折り紙の犬の超簡単な折り方!5回折るだけ!幼児・初心者におすすめの平面犬
折り紙で犬を折るのは難しいと思っていませんか?ここでご紹介するのは、幼稚園や保育園の小さな幼児でも簡単に挑戦できる、わずか5回折るだけで完成する平面の犬の折り方です。
材料は、身近にある折り紙2枚と目鼻を描くサインペン、のりだけです。犬の顔と胴体を別々に作ることで、複雑な工程を省き、初めて折り紙をするお子さんでもママやパパと一緒に、または一人で作ることができます。
犬の特徴である垂れ耳や顔のパーツは、折る角度を少し変えるだけで、ニッコリ顔からおちゃめな顔までさまざまに表現できます。ぜひ親子で一緒に、世界に一つだけのオリジナルな折り紙の犬を作ってみてください。
1折り紙を三角形に折って犬の顔の土台を作る
まずは犬の頭のパーツから折っていきます。折り紙の色がついた面が表にでるように置き、対角線上を谷折りして大きな三角形にします。折り目がしっかりつくように、丁寧に折りましょう。
2折り紙の角を折って犬の垂れ耳を作る
次は折り紙を写真のように、三角形の頂点が上になるように置きます。左右の角を点線に沿って斜めに谷折りして、犬の垂れ耳を表現します。この時、左右の耳が均等になるよう、バランスを調整しながらしっかり折り目をつけましょう。耳の角度を広くしたり狭くしたりすることで、表情に変化が出ます。
3折り紙の先端を折りたたんで犬の鼻と口元を作る
折り紙の一番下になる先端部分は、犬の鼻や口元になります。好みの位置で谷折りし、下の紙を内側に折り込みます。さらに上の紙の先端を小さく山折りに折り返して、ちょこんとした鼻を作りましょう。これで犬の顔のパーツは完成です。
4折り紙を折りたたんで犬の胴体としっぽを作る
次に犬の胴体パーツを作ります。顔の時と同じように、折り紙の色が表に出るように置いて三角形に折ります。写真の点線の上あたりを後ろ側に山折りすることで、しっぽを作ることができます。胴体のバランスを見ながら、しっぽの長さを決めましょう。
5犬の顔と胴体のパーツをのりで貼り合わせる
最後に、折り紙の頭と胴体のパーツをのりで接着し、サインペンで犬の目鼻を描き入れれば、超かんたんな折り方の折り紙の犬の完成です。身体と頭を接着する角度を変えることで、座っている犬や立っている犬など、さまざまなポーズを表現できます。
折り紙一枚で作る犬の折り方:全身モチーフに挑戦!
ここからは、折り紙一枚だけで犬の全身を作ることができる折り方に挑戦してみましょう。工程は少し増えますが、道具を使わずに本格的な犬のモチーフが作れますので、小学校に入ったお子さんや、折り紙に慣れてきたお子さんにおすすめです。
おすまし犬の折り方|折り紙一枚で作れる全身犬のレシピその1
折り紙一枚で、ちょこんとお座りしたようなおすまし顔の犬の全身モチーフが作れます。工程は複雑になりますが、初めて全身の折り紙犬に挑戦する方でも10分ほどで作れる難易度です。
1折り紙に斜めや縦横の折り線をつける
最初に折り紙の基本的な折り目をつけます。色のついた面が外側になるように対角線で三角に谷折りし、一度開きます。次に、色面を上にした状態で、中心を通るように縦横それぞれに谷折りし、折り目をつけましょう。
2折り紙を半分に折って犬の土台を作る
折り紙の色のついた面を上にして置き、最初につけた対角線の折り目に従って三角に谷折りします。次に、三角の頂点を底辺に合わせるように両側に山折りして、長方形に近い形に整えます。
3折り紙に目印をつけてから犬の頭の部分を作る
折り紙犬の頭を作るために、まず目印をつけます。写真に赤い丸、青い四角で示した折り紙の左右の頂点と折り目を重ねるように谷折りして、新しい折り目をつけます。
できた折り目の対角線を結んで青い破線の部分を谷折りし、そのまま袋を開くようにして、折り目に従ってベース型(菱形)に折り広げましょう。これが犬の頭の土台になります。
4折り紙犬の耳の土台を作る
ベース型にできた犬の頭の土台の両側を、写真のように斜めに谷折りして耳の形を作ります。耳は少し大きめに折った方が、おすまし犬らしく、かわいく仕上がります。
5折り紙犬の顔と耳の形を整える
折り紙をひっくり返し、襞(ひだ)になっている部分を左右に一旦折り返します。写真の赤い丸印で示した部分と、耳の部分の角を斜めに谷折りして、顔の丸みを整えます。
