お手紙交換への親の関わり方に関する記事

お手紙交換は禁止すべき?親が園児に教えたい6つのマナー

お手紙交換は禁止すべき?親が園児に教えたい6つのマナー

お手紙交換は幼稚園や保育園が禁止すべき悪いことなのでしょうか?園へのクレームの実情や親の関わり方、文字が書けない子供が返事をかくのに便利なグッズ、家庭で教えたい手紙やトラブルを回避するためのマナーについて知っておきましょう。

マーミーTOP  >  子育て  >  お手紙交換は禁止すべき?親が園児に教えたい6つのマナー

お手紙交換は幼稚園や保育園で禁止すべき?園内トラブルになる理由

お手紙交換とは幼稚園や保育園の子供達の間で自然に始まる遊びで、「精神的な発達が早い」と言われる女の子の間ではブームになりやすく、手紙を通してひらがなへの興味を自然に育める遊びでもあります。

ところがお手紙交換が原因でお友達同士のトラブルやママ友トラブルに発展するケースもあるため、やむなく幼稚園や保育園が禁止にすることがあります。

お手紙交換とはどのように行われる遊び?

手紙を書く園児

お手紙交換とは、自宅で書いた手紙を幼稚園や保育園で仲の良いお友達や興味のあるお友達、あるいは好きなお友達に先生抜きで直接手渡し、翌日以降に相手が返事を渡すという遊びです。

ただし帰宅直後に嬉しそうにもらったお手紙を見せてくれたり、自分でお返事を書いたりするケースばかりではなく、ある日突然、お弁当箱を片づけようとして開けた子供の通園バッグの中から親がお手紙を発見し、本人はよくわかっていないというケースも少なくありません。

そのため初めてもらった子供へのお手紙を前に、「お返事を書かせなきゃ!でもこの子、まだ読み書きができない」と、どのようにお手紙交換をサポートすればいいか悩んでしまうママも少なくないのです。

お手紙交換で園内にトラブルが多発!幼稚園や保育園へのクレームの実情

お手紙交換には多くのママやパパが寛容な意見ですが、残念ながらコニュニケーションを学んでいる最中の子供達は、ちょっとしたことでメンタルが傷つきやすいため、見るに見かねた保護者からのクレームが園に入ることもあるのが実情です。

園側も本当は禁止になどしたくないのですが、全ての保護者がお手紙交換に理解を示し、家庭でもサポートできるわけではないため、園側が手に負えないほどのトラブルになれば、本来の保育に支障が出ないように禁止にせざるを得ないのです。

お手紙や返事をもらえない子が傷つく

顎に両手を当てる女の子

お手紙交換による園内トラブルで一番多いのが、返事をもらえないというケース。お付き合いのあるママ友であれば、サラッと「○○ちゃんはお手紙嫌い?」と話題にすることができますが、お付き合いがない場合は難しいことも。そのためお手紙を出した側の親子が、「嫌われているの?」「迷惑だった?」と悩んでしまうのです。

またお友達がお手紙やプレゼントをもらっていることを知り、自分だけもらえないことに傷つく子供もいます。まだ幼稚園児なのにと思う保護者もいるかもしれませんが、女の子は特に繊細な感覚を持っている子が少なくないのです。

親の知らぬ間に物々交換に発展

お手紙交換と一緒に、親の知らぬ間に物々交換をしてしまうケースもあります。子供は純粋にお友達を喜ばせたくて渡すのですが、毎回プレゼントをもらえば相手も負担ですし、あげたつもりではなく見せただけなどの誤解が生じ、子供が盗っただの盗らないだのといった盗み癖問題にまで発展することも

お手紙に入っているプレゼントの中には、とても受け取れない高価な物や貴重な物が入っているケースもあるため、軽視できない問題です。

お手紙の内容に心を傷つけられる

登園を嫌がる女の子

お手紙交換の園内トラブルの中には、「○○ちゃんは可愛くない」といった心を傷けられる手紙をもらう子がいるという問題もあります。

実際にこうした手紙をもらった子供のママは、幼稚園を通して問題を解決したとのことですが、解決しても後味は良くないそうです。

またお手紙交換により自分の子供が被害者になるのも困りますが、加害者になってしまう家庭も負担は大きいでしょう。

お手紙を書いた相手は幼児ですので、まさに相手の気持ちを学習している最中。幼稚園や保育園は、こうしたトラブルを経験しながら互いに学んでいく場でもありますが、親の受け止め方やフォロー体制によってはお手紙交換が子供の人格形成に悪影響となることもあります。

