手抜きじゃない:ベテラン主婦が実践する家事の時短テク11選と家族の巻き込み方
仕事や子育てに忙しいワーキングママにとって、毎日の家事は時間との闘いです。「今日も子どもとゆっくり遊ぶ時間がとれなかった」「自分のためにお茶を飲む時間すらない」と、キッチンでため息をついていませんか。
家事を効率化することは、決して愛情が足りない「手抜き」ではありません。むしろ、空いた時間を家族とのコミュニケーションや、ママ自身の笑顔を取り戻すための自分時間に充てる「賢い選択」なのです。
ここでは、料理・買い物・洗濯・掃除の各シーンで今日からさっそく取り入れられる時短テクをご紹介します。ママが一人で頑張るのではなく、パパや子どもを上手に巻き込んで家事の負担を減らしていきましょう。
料理の時短テク:キッチンに立つ時間を劇的に減らす
毎日の料理には、「献立を考える」「作る」「配膳する」「洗う」という多くの工程があります。短時間で手際よくおいしいご飯が作れれば、夕食後の団らん時間がグッと増えます。
ワンプレートに盛り付ける
家族の人数分、何枚もの小鉢や平皿を用意していませんか? メインのおかずとサラダ、副菜を大きめのお皿にワンプレートで盛り付けてみましょう。カフェのような見た目で華やかになり、子どもにはお子様ランチ風にすると喜んで食べてくれます。
「えっ、これが時短テクなの?」と思うかもしれませんが、配膳の往復が減り、食後の洗い物の数が劇的に少なくなります。大皿に比べて、子どもがどれくらい食べたかが一目で分かりやすいのも大きなメリットです。
圧力鍋を使う
圧力鍋を使ったことがないという方は、ぜひ一度試してみてください。高圧調理により加熱時間が大幅に短縮され、カレーやシチューなどはいつもの約半分の時間で作れます。
例えば、硬いニンジンやジャガイモなどの根菜類も、大きめにカットして丸ごと入れるだけで、短時間でお箸がスッと通るほど柔らかくなります。火の通りをよくするための細かな下ごしらえの手間が減るうえ、味がしっかり染み込むので、料理の腕が上がったと家族に褒められるかもしれません。
おかずはまとめて作る・リメイクする
きんぴらごぼうやひじきの煮物などは、週末にまとめて作り置きをして、お弁当用のシリコンカップ等に小分けにして冷凍保存しましょう。忙しい朝のお弁当作りや、夕食でもう一品欲しいときのお助けおかずになります。
カレーもたくさん作ったら、冷凍庫用食品保存袋に入れて冷凍しましょう。ただし、ジャガイモは冷凍すると食感が悪くなるため、冷凍する前につぶすか取り除いておくのがコツです。
翌日はカレーコロッケやドリア、カレーうどんにリメイクすると、家族も飽きずに楽しんでくれます。
電子レンジで時短調理
野菜を茹でる調理時間は、お湯を沸かす工程がないぶんレンジを使うことで大幅に節約できます。ブロッコリーやほうれん草などは、実はお湯で茹でるよりも電子レンジ加熱の方が、ビタミンなどの栄養素が水に流れ出さないというメリットもあります。
火を使わないので、レンジにかけている間に別のおかずをコンロで作るという「同時進行」が安全にできるのもポイントです。
まだある!ちょっとした料理の時短ワザ
朝の忙しい時間帯の「5分」は非常に貴重です。洗い物を減らしたり、前日に少しだけ仕込んでおいたりする工夫で、慌ただしい時間帯に余裕を作ることが可能です。
- 味噌汁は夜のうちに下ごしらえ:具材を切ってダシで煮ておき、朝は温め直して味噌を溶くだけにする。
- ハンバーグをこねるときは使い捨て手袋を:手にこびりついた脂を洗う手間がいらず、衛生的。
- 魚や肉を切る時は牛乳パックを広げたもので:まな板の上に敷いて切り、そのまま捨てればまな板を熱湯消毒する手間をカット。
便利グッズはフル活用しよう
1回分の味噌がサッとすくえる「味噌マドラー」や、電子レンジでパスタが茹でられる容器、何種類もの千切りが簡単にできるピーラーなど、100円ショップ等でも優秀な時短グッズがたくさんあります。便利な道具にはどんどん頼りましょう!