4で折った耳の部分がこの工程で折りたたまれてしまう場合は、耳の部分を左右に広げて折り返し、形を整え直しましょう。
6折り紙犬の足元を作る
折り紙犬の足元の部分は、最初につけた目印に沿って赤丸を結んだ線に沿って谷折りにします。折りたたんだら、しっぽの部分の袋を開いて、先端が平らになるように重ねて自然に折りたたみましょう。
7折り紙犬のしっぽの部分を作る
足元で余った部分は谷折りで上に折り返し、しっぽの部分も半分に折り返して、折り紙の犬全体の形を整えます。この時、しっぽを上に立てるように調整すると、おすまししたポーズに見えます。
8折り紙犬の顔と鼻の形を整える
ひっくり返して折り紙犬のアゴの部分を谷折りし、先端の三角部分を山折りして鼻の部分を作ります。頭頂部やアゴ周りの角を折って形を整え、サインペンで犬の目鼻を描き入れれば、折り紙一枚で作る全身モチーフの完成です。
リアルな柴犬の顔の折り方|折り紙一枚で作るレシピその2
まるまるっとしたフォルムと、きりっとした表情がかわいい人気の柴犬の顔を、茶色い折り紙一枚で作ってみましょう。この折り方は、特に犬種のリアルな特徴を表現することに重点を置いています。
1折り紙をベース型に折って犬の顔の土台を作る
最初に折り紙を犬の顔の形に三角形に折りますが、完全に先端を重ねるのではなく、2cm程度ずらして山折りし、色面を表に出してベース型を作ります。このずらしが、柴犬特有のふっくらした顔立ちにつながります。
次に、顔をふっくらさせるために中心を半分に山折りします。広げて逆三角形の左右をそれぞれ半分に谷折りして、小さな四角形を作りましょう。
2折り紙の端を折って犬の耳の細かい部分を表現する
折り返した三角形の部分が、柴犬のピンと立った耳になります。二重になった色のついた端を、1ミリ程度軽く折り返すことで、耳の縁の厚みを表現します。折り紙は破らないように注意しながら、優しく折りましょう。
耳の白地の部分は、端から先端に向けて斜めになるように半分に谷折りします。耳の先端は柴犬のように、少しだけ前に向けて折り返しておくと、よりリアルになります。
3折り紙の耳の部分を折り返して犬の頭の形を整える
できた耳を、左右のバランスを見ながら折り返します。柴犬の頭の尖った部分は、耳の折り返し部分まで谷折りして、頭の丸みを出しましょう。
4折り紙を折りたたんで柴犬の顔の形を整える
折り紙をひっくり返し、四角形の先端部分をたたんで柴犬の顔の形を整えます。色のついた上の紙は、鼻になる先端を山折りし、口の部分で谷折りして折り返しましょう。
白地の下の紙は上の紙に対して1cm程度の幅を残して山折りし、後ろに折り込みます。あとは柴犬の顔の丸い感じが出るように、左右の頬の部分を軽く山折りして形を整えましょう。
5折り紙犬の鼻の部分を立体的に整える
このままでも充分柴犬らしいですが、鼻の部分を少し立体的にしてみましょう。左右の耳の付け根から鼻の先端に向けて、斜めの角度で谷折りして折り目をつけます。
一度開いて鼻の部分を折り目に沿って中に折りたたむと、鼻がふっくらと立体的に仕上がります。あとはサインペンで目鼻を描き、修正ペンや白色のクレヨンを使って柴犬の特徴である眉を書き加えれば、折り紙の柴犬モチーフの完成です。
立ち耳犬ドーベルマンの折り方|折り紙一枚で作る全身の立体犬レシピその3
ここからは、難易度の高い立体的な犬の折り方をご紹介します。ピンと立った耳が特徴のドーベルマンの全身を、折り紙一枚でリアルに表現できます。材料は7.5cm大の折り紙一枚(普通の折り紙の1/4サイズ)と、目鼻を描くサインペンなどがあれば作れます。
1折り紙に立体犬を作る折り目をつける
ドーベルマンを折るための基本的な折り目をつけます。最初に縦、横半分に谷折りします。一旦広げて、中心線にそってさらに縦横半分に谷折りし、対角線上にも谷折りの線をつけましょう。折り目がついたら写真の赤い丸印が重なるように、折り紙をベース型(菱形)に折ります。
2折り紙を袋折りして小さな四角形を作る
次にベース型の左右を、中心線に沿って谷折りします。折り目をつけたら一旦開き、中央の部分に小さな四角形ができるように袋折りしましょう。この袋折りが、立体的な形を作るための土台になります。
3折り紙を開いてドーベルマンの顔の土台を作る
