ペットボトル風車の作り方!子供と楽しく工作するアレンジ方法
小さい子どものいる家庭では、お茶やジュースのペットボトルがあっという間に溜まってしまい、「ゴミの処理が面倒…」とため息をつくママも多いですよね。そんなときこそ、捨てる前のペットボトルをリサイクル工作に変身させてみませんか?
ペットボトルを使った工作の中でも、風を受けてクルクルと元気に回る「風車」は、動きがあるため子どもの好奇心を強く刺激します。小学生になると環境問題やエコリサイクルをテーマにした学習も行われますので、一緒に手を動かしながら「ゴミを別のものに生まれ変わらせる」という良い教育の機会にもなりますよ。
こちらでは、ゴミに出すはずのペットボトルを使って親子で楽しくできるペットボトル風車の作り方や、よく回るようにするコツ、庭での実用的な活用方法をご紹介していきます。
ペットボトル風車の材料・道具
こちらでご紹介するペットボトル風車の作り方で使用する材料は次の通りです。特殊なものは必要なく、自宅にあるものや100円ショップで手に入るものばかりです。
ペットボトル風車の材料
- 500mlの空きペットボトルとキャップ(よく洗って乾かしたもの)
- 3~5ミリのステンレス製の針金、または針金ハンガー
- カッター
- ハサミ
- キリ
- ペンチ
ペットボトルのラベルは綺麗に剥がしておきましょう。風車の軸となる針金は、自宅にある不要な針金ハンガーをペンチでほどいてまっすぐに伸ばして使っても大丈夫です。もし購入する場合は、風圧で曲がらない程度の強度がある3~5ミリの太めのステンレス製針金を選びましょう。
基本のペットボトル風車の作り方(6〜8等分)
まずは500mlのペットボトルを使った基本の作り方です。羽根のパーツを均等に切りやすくするための最大のコツは、お茶などによくある「側面が6~8角形になっているペットボトル」を使うことです。もともとある角のライン(溝)を利用すれば、定規を使わなくても均等に切り込みを入れることができます。
1. 羽根の長さを決める目安の線を引く
飲み口側(上のカーブが終わって直線になる部分の1cm下)と、底側(下のカーブが始まる少し上)に油性ペンでぐるりと横線を引きます。そして、側面の角のライン(6〜8ヶ所)に沿って、上下の横線を結ぶように縦線を引きます。- 2. ペットボトルの底を切り落とす
底側に引いた横線に沿って、カッターでぐるりと底部分を切り落とします。(※底パーツは後で軸受けとして使うので捨てないでください)
3. 側面にハサミで切り込みを入れる
切り落とした底のほうから、縦に引いた線に沿ってハサミを入れていきます。上の横線を越えないよう、1㎝ほど残してストップします。- 4. 羽根を斜めに折り曲げる
切り込みを入れた羽根を、根元から45度の角度になるように、すべて同じ方向(同じねじれ具合)にしっかりと折り目をつけます。ここが風を受ける要になります。
- 5. 底とキャップの中心に穴を開ける
先ほど切り落とした「底パーツ」の中心と、「キャップ」の中心に、キリで穴を開けます。(ケガに注意して大人が行いましょう)
6. 針金を通し、先端を丸めて固定する
針金を「底パーツ」の穴に通し、飛び出た先端(約1cm)をペンチで丸く折り曲げて、底パーツが抜けないようにストッパーを作ります。- 7. すべてのパーツを合体させる
底パーツを通した針金を、羽根パーツの底側から差し込み、飲み口側へと貫通させます。 - 8. キャップを閉めて軸を曲げる
最後にキャップの穴に針金を通し、キャップをしっかりと閉めます。キャップから飛び出た針金を、2~3cmほどの余裕(遊び)を持たせたところでペンチで90度に曲げ、風車を手で持つための「持ち手(軸)」を作れば完成です!
炭酸用などの「丸いペットボトル」で作る場合の裏ワザ
炭酸飲料のペットボトルのように表面がツルッとした円筒形の場合、目印となる角がないため、羽根を均等に切断するのが難しくなります。そんな時は「紙」を使うと、簡単に均等な印をつけることができますよ。
羽根にしたい長さ(幅)に切った紙をペットボトルにぐるりと巻き付け、周囲の長さに合わせて余分な紙を切り落とします。
その紙をいったん外し、半分、さらに半分…と折って、6等分または8等分の「折り筋」をつけます。
折り筋にマジックで線を引いた紙を、再度ペットボトルに巻き付けてセロハンテープで固定します。
紙に描かれた線ごと、一緒にハサミで切り込みを入れます。切り終わった後に紙を取り除けば、丸いボトルでも見事に均等な羽根が完成します!
