イタリア人の結婚観と現状に関する記事

離婚率が低いイタリア人に学ぶ!晩婚化の背景と末永く夫婦円満でいるための5つの秘訣

離婚率が低いイタリア人に学ぶ!晩婚化の背景と末永く夫婦円満でいるための5つの秘訣

陽気でマイペースなイタリア人ですが、いざ「結婚」となると非常に慎重派。この記事では、イタリアで事実婚や同棲が増加している理由や、大学卒業年齢の高さによる経済的な事情など、リアルなイタリアの結婚事情を深掘りします。また、「惹かれ合う情熱だけで結婚すると長続きしない」といった専門家の分析や、相手を思いやり柔軟に変化していくイタリア流の「愛の哲学」など、夫婦関係のマンネリや不満に悩む方にぜひ読んでいただきたい、幸せな家庭を築くためのヒントをまとめました。

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離婚率が最も低いイタリア人の結婚観~末永く夫婦円満でいる秘訣

人付き合いや恋愛にかけては天才的とも形容できるイタリア人。ファッションや食文化、そして恋愛や結婚に関してもとても華やかで情熱的なイメージがありますが、実はこれがいざ「結婚」となると非常に慎重な人達で、離婚率は世界主要7カ国内で最も低い水準を保っているのです。一体イタリア人は、パートナーシップや家族に対してどのような結婚観を持っているのでしょうか?

今回は、夫婦関係のマンネリや不満に悩む日本人にも学ぶところが多い「イタリア人の本音と建前」、イタリアの結婚や離婚のリアルな現状、そして情熱が落ち着いた後も愛を長続きさせるための結婚観について深く迫ってみたいと思います。

イタリア人の結婚平均年齢の最新事情と晩婚化の背景

橋を見る若いイタリア人カップル

イタリア国家統計局(Istat)などの各種婚姻データによると、イタリア人の平均初婚年齢は年々上昇の一途をたどっています。2015年の時点での平均初婚年齢は男性が35歳、女性で32歳でしたが、近年の2020年代のデータでは男性が36歳台、女性が33歳台にまで達しており、ヨーロッパ諸国の中でもトップクラスの「晩婚国」となっています。

ちなみに、2001年のイタリア人の平均初婚年齢は男性30.7歳、女性28.8歳でした。この約20年間で、男女ともに5歳以上も晩婚化が急速に進んでいることが明確に分かります。

イタリア人と聞くと、明るくて陽気で楽天的、そしてとにかく情熱的。「アモーレ(愛)」を大切にし、要領が良くてマイペースだけれども何だか憎めない…というようなラテン系のキャラクターを思い浮かべるかもしれません。楽しいことが大好きで、週末に友達とパーティや食事会を企画しては、誰かが連れてきた初対面の人ともワインを飲みながらすぐに一緒に盛り上がれる高い社交性を持ち合わせています。

また、相手の良いところを見つけて自然に褒めるのも、誰かが失敗した時のフォローも非常に上手いものです。彼らにもし気になる人ができたら、大抵の場合、駆け引きをせずに即行動。自分の気持ちに正直で分かり易い人達ですから、ストレートに一生懸命気持ちを伝えてくるでしょう。

ただし、いざ「プロポーズして結婚する」となると話は全く別です。恋愛には情熱的でも、結婚に対しては驚くほど現実的で保守的。中には「10年後の自分達の生活」や「お互いの家族との相性」を何度もシミュレーションして、相手が本当に自分の生涯のパートナーとしてふさわしいかどうか、時間をかけてじっくり吟味する人も多いのです。

イタリアで晩婚化・非婚化が進む4つの理由

情熱的な恋愛を楽しむイタリアで、なぜこれほどまでに近年、晩婚化(あるいは非婚化)が進んでいるのでしょうか。そこにはイタリア特有の社会事情や文化が複雑に絡み合っています。

