砂遊びデビューはいつから?嬉しい効果がこんなに!服や道具3選
お子さんの公園デビューを済ませたら、次は砂遊びデビューですね。私たちも子供の頃に夢中になった砂遊び。砂遊びは、子供が喜ぶだけでなく成長に多くのメリットをもたらしてくれるんですよ。ただし、砂遊びデビューを焦ると思わぬデメリットも…。
今回は、砂遊びデビューの時期、砂遊びの効果、おすすめの服装、室内や庭で遊べるおもちゃ、道具や手作りおもちゃの作り方などをご紹介していきます。最近は、砂遊びアプリなんかもありますよ♪
砂遊びデビューはいつから?
砂遊びデビューする時期には個人差がありますが、早い赤ちゃんでは生後9ヶ月頃から開始しています。多くの赤ちゃんは、1歳~1歳半までの間に砂遊びデビューを果たしています。目安としては赤ちゃんがお座りや一人歩きをし始める時期に、砂遊びデビューすることが多いですね。公園で遊んでいる時に赤ちゃんがお砂場に興味を示したら、連れて行ってみてはいかがでしょうか。
ただし、公園の砂場には猫のフンや回虫が紛れていることがよくあります。7ヶ月頃のなんでも口に入れてしまう時期に砂遊びデビューをさせてしまうと、砂を食べてしまう恐れがあるのであまりおすすめできません。特に猫の糞にはトキソプラズマという原虫が沢山いるので、大きくなってからも砂遊びには注意してあげましょう。
また、砂遊びから帰った後は石鹸で丁寧に手を洗ってあげなくてはなりませんが、一人歩きできない赤ちゃんをだっこしながら手を爪までしっかり洗うのは結構大変です。そのため、早い時期に砂遊びデビューをさせなかったという先輩ママ達も多いのですね。
幼児に嬉しい砂遊びの効果8つ
砂遊びには、幼児の心や身体の成長に嬉しいメリットが沢山あります。今まで砂遊びは服が汚れるし不衛生だからあまりやらせたくないと思っていたママも、子供に砂遊びをさせたくなるかもしれませんよ。砂遊びの幼児への効果を8つご紹介します。
1情緒が安定する
砂に手を触れて上からサラサラと落としたり、砂をつかんだりすることには、幼児の情緒の安定させる効果があります。情緒が安定している子供は、幼稚園や保育園に通い始めた時に新しい環境にスムーズに馴染みやすく、周りの子供とのトラブルも少なくなる傾向があります。ママやパパにとっても子供の情緒が安定してくれることは、とても嬉しいことですね。
2しっかりと歩けるようになる
砂の上は固いアスファルトと違って歩きづらいですよね。砂の上では、足で砂をしっかりと踏みしめないと歩くことができないので、自然に地面をしっかりと踏みしめて歩くことができるようになります。
砂遊びデビューをするよちよち歩きの頃は危なっかしくて心配になりますが、砂場の中なら転んでも痛くありませんので、歩きたいように歩かせてあげられますね。ただし、靴が足にあっていないと歩きにくいですので、お子さんの足のサイズにあったファーストシューズを選んで履かせて遊ばせてあげてくださいね。
3手先が器用になる
砂を手でつかんだり、指先でつまんだり、スコップを使ったり、お団子を作ったりと砂遊びの中で幼児が色々な手や指先の動きをしますので、手先の器用さを発達させることができます。
初めはうまくスコップを使えなかったり、バケツの中にきちんと砂を入れることができなかったりしますが、自分でやろうと工夫しますので、手を出さずにお子さんの姿を温かく見守ってあげましょうね。
4創造性を育む
砂という一つの素材で、子供は色々なものを作り様々な遊び方をします。単純な素材だからこそ色々な工夫ができる砂遊びは、幼児の創造性を育むのにピッタリの遊びなのです。
砂遊びではお絵かきでは身に付かない立体の感覚を育てることもできるので嬉しいですね。砂遊びにルールはありませんので、お子さんの好きなものを自由に作らせてあげましょう。
5社会性や協調性が身に付く
お砂場は公園に一つしかありませんので、他のお友達と関わりながら遊ぶことになります。そのためお友達との道具の貸し借りを通じて、社会性や協調性を身に付けることができます。
初めはお友達に道具を貸せなかったり、お友達の道具を勝手に取ってしまったりすることもあるかもしれませんが、そんな時は叱ったりせず、何度も我慢強く教えてあげてくださいね。お友達とトラブルになるからと言って砂遊びや公園遊びをさせないと、社会性や協調性が身に付かないまま幼稚園での集団生活を始めることになり、ママも子供も苦労するケースもありますので気をつけましょう。
