小麦粉粘土の作り方~親子で楽しくカラフル粘土を作ろう!
子供の手先が器用に使えるようになってくると、粘土遊びを取り入れたいと思うママも多いのではないでしょうか。小麦粉粘土は100均などでも手軽に買えますが、自宅にある材料で簡単に作ることもできるんですよ!硬さや色を好きに調整できる手作りの小麦粉粘土は、お料理や実験好きの子供たちに喜ばれること間違いなし!
簡単で、なにより楽しい小麦粉粘土の作り方をご紹介します!
小麦粉粘土の基本材料4つを準備しよう
小麦粉粘土は、基本的にどこのご家庭にも常備している材料で作ることができます。
まずは基本の材料を用意しましょう。
小麦粉粘土の基本材料
- 小麦粉
- 水
- 油
- 塩
小麦粉粘土の材料は全て食品なので、作りながら材料が持つ意味を教えてあげることもできます。
油はツヤや滑らかさを出し、まとまりをよくするために使うのですが、なくても作ることは可能です。塩は保存をきかせるための防腐剤として使うのですが、当日中に捨ててしまうのであれば、こちらも使わなくても大丈夫です。
最低限、小麦粉と水があれば、小麦粉粘土を手作りすることは可能なので、急な雨の日のお楽しみにもいいですね!
小麦粉粘土の分量は、小麦粉3:水1が目安
基本分量は以下の通りですが、あくまで目安です。大雑把に、ボウルに小麦粉を入れて、様子を見ながら、コップの水を足しても問題ありません。
道具はボウルと材料を混ぜ合わせるヘラやスプーンだけです。
また、色をつけるものによって、水の分量は変わります。必要に感じたら、適宜水を足す。もし水を入れすぎたら、今度は小麦粉を足せば自由に調整できます。
小麦粉粘土の分量
- 小麦粉 100g
- 水 30cc
- 油 大さじ1
- 塩 少々
※他、色付け・香りづけに必要なものを用意。
小麦粉アレルギーが心配なら、米粉や上新粉を使ってもOK
小麦アレルギーが心配なら、米粉や上新粉で同じように粘土を作ることができます。
手順は全く同じなので、小麦粉を米粉、上新粉に置き換えて作ってみてください。ただ、分量は色々試す必要があります。また、仕上がりは小麦粉に比べるとややさらっとした感触になります。
小麦粉粘土の作り方【絵具編】~絵具でカラフル粘土を作ろう~
まずは、絵具で色をつける小麦粉粘土の作り方をご紹介します。水彩絵の具ならたくさんのカラフルな色の粘土を大量に作ることができます。
ただ、口に入れるような小さい子供がいる場合、絵具や完成した粘土は取扱いに注意しなければなりません。また、絵具の含まれた粘土を、普段使うお皿やボウル、スプーンで扱うのは抵抗があると思います。
色付けは、粘土を小分けにしてから行うようにし、プリンの空やおもちゃ用のプラスチック容器、写真のように紙皿などを利用すると良いと思いますよ。
制作した感想【絵具編】
絵具を使うととってもカラフルな粘土ができあがりました!「これぞ粘土!」という感じですよね。
扱う絵具にもよると思うのですが、100均で購入した水彩絵具セットで色をつけてみた実感としては、結構な絵具の量がいりました。写真の量では足りずに、こねながら2~3度足しています。また、ムラなく着色するには、よくこねる必要があります。
絵具ですので、キッチンのあちこちに飛び散っても困りますので、2~3歳の子供にやらせるのにはあまり向いてないかもしれません。でも、5,6歳の子供なら、一緒に作って楽しめると思いますよ!
小麦粉粘土の作り方【食品編】~食用色素やコーヒーやカレー粉で色を付けられる!?
小麦粉粘土の着色は食紅などの食用色素を使用することもできます。これなら小さい子供が間違って口にいれても大丈夫ですよね。ですが、食用色素って、1度にほんの少ししか使わない割に結構高いですし、持っていたとしても、赤1色のみというご家庭も多いのではないでしょうか?
実は小麦粉粘土は抹茶やインスタントコーヒー、カレー粉などの食品を使って色をつけることもできます!賞味期限が残り少ない調味料があれば試してみるのもおすすめです。
作り方は、絵具以上に簡単!
「小麦粉粘土の作り方【絵具編】」の手順1で、小麦粉を入れた後に、食用色素や食品の粉末を入れて、さっと混ぜておくだけ!その後に塩・油、水を足し、混ぜ合わせると、1つにまとまる頃にはしっかり色がついています。水が足りなかったら、適宜足せばOKです。
写真は、カレー粉、粉末緑茶、インスタントコーヒー、食用色素の赤色で色を付けた粘土です。きれいに染まっていると思いませんか?
制作した感想【食品編】
粘土も含めて、すべて食品ですので、料理やお菓子作りの延長のような感じで、衛生的にも神経質にならなくて済みます。なにより、香りがスゴイ!特にコーヒーや緑茶の香りには、癒されました。色も派手さはありませんが、優しい色合いだと思います。混ぜる食品によって、どんな小麦粉粘土ができるかな?とワクワク感があるので、キッチンを見渡して、色々挑戦してみるのが楽しいと思います!
手作り小麦粉粘土の保存方法
小麦粉粘土は、ラップに包み、ジップロックやタッパーなどの密閉容器に入れると冷蔵庫で保存することができます。ただし、少しずつ硬くなってしまうので、遊ぶ際には水を足す必要があります。
保存する場合は作る段階で塩を入れておき、衛生的に1週間までの保存にしておきましょう。
オーブンで焼くと、作品が長持ちするよ!
作品を長持ちさせたい場合は、180度のオーブンで10分~15分ほど焼くと、一定期間保存しておくことができます。ですが、あくまでも一定期間です。クッキーなどもずっと置いておけるわけではないですよね?それと同じです。
欧米では、クリスマスツリーの飾りとして、カラフルなクッキーを焼く地域もありますが、同じ要領で小麦粉粘土で飾りを作ってみても楽しいかもしれません。4,5歳以上のお子さんなら、あえて粘土に色を付けず、基本材料のみで作り、後から絵具でお絵かきすると、キレイに仕上がりますよ。
手作り小麦粉粘土の使用感~100均粘土との違いは?
手作りした小麦粉粘土を2歳の娘と一緒に使用してみました。手前が絵具の緑で色付けした粘土のワニ。奥が粉末緑茶で作った粘土のカエルです。同じ緑でも、色合いが違いますね。
食品で作ったものは当然香りもします。食品ですので、安心して「嗅いでごらん」と子供の鼻先にカレー粉粘土などを持っていきましたが、不思議そうにしていました。
100均の小麦後粘土も購入し、使用感を比べてみたのですが、手作りの小麦粉粘土の方が柔らかく、力の弱い2歳児には扱いやすいようでした。ただ、翌日は大丈夫だったのですが、翌々日からはやや硬くなっていたので、遊ぶ前に水を足しました。反対に、同じように保存した100均の粘土は、翌日以降もあまり硬くなってはいませんでした。
小麦粉粘土は、100均でも買えるものですし、手軽に遊ばせたいなら購入した方が正直早いと思います。しかし、手作りは、粘土ができるまでの過程を親子で楽しむことができますので、ゆっくり時間が取れるときには、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう?少しずつ小麦粉がまとまり、キレイに色がついていくのは面白く、達成感も味わえますよ!
散らかるのが心配な場合は、新聞紙をテーブルや床に敷きつめましょう。これなら片付けも簡単です!