お洒落なイタリア人マンマに人気のベビー・子供服ブランド
プラダにグッチ、アルマーニ、華やかなヴェルサーチ、奇抜なモスキーノ、艶やかなドルチェ&ガッバーナ…イタリアといえば世界に名だたる高級ブランドが次々と思い浮かび、その多くが子供服も手がけています。
とはいえ相手は赤ちゃんや子供です。すぐに服を汚しますし成長も早く、着替えも何枚も必要になるため、普段着まで一流ブランドでそろえるのは現実的ではありません。お洒落に敏感なイタリアのマンマ(お母さん)でも、日常着となると少し話が変わってきます。
実は、イタリアのマンマたちがふだん頼りにしている御用達のベビー・子供服ブランドがあります。この記事では、イタリアやフランスと日本の子供服サイズの目安、赤ちゃん服の二大老舗、普段着の定番子供服ブランド、日本でも買えるイタリアブランド、イタリアでも人気のフランス子供服、旅行中に立ち寄りやすい小売店まで、順番に紹介します。
なお、店舗の展開状況や日本での取り扱いは時期によって変わることがあります。購入を検討するときは、各ブランドの公式サイトや百貨店の売り場で最新の情報を確認すると安心です。
まず知っておきたい イタリア・フランスの子供服サイズの目安
海外製の子供服を買うときに、いちばん気になるのがサイズです。特にネット通販は実物を確かめられないぶん注意が必要。ブランドや商品によって多少の差はありますが、下の表は日本のサイズと比べるときの目安になります。着られないサイズを買ってしまわないよう、参考にしてください。
表を見ながら選ぶときは、次の3つを意識すると失敗が減ります。
- まずお子さんの最新の身長(cm)を測っておきましょう。海外の子供服は年齢よりも身長表記が基準になることが多いためです。
- すぐにサイズアウトすることを見込んで、迷ったらワンサイズ上を選ぶと長く着られます。ただし上着のフードやひも、袖丈が大きすぎると動きにくく引っかかりの心配もあるため、羽織り物はサイズ感を確認しましょう。
- ネット通販では、注文前に「返品・交換ができるか」「送料や関税がかかるか」をチェック。海外サイトから取り寄せる場合は、届くまでに時間がかかることも見込んでおくと安心です。
赤ちゃん服&ベビーグッズの老舗2ブランド
妊娠中期を過ぎてお腹周りが目立ち始めると、「そろそろマタニティグッズが必要かしら」「赤ちゃんのために必要な物を揃えないと」と考え始めるもの。そんなときにイタリアのプレママたちがまず足を運ぶのが「キッコ(Chicco)」と「プレナタル(Prénatal)」です。
いずれもイタリアの大都市であればショッピング通りやモールで見かけることが多く、ベビー用品が急に必要になったときにも助かります。日本での取り扱いは時期によって異なるため、旅行の際に立ち寄るお店として覚えておくとよいでしょう。
キッコ(Chicco)
キッコはおもちゃ類が日本でも販売されているので、すでにお馴染みの方もいるかもしれません。イタリアのアルトサーナ(Artsana)社が展開するベビーグッズの老舗ブランドで、かわいらしさの中に清楚でクラシックな雰囲気のあるデザインが持ち味。カジュアルな服もありますが、価格はやや高めです。
1958年にベビー用品店として始まって以来、哺乳瓶やおしゃぶり、ベビーカー、ベッド、チャイルドシートといったベビーグッズからベビー服まで幅広く揃うのが特徴。今ではイタリアのマンマやノンニ(おじいさん・おばあさん)にも信頼される世界的なブランドに成長しました。
ちなみに「chicco(キッコ)」はイタリア語で「小さくて丸い粒」を表す言葉。創業者が生まれたばかりの息子を「chicco!」と呼んでいたことにちなんで名付けられたという、微笑ましいエピソードがあります。出産祝いの品に迷ったときも、このお店をのぞけば幅広い選択肢が見つかります。落ち着いた好みのノンニ世代にも喜ばれるでしょう。
プレナタル(Prénatal)