お手紙を見て親が傷ついてしまう場合、園でのお手紙交換が学習の場ではなくトラブルの種に思えてしまいますし、長い間親などのフォローがなければ子供自身のコンプレックスになってしまうこともあるのです。

お手紙をたくさん書いてくるように要求される

意地悪な子とお友達から思われている子の中には、手紙をたくさん出すように友達に要求するなど、お手紙交換を通して子供の意思を無視した行動を要求するケースもあります

「お手紙そんなに書けないよ」と子供が自分で伝えられれば良いのですが、嫌われるのが怖くて言えない子もいますし、「もう◯◯ちゃんとは遊ばない」というセリフが口癖になっている子もいますので、トラブルに巻き込まれるのが嫌で言いなりになる子も少なくありません。

意見のすれ違いから仲間外れにされる

お手紙交換が発端で意見のすれ違いが起こり、園内での仲間外れにされるトラブルが実際に起こっています。相手の子はそれほど悪意がないのですが、された子にとっては深刻な問題ですので、大人の介入がどうしても必要になります。

お手紙交換は禁止すべき?家庭でのサポートが必要

子供達の中から自然に始まる遊びですので、お手紙交換を頭ごなしにやめさせようとすることが良いことかどうかは疑問です。けれど園には園の困った実情があることを知り、親は家庭で何ができるかを考えて園と協力しつつ子供への家庭教育を行っていくことが大切です。

お手紙交換は学習?旬な遊び?子供への関わり方に注意

テーブルで手紙を書く女の子

お手紙交換はごっこ遊びの一種。ごっこ遊びを通して能力を伸ばすという幼稚園や保育園の保育のねらいにもマッチしています。

子供にお手紙への興味感心が湧きおこり、幼稚園や保育園で自然発生する旬なごっこ遊びのため、文字への興味感心が増し、コミュニケーション能力が鍛えられるなど様々な能力を伸ばすのに大いに役立ちます。

ところが返事を書くというマナーを守らせるために無理強いしたり、これを機に文字の学習を強要したりすると、子供が勉強嫌いになってしまうこともあるので要注意。

お手紙交換は学びの芽を育てる機会と捉えて!

子供の学習には自主性が重要です。興味関心が湧き、自らの意思で行わないと脳もあまり活性化しないため効率よく学習できません。逆に嫌なことを無理強いすることで、文字を書くことや手紙を嫌いになってしまいますので気を付けましょう。

お手紙=字ではないとはいえ、お友達が字を書いたお手紙をくれたから字を覚えたいと言ってくる子供も少なくありません。その場合は、子供の要望通りに文字を教えてあげましょう。

お手紙交換を通じて、子供達はどうやって書いたらお友達が喜ぶのかを考えるようになり、自主的に思考し集中してお手紙をかくことで心を成長させられますし、子供の自由な発想力を育ててあげることもできます

また、お手紙交換がきっかけになって友達とぐっと仲良くなったり、ママの中には幼稚園や保育園で子供が誰と仲が良いか知るきっかけになったという人もいたりと、大人が見たら「ただのゴミなのでは!?」と思うような仕上がりでも、手紙を介したコニュニケーションの楽しさを体験するよい機会になりますので、大らかに見守りましょう。

お手紙交換は子供が読み書きできなくてもすべき?

色鉛筆で手紙に絵を描く女の子

お手紙交換が始まる3歳頃になると、幼児の目は家庭内から外に向かい社会性を学び始めます。子供に社会性を身につけさせるためにも、子供が読み書きをできるか否かにかかわらず、頂いたお手紙には返事を書くことを教えるのがベスト。

ただし文字が書かれたメッセージ付きのお手紙をもらうと、「こちらもメッセージ付きで返さなければ!」とママの負担になってしまいがちですので、子供に出来る範囲で返事をかくのがマナーであることを教えてあげましょう。

お手紙への返事は誰の課題?

