おかずの作り置きは何を作る?保存方法 主婦の意見まとめ12選
おかずを作り置きしておくと、時間がない時や、毎日の調理を簡単にしたい時、お弁当作りなどに大変便利に活用できますよね。今回は、おかずの作り置きについて、どんなおかずを、どのような保存方法で作り置きしているのか、主婦12人に教えてもらいました。
多くの方が、作り置きするおかずの種類に応じて、冷凍保存と冷蔵保存の方法を上手に使い分けていらっしゃいます。作り置きするおかずは、野菜を使った副菜を、3日分程度作り置きしているケースが多いようです。
なお、食中毒のリスクを防ぐため、作り置きしたおかずは加熱調理後、素早く完全に冷ましてから、煮沸消毒した清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫(4℃以下)または冷凍庫(-18℃以下)で保存しましょう。また、ご紹介する保存期間はあくまで個人の工夫であり、ご家庭の環境や食材に応じて、食中毒のリスクを理解した上で早めに消費することが最も重要です。
それでは、みなさんの意見を見てみましょう。
作り置きを活用して節約・時短料理を実現
ハンバーグとロールキャベツを冷凍保存
ひき肉が安い時は、ひき肉を大量に買ってきて、ハンバーグとロールキャベツをたくさん作って、作り置きします。
ひき肉の量にもよりますが、ハンバーグが二日分、ロールキャベツが二日分と、合計四日分作ることが多いです。ハンバーグは、先に全部焼いてしっかり火を通してから冷まし、密閉できる保存袋で冷凍します。
ロールキャベツは、生のまま密閉できる保存袋で一回の食事分ごとに小分けして冷凍します。一食分ずつ分けて冷凍すると、後の調理が楽です。ただし、生の肉や野菜を冷凍する場合は、解凍後に必ず中心部まで加熱調理することが大切です。
ハンバーグやロールキャベツは、主人が好きでよくリクエストされますので、面倒くさがりな私は、一気に作って冷凍保存しておくことにしました。
混ぜるのも焼くのも一日で一気に終わるので、後が楽です。雨や体調不良で買い物に行けない時などに、重宝しています。
また、ロールキャベツは、生のまま冷凍しているので、作ってから1ヶ月以内を目安に消費するように心がけています。
冷蔵庫にホワイトボードを張って、作り置きの品名と日付をメモして管理しています。
ほうれん草の胡麻和えを3日分冷蔵保存
家族皆大好きなので、ほうれん草の胡麻和えを作り置きします。ほうれん草が安い日に、何束か購入して、一度に三日分は作りますね。
作ったものは、加熱後に素早く完全に冷ましてから清潔なタッパーに入れて冷蔵保存します。そのあとは、なるべく三日で消費するように、こまめに食卓に登場させます。
もう一品ほしい時があるのですが、子供にまだ手がかかるので、忙しくて作っている暇がないため、作り置きをしています。時間がある時に作って、時間がない時に出せるので、とても楽なのです。
作り置きを作る時のポイントは、衛生面に気をつけ、さっさと消費してしまうことです。保存期間が長すぎると食中毒のリスクが高まるので、何度も失敗した経験から、作り置きを作ったら、作った日付を養生テープに書いてタッパーに貼ることで、何日も保存したままにならないように管理しています。
かぼちゃやひじきを炊いてリメイク活用
よく作るのは、子供が好きなかぼちゃの煮物です。かぼちゃ半分を炊いておいて、その日はそのまま冷蔵庫で保存し、次の日は、かぼちゃをつぶして、スライスキュウリやコーン、ハムをマヨネーズであえてカボチャサラダにリメイクします。子供がよく食べるので、すぐになくなります。
作り置きをすると、かなり楽です。子供を病院に連れて行くなど、時間に余裕がなくても美味しいごはんが食べられます。少し多めに作って、家族が飽きる前に、別の品にリメイクするのがコツです。
他には、ひじきの煮物もよく作ります。乾燥ひじき1パックににんじん、しめじ、大豆の水煮半パック、薄揚げ、鶏もも肉少しを入れて、多めに炊いて小分けにして冷凍保存します。
その日はそのまま、次の日は、豆腐に鶏ミンチに、ひじきの煮物を足してひじきハンバーグにしたりします。
卵にひじきの煮物を入れて、だし巻き卵にするのもいいですよ。炊き込みごはんにすると栄養満点なので、授乳中の人にもおすすめです。これも、簡単に栄養を取りたくてよく作ります。
大きさを変えたカツを揚げて冷蔵・冷凍保存
肉料理の作り置きが多いです。例えば、とんかつやチキンカツ。一度に作る量は、一日分+αという感じです。
