戦隊ものが子供に与える影響に関する記事

戦隊ものは子供に悪影響?見せたくない不安を学びに変える関わり方

戦隊ものは子供に悪影響?見せたくない不安を学びに変える関わり方

戦隊ものは子供同士のコミュニケーションのきっかけになり、ごっこ遊びは社会性や想像力を育てます。見せる見せないの二択で迷うより、どう一緒に楽しむかが鍵。気になる言葉づかいやおもちゃのおねだり、戦いごっこを学びに変える具体的な声かけと家庭ルールを、年齢別の視点と体験談つきで解説します。

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戦隊ものは子供に悪影響?見せたくない不安を「学びのチャンス」に変える

ごっこあそびをする子供

幼稚園や保育園など集団生活が始まると、戦隊ヒーローに夢中になり、戦いごっこを始める子が増えてきます。男の子に多く見られますが、女の子で戦隊ものが大好きになる子も珍しくありません。それまでおっとりしていた我が子が急にやんちゃになると、「見せるのをやめさせるべき?」「乱暴な子になったらどうしよう」と不安になる気持ちはとても自然なものです。

結論から言えば、悩みどころは見せる・見せないの二択ではなく、どう一緒に楽しみ、気になる部分にどう関わるかにあります。戦隊ものには子供同士の会話を生んだり、正義感や仲間意識を育てたりするよい面があり、気になる面の多くは家庭での関わり方しだいで学びの機会に変わります。

この記事では、戦隊ものが子供に与えるよい影響と気になる影響を両面から整理し、ごっこ遊びの発達的な意味、見せない選択や興味がない子との向き合い方、おもちゃ・言葉づかい・戦いごっこの家庭ルール、先輩ママの体験談までを具体的にまとめます。我が子の意思を否定せず、家庭に合ったバランスを見つけていきましょう。

子供が戦隊ものを見ることで受ける影響を両面から知る

入園前後の3歳ごろから、戦隊もののテレビや動画を見始める子が徐々に増えます。パパが自分の世代のヒーローを見せて一緒に盛り上がる家庭も多いものです。気になる影響もありますが、悪い面ばかりではありません。まずはよい影響と気になる影響を切り分けて、家庭で「どこを伸ばし、どこに関わるか」を見極めましょう。

友達と共通の話題ができる

秘密話をする女の子2人

テレビや動画で戦隊ものを見せる家庭は多く、ちょうど集団でのごっこ遊びが盛んになる時期と重なります。好きな子同士が自然に集まり、園では戦隊ものが早くから共通の話題になりがちです。

「昨日の○○かっこよかったよね」「○○が一番好き。A君は誰が好き?」など、大人がドラマの話で盛り上がるのと同じように、子供の世界でも会話のネタとして大きなウエイトを占めます。つまり戦隊ものは、この時期のコミュニケーションのきっかけになりやすいのです。

知っていれば話の輪に入りやすく、初対面の子とも「変身ポーズ」一つで打ち解けられることがあります。子育ての現場では、家でほとんど見ていない子でも、好きなキャラクターの名前を一つ二つ知っているだけで会話の入り口が増えます。ただし、これは「見ていないと友達ができない」という意味ではありません。後述するように、興味がない子は別の好きなもので十分に社交を育てていけます。

正義感を育みやすい

マスクをした男の子

守られる側だった幼児に、弱い者を守るという意識が芽生えやすいのも戦隊ものの特徴です。背景には、ストーリーの構造があります。正義のヒーローと悪役がいて、途中で大好きなヒーローがピンチに陥り、子供はハラハラしながら応援し、最後は悪役をやっつける。この「悪を憎み、正義に憧れる」流れが、毎回くり返し描かれます。

その影響で、公園で小さい子に優しくしたり、泣いている友達をかばったりする姿が見られることがあります。家庭では、見終わったあとに「○○レンジャーは、どうして助けてあげたんだろうね」と一言たずねてみると、「弱い人を守りたかったから」と子供なりの言葉が返ってきて、正義感を言葉にして確かめる機会になります。やっつける場面だけでなく、誰のために戦ったのかに目を向ける声かけが、よい面を伸ばすコツです。