子供がもらったお手紙への返事を書くか書かないかは、ママではなく子供自身の課題です。ママが命令して書かせるものではありません。「お手紙もらって嬉しいね。ママと一緒にお返事を書いてみようか。」などと子供自身が自主的に取り組めるような声掛けをし、子供が返事の内容を決められない場合は、選択肢を与えて子供に決めさせるとよいでしょう。

ママの中にはお手紙の内容を自分が決めて、子供に返事を無理強いする人もいますが、お手紙をくれた幼児にとってお手紙交換はただの遊び。お手紙を出したことや交換ができたことが嬉しいので、大人が思うほど内容にこだわりはありません。

ですから絵を描く、シールを貼る、折り紙で何か折って封筒に入れるなど、文字やメッセージを書けなくてもOK。子供に出来る範囲で、お手紙交換に挑戦させてみましょう。

ただしお手紙には必ずあて名を書くことを教えて下さい。ママが手を添えて一緒に書いてもいいですし、どうしても書きたがらない子の場合は、ママが代わりに書いてから園に持って行かせましょう。お手紙らしさが上がるだけでなく、園内でのお手紙交換トラブルの防止に繋がります。

交換する手紙の内容は絵?文字?保育園児や幼稚園児のお手紙スキル

お手紙交換についての立教大学やお茶の水女子大学などの合同発表の論文によると、お手紙交換の内容は絵を描く子が年少で60%、年長で38%。

交換する手紙の内容図

ひらがなを書くのは年少で47%、年長99%です。つまり子供の年齢によって、お手紙が文字か絵かは異なるのです。

子供がもらった手紙に文字が書いてあると、文字の手紙を返さなければと焦るパパやママも少なくないでしょう。けれど子供はひらがなを書けるか書けないかに関わらず、お手紙交換を楽しんでいます。

子供の交換するお手紙に驚いた際の親の対応

お手紙交換は幼児期特有のごっこ遊びの一環ですので、「あいしてる」「けっこんしよう」などの親がドキッとする表現が出てくることもありますが、基本的に親の口出しは無用です。先回りしてトラブルを回避することが、子供の発達や親子関係のマイナスになる面もありますので、言葉の暴力に該当しない場合はできるだけ見守るようにしましょう。

幼児のお手紙交換に便利!ママを助ける便利なグッズ5つ

お手紙交換も初めのうちは可愛い便せんや封筒を揃え、寄り添ってサポートする家庭が多いのですが、ブームの時期は毎日のようにお手紙を交換して来るため、親の負担になることもあります。

100均ショップには可愛い封筒や便せんがありますが、お友達と被ることもあるため、便利なグッズを使って一工夫してみましょう。

紙専用の型抜き「クラフトパンチ」

クラフトパンで作った花の形にした紙

可愛くカラフルにクラフトしのりで貼るだけで可愛いお手紙になるのでもおすすめです。一番のおすすめは切手型に切り抜けるクラフトパンチ。

これさえ貼れば、ただの紙に書いたお手紙もハガキ風になります。また子供にも本物のお手紙を出す際は切手が必要であることも伝えられます。

型押しスタンプ「エンボッサー」

エンボッサー

紙に絵や文字の凹凸を作るエンボッサー。幼児はお手紙にシールや色々な物を制限無く貼りたがります。そのためスタンプのように繰り返し使用できるエンボッサーは、経済的にも環境的にも嬉しいグッズです。

かわいい柄付きデコ「マスキングテープ」

マスキングテープを使う女の子

お手紙交換にマスキングテープを使うのもおすすめです。シールのように使用できますがシールよりも量も多く経済的です。

お手紙の好きな所に好きな長さでマスキングテープをペタペタ貼ることで、子供は満足します。100均でも可愛いマスキングテープを購入できますので、子供と一緒に選ぶとよいでしょう。

文字が書けない子に大好評「スタンプ」

繰り返し使用できるのでスタンプは便利です。「子供がまだ字が書けないので、お友達から貰ったお手紙のお返事に絵を描いて、自分のお名前スタンプをいつも押しています」というママもいます。