小さな四角形は、犬の顔の土台になります。中心線に沿って左右を斜めに谷折りし、折り目をつけたら袋を広げて、ダイヤ型になるように折りたたんでください。このダイヤ型が、顔のベースとなります。
4折り紙から顔の部分を引き出して立体にする
折り紙を再度ひっくり返し、顔の土台の部分は大きな四角形の頂点と同じ位置で山折りします。
顔の土台とつながる大きな四角形の2辺は、最初に折った折り目に沿って谷折りしてたたみながら、顔の土台を引き出すようにして青線の中央で山折りします。これで犬の顔が前に突き出るような立体的な形になります。
5ドーベルマンらしい折り紙犬のしっぽを作る
ピンとした短いしっぽも、ドーベルマンの特徴です。折り紙のお尻の部分を半分谷折りし、さらに半分を山折りして折り目をつけます。一旦折り目を開いて、付けた折り目に沿ってしっぽを二段に内側に折り込みましょう。これで短く引き締まったしっぽが表現できます。
6折り紙の足元とドーベルマンの耳の形を整える
ドーベルマンの足の部分は折り目に沿って山折りし、左右を組み合わせて全体を立体にします。最後に耳の部分を前にピンと折り返し、サインペンで目鼻を描き入れれば、折り紙で作るドーベルマンの立体モデルのできあがりです。
小型犬テリアの折り方!折り紙一枚で作る全身の立体犬レシピその4
小型犬のテリアは、室内飼いのペットとして人気の愛玩犬です。このレシピでは、折り紙一枚で、驚くほど特徴をとらえたリアルな全身の立体犬が折れます。複雑な折り方が多いため、上級者向けのレシピと言えます。
顔やしっぽを作る角度が少し違うだけで、全体的な雰囲気が変わります。たくさん作って並べると、犬を飼っているような気分を楽しめます。
1折り紙にテリアを作る目印になる折り目をつける
最初に折り紙にテリアを作るための目印となる折り目をつけておきます。色面が外に出るように対角線上に谷折りし、中心線をつけておきましょう。
折り紙の4辺をそれぞれ中心線にあわせて三角形に谷折りし、目印になる折り目をしっかりとつけます。この工程で、以降の複雑な折り方がしやすくなります。
2折り目に沿って折り、耳の土台を作る
折り目をたたむように折り、中央で重なった部分を三角形に伸ばすと、細長いダイヤ型ができあがります。これは、鶴の基本形を折る工程と似ています。
中央の小さな三角は、テリアの耳になります。それぞれ半分に谷折りしたら、全体を対角線上に山折りして、半分に折りましょう。
3折り紙犬の耳の部分にあわせて顔の部分を折り返す
耳の左側の部分は、折り紙犬の顔の部分になります。テリアの耳の部分の折り目にあわせて、斜めに谷折りをして折り目をつけましょう。一旦折り紙を開いて、先端を反対側に折り返します。
4折り紙でテリアの顔と体の土台を作る
テリアの顔の部分は再度耳の根元近くで、前のほうに折り返します。お尻の部分は2段階に折り、しっぽを長く伸ばしておきましょう。
5テリアの顔としっぽの部分を仕上げる
テリアの顔は袋状の部分を一度開き、鼻先になる先端部分を少しだけ谷折りしてから、2段に顔の長さを調整して折り返します。この調整でテリアらしい顔つきになります。
テリアのしっぽの部分がピンッと上に向くように、袋の部分を一度開いて斜めに谷折りしてからひっくり返しましょう。
6折り紙犬の足元の形を整える
このままでもテリアの形はできていますが、4本脚で立った方がリアルになります。胴体の部分を円弧状に中に折りたたみ、立体的な胴体を作りましょう。これで4本の足が独立します。あとはサインペンで目を入れれば、折り紙犬のテリアの完成です。
動かせる犬!ダックスフンドの折り方|折り紙一枚で作るレシピその5
ダックスフンドは、ドイツ語読みでダックスフントとも呼ばれる人気の犬種です。この折り紙の犬は、一枚の折り紙をジャバラ折りにすることで、ダックスフンドの胴長短足の体型を見事に表現することができます。
完成後、ジャバラを伸び縮みさせると犬が動いているように見えるため、小さな子供の遊び道具としても特におすすめです。
1折り紙にダックスフンドの形をつける折り目をつける
ダックスフンドの形を作るために必要な折り目をつけましょう。色面が外に出るように、対角線上に谷折りをします。折り目をしっかりつけたら一度開いて、四角形の向かい合う先端が中心に合うように谷折りしましょう。