仲間意識とごっこ遊びの育ちにつながる

手をつないでジャンプをする仲間たち(子供)

戦隊ものは、仲間と力を合わせて戦うところが見どころです。ちょうど同世代の友達や集団に興味が向く時期と重なるため、「A君とBくんとぼくは仲間だから」と役割を決めて遊ぶ姿が、家庭でも増えていきます。

発達の観点から見ると、戦隊ごっこは「なりきり遊び」の一つです。発達心理の分野では、何かになりきって遊ぶごっこ遊びは、目の前にないものを頭の中で思い描く力が育つ時期に現れる大切な遊びと位置づけられています。誰がリーダーで誰が敵か、どんな技を使うかを子供同士で決めて共有するには、相手の考えを想像し、その場のルールを理解する力が必要です。国が示す保育所保育指針でも、ごっこ遊びは「人間関係」や「表現」に関わる育ちとして重視されています。戦隊ごっこも、おままごとと同じように、社会性や想像力を育てる遊びの仲間なのだと知っておくと、見守る気持ちに余裕が生まれます。

おもちゃを欲しがるようになる

「戦隊ものを見せたくない」と感じる大きな理由が、おもちゃへの物欲を刺激されることです。番組の合間のCMは戦隊ものの玩具がずらりと並び、園でも持っている子の自慢話が出ます。「○○ちゃんは買ってもらったよ。ぼくも欲しい」とねだられて困った経験は、多くの先輩ママが通る道です。

ここでつまずきやすいのが、騒がれるのが大変で、つい買ってしまうこと。買い与えるたびに満足が短くなり、次の刺激を求めて欲しがる悪循環に入りやすくなります。だからこそ、この時期は我慢する力と「努力して手に入れるうれしさ」を育てる絶好の機会と捉え、後述の家庭ルールで線引きしておくのがおすすめです。

言葉づかいが気になることがある

ヒーローはもちろん、悪役のセリフに影響されることもあります。この時期の子供は、大人が過剰に反応する言葉ほど敏感に覚えます。戦隊ものに限らず、テレビで何度も流れるフレーズや、園で流行した言葉をすぐ取り入れるのは、よくあることです。

大切なのは、原因を戦隊ものだけに決めつけないことです。子供の世界が広がれば、周囲の友達やきょうだいからも言葉は入ってきます。テレビを制限しても言葉づかいが変わるとは限らないため、原因さがしより「気になる言葉にどう関わるか」に目を向けると、対応がぶれません。

年中ママ
38歳

友達の影響⁉

幼稚園がバラバラなママ友とのランチ会に参加しました。その中で子供の言葉づかいが悪いという悩みが話題になりました。「子供と言い合いになると、すぐきつい言葉を言われる」とのことでした。

友達同士のけんかでもすぐに使い困っているとの話が、色々なママから出てきました。「最初は戦隊ものの影響なのかな?と思ったのだけど、どうやら違うみたい」とあるママが話し出しました。「上に小学生のお兄ちゃんがいるお友達が、輸入先だと思う」とのことでした。

他のママも思い返せば、同じような環境のお友達がいる子は言葉づかいが荒いとの結論になりました。そのようなきっかけがない我が子は、きつい言葉を一度も口にしたことはありません。どうやら言葉づかいが影響されるのは、戦隊ものだけではないようです。

戦いごっこが乱暴に見えることがある

戦いごっこは、大人の目には乱暴に映ることがあります。けれど子供にとっては、おままごとと同じ「興味のあるものになりきる遊び」です。はじめは加減が下手で、つい本当に叩いたり蹴ったりしてトラブルになりがちですが、幼児期はまだ力も弱く、遊びの中で「叩くと痛い」「やりすぎると相手が泣く」と少しずつ力加減を学んでいきます。

ここで頭ごなしに禁止すると、子供は親の見ていない所で同じ遊びをしたり、加減を試す経験そのものを失ったりしがちです。禁止より、後述する「お約束」を一緒に決めて、安心して遊べる範囲を示してあげるほうが、結果的に乱暴さは落ち着いていきます。叩くマネに置き換える、相手が「やめて」と言ったら止める。こうした小さなルールが、思いやりと力加減を育てます。

