家族でお出かけする頻度はどれくらい?年齢で変わるお出かけ事情
「今週末はどこにお出かけしようか?遊園地?それともショッピングモール?」と、金曜日の夜にリビングでガイドブックを広げながら、家族みんなでワクワクと話し合うシーン。
子どもが小さいうちは、毎週のように家族揃って買い物に行ったり、少し足を伸ばしてドライブに行ったりと、休日を家族全員で過ごす行動がとても多いですよね。
しかし、子どもが成長して小学校高学年や中学生になると状況は一変します。「日曜日はサッカーの試合がある」「塾のテストが近いから行けない」「友達と遊ぶ約束がある」など、子ども自身のスケジュールがどんどん埋まり、徐々に家族全員でお出かけする機会は少なくなってしまいます。
さらに思春期に突入した子どもは照れ屋さん。家族と一緒にいるところを同級生に見られるのも恥ずかしいお年頃なので、家族で出掛けるのを露骨に嫌がるケースも珍しくありません。
「成長の証だから仕方ない」と頭では分かっていても、全く出掛けなくなってしまうのは親として少し寂しいものですよね。
そこで今回は、15の家庭に「家族そろってのお出かけの頻度」について聞いてみました。なかには、パパの休みが平日でもあの手この手で家族団らんを強行突破しようとする素敵ママの工夫も!他のご家庭のリアルなお出かけ事情を覗いて、次の週末のヒントにしてみましょう。
0歳〜3歳(乳幼児期):毎週のお出かけが親の気分転換にもなる時期
「お外の空気、気持ちいいね!あ、あそこにワンワンがいるよ」と、ベビーカーを押しながら近所の公園をのんびりとお散歩し、その様子をパパが嬉しそうにカメラに収めるシーン。0歳〜3歳頃の乳幼児期は、最も家族でのお出かけ頻度が高い黄金期です。
サトルさん(30歳)のご家庭のように、「子どもに色々な刺激を与えたい」という思いや、「家にずっといると親の方が煮詰まってしまうから」という理由で、ほぼ毎週末お出かけしているという声が多数を占めます。公園や児童館、ショッピングモールなど、お金をかけなくても楽しめる近場のスポットが大活躍する時期ですね。
発達心理学の観点からも、乳幼児期に外の世界の多様な音、光、風、人の声などに触れることは、脳のシナプスを活性化させ、豊かな感受性を育むための重要な土台作りになります。親自身のストレス発散も兼ねた外出は、まさに一石二鳥の効果があります。
今週末は、いつもより少しだけ遠い大きめの公園まで足を伸ばし、レジャーシートを広げて家族でのんびりとした外気浴を楽しんでみましょう。
4歳〜6歳(幼児期):動物園や遊園地など、アクティブに動き回る週末
「次はあっちの滑り台に行く!パパ、早く来てー!」と、全身のエネルギーを爆発させて広場を駆け回る子どもを、親が息を切らしながら追いかけるシーン。体力がついてくる幼児期のお出かけは、まさに体力勝負のアクティビティに変わります。
ピーコさん(29歳)のように、週末は子どもを思い切り外で遊ばせたいと、自転車の練習をしたり、月に数回は動物園や水族館などのテーマパークへプチ遠出をするご家庭が増えます。子ども自身も「ここに行きたい!」と明確な意思表示をするようになるため、お出かけの目的がよりはっきりしてくるのが特徴です。
教育的な視点で見ると、この時期に「自分のリクエストが叶って家族でお出かけできた」という経験は、「自分は大切にされている」という自己肯定感を強固にする素晴らしい栄養になります。親にとっては疲れる週末かもしれませんが、見返りは絶大です。
お出かけの行き先を決める時は、3つの候補(公園・水族館・大きな児童館など)を提示して、「今日はどこに行きたい?」と子ども自身に決定権を与えてみてください。
小学1年〜3年生(低学年):習い事が始まり、少しずつ週末の予定が埋まり出す