保存方法としては、揚げて完全に冷ました後、翌日までとりあえず冷蔵庫に保存します。それ以降は、一枚ずつラップをして、冷凍保存しています。揚げ物を作り置きする場合は、再加熱して、中心部まで温めてから食べるようにしましょう。
作り置きをする最大の理由は、子供がカツ類が好きで、ご飯以外の時に、おやつ感覚ですぐに出せるからです。食べ盛りの子供たちは、ほんのちょっとの時間も待てないので、食べたいと言われたら、すぐに用意できるのがいいですね。
夫には別の食事を、子供達には2日に1回というペースで食事に出す時も、おかずを何種類も作らずに済むので大変楽です。
作り置きしている時の工夫ですが、夕食の時に出すカツと、お弁当用のカツで大きさを変えています。そうすることで、朝お弁当に詰める時、切らずに済むので、まな板や包丁が汚れることがないです。
冷凍、冷蔵のカツがなくなったら、また新しくカツを作ります。冷凍する前に全てなくなることも結構ありますけどね。
3日分を目安に煮物とサラダを冷蔵保存
我が家の作り置きは、ひじきの煮物、筑前煮、こんにゃくと鶏肉の煮しめといった和食の煮物や、マカロニサラダ、卵サラダ、春雨サラダ、ポテトサラダなどのサラダ系が多いです。
作り置きは、だいたい3日分を目安に作ります。おかずは、煮沸消毒した清潔なタッパーに入れて冷蔵庫に保存します。特にサラダ系は傷みやすいので、作ったその日のうちに食べ切る、または翌日までに食べ切ることをおすすめします。
おかずを作り置きするのは、メインのおかずだけでは栄養が偏りがちで、野菜をなかなか摂取できないためです。副菜を充実させたいのですが、毎日作るには、手間や光熱費もかかるので、一度で作っておくと経済的です。
作り置きのポイントは、作り置きをだいたい2日に一回作ったりして、ずらしながら食卓に出すことです。そうすると、副菜が二種類食卓に出せます。
作り置きのポイントは、特に夏場は傷みやすいジャガイモなどの食材は避け、早めに消費するように気をつけることです。
週末に3日分の人参しりしりなど副菜を用意
我が家の作り置きおかずで定番なのは、人参しりしり、大豆とひじきの煮物、マイタケのゴマポン酢和えなど、たくさんあります。どれも簡単で、時間がかからずに作れるものを選んでいます。
1度作ったら、最低でも3日は持ちます(我が家は娘1人の3人家族です)。さすがに3日連続で食卓に出すのも気が引けるので、実際には、例えば、日曜日に作った場合、日曜日の晩御飯→火曜日の晩御飯→水曜日の晩御飯といった感じで、少し間を開けたりします。
なので、実質4、5日は作り置きしている形になるでしょうか。なおかつ、旦那のお弁当にも入れるので、「またこれか…」と思われているかもしれませんが(笑)。
私もフルタイムで働いているので、毎日帰宅後におかずを作るのも大変なので、おかず、というよりお惣菜をよく作り置きします。
煮物系は、時間がたつほど味が染みるので、作り置きおかずの中で一番頻度が高いです。あとは、日持ちしそうな、お酢を使ったお惣菜もよく作り置きしていますよ。
薄味のミートソース5日分を冷凍保存
使いまわしのきくミートソースを、離乳食完了期のころから作り置きしています。にんじん、たまねぎ、しいたけをみじん切りにして、ミンチと炒めたものをケチャップとウスターソースやお好み焼きソースで味付けするだけの、簡単調理でできるのでとても便利です。
にんにくなども、子供の年齢によって加えておけば、子供の食欲を刺激できるほか、大人もおいしくいただけます。
ポイントは、塩などを入れないで、薄味に仕上げることです。大人用には、より煮詰めれば味が濃くなるので、減塩にもつながり健康的です。
ミンチの小さいパックで、5日分程度作れます。野菜もたっぷり食べられるうえに、お肉も1品でまかなえるので、忙しい日の1品やお昼に活用しています。
冷凍保存しておき、パスタをゆでてかけるだけで、栄養満点の一食になります。その他、ゆでたじゃがいもの上にかけて、チーズをのせてトースター等で焼けばグラタンに、ごはんの上にのせてチーズをのせて焼けば、ドリアになります。
毎日1品ずつ日にちをずらして冷蔵保存
作り置きするおかずは、和食が多いです。切干大根、酢の物、ひじき、色んなきんぴらなどを、常時5品程度作り置きをしています。
大体3人家族で、2、3日分を作って、清潔なタッパーに入れて冷蔵保存しています。毎日1品ずつ、日にちをずらして作り、毎日同じ物が並ばない様にしています。