2ダックスフンドの胴体のジャバラの折り目をつける
折り紙をひっくり返して、端から山折り5本、谷折り4本のジャバラの折り目をつけます。最初に中心線と端を、端と中心線を合わせて山折りをしてから、それぞれの間を谷折りしていけば簡単に等間隔の折り目がつけられます。
3折り紙を折りたたんでダックスフンドの顔の部分を作る
次にダックスフンドの顔の部分を作ります。先端の三角形の部分を斜めに山折りし、0.5cm程度の幅で先端部分を2つ山折りして、折り目をつけましょう。
袋になっている部分を開いて、折り目に沿って段をつけて折り返します。先端は犬の鼻になるので、少しだけ谷折りして折り返し、アゴ周りの端を折りたたんで角をとってください。
反対側はダックスフンドのお尻部分になるので、折れ線のところで袋を開いてから、四角形に形を整えましょう。
4折り紙犬のしっぽの部分を作る
しっぽの部分の四角は左右とも中央線にあわせて谷折りし、袋を開いてダイヤ型に整えます。さらに半分に折りたためば、ダックスフンドらしいピンとたった小さな尻尾ができあがります。
5折り紙に斜めの折り目を入れてジャバラに折りたたむ
ダックスフンドの胴体のジャバラの部分を折りたたみましょう。最初に折り紙の上下に斜めの折れ目を入れていきます。折り目がついたらこの部分を指で押し込むようにすると、簡単にジャバラに折れます。
6折り紙犬の足元の形を整える
このままだと足が10本になってしまうので、一度ジャバラを開いて、胴体部分の余白を山折りにして内側に折り込みましょう。これで足が4本になります。
4本の足は尖っていてバランスが悪いので、それぞれ先端を少しだけ折っておきます。あとは目玉を貼りつければ、折り紙犬のダックスフンドの完成です。
猟犬コッカースパニエルの折り方|折り紙2枚で作る少し難しい立体犬
コッカースパニエルは、大きく垂れた長い耳が特徴の犬種です。このレシピでは、折り紙2枚を使って、コッカースパニエルの特徴を捉えたリアルな立体モデルを作ってみましょう。特に耳の表現にこだわった、中級者以上向けの折り方です。
1折り紙を袋折りして長い垂れ耳を作る
最初に折り紙一枚を使って、コッカースパニエルの頭のパーツを作っていきます。色面が外側に出るように三角形に折ったら、もう半分折って中心に折り目をつけておきましょう。
次に逆三角形の頂点を、上の紙だけ半分に谷折りして折り返します。そのまま左右の角を中心線に沿って折り返し、袋状の部分を開いて犬の垂れ耳を作ります。
2鼻先を折りコッカースパニエルの顔を作る
逆三角形の頂点は犬の鼻になるので、小さな三角形ができるように谷折りします。そのまま中心線に沿って半分に山折りをすれば、コッカースパニエルの顔の部分ができあがります。
3折り紙犬の頭の形を整える
コッカースパニエルの頭の上の尖った部分は、一度斜めに谷折りしてから開いたら、頭の内側に折り込みます。これで頭のラインが丸く整い、自然な形になります。
42枚目の折り紙でコッカースパニエルの体を作る
コッカースパニエルの体になる2枚目の折り紙は、四角形の2辺を1cm程度の幅で谷折りします。重なり合った部分は犬のしっぽになります。対角線に伸ばして折り、左側のほうに倒しておきましょう。
5折り紙の体部分を立体にしてしっぽを作る
4のしっぽの部分を山折りして折り返し、色面が表に出るように半分に折ったら、犬の胴体部分ができあがります。これで立体的な体の土台が完成です。
頭のパーツと組み合わせてのりで接着し、動眼(目玉シール)などを貼りつければ、折り紙で作ったコッカースパニエルのリアルな立体モデルの完成です。
折り紙は犬種の特徴や個性を表現するのに最適!
折り紙はカラフルで、比較的簡単に形を変えることができるため、犬のさまざまな表情や犬種の違いを再現するのに最適な手芸です。今回ご紹介したように、折り方を変えるだけで、垂れ耳の犬や立ち耳の犬、胴が長い犬など、個性豊かな犬たちが生まれます。
ご自身が飼っているお気に入りのペットに似せて色や模様を工夫して作るのも、折り紙の楽しみの一つです。また、色や大きさを変えながらたくさんの折り紙の犬を作り、棚などに飾っておくだけで、目を引く可愛いインテリアにもなります。ぜひ様々な折り方に挑戦して、折り紙作品作りを楽しんでください。