キッコが「ベビーグッズの専門店」というイメージなのに対し、1963年創業のプレナタルは、もともと「マタニティ用品のお店」という印象が強いブランドでした。とはいえ現在はマタニティ用品だけでなく子供服やベビー用品も幅広く扱っているため、キッコとの棲み分けはほとんどなくなっています。
カジュアルで、価格帯はキッコより手に取りやすいのも魅力。ベビー服はコットンのトップスとボトムスが中心で、少しレトロなアップリケがノンニ世代にも人気です。
ベビー服については、両ブランドとも新生児用は白を基調に、男の子には淡いアクアブルー、女の子には淡いピンクがよく使われています。綿などの天然素材が中心で縫製も丁寧なので、肌着類も安心して着せられます。
お土産にもおすすめのイタリア子供服
イタリアでは人気があるけれど日本では買いにくい、そんなお洒落な子供服はお土産にしても喜ばれます。イタリア旅行の際は、ぜひ立ち寄ってみましょう。
ブルームス(Brums)
活発な盛りの子供たちの「いい服を着たい」という気持ちに応え、半世紀以上前に生まれたイタリアのブランド。特別な日の装いを想像しながら、子供たちが心から笑顔になれる一着を作り続けています。
リーズナブルなカジュアル服もそろっていますが、キッズ用のジャケットやスーツ、ドレスなどフォーマルな場でも活躍するアイテムが多いのが特徴。「古き良きイタリア」を感じさせるデザインで、誕生日や結婚式、セレモニーなどにぴったりです。
日本でも買える イタリアの人気ブランド3選
ここからは、老舗のキッコやプレナタル以外で、イタリアのマンマたちに人気の子供服ブランドを見ていきましょう。日本でも取り扱いのあるブランドです。
イル・グーフォ(il gufo)
1980年に生まれたイタリアのブランド。創業者が子供の帰りを待つあいだにスタイを手作りしていたのが始まりと言われ、家庭的なものづくりの精神が今も息づいています。
天然素材を使い、独特の風合いを出すために染色の方法にもこだわるなど、上質な仕立てを大切にしているのが特徴です。
日本でも一部の百貨店やオンラインストアで購入できます。取り扱い店舗は変わることがあるため、最新の情報は公式サイトで確認しましょう。
ベネトン(UNITED COLORS OF BENETTON)
長く続くファミリー企業から始まったベネトン。グローバル企業へと成長した今も、イタリアでは欠かせない存在です。
カラフルな色使い、イタリア生まれのジーンズ生地を使ったアイテム、シンプルで飽きのこないデザインが特徴。
「UNITED COLORS OF BENETTON」のロゴが入ったシンプルなカラーTシャツは、キッズだけでなくマンマたちにも人気の定番アイテムです。
ティンバーランド(Timberland)
日本では輸入靴メーカーのイメージが強いティンバーランドですが、イタリアではブーツ以外にも服や小物など、カジュアルで品質の高いブランドとして、特に男の子をお洒落にさせたいマンマたちに人気があります。
靴はコーディネートの大事なポイント。何気ないTシャツでも足元が決まると様になるので、便利なアイテムです。子供服の取り扱いもあり、日本でも通販サイトなどで購入できますが、人気のアイテムは早く売り切れてしまうこともあります。
イタリアでも人気 フランスの子供服4ブランド
イタリアのママたちには、お隣フランス発の子供服も人気です。まだ日本では買いにくいブランドから、日本にも多くの店舗があるブランドまで、4つを紹介します。
ゼータジェネレーション(Z generation)
Zジェネレーションは0〜14歳向けのフランスの子供服ブランド。「Grain de Blé(グレン・ドゥ・ブレ)」「Lisa Rosa(リサローサ)」「YCC」といった複数のラインがあり、好みのスタイルを選べます。
グレン・ドゥ・ブレやリサローサには、流行に敏感な大人が着るようなテイストの服もあり、「おしゃまな子供たち」がコンセプト。その時々のトレンドを取り入れつつ、良心的な価格・素材の質・着心地のよさにこだわっています。