「午前中はスイミングがあるから、お出かけはお昼ご飯を食べてからね」と、時計を見ながら午後のスケジュールの段取りを子どもと確認し合うシーン。小学校に入学すると、多くの子どもが習い事を始め、週末の時間の使い方が少しずつ変化してきます。
桜庭莉子さん(30歳)や結羽さん(30歳)のご家庭のように、「土曜日は習い事、日曜日は家族でお出かけ」と、週末のどちらか1日を家族の日に設定するケースが一般的になります。習い事の送迎や見学自体が、一つの「家族のイベント」として機能し始めるのもこの時期ならではの特徴です。
先輩ママの体験談として「毎週末遠出していた頃に比べると頻度は減ったけれど、その分『月に1回のお出かけ』の特別感が増して、子どもがすごく楽しみにしてくれるようになった」という声も聞かれます。
週末の予定が習い事で分断される場合は、「習い事の帰りに、ちょっと美味しいケーキ屋さんに寄って帰る」という、短時間の小さなご褒美お出かけを組み込んでみましょう。
小学4年〜6年生(高学年):スポーツ少年団や塾で、家族全員の予定が合わなくなる
「今週の日曜日はサッカーの遠征試合だし、来週は塾の公開テストだから、今月はパパとママとお出かけする日がないね…」と、カレンダーを眺めながら少し寂しそうにつぶやくシーン。小学校高学年は、家族のお出かけ頻度が激減する第一の転換期です。
takkuさん(30代後半)のご家庭のように、スポーツ少年団や中学受験の塾が本格化すると、週末は子どもの予定で完全に埋まってしまいます。この時期になると、「お出かけ」の定義がレジャーから「子どもの試合の応援に行くこと」へとスライドしていきます。家族全員で揃って出かけられるのは、ゴールデンウィークや夏休みなどの長期休暇だけになるご家庭も少なくありません。
家族の視点で見ると、一緒にレジャー施設に行くことだけが家族団らんではありません。子どもの頑張る姿を夫婦で応援し、その帰りに「今日の試合、カッコよかったね!」と褒めながらファミリーレストランで夕食を食べるのも、立派でかけがえのない「お出かけ」の形です。
子どもの試合や習い事の発表会がある日は、その後の外食をちょっとだけ奮発して、「頑張ったお疲れ様会」という名目の家族イベントに昇華させてみましょう。
中学生以上(思春期):友達優先!一緒に出かけるのを恥ずかしがるお年頃
「週末、久しぶりに家族でショッピングモールに行かない?」と誘っても、「えー、俺はいいや。家でゲームしてるから三人で行ってきなよ」と、あっさりと断られて苦笑いするシーン。中学生になると、親よりも友達との世界が絶対的な優先順位のトップに躍り出ます。
ぴっころさん(40歳)の「ここ2年くらいで家族全員のお出かけがめっきり減りました」という言葉には、多くのママが深く頷くはずです。思春期特有の「親と一緒に歩くのが恥ずかしい」という心理も重なり、近場への買い物には絶対についてこなくなります。
しかし発達心理の観点から言えば、これは親離れ・自立への非常に順調で喜ばしいステップです。「寂しい」と嘆くのではなく、「そういう時期が来たんだな」と成長を認め、無理強いせずに一定の距離感を保つことが、思春期の子どもとの良好な関係を保つ秘訣です。
「一緒に行く?」と軽く声をかけて断られたら、「そっか、じゃあお土産に好きなたこ焼き買って帰るね」と、あっさりと引き下がる大人の余裕を見せてあげてください。
家族の形はそれぞれ!先輩ママ15人に聞いたお出かけ頻度のリアル
毎週末はお出かけ派!「まだ小さいから色んな刺激を与えたい」
「よし、今週はあの大きなローラー滑り台がある公園を開拓しよう!お弁当の準備はOK?」と、毎週違うスポットをリサーチしてアクティブに動き回るシーン。子どもが未就学児のご家庭に最も多い「毎週末フル稼働」スタイルです。
