
「特別な技術がいらない打楽器を用意しておく」という工夫が、パパの参加ハードルを極限まで下げていて素晴らしいです。「〇〇ちゃん、次はパパのタンバリンに合わせて歌ってみて!」と、リビングが最高のエンターテイメント空間になりますね。共働きで時間が取れないからこそ、密度の濃い「質」の高い団らんを意識している姿勢が素敵です。
5Eテレを一緒に見て歌う!パパの「スマホ見ながら」を改善した一言
Eテレをみんなで見て、子供の好きな歌を共有する
2歳と0歳の女の子がいる四人家族です。基本的にパパが土日が完全にお休みなので、土日の午前中に家族団らんの時間をのんびりととっています。小さな子供がいる我が家では、みんなでソファに座ってEテレ(教育テレビ)のおかあさんといっしょ等を見ることが多いです。
パパも一緒にEテレを見て、歌のお兄さんの真似をして歌ったり踊ったりしてくれることもありますが、疲れていると自分のスマホをずっと見たりいじったりしながらの「ながら見」の時も多く、子ども達が「パパ、見て!」と話しかけても聞いていなかったり、「あー、ハイハイ」と適当に生返事をしたりすることも多いです。
私が「スマホ見ながら適当に返事しないでよ」と何度言ってもなかなかやめてくれなかったのですが、ある日、長女に直接パパに向かって「パパ、スマホ使わないで、〇〇ちゃんとちゃんとお話しして」と寂しそうに言ってもらってからは、パパもハッとしたのか、子供の前でスマホをいじるのをやめてくれるようになりました。
子ども達がいつも保育園や家で歌ったり踊ったりしているEテレの歌を、パパも一緒に本気で覚えることで、子ども達も「パパもこの歌知ってるんだ!」と大喜びで楽しんでいますし、パパも最近は一緒になって楽しそうです。天気が悪くて雨が降っていたり、夏の気温が暑かったり冬が寒かったりして外にお出かけできなくても、テレビは室内で快適に見られますし、子ども達の興味があるものを大人も一緒に楽しめるのでおすすめです。
【先輩ママのアドバイスと生活の工夫】
「パパのスマホ問題」は、現代の家族団らんにおける最大の障害物(トラブルの元)と言っても過言ではありません。ママが注意すると角が立ちますが、子供からの純粋な「スマホ見ないで」という悲しい一言は、パパの心に一番効く特効薬になります。
子供が夢中になっている番組やキャラクターの歌を「大人も一緒に覚えて歌う」ことは、子供にとって「自分の好きな世界をパパとママが認めて共有してくれた」という強烈な喜びになります。「パパ、ブンバボーンの体操一緒にやろうよ!」と誘い合えば、リビングがたちまち楽しい体操教室になりますよ。
6出不精のパパも生き生き!お散歩で自然に触れる最強のコミュニケーション
近所のお散歩で、パパの隠れた才能を発見!
わが家は私と夫、2歳の子ども、そして夫の母(義母)の4人家族です。まだ体力が有り余っている幼い我が子は、とにかく外で走って遊ぶのが大好きなので、毎日のように近所の公園にお散歩に出かけます。週に1日程度ですが、お天気が良く、夫や義母の仕事が休みの週末の午後には、4人そろって少し遠くまでお散歩に出かけます。
普段は超インドア派で出不精の夫ですが、子どもに目を輝かせて「お父さんと一緒に行く!」と言われると、さすがに断りきれずやる気が出るようです。休日に家の中にいるときは、子どもと一緒にいてもソファでひたすらゴロゴロしてスマホを見ていることが多いのですが、いざ重い腰を上げて散歩に出かけると、しっかりと手を繋いでやったり、高い肩車をしてやったりと、なんだかとても頼もしい父親らしくなります。
先日、みんなで歩いて河原に遊びに行った時には、みんなで水切り遊び(小石を川に投げて跳ねさせる遊び)をして遊びましたが、石を遠くまで何回も連続で跳ねさせる夫の意外な特技に、「お父さんすごい!かっこいい!上手!!」と子どもは大興奮して拍手喝采。夫も照れくさそうにしながらも、とても嬉しそうでした。普段、夫は子どもと家で密室で過ごす時間をちょっと面倒くさいと思っているように感じますが、いざ外へ出て体を動かすと、表情も生き生きして見えます。やはり父親ですから、子どもから尊敬され、楽しいひと時を過ごせることは本能的にとても嬉しいのだと思います。
