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粘土遊びで幼児の脳は育つ!年齢別遊び方&おすすめ粘土

粘土遊びで幼児の脳は育つ!年齢別遊び方&おすすめ粘土

粘土遊びをお子さんにさせていますか?世界中の子供たちが遊んでいる粘土には、幼児の知育に良い効果がたくさんあります!粘土遊びはいつから始められるのか、年齢別の遊び方を紹介しつつ、小麦粉や紙、蜜蝋など、粘土の種類による長所・短所を解説します。

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粘土遊びはいつから?粘土遊びの効果、幼児におすすめの粘土の種類

幼稚園や保育園でも、よく行われる粘土遊び。小学校入学してからも、図工の時間で、子供たちとは長いお付き合いになりますよね。
実は粘土遊びには、子供の成長に、たくさん良い効果があるんです!「机が汚れる」「後始末が大変そう…」とマイナスイメージがあるママもいるかもしれませんが、粘土に向き合っている時の子供たちは真剣そのもの。雨の日など、一日中お家にいなければいけない日も、粘土があればとっても楽しい1日になります。

粘土遊びの嬉しい効果、おすすめの粘土の種類や道具のおすすめについてご紹介します。読めば、ママやパパも、童心に返って、一緒に遊びたくなるかもしれませんね!

粘土遊びはいつから?本格的に遊べるのは2歳児頃

粘子遊びはいつから可能でしょうか?ママやパパがしっかりついていてあげるなら、危険は少ないので、早くから初めてもOKですよ。

1歳:粘土の感触を楽しめる時期

粘土で遊んでいる一歳の赤ちゃん

まずは粘土との“出逢い”です!通常、粘度で、形を作ったりして遊べるのは2歳頃ですが、ママやパパがついてあげて、触感を体験させるだけなら、1歳からスタートしてOKですよ。

粘土特有のいままでにはない感触に興味を持つ子が多いでしょう。つんつん触ったり、にぎにぎしてみたり、子どもが気の向くまま、粘土の感触を楽しませてあげましょう。

目を離さないのはもちろんですが、万が一のことを考えて、小麦粘土から始めるのが安心です。自宅にある小麦粉とサラダ油等の材料でも作れるので、まずは少しの量を手作りして、粘土に対してどんな反応をするのか見てみるのもいいですね。

2歳・3歳:丸めたり、型抜きを使ったり、簡単な形のものを作れます

ママと粘土遊びをしている男の子

続いて2歳3歳は“粘土遊びの発展“の時期です。市販の粘土の対象年齢は多くが3歳以上になっていますが、2歳を過ぎると指先を上手に使える子が増えてくるので、3歳のお誕生日前に与えたとしても、十分楽しめます。1歳代で粘土の性質・面白さを十分に体験したら、2歳からはさらに遊びを広げていきましょう。

2歳になると、ほとんどの子が難なく型はめができ、丸、三角、四角、ハートなどの形についても、覚え始めています。色に興味がある子も多いので、カラフルな粘土を使い、色を混ぜるのもおすすめです。

また、3歳は、見立て遊びやごっこ遊びがますます盛んになる頃です。個人差はありますがただ形を作るだけでなく、粘度でおにぎりやお団子、パンなどを作って、粘土プラスおままごとやお店屋さんごっこなどの遊びも喜びますよ。

4歳以上:へらやローラーなどの道具を使い、細かな作業も可能に

4歳になると、ただの形の組み合わせ…というよりもより精密なものを作ることを好み、自分から集中して取り組む子も増えてきます。

作りたいものを作るためにはどうしたらよいかを自分で考えて道具も使えるようになります。食べ物・動物・乗り物など、自分が好きなものや身近なものを題材にすることが多く、細かい部分まで再現しようとするでしょう。

頭の中で想像したものを粘土で表そうとして、親が驚くほどのものすごい集中力を発揮する子も!そんな時は子どもがやっていることに手や口を出さず、静かに見守ってあげるようにしましょう。