ジムボールさん(30代半ば)のように、「乳幼児には様々な刺激を与えた方が良い」という教育的な思いから、公園、支援センター、デパート、水族館と、近場から遠方まで精力的に出かけるご家庭はたくさんあります。「出不精だった自分が、子どものために毎週出かけているなんて信じられない」という声があるように、子どもは親の行動力をも変える大きな原動力になります。
心理的にも、平日の家事育児で溜まった閉塞感を、週末の外の空気で一気に吹き飛ばすことは、ママ自身のメンタルヘルスを保つために非常に有効な手段です。
毎週末の行き先選びで息切れしないよう、「第1週は近所の公園、第2週はショッピングモール」というように、ある程度のローティングのパターンを決めておくのが長続きのコツです。
月に1〜2回のプチ遠出派!「習い事の合間を縫ってリフレッシュ」
「来週の日曜日は久しぶりに習い事がないから、隣の県までドライブして美味しいものを食べに行こう!」と、月に数回訪れる「何もない休日」を特別な日に設定するシーン。小学生がいるご家庭のスタンダードな頻度です。
りりこさん(30代前半)のように、兄弟で習い事や部活の予定がバラバラになると、全員の時間が合う日は月に1〜2回あれば良い方です。その貴重な休日に、近隣の県への日帰り旅行や、少し豪華な日帰り温泉など「プチ遠出」を企画することで、頻度が減った分を「質(特別感)」でカバーすることができます。
家族の絆という側面で見ると、回数よりも「そのお出かけがいかに濃密で楽しかったか」の方が、子どもの記憶には深く刻まれます。「たまにしか行けないからこそ全力で楽しむ」というメリハリが生まれるのが強みです。
月に1度のプチ遠出の行き先は、「今回は〇〇ちゃんの行きたいところ、来月はお兄ちゃんの行きたいところ」と、順番にリクエストを聞いて決定するルールにしてみましょう。
半年に1回の特別行事派!「パパの休みが合わないからこそ全力で楽しむ」
「パパの平日休みと、学校の振替休日が重なった!奇跡の連休だから、絶対にお出かけしようね!」と、カレンダーに大きな花丸をつけて数ヶ月前から指折り数えて待つシーン。サービス業など、土日が休めないパパを持つご家庭のリアルな事情です。
遠足さん(40代前半)のように、夫の公休日が平日だと、家族全員で揃ってお出かけできるのは半年に一度の奇跡のようなタイミングになります。日常的なお出かけができない分、パパが休みを取れた時の特別感は計り知れません。たとえ思春期でブツブツ文句を言う息子であっても、「半年に一度だから」という大義名分があれば、車に押し込んでしまえば結果的に楽しんでくれるものです。
逆説的な視点になりますが、「いつでも出かけられる」環境よりも、「なかなか出かけられない」環境の方が、一回一回のお出かけへの感謝や思い出の強さは深まる傾向にあります。
パパの休みがなかなか合わない場合は、学校の運動会や音楽会の振替休日(月曜日)を徹底的にマークし、数ヶ月前からパパに有給申請をお願いして「家族の特別休」を死守しましょう。
年に1回の家族旅行派!「普段は忙しいけれど、夏休みだけは絆を深める」
「普段は部活で忙しいお兄ちゃんも、夏休みのこの3日間だけは家族で北海道旅行に行く約束だよ!」と、大きなスーツケースに荷物を詰め込みながら、年に一度の一大イベントに向けて気持ちを高めるシーン。高学年〜中学生のご家庭の生命線です。
のんちゃん(30代後半)やななみさん(30代後半)のご家庭のように、普段はスケジュールが合わずバラバラに過ごしていても、夏休みや春休みだけは意地でも予定を合わせて遠方の旅行に行くというスタイルです。キャンプで自然に触れたり、飛行機で遠くの景色を見たりする非日常の体験は、反抗期でギスギスしがちな親子の関係を一時的にリセットしてくれる魔法の力があります。
