笛の作り方に関する記事

手作り笛の作り方5種!牛乳パック・ストロー・ラップの芯で簡単工作と自由研究のコツ

手作り笛の作り方5種!牛乳パック・ストロー・ラップの芯で簡単工作と自由研究のコツ

身近な材料で作れる手作り笛5種を、材料から手順まで解説します。年齢別の関わり方や声かけ例、自由研究にできる比較実験の進め方も紹介し、雨の日の室内遊びに役立ちます。

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【簡単工作】牛乳パックやストロー、芯で作る手作り笛5種の作り方!自由研究にも

手作りした笛4種類

笛の作り方は難しそうですが、実は牛乳パックやストロー、ラップの芯など身近にある材料で簡単に手作りできます。そのためわざわざ市販品を買わなくても、リーズナブルなおもちゃを子供に作ってあげられるのです。保育園や幼稚園の製作活動として取り入れられることもあります。

雨の日などの室内遊び、夏休みや冬休みの自由研究工作にもぴったりです!手作りの笛で色んな音を出して楽しんでみましょう。

5種類の笛が鳴る仕組みと年齢の目安

一口に手作りの笛といっても、音が出る仕組みは大きく三つに分かれます。ひとつ目は、声を当てて薄い膜を震わせる膜鳴タイプ、ふたつ目は、吹き口から出た空気の流れが角に当たって箱の中の空気を震わせるタイプ、みっつ目は、ストローの先端の切り口そのものが震えるリードタイプです。仕組みを知っておくと、うまく鳴らないときにどこを直せばよいかが見えてきますし、子供の年齢や吹く力に合う笛も選びやすくなります。

笛の種類音が出る仕組み年齢の目安難しさ音を変えるポイント
牛乳パックカズー声でビニールの膜が震える(膜鳴)1歳くらいからやさしいビニールの張り具合
ラップの芯笛声で紙の膜が震える(膜鳴)カズーと同じ1歳くらいから、大人が作って見守るやさしい輪ゴムの締め具合、芯の長さと太さ
牛乳パックホイッスル吹き口の空気が角に当たり、箱の中の空気が震える3歳くらいから、仕上げは大人が手伝うふつう吹き口の隙間と角度
ストローとプラコップの笛ストロー先端のつぶれた部分と、コップの中の空気が震える3歳前後から、作るのは大人やさしいコップの大きさ、飲み口をふさぐ面積
ストロー笛ストロー先端の切り口が震える(リード)3歳以上むずかしいストローの長さ、穴の数、つなげるストローの太さ

年齢はあくまで目安で、同じ年齢でも口の使い方や集中できる時間には個人差があります。「この笛はまだ早いかな」と迷うときは、カズーやコップの笛のように声や弱い息で鳴るものから始め、慣れてきたらホイッスルやストロー笛へ進むと、子供も達成感を積み重ねやすくなります。

作り始める前の下準備と安全ルール

笛は口にくわえて使うおもちゃです。材料集めの段階から、衛生面とケガの予防を意識しておくと、遊びの時間を安心して楽しめます。まずは次の点を確認してから工作に入りましょう。

  • 牛乳パックは使う前によく洗い、切り開いて完全に乾かしておきます。湿ったままだと折り目がつきにくく、テープもはがれやすくなります。
  • 切り口で指を切らないよう、紙やストローの角は少し丸く整えておきます。
  • カッター、キリ、千枚通しを使う作業は、必ず大人が担当します。
  • つまようじ、輪ゴム、テープの切れ端、シールなどの小さなものは、作業が終わったらすぐに片付けます。3歳の子供の口の直径は約4cmで、トイレットペーパーの芯くらいの大きさです。それより小さなものは誤飲の危険があります。
  • 年上のきょうだいが工作している場合は、材料や作りかけの笛を、乳幼児の手が届かない場所に置いてもらいます。
  • 笛やストローをくわえたまま、立ち歩いたり走ったりしないルールを、最初に決めておきます。

完成したあとも、テープがはがれて口に入りそうになっていないか、紙が湿ってふやけていないかを、遊ぶ前に大人が軽く点検しましょう。紙製の笛は水洗いに向かないため、汚れたり傷んだりしたら、作り直して新しい笛に替えるのがおすすめです。また、笛は口をつけて使うので、きょうだいや友達と共用せず、一人ひとつずつ作ると衛生的です。

「くわえたまま歩かない」を伝える声かけ

幼い子供は、吹くことに夢中になると、周りの状況が頭から抜けてしまいます。禁止の言葉を重ねるよりも、「座って吹く」という行動を具体的に伝えるほうが、気持ちを切り替えてもらいやすくなります。