ヨーロッパを中心に多くの国で展開していますが、日本には販売店がありません。欧州を訪れたらぜひのぞいてみたい、お土産にもおすすめのブランドです。
ドゥ・パレイユ・オ・メム(du Pareil au Même)
1986年創業のフランスブランド。ブランド名は「お揃いでも可愛い」といった意味合いで、きょうだいでコーディネートを楽しめるような親しみやすさが魅力です。
ブランドが大切にしているのは、品質・手頃な価格・スタイル・豊富なラインナップ。日常づかいしやすい価格帯で、フランスを中心にヨーロッパ各国で親しまれています。
展開状況は時期によって変わることがあるため、最新の店舗情報は公式サイトで確認するとよいでしょう。
プチバトー(PETIT BATEAU)
いつの時代にも愛されるマリン柄がアイコンの、フランスの国民的ブランド、プチバトー。1893年にフランスのトロワで生まれ、130年以上の歴史があります。日本にも直営店や百貨店に多くの店舗があり、身近に手に取れるブランドです。
動きやすいデザイン、丈夫で着心地のよい素材、肌にやさしい平らな縫製、頭の大きな赤ちゃんや幼児でも着脱しやすい大きめの袖ぐり。こうした乳幼児にやさしい工夫は、イタリア人マンマにも大人気です。
主に綿製品を扱い、トレンドを程よく取り入れた飽きのこないシンプルなデザインは、スポーティーなエレガンスとして幅広い世代に支持されています。
オカイディ オバイビ(Okaïdi Obaïbi)
1996年にフランスで生まれた子供服ブランド。「Okaïdi(オカイディ)」は2〜14歳向け、「Obaïbi(オバイビ)」は0〜2歳の赤ちゃん向けのラインで、フレンチテイストの感度の高いアイテムを手頃な価格で提供しています。
普段着に使えるベーシックなTシャツやレギンス、ジーンズから、発表会や入学式などのイベントにも着ていけるよそ行きのアイテムまで、幅広くそろうのが魅力です。
日本にも店舗を展開していますが、出店状況は時期によって変わることがあるため、お出かけ前に公式サイトで確認することをおすすめします。
旅行中に立ち寄りやすい 老舗・大型小売店
最後に、イタリアで全国的に展開している大型小売店、UPIM(ウピム)とOVS(オヴィエッセ)を紹介します。旅行の際は気軽に立ち寄れて便利です。
ウピム(UPIM)
ウピムは中堅のチェーン小売店。1928年にミラノで1号店を開いて大ヒットして以来、店舗を増やしてきました。
メンズ・レディース・キッズ・ベビー用の服をカジュアルからスーツまで取り揃え、寝具やバス用品、化粧品まで、家庭の必需品が何でも揃うのが特徴です。
ウピム(UPIM)
便利さと品質、良心的な価格でイタリアのファミリーから信頼を集めてきました。取り扱う子供服には、先述の「Brums」と同じグループのブランドなどがあり、シンプルながら着回しやすく品質のよい製品が揃います。
オヴィエッセ(OVS)
オヴィエッセは1972年にベネチアで始まった会社。現在はウピムと同じグループとなり、イタリア全土で店舗数を伸ばしています。
以前は素材よりもデザイン重視の子供服が中心でしたが、イタリアのアパレル業界では低価格路線の先駆けとも言える存在で、手に取りやすい価格で客足を伸ばして成長してきました。
オヴィエッセ(OVS)
現在では品質も重視しており、子供服だけでなく婦人・紳士用品や雑貨も揃うため、日常づかいの小売店として便利です。Tシャツなど枚数が必要なアイテムや、学用品・バッグ・キャラクター入りのオリジナルアイテム目当てのマンマたちに、気軽に利用されています。
ブランド早見表
ここまで紹介したブランドの特徴と、日本での買いやすさをまとめました。お店選びの参考にしてください(取り扱い状況は変わることがあるため、購入前に公式サイトの確認をおすすめします)。
| ブランド | 発祥 | 特徴 | 日本での購入 |