今までのおもちゃで遊ばなくなる

知育玩具で熱心に遊んでいた我が子が、戦隊ものにハマったとたん、買ってもらった戦隊おもちゃに夢中になり、これまでのおもちゃに見向きもしなくなる。これも幼児期にはよくある光景です。とくに集めるのが好きな子は、次々と別のアイテムを欲しがりやすくなります。

とはいえ、一日じゅう戦いのことだけを考えているわけではなく、面白いものがあればちゃんと興味を示します。気になるときは、戦隊ものを入り口に手持ちのおもちゃをつなげてあげましょう。ブロックや積み木で敵やヒーローを作って親子で戦わせる、段ボールや牛乳パックで変身アイテムを工作する、テーマソングを楽器で鳴らしてみる。好きを別の遊びに広げると、知育玩具にも自然と戻ってきます。

戦隊ものを「見せない選択」とどう向き合うか

テレビを見る親子

園で戦隊ものが流行っているのに、家庭の方針で見せないという選択もあります。見せないこと自体が悪いわけではありません。気をつけたいのは、本人が見たがっているのに、その気持ちを置き去りにしたまま一方的に制限が続く場合です。話題に入れず寂しい思いをしたり、「見たいのに見られない」もやもやを抱えたりすることがあります。

方針を持ちつつ本人の気持ちも大事にするなら、「なぜ見せないのか」を子供が分かる言葉で伝え、別の楽しみで満たす工夫が役立ちます。たとえば、見る時間や本数を決めて一緒に見る、配信でまとめて見る曜日を作る、関連の絵本や図鑑で楽しむなど、家庭の納得できる形は一つではありません。

子育てでは、つい先回りして失敗させまいとしたり、子供を自分の価値観で染めたくなったりすることがあります。海外では、子供の前の障害物をすべて取り除こうとする親をカーリングペアレントと呼ぶ国もあり、近年は日本でも過干渉の影響が話題にのぼります。失敗もまた経験と大きく構え、本人の課題に踏み込みすぎないことが、自信や自主性を育てるうえで大切だと指摘されています。

見せる・見せないどちらを選ぶにせよ、子どもの失敗に先回りしすぎたり、子ども自身の課題に親が入り込みすぎたりしないことが大切です。

戦隊ものに興味がない子に無理強いしない

一方で、戦隊ものにまったく興味を示さない子もいます。「コミュニケーション能力のために」と無理に見せようとするのは逆効果になりがちです。怖い悪役が苦手だったり、争う遊びが好きでなかったりするのは、その子の立派な個性です。

興味がない子は、電車や恐竜、絵本、ブロックなど別の好きなもので深く遊び、相性のいい友達とじっくり付き合うタイプが多いものです。社交は戦隊ものだけで育つわけではありません。本人の「好き」を尊重し、戦いごっこに入りづらそうなときは別の遊びに誘うなど、その子のペースを支えてあげましょう。園で困っている様子があれば、先生にそっとフォローをお願いするのも一つの手です。

ペンギン
41歳

親の感情を押しつけるのは…。

入園前まではとても仲よく遊んでいたA君。幼稚園に入って遊ばなくなったなと思い、久しぶりに公園で会ったA君に「最近一緒に遊ばないね。習い事で忙しいの?」と聞くと、A君が「ぼくは戦隊ヒーローが大嫌いなの。だからみんなと遊ばない。だってパパが見ちゃダメって言うから。だからぼくは見ないんだよ」と言うのです。

本人が「怪獣が怖い」「戦いが苦手」などの理由で「嫌い」と言っているのなら問題ないのですが、明らかにパパの一言が理由なのは、少しかわいそうな気がしました。

戦隊ものを見なくても仲よく遊ぶ友達はたくさんいますし、家庭の方針で見せないのも分かります。でも理由に「つまらないから」と大人の価値観を押しつけてしまうと、子供は自分の言葉で「好き・嫌い」を選べなくなるのかもしれない。そんなことを考えさせられた出来事でした。