市販のスタンプには様々な柄や色がありますので、子供の興味があるものや好きなもののスタンプを選ぶとよいでしょう。

またスタンプは消しゴムでも簡単に作れますので、100均ショップのスタンプ用消しゴムを使って、オリジナルスタンプを作ってあげるのもおすすめです。

オリジナル封筒も作れる「折り紙」

折り紙で封筒を作る女の子の幼稚園児

お手紙交換でその威力を存分に発揮するのが、折り紙です。好きな物を折り紙で作って封筒に入れてもいいですし、可愛い柄の折り紙でお手紙を出せば、それだけでいつもと違った雰囲気にすることもできます。

お手紙交換が流行っている園のママが知っておきたいのが、折り紙で封筒を作る方法です。折り紙で封筒を作ってあて名を書くだけで、中身がどんな物でもぐんとお手紙らしさがUPします。

年長になると子供も自分で封筒を折れるようになるので、最初はママが折ってあげ、成長と共に子供に任せるのも良いでしょう。

家庭で教えたいお手紙交換3つのマナー!デリカシーの教育

台所からテーブルで手紙を書く娘を見守る母親

お手紙交換を始めたばかりの年少の頃は、絵や字(みたいなもの)を書いているだけですので、親の目が行き届きやすいこともありそれほど大きなトラブルにはなりません。

ところが年中から年長になると、お手紙交換を介したデリカシーに欠ける行為が原因となり、お友達を傷つけてしまうことがあります。

年中年長といえばお泊り会などをする子も増えはじめ、マナーをしっかり教える必要がある年齢。デリカシーのなさでお友達を傷つけないためにも、デリカシーのないお友達の手紙に傷つかないためにも、お手紙交換を通して家庭で3つのマナーを教え、幼児期からデリカシーの教育をしてあげましょう。

もらってきたら教えて!手紙への3つのマナー

  1. お友達が嫌がる絵や言葉を書かない
  2. お手紙をもらったら早めに返事を渡す
  3. 手紙にはあて名と自分の名前を書く

手紙や返事を子供に自由に書かせることで、子供は自主性やコミュニケーションを学ぶことができます。けれど手紙の内容が友達を傷つけるようなものであれば、家庭でデリカシーについての教育をすることが大切です。

子供は悪気なく思いを率直に書いているだけだと理解し、怒ったり責めたりせず、手紙を出す時はどのような内容を書くものかを教えてあげてください。

「◯◯って言われたらどう思う?自分が嫌な思いをする言葉は書かないようにしようね」としっかり伝え、子供の言葉使いに不安を感じる場合は、友達に渡す前に一度確認するといった対応も必要になるでしょう。

お手紙交換を禁止にさせない!トラブル回避マナー

お手紙交換をして友達から「字が汚い」と言われてしまい、その後お友達は謝ってくれたのに、それ以来字を書くことが嫌になってしまったという子供もいます。

このようにお手紙交換が子供の発達の妨げになってしまっては本末転倒。そうならないためにお手紙交換を禁止にしている園もあるそうです。

お手紙交換のトラブルを回避する3つのマナー

  1. 手紙は保育時間外に友達に直接渡す
  2. 手紙以外はあげない
  3. 自分が言われて嫌な感想は言わない

お手紙交換を園が禁止せずにすむような家庭教育を心掛けよう

お手紙交換を禁止している幼稚園や保育園は少なくありません。保護者の中には「子供同士のことだから少しぐらい喧嘩をしてもいいのでは?」と思う人もいるでしょうが、マンモス幼稚園や保育園では先生の目が行き届きにくく、手紙の内容までチェックできないので、仕方なくお手紙交換全面禁止にしています。

相手の立場を思いやるというマナーが守れていれば、トラブルが減り禁止事項も自然に減ります。子供同士ですからトラブルがあって当然なのです。

ところが親がお手紙作りに過熱しすぎたり、子供と一緒になって落ち込んだり、相手の子供や園、保護者を責めてしまったりするようでは、園側がお手紙交換を禁止にするのも当然です。

お手紙交換を禁止にされるか否かは、保護者の家庭教育や相手への思いやりにも大きく関係しています。5歳前後のしつけは小学校入学後の生活や学習にも深くかかわってきますので、一人の大人として園児たちの育ちにプラスになる対応と家庭教育を続けていきましょう。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