買い物の時短テク:スーパーでの迷いと無駄をなくす
仕事帰りのスーパーは混雑していてレジに並ぶだけで疲れてしまいますよね。買い物行動を最適化することで、1回の買い物にかかる時間や、週の買い物回数をグッと減らすことができます。
一週間の献立の「型」を決める
あらかじめ一週間の献立のメイン食材(月曜は鶏肉、火曜は魚など)を決めておきましょう。買い物へ行くときにスマホのメモ帳や買い物リストを持っていくことで、店先で「今日何にしよう」と迷う時間がなくなります。
さらに、決めたものだけをカゴに入れるので、余計なお菓子やお惣菜を買う無駄遣い節約にもなります。週に1〜2回のまとめ買いで済ませれば、スーパーに通っていた時間を丸ごと自分時間に充てられます。
ネットスーパーや生協の宅配で買い物
お米や牛乳、洗剤など重たくてかさばる日用品は、自宅のパソコンやスマホを利用したネットスーパー・生協の宅配を利用しましょう。家から一歩も出ずにお店と同じ価格帯で買えるため、買い出しの移動時間と労力を大幅に節約できます。
また、子どもと一緒にスーパーへ行くと、お菓子やジュースをねだられて想定外の時間がかかることもありますよね。画面上での買い物ならそうした攻防戦もなくなり、冷静に合計金額を見ながら注文できるため家計管理もしやすくなります。
洗濯の時短テク:干す・たたむ・仕分けるを劇的に楽に
「洗う」のは洗濯機がやってくれても、「干す」「たたむ」「しまう」という工程に時間がかかるのが洗濯の悩み。ここには家族の協力が不可欠です。
家族に「仕分け」をお願いする
お風呂に入る時に、家族に自分が脱いだ洗濯物の仕分けをお願いしましょう。靴下は裏返さずに伸ばす、デリケートな服やそのまま洗えるものは自分用の洗濯ネットに個別に入れてもらう、というルールにします。これでママが一つひとつ確認して仕分ける作業を時短できます。
子どもに協力してもらうコツは、「靴下ちゃんと出して!」と怒るのではなく、「〇〇ちゃんがネットに入れてくれると、ママとっても助かるな、ありがとう!」と感謝を伝えることです。自己肯定感がアップし、自分から進んでお手伝いをしてくれるようになります。
10連ハンガーやハンガー収納にする
10連ハンガーや5連ハンガーという、複数のハンガーが連なった洗濯グッズが便利です。干す時はもちろん、取り込む時も一度にガサッと室内に取り込めるので時短になります。
また、シャツや子どもの服はハンガー収納にするのが究極の時短です。乾いた洗濯物をわざわざたたまず、ハンガーのままクローゼットへ掛けるだけ。シワにもなりにくく、「たたむ時間」を丸ごとカットできます。
掃除の時短テク:汚れをためない「ついで」の工夫
週末にまとめて数時間かけて掃除をするのは大変です。「汚れたらすぐサッと綺麗にする」仕組みを作るのが、最も効率的な掃除の時短テクです。
掃除道具は「使う場所」のすぐそばに置く
掃除道具は、取り出しやすいところに置きましょう。「掃除機をクローゼットの奥から出すのが面倒…」と感じた瞬間に、掃除のハードルは上がってしまいます。最近はインテリアに馴染むオシャレな掃除道具がたくさんあるので、部屋ごとに見せる収納としてセッティングしておくのも便利です。
テレビ台の裏にはハンディモップ、ソファの横には粘着テープのコロコロ、洗面台にはアクリルスポンジなどを置いておき、気づいた時に「ついで掃除」をする習慣をつければ、まとめて大掃除をする必要がなくなります。
ひとりで全部やろうと思わないで
ママが一人で家事を抱え込んでイライラしていては、せっかくの休日も台無しです。家族がこぼした水は自分で拭く、読んだ本や脱いだ上着は自分で元の場所に戻すなど、自分のことは自分でやるルールを作りましょう。
「リビングのテーブルの上には、夜寝る前には何も置かない」という家族共通のルールを作ってクリアな状態をキープしておくと、翌朝すぐに拭き掃除ができ、気持ちよく一日をスタートできます。
日々進化中:文明の利器(最新家電)に頼るのもアリ
「手洗いや手作業こそが愛情」というのは一昔前の考え方です。世の中の家電は驚くほど進化しており、強力な助っ人となってくれます。家電に任せられることは任せ、その分の時間を子どもと向き合う愛情に変えましょう。
- お掃除ロボット:外出中や寝ている間に床のホコリを吸い取ってくれます。ロボットがスムーズに動けるよう、家族が自然と「床に物を置かなくなる」という素晴らしい相乗効果も生まれます。
- 乾燥機付き洗濯機:干して取り込むという一連の作業が、スイッチ1つで終わります。天気に左右されず、タオルもふっかふかに仕上がります。
- 食洗機:夕食後の大量の食器洗いがなくなり、手荒れも防げます。最新の食洗機は手洗いよりも使用する水が少ないため、長期的に見れば節水効果も期待できます。







