折り紙の平面の桜の作り方!一番簡単な切り絵風モチーフをキレイに切る方法
折り紙で平面の桜を作る方法で一番簡単なのは、ハサミで形を切り出すだけの切り絵風モチーフ。ただし桜の花びらは全部で5枚なのに折り紙を普通に折ると4枚や6枚など偶数になるので、ちょっとしたコツが必要です。
材料は折り紙1枚と桜を切り抜くハサミ、モチーフの下線を描く鉛筆かペンのみ。折り紙の桜は特別なものを用意しなくても自宅にある物だけで作れます。
桜のモチーフを作る折り方はいろいろな物を作る時に応用できますので、ここでしっかり覚えておきましょう。
1折り紙を桜の5枚の花びらに折る印をつける
最初に折り紙を三角形に折りたたみましょう。今回は色がわかりやすいように色を表に出して折っていますが、実際に作る時は後で書く下線が隠れるよう、色面を内側にして折りたたんでください。
三角形にしたら5枚に折りたたむための目印をつけます。最初は三角形の底辺を半分に軽く折って、①の部分に目印をつけます。
次に斜辺を半分に折りたたんで②を、頂点から②までを折りたたんで③の目印をつけておきましょう。
2折り紙の点と線をあわせて折る
次に、折り紙を桜の花の5枚の花びらに折りたたんでいきます。赤線で示した目印の①と③を結ぶ線と、右側の底辺を重ねて折りましょう。
3折り紙の線と線をあわせて折る
次に写真の赤線で示した左側の底辺と、右側の斜辺を重ねて折ります。
折り紙の厚さは商品によってさまざまですが、厚手の折り紙は繰り返し重ねて折るとずれやすいです。
きれいな桜の花を作るためにも、折り紙は一回折るたびにしっかり折り目をつけましょう。
4折り紙を桜の5枚の花びらになる形に折る
最後に①と②を結ぶ線を中心に、折り紙を1つに重ねて折り合わせます。折り紙の厚みできれいに重ならない場合は、最初に②の目印に向けて折り折った角を少しずらして調整しましょう。
5折り紙に桜の下線を描いてハサミで切れば完成!
これで折り紙が桜の5枚の花びらの形に重なりました。折り紙の輪になった部分を中心にして、花びらの半分の形で下線をかきましょう。写真左側はプレーンな桜の花を、右側は中心が透けたスケルトンの桜の花のモチーフになります。
下線に沿ってハサミで折り紙を切り、破らないように丁寧に広げれば、桜のモチーフのできあがりです。
平面の桜モチーフが立体に見える!折り紙の花びらをふっくらさせる折り方
次は先程作った平面の桜モチーフにもう一工夫し、立体感のある桜の花にする折り方です。材料は切り絵風モチーフと同じく折り紙とハサミ、鉛筆のみ。
平面のモチーフは折り紙の折り方さえ知っていれば幼児でもできますが、桜の花びらに立体感がでる折り方をプラスすることで、同じようで同じではない雰囲気に「ママってスゴイ!」と家族に驚いてもらえるはず。
1折り紙の桜の切り絵風モチーフをジャバラにたたむ
最初に切り絵風桜モチーフの作り方を参考にして、プレーンな桜モチーフを1枚作り、切り抜いたモチーフを一度開きます。
今度は1枚の花びらの形になるようにモチーフをジャバラにたたんでいきましょう。このとき色面は、内側に入れてください。
2折り紙の桜モチーフに折り線をつけて開けば完成!