家族団らんというと、どうしても「家の中で和やかにテーブルを囲んで過ごす」というインドアなイメージがありますが、自然の中に出かけて体を動かすのも非常におすすめです。子どもは外に出ると開放感から生き生きしますし、大人も太陽の光を浴びてリフレッシュできます。
また、外を歩くと車が来ないように手を繋ぐなど、必然的にスキンシップ(触れ合い)が増えます。道端の綺麗な草花や変わった虫など、たくさんの発見が次々とあり、「あ!見て!」と会話も自然と弾みます。普段、家の中で子どもと何をして遊べばいいか分からないと悩んでいる不器用なパパにも、ただ歩くだけの「お散歩」は非常にハードルが低い団らんの形なのではないでしょうか。
【先輩ママのアドバイスと発達心理の視点】
「家の中ではゴロゴロしているパパを、外の空気に連れ出す」というのは大正解のアプローチです!男性は、おままごとやお絵かきのような「静かな見守り遊び」よりも、体を動かしたり技術を見せたりする「ダイナミックな外遊び」の方が得意で、本領を発揮しやすい傾向にあります。
水切りで「パパすごい!」と子供から尊敬のまなざしを向けられた経験は、パパの育児に対する自信を大きく育ててくれます。「今度のお休みは、パパと自転車で少し遠くの公園まで探検に行ってきて!」と、外でのアクティビティを任せてしまうのも、パパを育児に巻き込む素晴らしい工夫ですね。
7パパの趣味(サイクリング・釣り)に家族全員で全力で乗っかる!
旦那さんの趣味に家族で便乗!サイクリングと釣り
我が家は祖父母も一緒の7人家族で、子供は11歳と8歳の小学生2人です。旦那さんの実家で二世帯同居しています。旦那さんの仕事はきっちり土日が休みで、家族で遠出のお出かけをするのはその週末の時が多いです。
もともと大学生の若い時から旦那さんは、マウンテンバイク(自転車)に乗るのが趣味で大好きで、独身時代は本格的なレースにも参加していたほどのめり込んでいたそうです。今でもその趣味は続いていて、休日の朝はロードレース用の本格的な自転車に乗ってサイクリングに出かけます。
私もその影響を受け、一昨年に少しスポーティなクロスバイクを購入して、運動不足解消のためにぼちぼち乗っています。小学生の子供たちも大きな自転車がスイスイ乗れるようになり、ここ最近は、休日のお天気の良い日に「家族全員でサイクリング」に出かけるようになりました。子供がまだ小学生で体力に限界があるので、何十キロという長距離ではありませんが、天気の良い日に風を切って家族で一列になって出かけるのはとても爽快でうれしいです。
旦那さんも、自分の大好きな趣味に子供が一緒に付き合って自転車に乗ってくれるのはやっぱり嬉しいのか、「今度の週末はあそこのパン屋さんまで自転車で走りに行こう」と子供を良く誘っています。
さらに旦那さんは「釣り」も大の趣味で、本格的な釣竿をなんと12本も持っています。休日の早朝から、海や大きな池に釣りに行きます。
最近は、子供たちを誘って一緒に釣りに出かけていくことも増えました。子供たちも、普段の学校の授業やゲームでは絶対に体験できない「生きた魚を釣り上げる」という興奮する体験ができ、さらに「自分で釣った魚をその日の夜にさばいて食べる」という素晴らしい食育の体験ができて、とてもいい経験になっていると思います。子供に合わせるだけでなく、あえて「旦那さんの趣味の世界」に家族で参加して、海でのんびりと自然を感じながら家族団らんをするのも、パパが機嫌よく参加してくれるのでいいなと思います。
【先輩ママのアドバイスと生活の工夫】
「子供のための遊び」をパパに強要するのではなく、逆に「パパの趣味」に子供やママが便乗してしまうという、非常に賢く平和的なアプローチです!