このエピソードから学べるのは、見せる・見せないの判断そのものより、子供本人の気持ちを聞く姿勢の大切さです。「怖いから見たくない」も「みんなと話したいから見たい」も、どちらも本人の正直な声。そこを起点に家庭の方針を伝えると、子供も納得しやすくなります。

気になる影響を学びに変える家庭のルールづくり

おもちゃのおねだり、言葉づかい、戦いごっこ。気になる影響の多くは、家庭ルールのつくり方しだいで教育の機会に変わります。コツは、ルールを親子で話し合って決め、親も一緒に守ること。パパが甘やかして例外を作ったり、静かにさせたいからとママがルールを破ったりすると、子供には「都合のいい例外」が通用しないと伝わってしまいます。まだ話し合いが難しい年齢でも、親が決めたルールを両親そろって守り、毅然と一貫した態度で示すことが土台になります。

おもちゃ購入のルールを決める

お絵かきをする男の子の手

つい買ってしまいがちなのが、レジ横の食玩(お菓子とおもちゃが一緒になったもの)。売り場で騒がれると「安いし、まあいいか」となりやすいものです。でも何でも買い与えていると、与えられる喜びがどんどん薄れ、すぐ飽きて次を求めるようになります。

そこで、買い方のルールをあらかじめ決めておきましょう。たとえば次のような形です。

  • 大きいおもちゃは、クリスマスや誕生日に買う
  • 食玩は、お手伝いでポイントをためたら買う
  • 売り場で泣いて要求しても、その場では買わない

ポイントをためる仕組みは、「がんばれば手に入る」という見通しを子供に与え、待つ力を育てます。手に入れた一つを長く大切にする経験は、次々と欲しがる気持ちのブレーキにもなります。

言葉づかいは夫婦でフォローする

幼児はまだ、どの言葉がよくてどれが悪いのか、経験が少なくて区別がつきません。だからこそ、気になる言葉が出たら、その都度フォローしてあげることが大切です。叱って終わりにするより、「その言葉を言われると、どんな気持ちになるか」を伝えるほうが心に届きます。

伝わりにくい言い方伝わりやすい言い方
「そんな言葉はダメ」とだけ叱る「その言葉を聞くと、ママは悲しい気持ちになるな」
「やめなさい」と取り上げる「○○って言われたら、お友達はどんな気持ちかな?」
無視してやり過ごす「かっこいいヒーローは、お友達が悲しくなる言葉は使わないよ」

一緒に番組を見ながら、気になるセリフをその場で話題にするのも効果的です。何より大事なのは、家の中で大人がていねいな言葉を使うこと。とくに男の子にとって身近なお手本になりやすいパパの言葉づかいは影響が大きいので、夫婦で意識して心がけましょう。

戦いごっこの「お約束」を決める

戦いごっこを禁止しても、子供は目の届かない所でやりたいことをやります。それなら、お互いが痛い思いをせずに楽しめる「お約束」を一緒に決めて、しっかり守らせるほうが安心です。次のようなお約束が役立ちます。

戦いごっこのお約束の具体例

  • おもちゃで友達を叩かない
  • 同じ子にばかり悪役をさせない
  • 上に乗ったり、首まわりをつかんだりしない
  • 本当に叩いたり蹴ったりせず、当てずにマネだけ
  • せまい場所や物の近くでは戦わない

これらは、お約束を知らない幼児がついやってしまいがちなことばかりです。ポイントは、遊ぶ前に伝え、遊んだあとに守れたか振り返ること。「今日は当てずにマネだけできたね」と認めると、次もできるようになります。

親しいママ友同士なら、多少のぶつかり合いは「叩くと痛い」「泣かせてしまった、いけないことをした」と学ぶチャンスにもなります。お互いが嫌な思いをしない範囲で見守り、泣いたら慰めに入るくらいがちょうどよいでしょう。一方、知らない子と遊ぶときは配慮が必要です。自信がないときは「うちは多少ぶつかっても見守る方針だけど、○○くんは大丈夫かな?」と相手のママに一声かけ、合わないようなら別の遊びに切り替えると、ママ友トラブルを避けられます。