思春期の子どもでも、「大自然の中でなら素直になれた」「知らない土地で家族が頼りになった」という体験を通して、普段は照れくさくて見せない素の表情を見せてくれるものです。
年に一度の旅行の計画は親だけで決めず、「今年は海と山、どっちに行きたい?」「美味しいものを食べるのと、アクティビティ、どっちをメインにしたい?」と、子どもを企画段階から巻き込んでみましょう。
年齢別・シチュエーション別!家族でお出かけを楽しむアイディア
乳児連れのお出かけ:授乳室・おむつ替え完備のショッピングモールが最強
「あ、オムツ替えなきゃ!でもこのショッピングモールなら、すぐそこに綺麗なベビールームがあるから安心だね」と、荷物いっぱいのマザーズバッグを持ちながらも、ゆったりとした気持ちで買い物を楽しむシーン。0歳児を連れたお出かけのハードルを下げる工夫です。
タンポポさん(20代後半)やルイージさん(30代後半)が熱く語るように、乳児連れの週末のお出かけ先として圧倒的な支持を集めるのが、大型のショッピングモールです。授乳室、おむつ替えシート、ミルク用のお湯、キッズトイレ、さらには無料の遊び場スペースまで完備されているため、天候にも左右されず、親の精神的な安心感が全く違います。
「もっと自然に触れさせた方がいいのかな」と焦る必要はありません。まずは親自身が「お出かけって楽しい」と思える環境を選ぶことが、子どもの情緒の安定にも直結します。買い物のついでに家族でプリクラを撮るなど、小さな記念作りも楽しめますね。
乳児とのお出かけに自信がないうちは、無理に遠出せず、自宅から車で30分圏内にある一番設備の整った大型ショッピングモールを「我が家のホームグラウンド」に認定してしまいましょう。
幼児連れのお出かけ:お弁当を持ったピクニックで、お金をかけずに大満足
「ママー、お外で食べるおにぎり、すっごく美味しいね!」と、芝生の上に広げたレジャーシートの上で、口の周りに海苔をつけながら満面の笑みで頬張るシーン。幼児期は、お金をかけなくても最高のエンターテインメントが作れます。
りんりんさん(30代後半)のように、週末は近所の大きな公園にお弁当を持って出かける「ピクニック」は、最強の家族イベントです。外食をすると「静かにしなさい!」「こぼさないで!」と怒ってばかりになりがちですが、青空の下のピクニックなら、多少こぼしても大きな声を出しても気にならず、親も子もストレスフリーで過ごせます。
発達心理の視点から見ても、外の新鮮な空気の中で食事をとることは、子どもの五感を刺激し、食欲を増進させる素晴らしい効果があります。特別なおかずでなくても、外で食べるだけで立派なごちそうになるのです。
次の日曜日は、冷蔵庫にあるものだけでサッとおにぎりと卵焼きだけを作り、水筒を持ってお近くの自然豊かな公園へ出かけてみてください。
習い事で忙しい小学生:試合の応援や、その後の外食を「お出かけ」の代わりに
「今日のシュート、すごくカッコよかったよ!約束通り、夜は回転寿司でお祝いだね!」と、泥だらけのユニフォームを着た子どもとハイタッチをして、家族みんなで勝利の喜びを分かち合うシーン。お出かけの定義を少しだけ広げる工夫です。
小学生になると週末のレジャーは激減しますが、「子どもの習い事の試合や発表会を、家族のメインイベントに格上げする」という逆転の発想が効果的です。パパとママが揃って応援に来てくれることは、子どもにとって遊園地に行くのと同じくらい(あるいはそれ以上に)嬉しく、自己肯定感を高める出来事になります。
先輩ママの知恵として、試合の後そのまま車で外食に行き、「今日のあの場面はどうだった」と家族で語り合う時間を作れば、それはもう立派な家族団らんのお出かけとして成立します。
