夫婦円満なカップルが実践!長続きの秘訣と仲良しでいるための10の習慣
結婚して同じ部屋に暮らすようになると、家事や掃除、料理など、男性と女性が協力して行うことが増えます。さらに、妊娠・出産・子育てといったライフイベントで女性に大きな負担がかかると、産後クライシスなどの幾多の壁が二人の間に立ちはだかります。近年では、夫婦間のすれ違いや不満が原因で、離婚に追い込まれてしまうケースも少なくありません。
せっかく縁と愛があって結婚した相手だからこそ、夫婦関係を修復し、喧嘩やイライラに負けずに人生を仲良く助け合って歩み続けたいですよね。夫婦円満なカップルは、どのような方法で愛情と信頼を育み続けているのでしょうか。ここでは、16組の仲良し夫婦の具体的な体験談から、長続きの秘訣を10の習慣としてまとめます。
夫婦円満なカップルが実践する10の秘訣
1「感謝の言葉」を習慣化し、相手への敬意を忘れない
A感謝と思いやりの気持ちが大切
子どもが産まれ、お互い自分本位になりがちで喧嘩も多くなりました。そんな中でも私たちの場合は、いつもありがとうと言葉で伝えたり相手を思いやることを、結婚前と変わらず続けていたことが良かったのかなと思っています。これからもいろいろあるかと思いますが、感謝と思いやり…見失わないようにしたいです。
Aやっぱり感謝の言葉が大切
いつも旦那がしてくれるのは、何かしたら「ありがとう」とお礼を言ってくれることです。私も子供達に、「お父さんのおかげで生活出来ている」と常に言ってます。やはり、感謝の言葉を素直に言う事は、言ってもスッキリするし、聞いても嬉しいです。やはり、相手を尊敬する心が夫婦円満の秘訣なんだと思います。
体験談で最も多く挙げられたのが、「ありがとう」という感謝の言葉でした。一緒に暮らしていると、家事や育児、仕事など、相手がしてくれていることを「やってもらって当たり前」と感じてしまいがちです。しかし、夫婦円満なカップルは、どんな小さなことでも感謝の気持ちを言葉にして伝えています。相手への尊敬(リスペクト)を忘れず、日々「ありがとう」を交わすことが、円満の基本です。
2定期的な「夫婦の話し合いの時間」を必ず確保する
A話し合いの時間を、定期的にもつという約束をすること
夫婦で週に一回は、ゆっくり話をしたりDVDを一緒に観る時間を作ることです。小さな子供がいる朝型の私と、IT関係で夜型の旦那とは、そのような決まりを作るまで、とてもすれ違いが多い夫婦でした。話をする時間がしっかりとれないと、お互いの不満や悩みを知ることが出来ず、たまにそれが爆発して大喧嘩になることがありました。その時間を確保するようにしてからは、互いの気持ちを確かめて、不満もリセットできるようになり、夫婦円満でいられるようになりました。
生活スタイルや仕事の都合で、夫婦の会話が少なくなりすれ違いが生じることは珍しくありません。夫婦円満を保つためには、不満や悩みを爆発させる前に解消する仕組みが必要です。週に一度など、「夫婦会議」や「二人で過ごす時間」を定期的に設ける約束をし、お互いの近況や考えていることを共有することが、信頼関係を維持する上で非常に重要です。
3喧嘩を長引かせず、「先に謝る勇気」を持つ
A喧嘩した後、すぐに謝って仲直りするのが大事
先に謝るのは悔しくもありますが、喧嘩を終わらせるためになるべく早く先に謝るようにしました。そうしたら、そのうち夫も自分から謝ってくるようになり、お詫びの印にと花まで買ってくるようになりました。私は言葉で謝る、夫は花を買ってくるが定番となり、喧嘩は長続きしなくなりました。先に謝ったもの勝ちです。
夫婦喧嘩は避けるのが難しいこともありますが、長引かせないことが大切です。先に謝ることは、「自分が悪い」と認めることではなく、「この喧嘩を終わらせたい」という意思表示です。意地の張り合いになると問題が解決しないだけでなく、夫婦の間に溝が深まります。喧嘩後すぐに謝り、仲直りの定番(ルール)を決めておくことで、関係修復のスピードが上がり、夫婦円満が長続きします。
4「共通の趣味や話題」で会話を途切れさせない
A夫婦で共通の趣味で盛り上がる