パパにとって、自分の趣味(聖域)を家族に否定されず、むしろ興味を持って一緒に楽しんでくれることは、これ以上ないほどの喜びです。パパが「釣りの先生」「自転車の先生」として生き生きと活躍できる場を作ることで、パパは休日の家族団らんの時間を何よりも楽しみに待つようになります。「パパ、これどうやるの?教えて!」と頼りにすることで、家族の絆はさらに深く強いものになっていきますよ。
8休日の朝は特別!モーニングを食べに出かけてそのままお出かけ
休日の朝、少し早起きしてモーニングを食べに行く
年少の子どもが1人いる、3人家族です。パパの仕事が休みの日曜・祝日の週1日〜2日の週末に、家族団らんの時間をたっぷりと取ることが出来ます。我が家では、必ずしも全員で同じ遊びをしていなくても、リビングでそれぞれ違うこと(パパは読書、子供はお絵かき、私は家事など)をしていても、同じ部屋の中に側に存在を感じられる空間で穏やかな時間が流れていれば、それも立派な「家族団らんの時間」としてゆったりと捉えています。
一緒に子ども番組やアニメを観たり、テレビでスポーツ観戦を応援しながら、何かしらその話題で談笑している時間が、パパも家族も無理なく自然体で一番喜ぶ団らんの時間です。休日のパパに対して「ずっと子供の相手をしてよ!」と縛り付けるのではなく、パパ個人の趣味や、パパの友人との飲み会などの自分の時間は「楽しんできてね!」と笑顔で喜んで送り出して、どんどん遊びに行ってもらうように配慮してから、逆にパパの方から機嫌良く家族団らんの時間に積極的に参加してくれるようになりました。
子どもとの毎日の遊びは、正直に言うと大人にとっては単調で退屈に感じる時もあるけれど、「こんなにベッタリくっついてくれる、今しかない味わえない貴重な時間を一緒に楽しんでいこう」と夫婦で夜にじっくり話し合ったことも、パパの意識を変えるのに非常に効果的でした。
さらに我が家のマイブームは、休日の朝、少し早起きをして近所の喫茶店やファミレスに「モーニング」を食べに出かけることです。朝から美味しいトーストやコーヒーを食べて気分が上がるので、そのままの足で「今日は天気もいいし、水族館にでも行こうか!」とどこかに出かけるアクティブな行動も増えて、外での家族団らんの時間がとても充実してきました。
晴れた日はお弁当を持って公園でピクニック!
3人家族で、まだ0歳児の男の子がいます。土日は必ず家族3人揃っての家族団らんで過ごします。うちのパパは子供が大好きで、仕事で疲れていても積極的に育児にも家族団らんにも時間を割いてくれます。
パパは家の中にいるより外で体を動かすアクティブなことが大好きなため、お天気の良い日は、少し大きめの芝生のある公園などにレジャーシートを持ってピクニックにいきます。また、春や秋の過ごしやすい季節は、親戚や友人を呼んで川原でバーベキューをしたりしてアウトドアを楽しみます。
パパは外で美味しいご飯を食べることが大好きなため、休日の朝に私が大きいお弁当箱に、簡単におにぎりや卵焼き、唐揚げなどを作って詰めていると、それを見たパパが機嫌良さそうに「おっ、今日は唐揚げか!よし、ピクニックにいくぞー!」と、子供よりはりきって準備をしてくれます。
平日はパパの帰りが遅く、ママと2人きりで過ごす時間が長いため、子供は平日はパパとは遊べませんが、土日はパパとおもいっきり芝生でボールを転がしたりして遊ぶため、パパとの笑い疲れと遊び疲れで、夜はぐっすりと朝まで眠ってくれます。ママとパパと3人で一緒にお外で遊ぶことが大好きな息子は、情緒も安定したのか、最近とてもよく声を出して笑うようになりました。
【先輩ママのアドバイスと生活の工夫】
休日の朝に「モーニング」を食べに行くというアイデアは、最高のリフレッシュ法ですね!休日の朝ごはんの準備と後片付けというママの家事負担がなくなるだけで、ママの機嫌は劇的に良くなりますし、朝から外出することで「一日を長く有効に使える」という大きなメリットがあります。
また、お天気の良い日のピクニックも、豪華なお弁当でなくても「外で食べるおにぎり」というだけで、子供にとっては最高のエンターテイメントになります。パパにレジャーシートや水筒を持ってもらい、太陽の光を浴びながらのんびりと過ごす時間は、家族の心と体をリセットする大切なビタミンになりますよ。
NG対応に注意!家族団らんの時間を劇的に良くする「声かけ」の工夫
せっかくの家族の時間を台無しにしないために、ママがパパに声をかける際の「NGな伝え方」と「望ましい伝え方」を対比表で確認しておきましょう。
| 言いがちなNGワード(強要・責める) | パパが動きたくなる!望ましい声かけ |
|---|---|
| 「休みなのにずっとスマホ見てないでよ!子供と遊んで!」 | 「ねえねえ、〇〇ちゃんがパパと一緒にこの絵本読みたいんだって!」 |
| 「たまにはどこか連れて行ってよ、私だって疲れてるのに」 | 「今週末、新しくできた公園にお弁当持ってピクニック行かない?パパも息抜きになるよ」 |
| 「パパなんだから、家族団らんに参加するのは当たり前でしょ」 | 「パパがお休みの日にみんなでご飯食べると、〇〇ちゃんすごく喜ぶんだよね」 |
男性は「〜しなさい」「〜してよ」と命令や強要をされると、無意識に反発してスマホの世界に逃げ込んでしまいます。「パパがいると子供が喜ぶ(頼りにされている)」というアプローチで、パパの自尊心をくすぐりながら自然とリビングの中心に誘導するのが、賢いママのテクニックです。
家族団らんを成功に導く!週末のための5つのチェックリスト
「今週末こそは、家族みんなで笑顔で過ごしたい!」そんなママのために、事前の心構えと準備のためのチェックリストを作成しました。
- パパの今週の疲労度(仕事の忙しさ)を把握しているか?(※激務明けなら午前中は寝かせてあげる)
- 「絶対にお出かけしなければならない」という完璧主義を手放せているか?(※家でゴロゴロも立派な団らんです)
- 子供が今、何に一番興味を持っているか(好きなアニメや遊び)を夫婦で共有しているか?