|---|---|---|---|
| キッコ(Chicco) | イタリア | ベビーグッズ全般の老舗。上品なデザイン | おもちゃ類など一部 |
| プレナタル(Prénatal) | イタリア | マタニティ・ベビー用品。手頃な価格 | 現地が中心 |
| ブルームス(Brums) | イタリア | フォーマルにも使える一着が豊富 | 現地・お土産向け |
| イル・グーフォ(il gufo) | イタリア | 上質な素材と丁寧な仕立て | 百貨店・オンライン |
| ベネトン(BENETTON) | イタリア | カラフルで飽きのこない定番 | 日本にも店舗あり |
| ティンバーランド(Timberland) | アメリカ | 靴・カジュアルウェア | 通販などで購入可 |
| ゼータジェネレーション(Z generation) | フランス | トレンド感のあるデザイン | 現地が中心 |
| ドゥ・パレイユ・オ・メム(du Pareil au Même) | フランス | 手頃な価格と豊富なラインナップ | 現地が中心 |
| プチバトー(PETIT BATEAU) | フランス | マリン柄と肌にやさしい綿製品 | 日本に多数の店舗 |
| オカイディ オバイビ(Okaïdi Obaïbi) | フランス | お手頃な普段着からよそ行きまで | 日本にも店舗あり |
| ウピム・オヴィエッセ(UPIM・OVS) | イタリア | 何でも揃う大型小売店 | 現地が中心 |
イタリアでの子供服ショッピングを楽しむために
紹介したブランドの中には、日本に販売店がないところもあります。それでもイタリアを訪れる機会があれば、フランチャイズで全国展開しているため、ミラノやローマなどの大都市のショッピング街できっと見つかります。
各ブランドの公式サイトで、ブランド名と滞在する都市名を入れて検索すれば、その街のお店がすぐに見つかります。ネットで見るよりも実店舗のほうが服の種類も数も豊富で、価格も手頃なことが多いので、「どんな服を着せようかな」と想像しながらのショッピングは、きっと楽しい時間になるでしょう。
また、大型ショッピングモールには必ずと言ってよいほど子供服店が数店舗入っています。オヴィエッセやウピムもイタリア各地で見かけるはず。それでは、楽しいお買い物になりますように。Buona spesa!(ブオーナ・スペーサ!)
よくある質問
Q. 海外の子供服はサイズをどう選べばいい?
まずはお子さんの最新の身長(cm)を測っておきましょう。海外の子供服は年齢よりも身長を基準に表記されることが多いためです。すぐにサイズアウトすることを考えて、迷ったらワンサイズ上を選ぶのもおすすめですが、羽織り物は大きすぎないか確認を。ネット通販の場合は、商品ごとの実寸表記もあわせて確認すると安心です。
Q. 日本にいながら買えるブランドは?
プチバトーは日本に直営店や百貨店の売り場が多くあり、身近に手に取れます。ベネトンやオカイディ オバイビ、イル・グーフォも、店舗やオンラインで購入できることがあります。ただし取り扱い状況は変わることがあるため、購入前に公式サイトで確認しましょう。
Q. 出産祝いやお土産にはどれがおすすめ?
出産祝いなら、ベビーグッズが幅広く揃うキッコや、肌にやさしい綿製品が定番のプチバトーが選びやすいでしょう。旅行のお土産には、日本では買いにくいゼータジェネレーションやドゥ・パレイユ・オ・メムなど、現地ならではのブランドが喜ばれます。相手のお好みが分からないときは、シンプルなTシャツやスタイなどのアイテムやTシャツが使いやすくおすすめです。
Q. 海外通販で気をつけることは?
返品・交換の可否、送料、関税がかかるかどうかを注文前に確認しましょう。サイズ表記は国やブランドで異なるので、身長やチェスト・着丈などの実寸を目安にするのが安心です。海外サイトから取り寄せる場合は、手元に届くまで時間がかかることもあります。