粘土遊びの嬉しい効果・ねらい

粘土遊びは、指先を使うので、脳へも良い刺激を与えてくます。知育としても、積極的に取り入れたいですね。

手先が器用になり、脳にも良質な刺激が与えられる

楽しそうに粘土で遊んでいる子供

子供の成長・発達のために必要不可欠なのは脳への『刺激』です。脳が最も成長・発達するのは6歳頃までと言われています。

子供は吸収力の塊で、五感をフル稼働して生きていくために必要なことを学んでいます。そんな子どもの感覚器官の中で、最も優れてると言われているのが触覚です。触覚の代表格である指先を鍛えることで、脳に刺激を与える=脳を鍛えることに繋がるのです!
指先を使う遊びはたくさんありますが、粘土遊びは触覚・視覚を用い、記憶力・想像力・発想力・思考力などを総合的に鍛えることが出来る遊びのひとつと言えるでしょう。

色彩感覚や混色を学べる

色違いの粘土を合わせる女の子

粘土のいい点の中に『色を混ぜることが出来る』ということがあります。最近ではカラフルな着色の施された小麦粘土も、100均ショップなどで安価に販売されているので、手軽に楽しむことができます。たくさんの色を目にすることは色彩感覚を養い、色と色を混ぜることで、色の成り立ちを学ぶことが出来ます。何度も繰り返すことで、自然と理解出来るようになるでしょう!

観察力を発揮できる

2歳、3歳、4歳と大人からするとたった1年ですが、子供は年齢を重ねるほどに、指先を上手に使えるようになり、粘土遊びの楽しさは倍増します!身近なものをモチーフにすることも多いのですが、出来たものを見ると、子供は大人が思っている以上に細かい部分までよく観察しているのがわかります。
せっかく子供が作った粘土作品ですから、それを使ってごっこ遊びを展開しても良いでしょう。親子の会話も自然に弾みますね!

想像力・発想力が育つ

粘土はその性質から、作り手によってあらゆるものに変化します。自分の手で一から物を作り出すことに、子どもは大いに喜びを感じることでしょう。
“ここをこうしたらどうなるのかな?” “これとこれを組み合わせたら…”
初めは頭の中で想像したものを、納得いくように具現化するのは難しいかもしれません。しかし、試行錯誤を重ねることは、子どもの脳にとても良い刺激となるはずです!思わぬ我が子の芸術的才能に気がつくかもしれませんよ。

集中力が身につく

幼稚園の先生と粘土を遊ぶ子供達

子供は『楽しい!』と感じると自然に集中します。集中力の土台は一般的に7歳頃までに養われるとされているので、小学校に入るまでは、意識して一緒に遊ぶ時間を作ると良いでしょう。

また、「うちの子は飽きっぽくて、すぐに興味をなくしてしまう」と感じている親御さんもいるかもしれませんが、子供の集中力は年齢+1分程度だそうです。好きなことを続ければ自然と伸びていくので、今は焦らず、夢中になれることを一緒に探してあげてはどうでしょうか?

油・紙・寒天・蜜蝋。幼児におすすめはやっぱり小麦子粘土!?

粘土といっても、種類は色々。幼児の粘土遊びに最適な粘土はどれか、代表的な粘土のメリットとデメリットをご紹介します!

小麦粉粘土~安さ・使いやすさが抜群

小麦粉

小麦粉粘土は、使い心地も柔らかく、コスパも良いので、幼児の粘土遊びにはもってこいと言えるでしょう。カラフルなものもたくさん販売されていますし、100円ショップでも手に入るので、気軽に粘土遊びを楽しめます。

また、最近では、小麦粉粘土を自宅で手作りする人も増えています。小麦粘土の基本原料は、小麦粉・水・油・塩。色をつけたければ食用色素を用いて、簡単に手作りできます。食べられるもので出来ている為、万が一口に入れてしまっても安全なので、粘土を初めて使うときにおススメですし、2歳児以降なら粘土を手作りする過程も一緒に楽しめますね
ただし、防腐剤が入っている市販粘土はともかく、手作り粘土は保存には向きません。使ってその日に破棄するか、多めの塩を入れてジップロックなどの保存袋に入れて2~3日使って破棄するかになります。