子どもの試合の日は、あらかじめ「終わったら美味しいものを食べに行こう!」と約束しておき、結果に関わらず家族みんなで頑張りを労う時間を設けてみましょう。
予定が合わない高学年:買い物や近場の日帰り温泉など、短時間の「プチ遠出」を狙う
「日曜日の午後だけ全員空いてるね。よし、隣の県まで名物のうどんを食べに行って、帰りに日帰り温泉に入ってこよう!」と、わずかなスキマ時間をパズルのように組み合わせて、ギュッと濃縮したお出かけを楽しむシーン。
結羽さん(30歳)のように、高学年になって長期の旅行が難しくなった場合は、思い切って「日帰り温泉」や「ご当地グルメ巡り」など、数時間で完結するプチ遠出にシフトするのがおすすめです。お泊まりの旅行ほどの準備がいらず、車に乗ってサッと行って帰ってこられるため、忙しい子どもも「それくらいなら行く」と応じてくれやすくなります。
家族の視点で言えば、温泉の大きなお風呂にゆっくり浸かってリラックスすることは、塾や部活で疲れが溜まっている高学年の子どもにとって、最高のリフレッシュと癒やしになります。
「今度の日曜、午後から温泉行かない?」と、子どもが疲れを感じていそうなタイミングを狙って、短時間のリラックスお出かけを提案してみてください。
照れくさい思春期:遠方の旅行や大自然(キャンプ・星空観察)で素直な自分を引き出す
「わあ…星が降りてきそうなくらい綺麗だね」と、長野の山奥の満天の星空を見上げながら、普段は無口な中学生の息子がポツリと感動の言葉を漏らすシーン。ななみさん(30代後半)の体験談は、思春期の子育ての希望の光です。
近所のスーパーには絶対についてこない思春期の子どもでも、「知り合いに絶対に会わない遠方」の大自然の中であれば、驚くほど素直な表情を見せてくれることがあります。黒部ダムの圧倒的な景色や、キャンプでの火おこしなど、日常では味わえないスケールの大きな体験は、思春期の心の殻をスッと溶かしてくれる魔法を持っています。
教育的な視点でも、思春期の反抗的な態度は「自立したいけれど不安」という葛藤の表れです。大自然という圧倒的な非日常の中で家族と過ごす時間は、親のありがたみや家族の絆を再確認し、精神的な安定を取り戻すための貴重なリセットボタンになります。
中学生の子どもがいるご家庭は、夏休みに思い切って「同級生に絶対に会わないような遠方の大自然」を目的地に設定し、1泊2日の旅行を企画してみましょう。
お出かけ前のイライラを回避!NG対応と望ましい声かけの比較表
せっかくの家族でのお出かけなのに、出発前の準備で手こずったり、子どもの機嫌が悪くなったりして、玄関先で雷を落としてしまうことはありませんか?ここでは、お出かけにまつわるNGな対応と、笑顔で出発するための望ましい声かけを比較表でまとめました。
| シチュエーション | NGな対応・声かけ | 望ましい対応・声かけ |
|---|---|---|
| 出発の時間になっても子どもの準備が終わらない時 | 「早くしなさい!パパが車で待ってるでしょ!置いていくよ!」と脅す | 「長い針が6になったら出発するよ。あとお着替えと靴下、どっちからやる?」と見通しと選択肢を与える |
| お出かけ先で「疲れた、もう帰りたい」とぐずり始めた時 | 「せっかく連れてきてあげたのに!もう二度と来ないからね!」と恩を着せる | 「たくさん歩いて疲れちゃったね。あのベンチでジュースを飲んで、1回休憩しようか」と気持ちに寄り添う |
| 高学年・中学生の子どもがお出かけを面倒くさがって渋る時 | 「家族の日に協調性がない!無理にでもついてきなさい!」と強制する | 「美味しいお寿司食べに行くけど、〇〇の分も予約入れとく?留守番する?」とメリットだけ伝えて決定権を委ねる |