長い就学期間と就労年齢の高さ

アラサー男性二人

平均初婚年齢が上がっている最大の理由の1つに、イタリア人の「就学期間の長さと就労年齢の高さ」が挙げられます。イタリアは日本と大学の教育システムが異なり、卒業試験が非常に厳しく、ストレートで卒業できる学生は多くありません。そのため、大学を卒業する年齢は早くて24歳か25歳。AlmaLaurea(イタリア大学共同体)の調査結果などを見ても、イタリアの大学卒業者の平均年齢は26歳〜27歳前後となっています。

近年、高校卒業資格取得者の約40%が大学へ進学するようになりましたが、女性の大学進学率も上がってきており、男女ともに社会に出るタイミングが遅くなっています。

20代後半でようやく大学を卒業し、そこから仕事を探し始めてキャリアを構築するとなると、必然的に就労年齢も高くなります。経済的にある程度の余裕ができて、自立して結婚を考えられるようになるのは、どうしても30代半ば前後になってしまうのです。

若年層の経済的な不安定さ(就職難)

窓の外側に洗濯物干し

経済的に低成長・低インフレが長く続いているイタリアでは、若者の失業率の高さが深刻な社会問題となっています。大学進学率が上がり卒業年齢が高くなったことが、かえって新卒者の就職に不利に働くことも指摘されています。

企業は教育コストのかからない「即戦力になる経験豊富な人材」を採用したがりますが、企業が求める実践的なスキルと、伝統的な理論重視の大学教育の内容とが必ずしも一致しないため、企業側が新卒の大学卒業者に対して採用をためらいがちになるのが現状です。

加えて、「景気変動で経営状況が悪化しても、正社員の途中解雇が法的に非常に難しい」という強力な労働協約がイタリアにはあるため、企業は新しい人材を正社員として雇い入れ、教育に投資すること自体に大きなリスクを感じてしまいます。

その結果、たとえ首尾よく若者が就職できたとしても、最初は非正規雇用であったり、キャリアを積んでいないことを理由に低い賃金報酬や不利な労働条件を受け入れざるを得なくなります。生活基盤を安定させるために転職を繰り返すなど、自己のキャリア形成に必死に対応せざるを得ない状況が、結婚を先送りにする大きな一因になっています。

カトリック教会の教義と影響

カトリック教会

イタリアはローマ教皇のお膝元であり、国民の大部分がカトリックの教えを重んじています。伝統的なカトリックのルールでは、洗礼を受けた信者でないと神聖な教会で結婚式を挙げることはできません。

カトリックの教義には、本来「結婚」に対して「離婚」という概念が存在しません。つまり、「神に結んでもらった永遠の縁を、人間の勝手な判断や都合で解くことは御法度である」とされているのです。

そのため、イタリアでは1970年に通称「離婚法」が制定されるまで、法律上も離婚は一切認められていませんでした。ただし、離婚法による離婚とはあくまで「法律上の婚姻を解消する」という世俗的な解釈なので、教会で神に誓って挙げた婚姻そのものは宗教的には存続すると考えられています。

また、イタリアでは2014年〜2015年にかけて離婚法が再改正(別居期間の短縮など)されるまで、離婚を成立させるために3年以上の別居期間や非常に長い年月、そして莫大な弁護士費用を必要としました。「一度結婚したら、失敗して別れるのは本当に大変なこと」という歴史的・社会的なプレッシャーがあるため、結婚そのものに対して非常に慎重になってしまうのは致し方ないことなのです。

「同棲(事実婚)」など価値観の多様化

笑顔で話してるイタリア人カップル

ここ十数年間のイタリア人の結婚の傾向として、時間とお金がかかる教会での宗教婚ではなく、市役所で市長(または代理人)の立会いの下でシンプルに式を挙げる民事婚が劇的に増加しています。

さらに2016年5月には、欧州で最後の主要国だったイタリアでも、同性同士のカップルに法律婚と同様の権利を認める「パートナーシップ法(シビル・ユニオン)」が成立しました。そして昨今は、法的な手続きを伴う民事婚ばかりではなく、あえて籍を入れずに事実婚(同棲)のまま家族として子どもを育てて生活するカップルが増えているのも現実です。

「価値観の多様化」に基づく離婚法や家族法の度重なる改正、シビル・ユニオン法成立などにより、個人の生き方の選択肢は大きく広がりました。別の視点から言えば、長引く不況やカトリックの厳格な教義の重さ、そして増えた個人の選択肢などによって、あえて「法的な結婚」という形を選ぶことを躊躇する現代のイタリア人像が見えてきます。

イタリアの離婚率の低さは「カトリックの宗教婚」が影響している?