桜の花びらは全部で5枚ですから、折ったモチーフも片側が2枚、反対側が3枚重なります。赤い線で示した花びらの左右の横辺を、2mmぐらいの幅で互い違いに細く折りましょう。
右側の辺を山折りして後ろに倒し、左側の辺はすでに折ってある花びらの付け根ごとねじって谷折りにして、前のほうに折ります。
爪を使ってしっかり折り目をつけたら、折った部分を花びら1枚ずつに分け、花びらの付け根のねじれをとらないようにそっと開いてみてください。開いた内側からもう一度折り目をつけて完全に開かせれば、折り紙の桜のできあがりです。
立体の桜の作り方!折り紙1枚で花2個が作れる量産向きの折り方
次は折り紙で立体的な桜の花と葉の折り方です。立体的な花は人気がある反面少し難しそうですが、以前マーミーで紹介した折り紙の立体カーネーションの折り方と同じで、意外と簡単に作れます。
今回紹介する折り方で桜を作ると、折り紙1枚から2個の桜の花が作れるので、量産したい人におすすめです。
折り紙で立体的な桜を作る際に使う材料は折り紙の他にハサミと鉛筆、ホッチキスとのりが必要なので、手元に用意してから始めましょう。
1半分に切った桜の花用の折り紙をジャバラにたたむ
桜の花用の折り紙1枚を半分にカットして2枚の折り紙を作り、色面が内側になるように半分の長さに折り、さらに半分もう一度半分と丁寧にジャバラ折り、一度開いてから縦半分に折って折り目をつけます。
写真のように中央を下から半分より0.5cm手前まで切り、右に向かって折れ線2つ分切り、さらに上に真っすぐ切って2分割します。
写真の左側の折り紙を再びジャバラにたたみ、中央をホッチキスで止めてください。ホッチキスはジャバラ中央ではなく白地の輪が重なるほうに寄せて止めると、あとでのりをつけやすくなります。
2折り紙に桜の花の下線を描いて切る
中心で折り畳んだ和の反対側に写真のように桜の花びらとめしべを表す半円を描き、下線が掛けたらホッチキスで止めた部分を中心に半分にたたんで、下線に沿ってハサミで余分な部分をカットします。
3折り紙を開いて桜の花びらをのりで接着する
ジャバラに折った折り紙を、ゆっくり丁寧に広げましょう。桜の花びらの先端を外側に向けて折りたたむようにすると、ふっくらと花びらが開きます。
ある程度形が整ったら、ジャバラの端にのりをつけて接着し、丸く整えれば立体的な桜の花の完成です。
4緑色の折り紙を使って桜の葉を作る
折り紙で桜の花を立体的に作れたら、次は葉を立体的に折ってみましょう。バランス的には葉は桜の花の半分以下のサイズがベストです。
小さいサイズの折り紙を使うか、大きな折り紙しかない場合は4等分して使ってください。最初に色面を内側にして三角形に折り折ったら、頂点の部分を0.5cm程度それぞれ外側に折り曲げておきます。
あとはランダムでかまわないので、0.2mm程度の細い幅にジャバラ折りをして、しっかり折り目をつけておきましょう。
ジャバラを軽く開いて、三角形の頂点の左右をさらに外側に折り曲げ、葉の丸みを作ります。最後に三角形の底辺を赤線のように斜めに細く折って開けば、桜の葉の完成です。
折り紙の桜で部屋を飾ろう!春色インテリアへの3つのアレンジ
折り紙で桜の花を使ったらメッセージカードやプレゼントに貼り付けて活用してもいいのですが、折角なら室内へのアレンジを楽しみませんか?