見る時間と見せ方を決める

近年は、テレビだけでなくスマホやタブレットの配信で見るご家庭も増えました。次々と動画が再生され、終わりどきを見失いやすいのが悩みどころです。そこで「内容を禁止する」のではなく「見せ方を整える」と考えると、無理なく付き合えます。

具体的には、見る曜日や時間、本数をあらかじめ決めておきます。「日曜の朝に1本」「夕食までに見終える」など、生活のリズムに合わせて区切るのがコツです。できれば、ながら見ではなく親子で一緒に見て、「どの技がかっこよかった?」と感想を交わすと、視聴がそのまま会話の時間になります。約束の時間が来たら、「次は来週のお楽しみだね」と見通しを示して切り上げると、ぐずりにくくなります。

見せてよかった!先輩ママの体験談と「伸びる方向」の見つけ方

ウルトラマン図鑑とウルトラ戦士(人形)

トラブルを心配して見せるのをためらいがちですが、よい変化を実感しているママもたくさんいます。嫌がっていたママが一番ハマってしまう家庭もあり、親子で楽しめるのも魅力です。ここでは先輩ママの体験談を紹介しつつ、そこから見える「我が子の伸びる方向」の見つけ方を整理します。

猫のママ
35歳

カタカナを読んだ!!

ウルトラマン大好きな息子たち(2歳と3歳)は、お下がりでいただいた大きな図鑑が大好きです。毎日「読んで」とねだられ、長い怪獣の名前を読むのにうんざりするほどでした。読み間違えると「ママ、違うよ」と言われるほどです。

そのうち怪獣の名前を覚えたのか、二人で眺めるようになりました。「楽になったな」と思っていたある日、ガソリンスタンドの前で長男が「セルフって何?」と聞くのです。「どうしたの?」と聞くと「あそこに書いてある」と。次男もスーパーの旗を見て「セールって書いてある」と言うではありませんか。

「なぜ読めるの?」と聞くと「図鑑に書いてある」と。ママ友に話したら、その子も図鑑を見ていただけでカタカナを読めるようになったそうです。好きなものの力はすごいと実感しました。

ライダー
35歳

パパがイクメンに⁉

テレビ放送を見る家族のイラスト

子供の面倒を見るのが苦手なパパは、子供と二人で出かけるなんてもってのほかでした。

幼稚園に入ったころ、息子が仮面ライダーに夢中になりました。私は家事をしたかったので、その時間は毎週パパにお任せ。すると、パパまで一緒に夢中になっていました。
親子で番組の話をし、変身ベルトを手作りし、二人で「あ~でもない、こ~でもない」と盛り上がるようになりました。

最近では二人で仲よく映画に出かけ、楽しそうに過ごしています。息子も以前よりパパが好きになったようで、「パパ大好き」と言うように。するとパパもますます子供と過ごす時間を大切にしてくれるようになりました。共通の好きが、親子の距離を縮めてくれました。

犬好き
32歳

工作をするようになった

楽しく工作をする男の子の様子

息子は工作がお世辞にも得意とは言えず、幼稚園でも集中力がなく、適当に時間を過ごしているようでした。そんな息子が、戦隊ものに夢中になりました。最初は「おもちゃ買って」と言っていましたが、買ってもらえないと分かると、自分で色々な物を作るようになりました。

段ボール、紙コップ、牛乳パックやペットボトルなど、作るものによって素材を選び、本物に近づけようと試行錯誤しています。集中力も高くなったのか、作り始めると何時間でも没頭しています。

満足のいくものができると公園に持っていって、友達と見せ合いっこ。一通り終わると、作ったおもちゃでヒーローごっこをしています。最初は見せたくありませんでしたが、見せたことで集中力もコミュニケーション力も上がり、今では「見せてよかったな」と思っています。