寒天粘土~安全性が高く、アレルギーの心配なし

小麦粘土と同じように、原材料が食品のため安全性の高い粘土です。寒天・水・食品用増粘剤・塩で作られています。小麦粘土よりも、滑らかでぷにぷにとした触感が楽しい粘土です。机にくっついてしまったり、ぱらぱらと散らばってしまうこともありません!価格的には小麦粘土に比べると少々高価であると言えますが、寒天粘土は乾きにくく、固くなってしまっても戻しやすので、コストパフォーマンス的には悪くないと言えるでしょう。

また、小麦粉にアレルギーがあるなら米粉で出来た粘土もあります。こちらも使い勝手は小麦粉粘土と遜色がないので、おすすめです。

蜜蝋粘土~芸術的な才能を伸ばしたいこだわり派

蜜蝋粘土とは、蜜蝋という天然成分由来の粘土です。常温では硬いため、使い始めは、手の熱やお湯で温めて、柔らかくする必要があります。

発色がとてもきれいで独特の光沢感があり、冷えると固まるので作品を残したい時におススメです。硬めに作られている蜜蝋粘土ですが、これは子供の意思や創造性を考えて意識的にそうしてあるそうです。シュタイナー教育等でも用いられている粘土で、大人にもファンが多い質の高い粘土といえます。

紙粘土~絵具での着色や作品を残しておくことが可能

絵具

とても軽く、伸びがやすくて、扱いやすいのが紙粘土です。作った作品に着色することが可能なので、小中学校の授業や自由研究などでよく使用されます。ホームセンターや100円ショップでも購入することが出来るので、欲しいと思ったらいつでも手に入るのも魅力の一つ。ある程度のものが作れるようになり、子供やママが「作品を残しておきたい!」という気持ちが芽生えたら、購入してみてもいいでしょう。

ただし、食品で出来たものではないので、間違って口に入れてしまうと危険ですので、取り扱いには注意しましょう。

油粘土~固まらず、気が向いたときに遊びやすい

使ったことがない大人はいないくらいメジャーなのが油粘土。図工の時間を思い出しますね!

キメが細かく、ずっしりとした重さ(コシの強さ)があるのが特徴です。強いコシがあるおかげで、立体的なものを安定して立たせることが出来ます。また、乾燥に強いので何度も繰り返し使えます。ただ、大人・子供を問わず独特の臭いが苦手な人も多いでしょう。

幼児に無理に与える必要はなく、臭いが大丈夫なら、5,6歳児に小学校の練習として与えてもいいかもしれません。

粘土遊びの道具は?100均や家にあるを活用しよう

プリンカップのイラスト

粘土遊びで使う道具は、コンビニやスーパーでもらえるスプーンやフォーク、割りばし、食べ終わったゼリーやプリンのカップなど、お金をかけずに簡単に用意できます。もし使わないクッキー型などがあれば、それも型抜きとして利用すると楽しいですね。

100円ショップに行けば、粘土と基本的なヘラのセットも売っています。子どもの成長に応じてその時に必要なものを少しずつ買い揃えていくのがおススメです。粘土でケーキを作るためのセット、ハンバーガーを作るセットなども売っているので、子供の興味に応じて、ちょっとしたご褒美にするのもよさそうです。

ねんDO!はじめての粘土セット

ねんDO!はじめての粘土セット

アガツマ

1,500(税抜き)

これさえあればお家で粘土遊びを楽しむことの出来るセット。
マゼンタ・青・白・黄色の4色の粘土と粘土板・抜型・ヘラ・伸ばし棒が入っています。初めて粘土を買うときに迷ったらこれをどうぞ!

http://www.nen-do.jp/product/index.html

ママやパパも一緒に楽しむのが子供の力を伸ばすポイントです

粘土遊びを子供が楽しむようになるかは、パパやママ次第!パパやママが粘土遊びを楽しむ姿を見せることで、子供たちにも、その楽しさが伝わります。

と、いっても粘土には大人も夢中になれる面白さがあるので、あまり考えずに、こねこねして、好きなように作りましょう。童心に返って、一緒に楽しむことで、大人のストレス解消にもなること間違いなしです。

今度の休日は、親子そろって粘土遊びをしてみてはいかがでしょうか?

この記事を書いたライター
木下みずき

木下みずき

ウォーキング始めました!運動と食事で5kg減を目指すダイエッターです!