6集中力が高まる
一生懸命に砂を掘ってお山を作ったり、泥団子をきれいに丸めようと頑張ったりしている子供の姿をよく見かけますね。お山作りや泥団子作りなど繰り返し同じ作業を行うような遊びは、子供の集中力を高めることができます。集中力が高い子供は、小学生になって勉強するようになる時に有利ですよ。
子供が夢中になって砂遊びをしている時は、できるだけ邪魔をせずに子供が納得できるまで遊ばせてあげましょう。
7忍耐力が身に付く
砂遊びをしていると頑張って作っているお山が途中で崩れてしまったり、泥団子がうまく作れなかったりということが起こります。また、他のお友達に壊されてしまうこともありますね。そのため、何度も失敗を繰り返しながら何かを作ることになるため、子供に忍耐力が身につきます。
忍耐力はスポーツから身につけるものという印象がありますが、砂遊びを通して身につくなんてありがたいですよね。中にはかんしゃくを起してしまう子もいると思いますが、怒らずに子供に気持ちに寄り添ってあげましょう。
8免疫力が高まる
公園の砂場は、お家の中のようにきれいではありません。いくら終わった後にきれいに手洗いをしても、菌が体や口に入ってしまうことがありますが、免疫細胞を活性化させアレルギーやガンにも効果があることで知られているLPS(リポポリサッカライド)は、土の中にいる微生物なのです。そのため、近年あまりにも高まる除菌ブームに警鐘を鳴らす医師も…。
砂遊びを不潔な遊びと思う人もいますが、幼児期に免疫細胞を鍛えることができる遊びです。たとえ菌が入ってお腹を壊したり熱を出したりしても、それによって獲得できる免疫が増え、将来的に免疫力の高い強い子供に育てることができますよ。
室内や庭でもできる!砂遊びおもちゃやアプリ
砂場のある手ごろな公園が近くになかったり、気候により外遊びができずに子供がストレスを溜めてしまったりする場合は、室内用の砂遊びおもちゃを活用してみるのもおすすめですね。最近は、砂遊び感覚を体験できる幼児向け知育アプリも登場しています。大人も癒されると評判ですので、興味があれば一度試してみてはいかがですか?
おすすめ砂遊びおもちゃ
砂遊びは公園に行かなければできないという遊びではありません。ご自宅にいても次のような砂遊びおもちゃを購入することで、幼児にタップリと砂遊びを楽しませてあげることができるんです。
キネティック サンド ボックスセット ブルー
ラングス
ケネティックサンドは、スウェーデンで誕生した室内砂遊び用の砂。水を使わないのに色々な形を作れるため、学校や医療現場、セラピーなどでも使われています。梅雨や悪天候で外遊びできないお子さんにおすすめです。
おすすめ砂遊びアプリ
砂が落ちる様子を見ると大人でも癒されますが、子供にとっては砂が落ちる様子は想像力をかきたてる知育にも繋がります。ある程度大きくなったら、時間を決めて砂遊びアプリで遊ばせてあげるのもおすすめです。
砂遊び – 知育アプリで遊ぼう 子ども・幼児向け android
砂遊びまでアプリになっているとはビックリですね。画面の中で砂を自由に動かしたり消したりして遊ぶことができます。失敗してもリセットすると何度もやり直せるので、実際の砂遊びのように子供もできなくて泣くことがないかもしれませんね。
季節別の砂遊びにおすすめの服装
砂遊びをする時のおすすめの服装と気をつける点を、季節別にまとめました。砂遊びをすると洋服や靴が汚れて困りますよね。お下がりや安いものを購入して砂遊び専用にしているママも多いですよ。
夏に砂遊びをする時には、午後の日差しが強い時間帯は避けて遊んでくださいね。熱中症予防のために水分補給を十分にして、あまり時間が長くならないように気をつけましょう。
春秋の砂遊びにおすすめの服装
春秋にお砂遊びをする時には、砂場用スモックがおすすめです。砂場用スモックを着せると洋服の汚れを気にせずに遊ばせてあげられますよ。砂場用スモックは、季節や年齢によって袖あり、袖なし、上のみなど色々なタイプがあります。よく砂遊びをされる場合は、購入を検討されてみてはいかがですか?
