チラシ遊びって楽しい!子供の発達や知育に良い工作など5つ
チラシ遊びとは、新聞紙と共に家庭に届くチラシを使った子供の遊びのこと。最新おもちゃを買わなくても、家庭にあるチラシを使えば無料で子どもの身体能力を発達させ、好奇心や想像力などを向上させることができます。保育園や幼稚園では定番とはいえ遊び方は無限大。
今回はチラシ遊び定番中の紙鉄砲の折り方から、一工夫させた遊び方まで全部で5つを写真付きで簡単にご紹介します。ぜひ親子でチラシ遊びを楽しみましょう♪
チラシ遊び1 紙鉄砲の折り方
小さなころに誰もが一度は遊んだことがあると言っても過言ではない、チラシ遊びの定番中の定番なのが紙鉄砲。あの「パン!」という音がなんとも気持ちよく、夢中になって何度も鳴らしてしまう遊びです。
ところが、経験があるパパやママでも、大人になると意外と作り方を忘れてしまっています。もう一度作り方を思い出し、子どもと一緒に楽しく遊んでみましょう。
- チラシを一度半分に折って折り目を付け、折線にあわせて四辺を折りたたみます。
- チラシを半分に折ります。
- さらに半分に折ります。
- 折った部分を袋状に開いてたたみます。裏返して反対側も同じように開いてたたみます。
- 袋になった部分を内側に折りたたみ、三角形になったら完成です。
袋になっていない方の隅を握って振り下ろし、「パン!」と音を出して遊びましょう。手の振りに勢いが無かったり、手首にスナップが効いてなかったりすると音が鳴りません。小さな子供の場合は一度手首を支えてあげて、鳴らし方を教えてあげてください。
「鳴るかな?」とか、「スカッとする音が出るかな?」と、ハラハラして盛り上がるチラシ遊びですが、チラシの厚みによって音が変わります。子どもにどうして音の違いが出るのか、どんな工夫をすれば爽快な音が出るのか、考えさせてみるのも良い勉強になります。
チラシ遊び2 魔法のステッキ工作
チラシで作る子供のおもちゃといったら、チラシを端から丸めて作る「棒」でしょう。小さな子どもで簡単に作ることができるので、保育園や幼稚園での遊びに取り入れられていることも多いです。今回はこのチラシの棒を利用して、魔法のステッキを作ってみましょう。
子どもの好きなモチーフをつけてあげると、子どもは自分が魔法使いになったつもりで自由にストーリーを作り、幼児期の発達を促すごっこ遊びを楽しくすることができます。
魔法のステッキの材料
- チラシ
- 画用紙・包装紙 など
- セロハンテープ
- 両面テープ
- ホッチキス
- ハサミ
- チラシを片隅から丸めて細い棒を作り、巻き終わりをセロハンテープで止めます。棒の先端は細くとがっているので、ハサミで切り落としておきましょう。
- 画用紙を直径3~5cm程度に丸く切り抜き、ホチキスで棒にとめます。これがステッキの飾りの土台になります。
- 画用紙を星形やハート型などの好みの形に切り取り、内側に両面テープを貼って土台に取り付けます。
- 包装紙をリボン状に切り、タックを寄せて土台にホッチキスでとめ、ホッチキスを隠すように丸く切った画用紙を両面テープで止めると、花のモチーフができます。ホッチキスの針は危ないので、針を隠すように両側に画用紙を貼ったら完成です。
チラシを使って魔女の帽子も作ってみると、さらに雰囲気がでます。男の子の場合はチラシを棒のままにして剣に見立てて、こちらの記事でご紹介している兜を作って遊ぶのも楽しいです。
ただし、剣にしてしまうとチャンバラが始まって怪我をする可能性もあり、「叩いた・叩かない」でケンカになってしまいがちなので、大人がしっかり見守ってあげましょう。
チラシ遊び3 輪投げ
チラシは柔らかくて軽く、さまざまな形に成型できるのが良いところです。チラシを細くネジって輪を作り、投げ輪を作って遊んでみましょう、縁日の出店のように、「ここに入ったら、クッキー1枚!」と景品をつけると、盛り上がること間違いなしです。
輪投げの材料
- チラシ
- ガムテープ
- ペットボトル(炭酸飲料の丸形のもの)
- チラシは細くたたんでネジってヒモ状にします。
- チラシ2枚分くらいをガムテープでとめれば輪の完成!