結婚式の様子

2016年に発表されたイタリア国家統計局Istatのレポートには、「宗教婚(教会での結婚式)を選んだ夫婦が破局や別居に至る割合は、全ての婚姻方法の中で最も少なく、経時的にみてもこの傾向は安定して低いままである」という興味深い報告があります。

イタリアの場合、別居に至ったカップルの平均婚姻年数は14~17年ですが、その間の離婚率を民事婚と宗教婚とで比較すると、なんと「宗教婚をした夫婦の離婚率は、民事婚をした夫婦の半数以下」にとどまっています。また、宗教的な結びつきよりも合理性を重んじる民事婚の割合は、イタリア国内では南部よりも経済の発展した北部に多い傾向があり、欧州全体で見てもカトリック色の強いイタリアより、北欧の国々に多い傾向が見られます。

総務省統計局の国際統計データ(世界の統計)などを見ても、人口1000人当たりの離婚率について言えば、欧州内ではイタリア(約1.5前後)よりも他の主要国の方がはるかに高く、スウェーデンやドイツ、イギリス、フランスなどは軒並み高い数値を示しています。さらに世界主要国の中でもイタリアの低さは際立っており、アメリカの半分程度の水準です。(※日本も約1.6〜1.7前後で推移しており、イタリアと近い比較的低い水準にあります)。

日本とイタリアとその他数国の離婚率比較表

この離婚率の低さは、イタリアが他の欧州諸国と比べて「宗教婚」という重みのある形で結婚した夫婦が多いためと、根底にあるカトリックの結婚観・家族観が強く影響しているためと考えられます。

カトリックの結婚観と「永遠の誓い」

結婚指輪

カトリック教会での結婚式は、単なる紙切れの契約ではなく、「神が二人を結びつけ、死が二人を分かつまで一生涯一緒でいること」を、家族・親族、友人の前で新郎・新婦が神に対して誓いを立てる厳粛な儀式です。そのためイタリア人にとって結婚式は、お祭り騒ぎのイベントではなく、互いに対する大きな「責任」と「覚悟」が伴うことを自覚して行うものなのです。

愛は神聖で永遠たるものでなければならない

結婚によって、不完全な男女はお互いに足りない部分を補い合い、一つになって完成します。そして夫婦の絆とは(たとえ、時にそれを束縛という言葉に言い換えたくなる日があろうとも)、相手に対して、自分自身に対して、そして二人の関係性に対して、決して逃げ出さない「強い責任感」を持つことを意味しています。

ですからイタリア人は結婚の決断に対して非常に慎重ですが、一度覚悟を決めて教会で式を挙げたならば、伝統的な結婚の重みを受け入れ、どんな困難があっても末永く縁を繋いでいこうとする忍耐強い傾向があると言えます。

長続きしないイタリア人夫婦のケースとその原因

オリーブの木に引っかかってるハイヒール

とはいえ、離婚率の低いイタリアでも決して全員が一生添い遂げられるわけではありません。長引く不況による経済的理由や、子どもの教育に対する考え方の相違、浮気や裏切り、あるいは共通の関心事や会話がなくなってしまったなど、カップルのうち「もうこれ以上は無理!」と最初に言い出した側の何かしらの理由で、突然、愛も魔法も消え去り破局を迎えてしまうことがあります。

イタリアの大手新聞レプブリカ紙は、「なぜ夫婦は長続きしないのか?」というテーマで、オンラインフォーラムに寄せられた1000件以上のコメントを元に、専門家も交えて結婚が長続きしない原因を分析したコラムを掲載しました。その内容から、残念ながら関係が壊れてしまうイタリア人夫婦の特徴を見ていきましょう。