- ママ自身がラクをするための準備(夕飯のデリバリーや外食の予約など)ができているか?
- パパが子供と遊んでくれた時、「ありがとう、助かった!」と大げさに感謝を伝える準備ができているか?
このリストにチェックが入っていれば、週末の家族団らんは大成功間違いなしです!
家族団らんに関するよくある疑問Q&A(FAQ)
家族の過ごし方に悩むママたちから寄せられる、よくある質問にお答えします。
Q1. 夫がインドア派で休日はゲームばかり。どうすれば参加してくれますか?
無理に外に連れ出そうとすると逆効果です。インドア派のパパには、パパが得意なゲームの世界に家族で入り込んでしまいましょう!「パパ、マリオカート教えて!」「一緒にマイクラの家を作ろうよ」と、子供と一緒にパパのゲームに参加することで、リビングのテレビ前が最高の団らんスペースに変わります。
Q2. 家族で出かけると、いつも途中で子供がグズって険悪なムードになります…。
予定を詰め込みすぎているのが原因かもしれません。子供の体力は限界が早いです。「お昼を食べたら帰る」「1つの公園で遊んだら帰る」など、大人が「もう少し遊びたいな」と思う腹八分目のスケジュールで切り上げるのが、笑顔のまま家に帰り着く最大のコツです。もしグズっても、「眠いんだね、お疲れ様」と夫婦で笑い合える余裕を持ちましょう。
Q3. 子供が大きくなって(高学年・中学生)、休日は友達と遊びに行ってしまいます。
それは子供が順調に自立し、社会性を身につけている素晴らしい成長の証です!寂しい気持ちはわかりますが、休日の団らんを強要してはいけません。その代わり、「夕食の時間だけは家族揃ってその日の出来事を話す」など、短時間でも毎日顔を合わせるルールを作っておきましょう。そして、空いた時間は夫婦2人のデートの時間として楽しんでくださいね。
Q4. パパが忙しくて、どうしても週末も不在がちです。どうすれば?
休日にこだわらなくて大丈夫です。例えば「平日の朝、5分だけ早く起きて家族みんなで同じテーブルで朝ごはんを食べる」「寝る前の10分間、パパが絵本を読んであげる」など、毎日の小さな「ルーティン(習慣)」を作ることが、強力な家族団らんになります。時間の「長さ」よりも「頻度と質(笑顔)」を大切にしてください。
まとめ:家族団らんは「強要」ではなく、「自然な笑顔」から生まれるもの
いかがでしたでしょうか。家族の団らんは、決して「休日は全員揃って必ずお出かけしなければならない!」と強要するような、堅苦しい義務の行事ではありません。
仕事で疲れているパパや、毎日家事に追われているママが、無理をして笑顔を作って参加しても、誰も心からは楽しめませんよね。大切なのは、休日の朝に喫茶店にモーニングに行ったり、ホットプレートでワイワイとたこ焼きを焼いたり、あるいはパパの趣味の釣りにみんなで便乗してみたりと、「家族の誰かがワクワクすることに、みんなで乗っかる」というゆるやかな連帯感です。
子供が「パパやママと一緒に遊びたい!」と無邪気に全身で求めてくれる時間は、長い子育ての期間の中であっという間に過ぎ去ってしまいます。
だからこそ、一緒に過ごせる「今」の時間を、時には家事を手抜きしてでも思い切り笑い合える時間に変えてみませんか?「今日はパパがいるから特別だね!」と、家族みんながホッと一息つける温かい居場所(安全基地)を作ることが、子供の情緒を安定させ、生きる力を育む最高の家庭教育になります。今度の週末は、ぜひ家族みんなで「どんな楽しいことをしようか?」と笑顔で作戦会議を開いてみてくださいね!



