泥団子が光る作り方~子供と一緒にピカピカに作ってみよう
こどもの頃の砂場遊びの代表といえば、泥団子作りですよね。だれもが一度はやった事がある泥団子作りですが、現代の泥団子は進化しているのをご存知ですか。昔とはひと味違って、光る泥団子が流行っています。光る泥団子は、夏休みの自由研究などにも取り入れられるほどひそかにブームになっています。
ピカピカ光る泥団子作りは、お子様だけでなく親御さんも一緒にはまる人も続出しています。ピカピカの光る泥団子のつくり方をご紹介しますので、ぜひ家族で作ってみてください。
泥団子ってなに?
そもそも泥団子って何か知らない人もいると思います。泥団子は、土を掌で丸めて作るお団子のこと。小さいころ砂場で泥遊びをした際に、泥を丸く丸めておままごとなどの遊びをしていましたよね。私たちが子どものころの泥団子というと、ぼそぼそした泥の固まりを想像してしまいますが、現代の泥団子は全然違います。今の泥団子はツルツルピカピカで、まるでビリヤード球のようにとてもキレイで飾っておきたくなるような物です。
用意するもの
光る泥団子を作るときに必要な物は、実は身近にある物ばかりでできます。お金をかけずに作れるのも光る泥団子のいい所ですね。ここでは、泥団子を作る時に必要なものをご紹介します。
乾いた土
光る泥団子作りの中でもっとも大切といっても過言ではないのが、「土」です。どのような土がいいのかというと、3~4日晴れの日が続いた後の、よく乾いた土で作るのがよいでしょう。
ふるいにかけたサラサラ土
泥団子の形を整える際に使うので、よく乾いたサラサラの土がよいでしょう。できるだけきめ細かい土がいいのですが、ない場合はふるいにかけて大きい石などを取り除きましょう。ふるいは、キメ細かい土を作るのにとっても便利です。
水
水は少量で大丈夫です。乾いた土を一度湿らせてこねる時に使うので、量は多くなくても問題ありませんが、何度もくみに行くのが面倒な場合は、きもち多めに準備しておくと安心です。
土を入れる容器
泥を湿らせる際に土を入れる容器を準備しておくと、手や部屋を汚さなくて済むのでとても便利です。また、土を均等に湿らせる事ができるので、容器があるとキレイに仕上がります。容器といっても料理用のビニール袋などで大丈夫です。
新聞紙
砂場で泥団子を作る場合は必要ありませんが、室内で泥団子を作る際に、汚れないように敷いて使いましょう。また、泥団子を休める際にも下に敷いておくと部屋を汚さずに済みますので、ぜひ準備してから行ってください。
泥団子の作り方ステップ10
それでは、いよいよ光る泥団子を作ってみましょう。光る泥団子を作る際、最初はなかなかまとまらなかったり、ピカピカ光らなかったり、ツヤツヤにならなかったりとうまくできない事もあります。しかし、ポイントを押さえて作ればツルツルピカピカの光る泥団子が作れます。所要時間は2~3時間ぐらい、ぜひチャレンジしてみてください。光る泥団子のつくり方をご紹介します。
1.土を容器に入れる
まずは、カラカラに乾いた土を容器に入れます。カラカラに乾燥した土は粒子が細かいと周りを汚しかねませんので、ゆっくりこぼさないように行いましょう。
2.土を水で湿らせてこねる
次に土を湿らせます。そのとき、容器に水を少しずつ入れて湿らせると、土を均等に湿らせる事ができます。しっかり湿らせたら手でよくこねます。泥がまとまるまでひたすらぎゅっぎゅっとこねましょう。いくらこねてもまとまらず、べちゃべちゃしている場合や表面にヒビが入ってしまう場合は、土が粘土質なのかもしれません。砂状の物を加えて調整しましょう。
3.こねた土を掌にとり土の空気を抜く
よくこねた土は、ビニールなどの容器から取り出し、掌にとりましょう。そして、土の空気を抜いていきます。ハンバーグを作る際の空気を抜くイメージで、右手と左手でキャッチボールをするように空気を抜きましょう。
4.掌で土を丸める
次は、掌で土を丸めて泥団子を作っていきます。これが泥団子の核となる部分なのでしっかり丸めましょう。泥団子を丸める際は、手の指ではなく手のひらで丸める事によって、凸凹がすくなくキレイに仕上がります。また、丸ければ丸いほど仕上がりがキレイな光る泥団子が作れますので、ひたすら丸くなるようにコロコロ転がしましょう。
5.もしもヒビができたら水をつけて直す
丸め作業中によくあるのが、泥団子にヒビが入ってしまう事です。「失敗してしまった!」とあせらず、水を付けて丸く整えてあげましょう。ヒビが入っても修正できますので、落ち着いて対処していきます。