春秋の砂遊びの服装を選ぶポイント
- 汚れても良い洋服を選ぶ(薄い色は汚れが取れにくいので避けた方が良い)
- 靴は汚れても洗いやすく乾きやすいものにする
- 気温差を調節できるように羽織るものを準備する
- 帽子をかぶせる
夏の砂遊びにおすすめの服装
夏の暑い時期の砂遊びは、全身タイプの砂場用スモックを暑くて着ることができないので、服装に迷いますね。夏の砂遊びの服装選びのポイントを挙げてみました。砂遊びは下を向いていることが多いので意外と首の後ろが焼けます。後ろまでツバのる帽子があればベストですね。
- スモックを着る際は袖なしが便利
- 汚れてもよいTシャツとズボンを履かせる
- 夕方は虫が多いので、薄手の長袖・長ズボンでもよい
- ツバのある帽子をかぶせる
- サンダルは砂が入って嫌がる子が多いのでスニーカーまたは、砂が暑くなければ裸足
夏は日影の砂場で外遊び♪
近所の公園は砂場の上に屋根があり日影になるので、夏でもよく砂遊びに行っていました。ただ、日影と言っても暑いので砂場用スモックは着せられません。うちの子供たちは、Tシャツ・短パン・ハットというスタイルでした。足に砂がつくと嫌がるので足元は靴下を履かせてスニーカーでした。
意外と探せば屋根付きの砂場があります。保育園や幼稚園でも砂場に屋根がついているところが多いので、園庭開放などに行ってみると日影の砂場で楽に遊ぶことができますよ♪
我が家は、午前中に砂場に行き、帰ったらシャワーを浴びてお昼ご飯を食べさせてお昼寝させるというパターンが多かったです。
砂遊びで子供に大人気!おすすめ型抜きや道具3選
お気に入りのおもちゃがあれば砂遊びがもっと楽しくなりますね。お砂場では同じような道具をもってきているお友達がいることもあるので、トラブル回避のためお砂場道具にはすべて名前を書いておきましょう。おすすめの砂遊びおもちゃ3選ご紹介します。
サンドミル トラック付き
ボーネルンド
上から落ちてくる砂や水で水車が回る仕組みになっている砂遊び用おもちゃです。砂を乗せるトラックや砂を入れるためのスコップもついているので、これだけで色々な遊びを楽しむことができます。
お砂場だけでなくお風呂やプールでも遊ぶことができますよ♪
アンパンマン カラフルおでかけ砂場セット
ピノキオ
子供に大人気のアンパンマンのお砂場セットです。バケツ・スコップ・フォーク・型抜き・ジョウロがセットになったお砂遊びフルセットです。セットの収納袋は、そこがメッシュになっているので砂を落として帰れるのもうれしいですね。アンパンマンなら男女問わず人気なので、性別の違う兄弟でも一緒に使うことができます。
SANDIG 砂遊びの型、お城
IKEA
他では見かけないお城の砂遊び型です。お城の型を使って子供がどのようなものを作ってくれるのか、ワクワクしますよ。IKEAには、他にも砂遊び用のおもちゃが揃っていますが、他のメーカーでは見られないユニークなものばかりなので子供の想像力を膨らませてくれるでしょう。
砂遊び手作りおもちゃの作り方
砂遊びおもちゃは、家庭にある材料で簡単に作ることができます。お子さんにリユースする大切さを学んでもらう良いきっかけにもなりますので、ぜひお子さんと一緒に廃材を利用したお砂遊びおもちゃ作りにチャレンジしてみてくださいね。
材料
- 500mlのペットボトル
- ビニールテープ
- ハサミ
作り方
- ペットボトルの真ん中より少し下あたりを切り口が斜めになるように切る
- 切り口にビニールテープを張る(手を切らないようにするため)
- ※マジックで可愛く絵を描いてアレンジしてもOKです
こんな廃材を砂遊びの道具にしても幼児は喜びます
ペットボトル以外にも、プリンカップ・牛乳パック・軽量スプーン・壊れてミニカー・スーパーボールなども、お砂遊びに使うことができます。プリンカップはそのまま利用できますし、牛乳カップはジョウロやスコップに変身させることもできますね。
廃材を利用した砂遊びおもちゃだと汚れたら処分してまた新しいものを作ればいいので、子供に思いっきり遊ばせることができますよ。