ペットボトル風車を素敵にするアレンジ工作
せっかく作ったペットボトルの風車ですが、そのままでは透明なだけでなんだか味気ないですよね。身近にあるアイテムを使って、風を受けて回るたびにハッと目を引くような美しい風車に変身させましょう。
ビニールテープで飾りつけた風車の作り方
電気配線の工事などに使うカラフルなビニールテープを、羽根の端に斜めに貼り付けてみましょう。風車がクルクルと回るたびに残像が繋がり、色鮮やかな同心円が浮かび上がって見えます。
いくつかの色を虹のように組み合わせたり、テープを貼る間隔を変えたりするだけで、回ったときの見え方が劇的に変わりますので、子どもと一緒に「どんな模様になるかな?」と想像しながら貼るのも楽しいですよ。
アクリル絵の具で色を塗った風車の作り方
水彩絵の具や水性サインペンは、ツルツルしたペットボトルには定着せず弾いてしまい、庭など屋外に出すと雨で色が落ちてしまいます。ペイントする場合は、プラスチックにもしっかり定着して乾くと耐水性になるアクリル絵の具を使うのが大正解です。
羽根の部分を花びらに見立てて好きな色を塗ると、庭を飾るお花のような雰囲気にもなります。アクリル絵の具は乾く前なら水で洗い落とせますが、一度乾燥してしまうと服についても取れなくなりますので、子どもと一緒に工作する場合は汚れてもいい服を着て、新聞紙などをしっかり敷いてから行いましょう。
「なぜか回らない」を解決!風車がよく回る作り方の4つのコツ
作ったペットボトル風車を風にかざしても「あれ?うまく回らない…」という場合は、ペットボトルと軸(針金)が接触する部分の摩擦が大きすぎることが原因です。以下の4つのポイントを見直すと、そよ風でも勢いよく回るようになりますよ。
1羽根を重くしすぎない
アレンジでビニールテープを何重にも巻いたり、重いビーズなどをたくさん貼り付けてしまうと、風車全体が重くなって弱い風では回らなくなってしまいます。よく回る風車にするためには、飾りのつけ過ぎで重くならないように注意し、特に軸と擦れる中心部分にはテープを貼らないようにしましょう。
2キリの穴は「少し大きめ」に開ける
ペットボトルの底やキャップにキリで開けた穴が針金とピッタリ同じサイズだと、摩擦が強すぎて回らなくなります。穴をあけるときは、キリの先端だけでなく太い根元までしっかりと押し込んで、針金よりもひと回り大きな穴を開けましょう。
3針金を曲げる前に「2〜3cmの余裕」を持たせる
キャップから出た針金をすぐに90度に曲げてしまうと、風車の首(回転部分)が針金に引っかかってうまく回りません。キャップから出た針金は必ず2~3㎝程度の余裕(遊び)を持たせてから曲げ、風車が前後に動けるゆとりを作りましょう。
4羽根の「ねじり角度」を調整する
羽根を折り曲げる角度によって、風の受け方が変わります。羽根を90度にまっすぐ(直角に)曲げてしまうと、風がそのまま抜けてしまって回りません。風が斜めに当たって推進力を生むように、羽根は20~45度の角度になるようにねじりを加えて調整してみてください。
作ったペットボトル風車は何に使う?実用的な4つの活用アイデア
ペットボトル風車は子どもが手に持って走るおもちゃとしてだけでなく、屋外で非常に役立つ実用的な使い道がたくさんあります。
1ガーデニングの華やかなアクセント
庭がなんだか殺風景だと感じたら、アクリル絵の具で花のように着色した風車を花壇に何本か刺してみましょう。風が吹くたびにクルクルと色が踊り、目に見えない「風の動き」を感じられる素敵なガーデンオーナメントになります。
2家庭菜園の「モグラ退治」
せっかく育てた野菜の根っこをモグラに荒らされて困っている場合、風車が撃退アイテムになります。風車が回るときに発生する「カタカタ、ガラガラ」という微細な振動と音が支柱を伝って土の中に響き、それに驚いたモグラが逃げていくという昔ながらの知恵です。
強風で倒れないよう、少し太めの針金を使い、園芸用のしっかりしたポール(支柱)に固定して地面の深いところに刺しましょう。
3ベランダや畑の「鳥よけ(カラスよけ)」
ベランダのフン害や、畑の作物を狙う野鳥対策にも有効です。キラキラ光るテープを貼ると太陽光を反射して鳥を威嚇できます。また、鳥は「自分より大きな目玉」を非常に警戒する性質があるため、大きめの1Lペットボトルを使い、回った時に「巨大な同心円(目玉模様)」が見えるように色を塗ると、強力なカラスよけになります。
4夏休みの「自由研究のテーマ」
作り方が簡単で結果が見えやすい風車は、小学生の夏休みの自由研究にぴったりです。次のようにテーマを広げると立派な研究レポートになりますよ。
- 羽根の枚数(4枚、6枚、8枚)や角度を変えて、どれが一番早く回るかを扇風機を使って実験する
- モグラや鳥よけとして畑に設置し、被害がどれくらい減ったかを観察・記録する
- 風車に小さなモーターや豆電球を接続して「エコ風力発電機」を作ってみる
ペットボトル風車を作る際の注意点とケガ防止対策
ペットボトル風車を作るときにはカッターやキリなど鋭利な工具を使います。また、切り開いたペットボトルの断面は意外と鋭く、指を切ってしまうことがあります。子どもが安全に工作・遊びを楽しめるよう、以下の点に配慮しましょう。
刃物を使う工程は大人が担当する
キリで穴を開ける作業や、底をカッターで切り落とす最初の工程は力が必要で滑りやすいため、必ず大人が担当しましょう。子どもには、安全なハサミでの切り込みや、テープ・絵の具を使ったデコレーションを任せると安心です。
羽根の先端をハサミで「丸く」カットする
切りっぱなしの羽根の先端は尖っていて、遊んでいる時に顔や目に当たると非常に危険です。羽根を折り曲げた後、すべての羽根の先端の角をハサミで丸く切り落としておくだけで、安全性が格段にアップします。また、作業中は軍手をしておくと手を切りません。
切り口をビニールテープで保護する
ペットボトルは透明なため、高速で回っている羽根のフチが見えにくく、小さな子どもがうっかり手を出して指を切ってしまうことがあります。羽根の切り口(フチ全体)を覆うようにビニールテープを貼って縁取りをしておくと、クッション代わりになって安全なうえ、回転時の視認性も良くなりますので、ぜひひと手間加えてあげてくださいね。