これらの体験に共通するのは、戦隊ものが「好き」を入り口に、その子なりの力を引き出している点です。我が子がどの方向に伸びそうか、次の型を目安に観察してみましょう。

伸びる方向の型よく見られる姿向いている関わり方
知的好奇心タイプキャラや怪獣の名前・設定を覚えたがる図鑑や絵本を用意し、文字や数への興味につなげる
つくる・表現タイプ変身アイテムや武器を作りたがる廃材や工作道具をそろえ、作品を飾って認める
家族の関わりタイプ誰かと一緒に見たり戦ったりしたがるパパや家族を巻き込み、共通の時間にする

どれか一つに当てはめる必要はありません。「うちはつくるのが好きそう」と気づいたら、そこを少し後押ししてあげるだけで、好きが学びや自信に変わっていきます。

子供向け特撮ヒーロー番組のおおまかな放送枠

  • ウルトラマンシリーズ:テレビ東京系・毎週土曜あさ9時ごろ
  • 仮面ライダーシリーズ:テレビ朝日系・毎週日曜あさ9時ごろ
  • 続く特撮ヒーロー枠:テレビ朝日系・毎週日曜あさ9時半ごろ(長く親しまれたスーパー戦隊シリーズは2026年に大きな節目を迎え、同じ枠で新しい特撮ヒーローシリーズに引き継がれています)

番組名や放送時間は改編で変わります。見るときは各局の番組表や公式サイトで最新の情報を確認しましょう。地域によって放送日時が異なる場合もあります。

そして覚えておきたいのが、戦隊もの熱はいつか卒業することが多いという点です。夢中になるのは一時期で、小学校に上がるころには別の興味へ移っていく子が少なくありません。今のめり込んでいる姿も、子供時代の一場面。大きく構えて見守っていきましょう。

戦隊ものと子供に関するよくある質問

戦隊ものとの付き合い方で、保護者からよく聞かれる疑問をまとめました。

Q1.何歳ごろから戦隊ものに興味を持ちますか?

入園前後の3歳ごろから関心を持つ子が増えますが、個人差が大きく、もっと早い子も遅い子もいます。まったく興味を示さない子もいて、それも個性です。年齢で焦らず、本人の関心に合わせて構えましょう。

Q2.戦いごっこで友達を叩いてしまいます。どうすればいい?

遊ぶ前に「当てずにマネだけ」「やめてと言われたら止める」とお約束を確認し、遊んだあとに守れたか一緒に振り返りましょう。ヒートアップしてきたら、「いったん休憩しよう」と早めに切り上げるのも有効です。本当に叩く動きは、当てずにポーズだけ取る遊びに置き換えていくと落ち着きやすくなります。

Q3.おもちゃを際限なく欲しがります。

その都度買わず、家庭のルールで線引きするのがおすすめです。「大きいものは誕生日とクリスマス」「食玩はお手伝いのポイントで」と決め、手作りや別の遊びに関心を広げると、欲しがる気持ちが少しずつ落ち着きます。

Q4.戦隊ものはいつまで続きますか?卒業しますか?

多くの子は一時期で、小学校に入るころには別の趣味へ移っていきます。長く好きでいる子もいますが、それも好きを追求する力として見守って大丈夫です。期限を気にしすぎる必要はありません。

Q5.女の子が戦隊ものを好きでも大丈夫?

もちろん大丈夫です。性別にかかわらず、好きなものを楽しむのは自然なこと。本人の「好き」を尊重し、一緒に楽しんであげましょう。

「見せる・見せない」より「どう一緒に楽しむか」へ

戦隊ものは、子供同士の会話のきっかけになり、正義感や仲間意識、想像力を育てる遊びにもなります。気になるおもちゃのおねだりや言葉づかい、戦いごっこも、家庭で一緒にルールを決めて関わることで、待つ力や思いやり、力加減を学ぶ機会に変わります。

大切なのは、見せるか見せないかの正解を探すことより、我が子の気持ちを聞き、家庭に合った形で一緒に楽しむこと。興味がない子には無理強いせず、夢中な子には伸びる方向をそっと後押しする。そんな関わりが、子供の「好き」を自信と育ちにつないでいきます。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