  • NG例:「走りながら吹いちゃダメって言ったでしょ!」
    おすすめ:「笛を吹くときは、お尻をぺたんと座ってね。座って、どんな音が出るか聞かせて」
  • NG例:「危ないから、もう笛は終わり!」
    おすすめ:「歩きたくなったら、いったん笛はテーブルにおやすみさせよう。座ったらまた吹けるよ」

簡単に鳴らせる!牛乳パック製カズー

完成した牛乳パックカズー2個

最初にご紹介するのは、牛乳パックを使った「カズー」です。カズーは声を膜に当てて振動させることで音を出す膜鳴(まくめい)楽器の一種です。

膜を振動させることで音が出る笛で、カズーを口にくわえて喋ったり歌ったりして声を出すと、ビニール部分が振動してブーブーと面白い声に変わります。息を吹き込むだけでなく声を出す必要はありますが、音を出すのは比較的簡単なので1歳くらいから楽しめます。

牛乳パックカズーの材料

牛乳パックカズーの材料
  • 牛乳パック
  • スーパー等にある薄いビニール袋(薄いレジ袋でも可)
  • 定規
  • ハサミ
  • セロテープ(又は両面テープ)
  • マスキングテープ(飾り用)

牛乳パックカズーの作り方

  1. 牛乳パックを開き、写真のように7cm×10cmの長方形を切り出します。
    開いた牛乳パックにカットした長方形をのせた様子
  2. 切り出した牛乳パックを縦半分に軽く折り、中心に0.8cmくらいの切り込みを1箇所、その1.8cm上にもう一箇所切り込みを入れたら、手前に折り曲げます。
    切り出した牛乳パックに切り込みを入れ、手前に折り曲げた様子
  3. 折り曲げた部分をハサミで切って、穴を開けます。
    牛乳パックに四角い穴を開ける様子
  4. ビニール袋を穴のサイズより3~5mm大きく切り、セロテープで穴をふさぐように軽く張って貼り付けます。
    切ったビニール袋を穴に貼った牛乳パック
  5. 縦長の筒になるように直径1.7cmくらいに丸め、テープで両端を留めます。穴に近いほうは、吹き口から少し離してテープを貼りましょう。マスキングテープやシールを貼って飾り付けたら完成です。
    完成した牛乳パックカズー

牛乳パックカズーの遊び方とコツ

笛をしっかりくわえて、息を吹き込むのではなく、声を出してみましょう。声を出すと、穴の部分に貼ったビニールが震えて「ブーブー」と音が鳴ります。ビニール袋を貼った穴の部分を指や唇でふさがないように注意してください。

声を出すのが難しい場合、パパやママがお手本を見せてあげましょう。袋をピンと張りつけ過ぎたり、袋が厚かったりすると声があまり変わらないので、上手く鳴らない場合はビニールやテープを調節してみましょう。

カズー遊びで育つ力

自分が声を出すと、手の中の道具が震えて音が変わる。この体験は、「自分の行動が結果につながった」という手応えを子供に与えてくれます。1歳前後は、手を動かしたら音が出るといった原因と結果の関係に気づき始める子が増える時期です。声やおしゃべりがそのまま面白い音に変わるカズーなら、言葉がまだ出ない子でも「あー」「うー」と声を出す楽しさを味わえて、大人との声のやり取りも自然に生まれます。2〜3歳になると、まねっこ遊びや歌への興味が広がり、声色を変えて表現する楽しさも育っていきます。うまく鳴らないときは、子供の技量ではなく道具の調整が原因であることがほとんどです。「できなかった」という気持ちを残さないよう、大人が横で一緒に直していきましょう。

カズー遊びの声かけ例

  • NG例:「違うよ、息じゃなくて声を出すの!」
    おすすめ:「ブーブーってお話ししてみよう。パパのまねっこしてごらん」
  • NG例:「ビニールが破れちゃったじゃない、もう!」
    おすすめ:「ビニールがおやすみしちゃったね。新しいのを貼って、また遊ぼう」

身近な芯を使ったアレンジ!ラップの芯笛

牛乳パックカズーと同じ「膜の振動で音を出す」仕組みを、使い終わったラップやキッチンペーパーの芯を使って作ることもできます。丸い筒のままでよいので、牛乳パックを切り開く工程を省きたい時にもおすすめのアレンジです。

ラップの芯笛の材料

  • ラップやキッチンペーパーの芯
  • 薄い紙(ワックスペーパーや薄紙)
  • 輪ゴム
  • キリや千枚通し(穴あけ用)
  • マスキングテープやシール(飾り用)