| 目的地に向かう車内で渋滞にはまり、子どもが飽きて騒ぎ出した時 | 「うるさい!大人しく座ってなさい!パパもイライラしてるでしょ!」と怒鳴りつける | 「車がたくさん並んでるね。前から順番に赤い色の車を探すゲーム、スタート!」と気を紛らわせる |
パパの休みが平日…予定が合わない家族の「団らん強行突破」術
週末が無理なら平日のお迎え後を「スペシャルタイム」に
「今日はパパがお休みだから、保育園の帰りにそのままファミレスに行って、パフェを食べちゃおう!」と、平日の夕方に突如として発生した特別なお出かけに子どもが大はしゃぎするシーン。土日が休めないご家庭の強力なワザです。
土日に家族でお出かけできないことを嘆くのではなく、発想を転換して「平日だからこそ空いている特権」をフル活用しましょう。平日のお迎えの後にそのままショッピングモールのフードコートに行ったり、夕暮れの公園で少しだけ遊んだりする「平日のスペシャルタイム」は、子どもにとって土日のお出かけ以上にワクワクする秘密のイベントになります。
家族の視点で見ると、曜日にこだわる必要は全くありません。「家族全員が笑顔で一緒に過ごせる時間」であれば、それが火曜日の夕方であっても、立派な家族団らんのお出かけなのです。
パパの平日休みの日に合わせて、夕食の準備を一切お休みにして、保育園や学童のお迎えから直行で近所のレストランへ「平日ディナーお出かけ」に行ってみましょう。
家族全員揃わなくてもOK!「ママ+下の子」「パパ+上の子」の分割お出かけ
「今日はお兄ちゃんは部活だから、ママと下の子の二人だけで映画館デートに行こうね!パパはお兄ちゃんの試合の応援よろしく!」と、潔くチームを分割してそれぞれの休日を満喫するシーン。きょうだいの年齢差があるご家庭の最適解です。
りりこさん(30代前半)のように、上の子と下の子の予定や興味が完全にバラバラになった時、「全員揃うまでお出かけしない」としていると、永遠にどこへも行けなくなってしまいます。それならば、パパチームとママチームに分かれて、それぞれの子どもの年齢に合ったお出かけを楽しむのが、最も満足度が高くなります。
発達心理の面からも、普段は下の子に我慢させている上の子にとって、「親を独り占めできる時間」は心の安定に絶大な効果をもたらします。分割お出かけは、きょうだいそれぞれの自己肯定感を満たす素晴らしいチャンスなのです。
「今度の日曜日は、ママと〇〇ちゃんの二人だけでお出かけする『特別デートの日』にするね」と提案し、下の子(または上の子)の行きたい場所にだけ付き合ってあげてください。
スムーズに出発!家族のお出かけを満喫するための準備チェックリスト
「あれ忘れた!これ忘れた!」と玄関で慌てないために、お出かけ前のスムーズな準備のポイントをチェックリストにまとめました。パパとママで分担して、笑顔で家を出発しましょう。
- おむつ、おしりふき、着替えなどの必須アイテムは、前日の夜にマザーズバッグに詰めている
- 行き先の天候や気温をチェックし、体温調節しやすい羽織りもの(カーディガンなど)を準備している
- 車での移動中、子どもが退屈しないように、お気に入りのおもちゃや汚れにくいグミ・ラムネなどを用意している
- 目的地の「授乳室・おむつ替えスペースの有無」を、出発前にスマホで確認している
- 「何時に出発して、何時くらいに帰ってくるか」という大まかなスケジュールを、夫婦間で事前に共有している
チェックがついた項目が多いほど、お出かけ中のハプニングにも落ち着いて対処できる準備が整っています。完璧を目指さず、「忘れ物をしたら現地で買えばいいや」くらいのゆとりを持つことも、お出かけを楽しむ秘訣です。
家族のお出かけに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 小さい子を連れたお出かけ、移動手段は車と電車どちらが良いですか?