「特別な日(イベント)」の勢いで結婚した

海外の大学の経済学者達による興味深い研究データによると、バレンタインデーなどの「何か特別な日やゾロ目の記念日」に勢いで結婚したカップルは、ごく普通の何でもない日に結婚したカップルよりも、後々離婚する確率が18~36%も高いという結果が出ました。イベントのロマンチックな雰囲気に流されて決断すると、その後の現実的な生活とのギャップに苦しむことが多いようです。

パートナーに対して過剰な期待や理想を押し付ける

祭壇の前へ向かう前に、「相手が自分を完璧に幸せにしてくれるはず」という過剰な期待や理想を抱いてパートナーを選択したにもかかわらず、あっけなく関係を終わらせてしまうイタリア人カップルもいます。その過剰な期待や希望とは、現実の生身の人間には到底応えられない、映画の中のような幻にすぎないのですが。

お互いの欠点を認め合い、足りない部分を補い合って助け合うという本来の結婚観を持てていないカップルは、相手に対する過剰な期待が叶わなかった時、それを歩み寄るチャンスと捉えずに「人生のパートナーの選択を間違えた」「この人は運命の人ではなかった」と早急に結論付け、関係を終りにしてしまうのです。

「情熱」や「ときめき」だけで結婚した

「情熱」という波に乗って、相手に強く惹かれている熱病のような状態で、「このドキドキするような恋愛感情が一生永遠に続くに違いない」と信じ込んで結婚してしまうケースです。ところが、好きという燃え上がる気持ちだけで結婚すると、数年後に必ず訪れる「ときめきが落ち着いた時期」に、「もう愛が冷めた!」と勘違いしてしまうパターンが、長続きしない夫婦には非常に多いのです。

この人達にとって、一体『愛』とは何を意味しているのでしょうか?ただのホルモンの分泌でしょうか?」と、ある大学の社会心理学の教授が厳しく指摘しています。

強く惹かれ合っている恋愛の初期段階は、お互いに何の努力をしなくてもそのままで上手く行きます。しかし、燃え上がるような情熱の時期が過ぎれば、生物学的にその興奮状態は終わります。そこから先は「意志」と「思いやり」で愛を育てていくフェーズに移行しなければならないのです。

【新規追加】イタリア流!夫婦関係を円満に長続きさせる5つの秘訣

ベネチアのゴンドラ

同紙には、私たち日本人にとっても大いに参考になる、「イタリア流の結婚を長続きさせる秘訣」についての意見も掲載されていました。人生という数十年の長い道のりの中では、どんなに仲の良い夫婦にも必ずマンネリや危機、転換期が訪れます。しかし、それは決して終わりのサインではなく、関係をさらに深く、成熟させるために必要な試練なのです。

転換期は、二人の関係をアップデートし、より居心地の良い幸せな家庭を再構築していくための絶好のチャンスになります。「最近夫(妻)への不満や喧嘩が多いけれど、本当は離婚なんてしたくないし、ずっと笑って過ごしたい」と思っている人は、ぜひイタリア人の愛情深い結婚観を参考に、自分たち夫婦のあり方を見つめ直してみましょう。

相手を受け止め、協力して家庭を築く(完璧を求めない)

相手が今、何を必要としているのかを想像し、それを見返りを求めず行動に自然と移すこと。情熱だけでなく、理性的に相手を思いやることもまた「愛」なのです。愛とは、長い年月の間に相手の容姿や考え方が変化していくことを認識し、その変化ごと丸ごと受け止めること。二人の将来の計画のために、お互いがチームとして協力し合い、「二人で一緒に生きていきたい」という強い意志を持ち続けることなのです。

こうしたイタリア人の泥臭くも温かい考え方が、結婚を長続きさせるための基本的な出発点であり、最大の秘訣です!この土台さえあれば、日常の仕事のストレスや経済的な問題も乗り越えられますし、子どもが生まれて生活が一変しても上手くやっていけるのです。「情熱」に任せた感情的な結びつきだけでは、人生の大きな壁の前では無力です。