私達夫婦は、結婚して10年以上経った今も、子供達のサッカーのことで忙しくなりましたが、家に帰ると家族みんなでその日のサッカーのことについて話し合ったり、子供が寝てからも夫婦でサッカーの話になったりします。結婚前から共通の趣味で仲良くしていたので、結婚後も変わらず共通の話題で夫婦仲は円満です。
A夫婦円満のためにしていること
私たち夫婦はお互いお酒を呑む事が好きなので、休みの前の日は一緒に呑む事が多いです。その日の夕食は居酒屋メニューで、ゆっくり話をしながらお酒を呑んでいます。普段はあまりゆっくりと話をする時間がないのでこういった時間を大切にしています。
夫婦円満の秘訣は、会話を絶やさないことです。特に子どもが成長した後や、子育てが一段落した後も仲良しでいるためには、夫婦二人で楽しめる共通の趣味や習慣を持つことが有効です。お酒を一緒に飲む時間、旅行、共通のスポーツ観戦など、「夫婦二人だけが楽しめる時間」を作り、日々のストレスを発散することが、円満に繋がります。
5相手への「過度な期待」を手放し、心の余裕を持つ
A期待しないことが大切
育児の協力や、家事の分担もなかなか出来ないことにムカムカしたりしていましたが、友人から「主人は何もしてくれない方が楽」という言葉にはっとさせられました。へんに期待をするからイライラするのだと思い、それからは主人に対してイライラしなくなりました。何かしてくれるときには期待していない分素直に喜べ、結果として夫婦の仲もよくなりました。
「期待」は夫婦喧嘩の大きな原因の一つです。「これくらいやってくれるはず」「言わなくてもわかるはず」といった過度な期待は、裏切られたと感じたときに大きな不満やイライラに変わります。夫婦円満なカップルは、相手に期待しすぎない心の余裕を持っています。相手がしてくれたことに対しては心から感謝し、してくれないことは「自分でやろう」と割り切ることで、精神的な負担を減らしています。
6「スキンシップ」と「優しい言葉」で愛情を伝える
A優しさを表現することが大事
日頃から優しい言葉をかけるようにしています。一緒に暮らしていると、ちょっと乱暴な言葉遣いになりがちなので、意識してソフトな表現で伝えるようにしています。また、スキンシップを積極的にとり、大切な存在であることを伝えるようにしています。
言葉遣いが乱暴になるのは、親しい関係にあるからこその甘えかもしれません。夫婦円満を長続きさせるには、「親しき仲にも礼儀あり」の精神で、意識してソフトで丁寧な言葉遣いを心がけることが大切です。さらに、ハグや手をつなぐなどのスキンシップは、言葉以上に愛情や安心感を伝える有効な手段です。忙しい毎日の中でも、身体的な触れ合いを大切にしましょう。
7「一緒に家事をする時間」を作り、お互いの変化を見落とさない
A一緒の時間を過ごす
休日はなるべく一緒の時間を過ごすために、家事も一緒にするようにしています。夫は料理が苦手なのですが、私が作るときも傍で見ていてくれますし、私も夫にできれば料理好きになってもらいたいので、軽い炒め物や、味見をしてもらっています。洗濯物も2人で干して、そろそろ替え時な衣類がないかチェックしながら2人で取り込みます。お互いの細かな変化を見落とさないように、そしていつもお互いに「ありがとう」と言い合うのが円満の秘訣だと思っています。
家事を「協力して一緒にやる時間」にすることで、夫婦の共同作業の時間が増え、円満に繋がります。特に家事や育児の分担で不満が溜まりがちな現代において、家事を二人で分担することは、単に作業を減らすだけでなく、お互いの仕事ぶりへの理解を深め、ねぎらいの言葉が生まれやすくなります。また、一緒にいる時間が増えることで、相手の体調や心の細かな変化を見落とさずに済みます。
8夫婦円満のベースは「信頼」と「自立」であることを忘れない
A信頼関係を築く
私がやきもちやきで、主人が会社の女の子とラインなどをしていて喧嘩になったことがありました。迎えに来た主人が私の親の前で、私を愛している、一生大事にすると宣言しました。今までそんな事をひとつも言わなかった主人が言ったのに驚きましたが、やはり、夫婦とはお互いに相手を敬い信用して信頼関係を築く事が円満の秘訣だと思います。
A自立、そして笑顔!