ラップの芯笛の作り方

  1. 芯の片方の端に薄い紙をかぶせ、輪ゴムでしっかり留めて太鼓の膜のようにします。
  2. 芯の中央あたりの側面に、キリや千枚通しで小さな穴を1つ開けます。穴あけは大人が行いましょう。
  3. 紙を貼った方の端を軽く口にくわえ、開けた穴に向かって「ンー」と声を出すと、紙が振動して音が鳴ります。最後にマスキングテープで飾り付ければ完成です。

ラップの芯笛の遊び方とコツ

紙をぴんと張りすぎると振動しにくくなるので、輪ゴムの締め付け具合を少し緩めに調整してみましょう。芯の長さや太さを変えると、音の響き方も変わります。

芯笛で見えてくる「長さと響き」の関係

同じ仕組みでも、芯の長さや太さが違うと、響き方が変わります。この小さな違いに気づくのは、物事を比べて見る力の入り口です。2歳前後の子供は「大きい」「小さい」の違いがわかり始め、3歳を過ぎると「こっちのほうが低い音」といった比べ方ができるようになります。芯笛を何本か用意しておくと、聞き比べるだけで自然に比較の遊びになります。ただし、芯の端をくわえるため、紙の角や輪ゴムが口に入らないよう、最初に大人が確認しておきましょう。輪ゴムは外れると誤飲につながるので、乳幼児が遊ぶときは大人が横で見守り、遊び終わったらすぐに外して片付けます。

芯笛の声かけ例

  • NG例:「声が小さいよ、もっと大きく!」
    おすすめ:「ンーって、ハチさんみたいに小さい声でも鳴るかな?聞かせてね」
  • NG例:「輪ゴムを引っ張らないの!」
    おすすめ:「輪ゴムは笛さんの帽子だよ。そっと触ってあげてね」

気軽に手作り!牛乳パックホイッスル

牛乳パックで作ったホイッスル2個

牛乳パックやジュースのパックを四角く切り、切れ込みを入れて折るだけで作れるホイッスルです。吹き口の角度を調整しながら、上手く鳴る位置を見つけましょう。

牛乳パックホイッスルの材料

牛乳パックホイッスルの材料
  • 牛乳パック
  • つまようじ(あれば、吹き口の隙間を作るのに使います)
  • 油性ペン
  • ハサミ
  • 定規
  • セロテープ(又は両面テープ)
  • マスキングテープかビニールテープ(飾り用)

牛乳パックホイッスルの作り方

  1. 牛乳パックに3×5のマス目を写真のように書き込みます。★の部分は横1.5cm、○の印の部分は2cm、●の部分は3cmにしたら、最後にピンクの線の部分だけ切ります。
    マス目とマークを描いた牛乳パック
  2. しっかり内側に向けて紙パックに折り目をつけたあと、マス目1.5cmの部分から箱型になるように折っていきます。
    カットした牛乳パックを箱型に折る様子
  3. 折り終わったら、空気が漏れないようにテープを2回ほど巻きます。
    箱型になった牛乳パックをテープで留める様子
  4. 吹き口の部分につまようじを挟み、空気が通る隙間を作って根元を留めます。最後にマスキングテープで飾れば完成です。
    吹き口部分に爪楊枝を挟み、テープで留める様子

きっちり出来ていれば比較的簡単に鳴りますが、上手く鳴らない時は箱の部分がきっちり四角になっているか、吹き口がふさがっていないかを確認しましょう。特に吹き口の隙間を塞がないように注意してください。

吹き口に挟んだつまようじは、根元をテープでしっかり留めておきます。遊ぶ前にぐらついていないか確認し、外れかけていたら使うのをやめて留め直しましょう。つまようじが外れて口に入ると危ないため、小さな子供が遊ぶときは大人が仕上げを手伝い、そばで見守ってください。

ホイッスル作りで育つ力

折る、切る、テープを貼るといった作業は、指先の力加減を調整する練習になります。3〜5歳は、手指をより細かく使えるようになり、「ここを折る」と頭で考えたことを手で実現できる喜びが大きくなる時期です。マス目に沿って折るには集中が必要で、うまくいかないと「もうやだ」と投げ出したくなることもありますが、そこで大人が手を出しすぎると、子供の「自分で作った」という誇りが薄れてしまいます。折る部分を大人が押さえるなど、一部だけ手伝う形にすると、最後まで作り切った自信につながります。完成後に自分の作ったホイッスルが鳴った瞬間は、苦労が音という形になって返ってくる、大きな達成感の場面です。

ホイッスルの声かけ例

  • NG例:「貸して、ママがやるから!」
    おすすめ:「ここまで折れたね。次はこの線のところを押さえててもらってもいい?」
  • NG例:「全然鳴らないね」
    おすすめ:「空気の通り道がどこかにあるはず。一緒に探してみようか」

音が変わる!ストローとプラコップの笛

完成したストローとプラスチックコップの笛

コップの飲み口を手でふさぐと音が変わる笛です。そっと吹くだけで音が出ますし、ストローを固定するので子供でも鳴らしやすいです。

プラスチックコップがない場合は、紙コップでもOKです!コップの大きさを変えると音が変わるので、色んなサイズのコップを使って楽しみましょう!