6.丸くなったら寝かせる
まん丸キレイな泥団子ができたら、一時間くらい寝かせましょう。その際、直射日光は避け、自然乾燥で乾かしていきます。均等に乾燥させたい場合は、ビニール袋の中に入れて寝かせておくとよいでしょう。時間は冬の寒い日などは少し時間を長くするなど微調整してくださいね。
7.サラサラした土を容器に入れる
寝かした泥団子は、いよいよピカピカツルツルへの道を進んでいきます。ここからは根気が必要になってきますが、がんばりましょう。まず、サラサラした土を容器にいれます。これは、泥団子の核を作る際と同じで、部屋や手を汚さないためと、均等に土を付けるのに便利です。
8.サラサラした土を泥団子にまぶす
サラサラした土を泥団子にまぶしましょう。サラサラした土を泥団子にまぶすと最初は白っぽいですが、徐々に水分を帯びて色が変化していきます。色が変わったら更に、サラサラの土をかけていきましょう。少しずつ丁寧に30分ほどかけて行う作業です。根気が必要になりますが、とても重要な作業なのでしっかり行いましょう。
9.泥団子の凸凹がなくなるように磨く
サラサラの土をまぶし終えたら、ここからはひたすら磨きましょう。泥団子の凸凹がなくなるように1時間ほどかけて、しっかり磨いていきましょう。だんだんツルツル、つやつやになっていくのが楽しいので、親子で競争しながら行ってもいいかもしれませんね。泥団子を磨く際は、ジャージやストッキングなどの柔らかい布を使うと便利です。
10.ピカピカになったら完成!
泥団子をひたすら磨く事で、ピカピカに光るようになります。完成した光る泥団子は、材料が「泥」とは思えないほど見事なものです。まるでビリヤード玉のような輝きを放ちます。また、頑張れば頑張った分だけツヤツヤでピカピカの泥団子を作る事ができます。長時間にわたって同じ作業をするので大変かもしれませんが、仕上がった際の感動は格別なものです。ぜひ、最後まで泥団子作りを楽しんでくださいね。
泥団子をピカピカにするコツ
泥団子をピカピカにするコツは、道具を使う事です。泥団子を作る際に、一番時間のかかるピカピカに磨くやり方ですが、ひたすら手で磨いてもそれなりに仕上がりますが、ストッキングや柔らかい布で擦ると、とてもツヤツヤになります。また、もっと目が細かいものを求めている人には、ガラスの瓶を使うのも効果的です。
泥団子に色をつけてみよう
普通に土だけで作った光る泥団子でもとってもキレイですが、色を付けるとまた一段と素敵になります。地球などの惑星風の泥団子や、いろんな色の泥団子を作ってビリヤード球風の泥団子、ドラゴンボール風の泥団子などバラエティー豊かな泥団子を制作できます。小学校高学年や中学生の自由研究の題材にしてもよいでしょう。
色を付ける際は絵の具を水で薄めず、絵の具の原液をそのまま泥団子に塗りましょう。その際、泥団子もしっかり乾いていることを確認してから行いましょう。
泥団子に絵を書いてみよう
びっくりするかもしれませんが、ピカピカの泥団子には絵を描くこともできます。水にも強い油性ペンで書くのがおすすめです。絵が書けるとなると、さらにオリジナリティあふれる作品に仕上げられそうですね。絵を描く際は、泥団子がしっかり乾いているか確認してから行うとよいでしょう。
初心者には泥団子キットおすすめ3選
光る泥団子は、最初、作るのに少しコツが必要です。そこでおすすめなのが、光る泥団子キットです。専用のキットなので普通の砂で作るより失敗する確率も低く、簡単お手軽に作れます。初めて光る泥団子にチャレンジする人は、試してみてください。
カラフルコロピカどろだんご制作キット
シャチハタ
自然の土と砂を使った泥団子キット。土と砂の他にも計量カップや色粉が3色もついているのはうれしいですね。赤・青・黄色の泥団子がひとつのキットで作れてお得です。
どろだんごの王様
学研ステイフル
土や砂はもはや当たり前!色こな、計量カップ、削り器、名前シール、台、かき混ぜ用袋もついているので、水だけ準備すればすぐにできちゃいます。また、なんといっても作り方が書いてある「マスターブック」がついているのでとっても安心です。
ひかるどろだんご 制作キット
美濃粘土株式会社
とってもリーズナブルなので、初めてチャレンジする人でも手が出しやすいですね。独自の製法でいつまでもヒビ割れないピカピカの泥団子が作れます。セット内容は土と砂のシンプルなセットですが、物足りないようなら自分でペンや絵の具でアレンジしてみるのも楽しいかも。