作り置きをするのは、時間の短縮と、お腹が少し減った時に、ちょっと食べるのに丁度いいからです。夏場は、毎日長時間キッチンに立っているのは暑いので、出来るだけ時間をかけずに料理をし、メニューを増やすための工夫です。
色んなおかずを作る事で、一日に色んな食材を食べる事ができます。和食の煮物は、材料を変えると、色んな種類のおかずが出来るので、とても重宝しています。
食中毒のリスクを避けるため、1週間に2回位は「冷蔵庫掃除」と称して、残ったおかずを夕飯にして早めに消費するようにしています。作る手間も省けるのでおすすめです。
野菜の副菜を5日分冷蔵保存
現在1歳3ヶ月の息子の子育て中です。そのため、夜ご飯を作ろうとしても、ぐずったりすると、なかなか時間が取れないことがあります。
主人の健康のためにも、しっかりと食事を作りたいので、野菜を使った副菜を中心に、子供の機嫌がいい時に、作り置きするようにしています。
レパートリーとしては、春雨サラダ、卯の花、野菜スープ、浅漬け、煮卵、煮物などが多いです。平日の夜、ご飯を作り置きするので、だいたい5日分になるくらいの量をまとめて作り、清潔なタッパーに入れて冷蔵庫保存し、食べる分を取り分けています。
作り置きをする時は、味が濃いものや、時間がたつと味がしみ込みすぎるものは、最後の方は味が濃すぎておいしく食べられない時があるので、味付けは濃くしすぎないように気をつけています。また、特に夏場は、早めの消費を心がけ、衛生管理に注意しています。煮物などは、食べる直前に再加熱することで、食中毒のリスクを減らすことができます。
梅干しや酢を活用し煮物を2日分作り置き
作り置きするのは、ほとんど煮物です。朝、お弁当のために煮物を作る時間はないので、前日の夜ご飯として、少し多めに作っておきます。
煮物は時間がかかるので、時短効果は抜群です!作るのは、大根、かぼちゃ、ジャガイモなどの煮ものです。切干大根なども便利です。
一度に作る量は、食中毒のリスクが怖いので、多くても2日分です。保存方法は、十分に冷ましてから鍋の蓋をして、冷蔵庫で保存します。翌朝、お弁当に詰める際などは一度しっかり火を通した方が安心です。
冬や春先など、暑くない時は心配ないのですが、夏の暑い時期は、梅干しや酢を混ぜるなど、菌の増殖を抑える工夫をしています。お弁当の分くらい多めに作った方が、一気に作れ、ガス代も浮くし、味付けもぶれないので、作り置きは便利です。
旦那さんが休みの日にまとめて作り置き
私が作り置きするのは、ブロッコリーや枝豆など塩茹でした野菜と、ひじきやナムルなどの副菜です。あと、1歳4ヶ月の娘が食べる、野菜スープも作ります。主人が仕事で週5日お弁当を持っていくので、約5日分作ります。
作った当日と次の日の2日分くらいは、清潔なタッパーに入れて、冷蔵庫で保存します。残りの野菜は密閉できる保存袋に入れて、ひじき等はお弁当用のカップに入れて冷凍しています。娘の野菜スープは、一食分ずつ、100円ショップで買った小さなタッパーに入れて冷凍します。
日中は、娘と出かけたり遊んだりしていると、料理をする暇はないし、かと言って、夜は疲れて料理をする元気がないため、旦那さんがお休みの日に、娘の面倒を見てもらい、その間にまとめて作るようにしています。
そうすると、平日は、主菜となる肉や魚を料理するだけなので、とても楽ちんです。作り置きするときは、特にお弁当のおかずにいれるものは、最初からお弁当用のカップにいれて冷凍し、朝凍ったままお弁当箱に詰めます。その際、十分に加熱・冷却した食品であること、および保冷効果を過信せず保冷剤と併用することが重要です。
7~8品を週末にまとめて作り時間短縮
仕事をしながら子育て中の、一児の母です。私の週末は、おかずの作り置きをするところから始まります。
作るものは、主に煮物やサラダ、和え物など副菜を作っています。品数は7~8品作るようにしています。作ったおかずは、清潔なタッパーに入れて冷蔵保存し、お弁当のおかずにするものは、紙のカップに入れて、冷凍した後に密閉できる保存袋に入れています。
平日は、仕事で遅くなることも多く、子供がぐずることもあり、疲れからなかなかごはんを作れないこともあるので、時間のある週末にまとめて作るようにしています。
作る時のポイントは、野菜を切る作業を素早く終わらせて、煮る・焼くを同時進行して、時間短縮をすることです。
また、同じような味付けになりがちなので、本やネットを参考にして、マンネリ化しないように心がけています。作り置きのおかずがあることによって、平日も余裕をもって生活することができると思います。