桜のような季節の花飾りは短期間しか使わないので、厚紙や折り紙で手作りするのが一番。日本では昔から折り紙や千代紙で作った平面の桜を障子の穴隠しに張り、家の中で春の花が楽しまれていきました。
海外でもデンマークではハート飾りの手作りユールターヤを、アメリカやカナダでは納屋にブリキのバーンスターを飾る風習があり、最近国内でもSNSなどで折り紙バーンスターを作って飾る人が増えています。
折り紙でつくった桜も壁面飾りやリースなどのアレンジにアレンジし、部屋の中に春を呼び込みましょう。
1折り紙の桜を使った障子の穴隠し!花を使えば補修がスピーディー
昔からある、折り紙の桜のオーソドックスな活用法です。子供が障子紙を少しだけ破ってしまったとき、1枚分だけ張り替えるという選択肢もありますが、折り紙で桜の花のモチーフを作って穴の上からペタリとのりで張り付ければ、簡単に補修ができます。
しかも破れが隠せるだけでなく部屋の中が華やかな印象に。部屋の雰囲気にもよりますが、白い障子紙を使っている場合は薄いピンクや、パステル調の色のほうが邪魔になりません。
折り紙の桜を障子に貼りつけると、厚みが出るので日の入り方で影ができるのも素敵。真っ白な折り紙をの桜を貼ると、スタイリッシュな雰囲気になります。
2折り紙の花で気軽に模様替え!折り紙桜の壁面飾り
ふっくら可愛い立体的な工夫を施した折り紙の桜を使った壁面飾りもおすすめ。小学校や幼稚園などでお馴染みですが、いつも通りのありきたりなインテリアを気軽に変えることができて便利。
特に折り紙の桜なので人や風の出入りによってひらひらと揺れ、より桜らしい春の花の雰囲気を演出できます。
桜の枝は折り紙で作ってもいいのですが、ニトリや100均ショップなどで販売しているツリー型のウォールステッカーを使うと簡単。
緑の葉の入った木目調のものを使えばナチュラルな印象に、モノトーンのシルエットステッカーを使うとスタイリッシュな雰囲気に模様替えができます。
3立体的な折り紙の桜を使えばリースも簡単!部屋のワンポイントにおすすめ
立体的な桜を使って折り紙の桜リースを作るのも素敵。底が平らなのでボンドなどを使えば平面曲面を問わずに取り付けられます。100均ショップなどで売っているリースベースを使ってもOK。
今回は折り紙で作ったリースをベースに使っていますが、桜の花のピンクは茶色とも相性が良いので、段ボールをドーナツ状に切抜いたものに直接フラット桜をのり付けしてもいいでしょう。
リースはクリスマス飾りの定番といったイメージがありますが、丸い形から「永遠」や「神の愛」、「魔除け」などの意味があり、欧米では玄関にリースを飾って家族が外出先から無事に帰ってこられるようにと願いを込める家庭が多いです。
折り紙で作った桜を飾ればピンク色の働きで家族の気持ちを和らげられる
折り紙で桜の花を折りたくなる春先は、人事異動や進級進学でパパも子供もピリピリしがち。新しい環境に慣れずに不安を抱え続けないように、家の中を折り紙の桜で明るくリラックスでき空間にしましょう。
優しいピンク色には緊張をやわらげ、心を穏やかに安定させる働きがあると考えられていますので、インテリアに取り入れれば家族仲も円満に落ち着き、気持ちが前向きになることで仕事や勉強などがスムーズに進みやすくなるでしょう。
また桜の葉を折り紙で作って一緒に飾れば、緑色の持つ癒しの働きも同時に味わえますので、桜は花だけでなく葉も作るのがおすすめです。
季節の飾りには折り紙が大活躍!桜でリビングや寝室を飾ろう
折り紙で作った桜をインテリアに使う場合、おすすめなのは家族が集まるリビングやリラックスしてゆっくり過ごしたい寝室です。
特にリビングは華やかになるためお客さんのおもてなしにももってこい。平面の桜モチーフを折り紙ではなく厚紙で作ってふっくらさせれば春らしい素敵な桜の箸置きになり、春先のおもてなしにピッタリです。
気持ちを穏やかにして学習能力を高めるという意味では、子供部屋に折り紙の桜のインテリアを取り入れるのも良いでしょう。
手作りした折り紙の花飾りは芸術性を磨くと共に、季節を自然な形で学べる知育にも一役かってくれます。犬や猫などを折り紙で作り、裏にシールを貼って子供に飾らせれば、プチ箱庭のように楽しむこともできます。
とはいえ子供部屋に折り紙の桜を飾る場合、薄いピンクではなくラフルな強い色を使ったほうが可愛いのですが、色が多すぎるとゴチャゴチャして集中できなくなるので、色調を全体的にそろえて、統一感を出すことをおすすめします。