- 輪をペットボトルに投げ入れて遊びます。
投げ輪は単純な遊びに思われがちですが、手足のバランスをとりながら力を入れたり緩めたりするタイミングが合わないと、なかなか成功しません。幼児の場合はペットボトルの近くから投げ始め、成功したら徐々に距離を離していきましょう。全身のバランス感覚の発達に役立ちます。
ペットボトルは空だと安定が悪く、すぐ倒れてしまうので、水を入れておきましょう。絵の具で着色した色水にすると、見た目も華やかになります。
使い終わったペットボトルは風車作りにも使えますので、タダで遊べるリサイクル工作としておすすめです。
チラシ遊び4 全身遊びにはカップボール
チラシはすぐに破れてしまい、ダイナミックな遊びには不向きと思われがち。けれど実際には丸めたり重ねたりすることで、ある程度の強度を持たせることができます。ですからボール遊びにも使えますが、ただ単に投げるだけでなくコーン状の受け手も作って、全身を使って遊ぶカップボールを楽しみましょう。
カップボールの材料
- チラシ
- ガムテープ
- 最初にボールをキャッチする受け手を作ります。チラシをアイスクリームのコーンの形になるように、巻いていきます。
- 巻き終わりはガムテープで止め、巻いた口は内側に折りたたんでおけば、受け手の完成です。
- ボールにするチラシは、手でくしゃくしゃと丸めてボール状にします。
- 受け手の口の大きさにあわせて、チラシを重ねてしっかりとしたボールができたら完成です。
カップに入れたボールを投げるのは、手で投げるより力も技術も必要です。どこに飛んでくるか予測がつかないので、ボールを受ける方も真剣になってボールを追いかけ、遊びながら良い運動ができます。チラシ数枚があれば、遊び道具を持たずにアウトドアに出かけたときにも楽しめますので、ぜひ試してみてください。
チラシ遊び5 頭の体操になる六角返し
最後にチラシを使った、ちょっと頭を使う遊び方をご紹介しましょう。六角返しです。昔からあるからくり遊びですが、作るときも「どうして、こんな形になるの?」と考えさせられますし、クルクルと面が変わる理由を考えさせるだけでも頭の体操になります。
六角返しの材料
- チラシ
- ハサミ
- ノリ
- ペン
チラシは4~5cm程度の幅でリボン状に切って使いますが、幅に決まりはありませんので目分量で作って構いません。今回は折り方がわかりやすいよう、裏面が白いチラシを使っていますが、両面印刷のチラシで作っても大丈夫です。
- リボン状に切ったチラシの一方を半分に軽く折り、折線に角をあわせて三角形に折ります。
- 正三角形になるように、裏表に蛇腹に三角形を折っていきます。
- 一度折ったものを開き、10個の正三角形だけを残して、余分な部分を切り落とします。一度折ってみて正三角形が10個にならない場合には、同じ幅でもう一枚リボンを作ってセロテープで貼り付けて伸ばすか、幅を少なくして作り直します。
- もう一度正三角形に蛇腹におり、10個目の三角形にノリをつけて、1個目の三角形の上から被せて貼り合わせます。
- ノリが乾いたら平らに開き、三角の一つに「当たり」マークを描いておけば完成です。
写真のように一度3つの腕がでるように折りたたみ、開くと面が変わります。六角返しは3回面が変わりますので、たたんだ所のどこに当たりがでるか、当てっこして楽しく遊びましょう。
よく観察していると面が何回変わるか、どのタイミングでどこに当たりがでるかがわかるようになりますので、頭を柔らかくして子どもと一緒にママも考えてみてください。
身近なチラシで遊び方を工夫しましょう
チラシ遊びは保育園や幼稚園でも、牛乳パックの竹とんぼやおもちゃと同様に、手軽で簡単に作れるため人気があります。
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身近なチラシを使った遊びの良いところは、材料費が無料なところ。タダなので破いて丸めてと、大胆な工作が楽しめます。幼児にとっては「ビリビリ~」とちぎるだけでも面白い遊び。親にとっては良いストレス発散となります。
今回ご紹介したチラシ遊び方は、小さな子供でも作って遊んで楽しめるものばかりですので、ぜひ休日の親子の触れ合いに活用してください。