0歳〜3歳くらいまでの乳幼児期は、圧倒的に「車」でのお出かけをおすすめします。子どもが急に泣き出したり、おむつ漏れのハプニングがあったりしても、車という完全なプライベート空間であれば、周囲の目を気にせずすぐに対処できるからです。また、遊び疲れて寝てしまった時も、車ならそのまま寝かせて帰宅できるという絶大なメリットがあります。電車デビューは、子どもが「静かに座っていること」を少しずつ理解できるようになってからでも遅くありません。
Q2. 上の子の習い事に下の子を付き合わせるのが可哀想に感じます。
週末が上の子のスポーツの試合や習い事で潰れてしまい、下の子が退屈そうにしていると申し訳なくなりますよね。そんな時は、応援に行く際の持ち物を少し工夫してみましょう。レジャーシートやお砂場セット、シャボン玉などを持参し、上の子の試合会場の端っこの安全なスペースで「下の子専用のピクニック」を展開するのです。パパとママで交代しながら下の子の相手をすれば、退屈な待ち時間も楽しいお出かけのひとときに変わりますよ。
Q3. お出かけ先でいつも兄弟ゲンカになってしまいます。
「あっちに行きたい!」「嫌だ、こっち!」と、外出先で兄弟ゲンカが始まると親もドッと疲れてしまいますよね。これを防ぐコツは、出発前に「今日は午前中はお兄ちゃんの行きたい場所、午後は妹の行きたい場所」と、明確なルールとスケジュールを伝えておくことです。見通しが立つと子どもは納得しやすくなります。それでもケンカになった場合は、親がイライラを爆発させず、「じゃあ、ジャンケンで勝った方からね」とゲーム感覚でサッと仲裁に入りましょう。
Q4. 思春期の子どもを旅行に誘う良い方法はありますか?
「家族旅行に行くよ」と正面から誘うと「えー、面倒くさい」と反発されがちですが、思春期の子どもを動かすキーワードは「食」と「特別感」です。「〇〇の好きな美味しいカニを腹いっぱい食べに行く旅行なんだけど、どうする?留守番しとく?」と、あえて決定権を委ねつつ、強烈なメリットを提示してみてください。また、現地では無理に家族行動を強要せず、ホテルでのスマホの時間をある程度容認してあげるなど、適度な距離感を保つことが成功の鍵です。
Q5. 毎週末のお出かけで出費がかさみます。節約のコツは?
毎週末ショッピングモールやテーマパークに行っていると、お財布へのダメージは計り知れません。節約の最大のコツは、「お弁当と水筒の持参」を徹底することです。お出かけ費用の大半を占めるのは、実は現地での外食費と自販機の飲み物代です。おにぎりと卵焼きだけの簡単なお弁当でも、外の空気を吸いながら食べれば子どもは大喜びします。また、無料の大型アスレチック公園や、入場無料の市営牧場などをリサーチして手札を増やしておくことも効果的です。
まとめ:今しかない「家族でお出かけ」の時間を思い切り楽しもう
「子どもが小さいうちは、毎週末お出かけばかりで疲れる…早くゆっくり休みたい」とため息をついているママもいるかもしれません。
しかし、先輩ママたちの体験談を紐解いていくと、家族全員が揃って「さあ、お出かけしよう!」と無邪気に手をつないでくれる期間は、実は小学校の中学年くらいまでの、ほんのわずかな期間しかないことが分かります。
子どもが成長して中学生や高校生になれば、親が「出かけよう」と誘っても、友達との予定や部活動で全くついてこなくなる日が必ずやってきます。今、毎週末公園を駆け回り、「パパ、ママ、早く来て!」と笑顔で振り返ってくれるその時間は、長い子育て期間の中で最もキラキラと輝く、かけがえのない黄金のボーナスタイムなのです。
パパの休みが平日でなかなか合わなくても、子どもの習い事で週末が潰れてしまっても、大丈夫です。
月に1回のプチ遠出でも、習い事の帰りのファミリーレストランでも、年に1回の特別な家族旅行でも、「家族みんなで同じ景色を見て、美味しいものを食べて、たくさん笑った」という経験は、確実に子どもの心に温かい根を張り、家族の揺るぎない絆となっていきます。
次の週末は、少しだけ肩の力を抜いて、おにぎりを詰めたお弁当箱と水筒を持って、家族みんなで笑顔のお出かけに出発してみませんか?今しかないこの瞬間を、思い切り楽しんでくださいね。