「正反対の魅力」に潜む罠を理解する

船上の結婚式

結婚について常に理性的に考えがちな人は、「自分にはない要素を補って完璧なペアになりたい」という期待から、あえて自分とは正反対の性格や特徴を持つ人を選択したがります。例えば、自分が大雑把だから几帳面な人を選んだり、自分が内向的だから社交的な人を選んだり。自分にとって理想的なパートナーとは、往々にして自分とは正反対の要素を持つ人である場合が多いのです。

これらの正反対の要素を持つ人は、自分にないものを持っているためある意味非常に魅力的ですし、強く惹かれる可能性も高いはずです。しかし、いざ”正反対”な人を選んで結婚した人は、数年後に「どうしてこの人は私と全く違うやり方をするの!」とイライラしてしまう運命にあります。相手が自分と違うのは、他ならぬ自分自身が「違う相手を選んだからだ」という大前提を理解しておかなければなりません。

なぜなら、長期間ストレスなく上手くいく関係とは、金銭感覚や食の好み、休日の過ごし方など、実質的に似たような価値観を共有できる「似た者同士」の部分が少なからず必要だからです。

自分とは“正反対”な人を選んだ場合、相手があなたの要求に対して全く理解できない行動をしてしまうかもしれないですし、自分自身もまた、相手の要求と正反対のことをして相手を苛立たせているかもしれないのです。違いを責めるのではなく「そういう人を選んだのは私だ」と面白がる余裕を持ちましょう。

家族(マンマ)との強いつながりと、二人きりの時間を両立する

イタリアといえば「マンマ(お母さん)」を非常に大切にする文化が根付いています。週末には実家に集まって大家族で何時間もかけてランチを楽しむなど、血の繋がりを重んじます。これは一見煩わしく見えますが、家族の強固なサポートネットワークがあるからこそ、夫婦が孤立せず、子育ての悩みなども共有して精神的な余裕を持てるというメリットがあります。

それと同時に、イタリア人は子どもが生まれてからも「パパとママ」である前に「男と女(夫婦)」であることを忘れません。時には祖父母やベビーシッターに子どもを預けて、二人きりでディナーに出かけたり、手をつないで散歩をしたりする時間を積極的に作ります。家族を大切にすることと、夫婦だけのロマンチックな時間を保つことのバランス感覚が、夫婦円満の秘訣です。

結婚相手は「お互いに奉仕し合う相手」と考える

人生とは、おとぎ話ではなく泥臭い現実の連続です。パートナーに対する理想や期待については、それが高すぎないか、過剰でなはいかよく見直しておく必要があります。「夫はこうあるべき」「妻ならこうして当然」という期待を押し付けると、不満しか生まれません。

また、失敗した結婚の典型的な例に、”自分独りだけ周囲から取り残されたくないから、とりあえず妥協して誰でもいいから結婚した”という寂しさからくるケースもありますが、愛の土台がない関係を受け入れるのは非常に危ないことです。

“生涯のパートナーを選ぶ“ということは、イコール「自分が一生をかけて思いやり、奉仕し、歳をとったら介護をしてあげる相手」を選ぶことだと考えるようにするとよいでしょう。そう思える相手でなければ、何十年も一緒にいることはできません。

相手の変化や不変を望まない(ありのままを受け入れる)

「結婚したら、私の要求通りに相手の性格や習慣が変わってくれるはず」と期待するのは現実的ではありません。これは特に女性によく見られる考え方です。自分が育て直せばいい、という考えは必ず挫折します。
対して男性の場合は、「結婚しても、子どもが生まれても、妻にはずっと昔の若くて優しいままの彼女でいて欲しい」と願う傾向があります。これもまた不可能です。

現実に、夫はあなたの思い通りには決して変わりませんし、あなた自身が歳をとらずに一切変化しないのもまた不可能なことです。人間は年齢や環境とともに必ず変わっていく生き物。ですから、お互いの変化に直面したときに、それを否定するのではなく、上手くすり合わせて対応できるような柔軟性とユーモアを持つことが、一番大切なのです。

この記事を書いたライター
木村さくら

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。