私たち夫婦は元々ケンカが多い方でしたが、それは私に問題がありました。どうしても、夫を自分の思い通りに動かしたいという自分勝手なところがあり、夫にも夫の人生がある、という単純なことを見失っていたのです。夫婦は「元は他人」ということを忘れず、思いやりをもって毎日の生活を送ることで、気持ちに余裕もでき笑顔が絶えない円満夫婦となっています。
夫婦は愛情で結ばれていますが、独立した個人同士でもあります。相手を自分の思い通りにしようとしたり、過度に束縛したりすることは、関係を悪化させます。夫婦円満を維持するには、お互いの人生を尊重し、精神的・経済的に「自立」していることが重要です。そして、いざという時には本音で愛情を伝え、信頼を回復する努力を惜しまないことが、強固な絆となります。
9マンネリを防ぐため「そばにいてくれることを当たり前」と思わない
Aそばにいてくれる事を当たり前だと思わないこと。
私達夫婦が夫婦円満でいられるのは、やはりパートナーがそばにいてくれる事を当たり前だと思っていないので、相手の気持ちをきちんと考え、感謝の気持ちも忘れていないからだと思います。結婚をするとそばにいてくれる事が当たり前だと思ってしまうと、好き勝手に振る舞ってしまったり、強気で接してしまう人も多い思いますが、そうならないように生活する事を心がけています。
結婚生活が長くなると、相手の存在が空気のような「当たり前のもの」になりがちです。これがマンネリの原因となり、夫婦関係が冷え込むことがあります。夫婦円満なカップルは、「出会った頃の気持ち」や「新鮮さ」を忘れず、相手が自分の傍にいてくれることに常に感謝の念を抱いています。この意識こそが、相手の気持ちを尊重し、穏やかな笑顔の多い生活を送る秘訣です。
10「ポジティブなコミュニケーション」で問題解決を心がける
Aおしゃべりが一番!
産後クライシスも乗り切り円満夫婦となりましたが、その方法は、何と言ってもポジティブなコミュニケーションを極力増やすというものでした。最終的には夫への嫌悪感に関しては何も考えないように心掛け、面白い話題を探して元の自分に戻るのを待ちました。また、日ごろから子供の様子を伝えたり、ポジティブな会話や相談などを心がけ、何事も一人で決めずに情報を共有したり、夫を頼りにしている気持ちを言葉や態度で表すように心掛けています。
夫婦関係が悪化する大きな原因は、ネガティブなコミュニケーションや会話不足です。特に産後クライシスのように、心身のバランスが崩れ、一時的にパートナーへの嫌悪感が生じることがあっても、コミュニケーションを絶やさないことが重要です。ネガティブな感情に支配されず、面白い話題を探すなど、意識的にポジティブな会話を心がけましょう。また、パートナーを頼りにしている気持ちを伝えることは、相手の自己肯定感を満たし、夫婦関係をより強固なものにします。
まとめ:夫婦円満を長続きさせる鍵は「日々の習慣」にある
夫婦円満なカップル16人の体験談から見えてきたことは、特別なことよりも、日々の小さな習慣と意識の積み重ねが、夫婦円満を長続きさせる鍵だということです。特に「感謝の言葉」「定期的で質の高いコミュニケーション」「過度な期待を手放すこと」は、多くの夫婦が実践し、効果を実感している秘訣です。
喧嘩やイライラといった壁にぶつかっても、お互いを尊敬し、信頼し合う姿勢を忘れず、今回ご紹介した10の習慣を意識して生活してみてください。今日からすぐに実践できる小さな変化が、あなたの夫婦関係をより豊かなものに変えていくでしょう。