ストローとプラコップ笛の材料

ストローとプラコップ笛の材料
  • 曲がるストロー
  • プラスチックのコップ(又は紙コップ)
  • セロテープ
  • ハサミ
  • 定規
  • カッター
  • マスキングテープやシール(飾り用)

ストローとプラコップ笛の作り方

  1. コップの底から2cmの所にカッターで1cm角の穴を開け、穴のふちにストローの吸い口を少し潰してセロテープで貼り付けます。
    コップに開けた穴のそばにストローを貼り付ける様子
  2. 画像のようにストローが横から見て斜めにつぶれているか確認し、コップの口を手でふさいで吹いてみましょう。音が鳴ったら、マスキングテープやシールで飾り付けて完成です。
    コップに貼り付けたストロー

ストローとプラコップを使った笛の遊び方とコツ

コップの飲み口を手のひらでふさぎ、ストローにそっと息を吹き込んでみましょう。手でふさぐ面積を変えるだけで、音の変化を楽しむことができます。

音が出ない時はストローの先の潰し具合や角度などを確認してください。コップの飲み口の部分が開いているとあまり音がでないので、試す時はできるだけ飲み口の部分を広く覆うようにしましょう。

また、子供が遊ぶ際はあまり大きなコップだと飲み口を手で覆い切れず、隙間が多くなってしまい音が鳴らないこともあります。その時は、パパやママがコップの飲み口をふさいであげると良いです。

コップの笛で育つ力

手のひらの動きひとつで音が変わるこの笛は、探索好きな子供にぴったりです。2〜3歳は、「やってみたらどうなる?」を自分で確かめたい気持ちが強くなる時期で、ふさぐ面積を変えて音が変わる様子は、それだけで夢中になれる実験になります。自分の手の動きと耳に届く音がつながる経験は、聴く力や注意を向ける力の土台になります。また、そっと吹くだけで鳴るので、吹く力が弱い子でも成功体験を得やすく、「自分にもできた」という気持ちが次の挑戦につながります。大きな音が出ること自体が楽しい時期でもあるため、大きな音を禁止するのではなく、小さい音と大きい音の両方を試す遊びに誘導すると、気持ちを満たしながら音のコントロールも学べます。

コップの笛の声かけ例

  • NG例:「そんなに強く吹かないの、うるさい!」
    おすすめ:「小さい音と大きい音、どっちも出せるかな?まず小さい音から聞かせて」
  • NG例:「手をちゃんと当てないと鳴らないよ」
    おすすめ:「手のひらをゆっくり動かすと、音がどう変わるか見つけてみよう」

鳴らすのが少し難しい?ストロー笛

完成したストロー笛

ストローとハサミだけで作れる定番の笛です。作り方は簡単ですが、強く吹かないと鳴らないこともあるため、3歳以上の子供向けおもちゃとしておすすめです。

ストロー笛の材料

  • ストロー
  • ハサミ

ストロー笛の作り方

ストロー笛の先端

作り方はとっても簡単です!長さ7cmにカットしたストローの先端2cmを平らにつぶし、写真のように左右対称に斜めに切るだけです。ストローの先をとがらせて切ると音がより出やすいです。先端をよくもみほぐして柔らかくしておくと、切りやすくなります。

ストローが突き刺さる事故に注意!

ストローを使った笛を立ち歩いて使用すると、何かの拍子に転んで喉に突き刺さる恐れがあります。必ず座って遊ばせ、大人が側で様子を見るようにしましょう。

ストロー笛のアレンジ方法

2本のストローをつなげたストロー笛

ストロー笛はいくつかのアレンジを楽しめます。長さを変えると音が変わり、ストローを短くするほど高い音になりますので、出来上がったストロー笛と違う太さのストローをつなげれば、トロンボーンのようになります。

ストローをスライドさせると音の高さが変わるので、吹きながら少しずつ変えていくと楽しいです。

穴を開けたストロー笛

またストローの真ん中あたりにハサミで穴を開けると音の高さが変わるので、穴を指でふさぐことでリコーダーのように吹けます。好きな数だけ穴を開けて試してみましょう。

音が出ない時は、吹き口の形が左右対称になっているか、ストローの先端が十分に柔らかくなっているかなどを確認しましょう。

ストロー笛に挑戦する子供の気持ち

ストロー笛は、息の強さ、唇の形、くわえる深さがそろわないと鳴りません。そのため3歳から5歳ごろは、何度やっても鳴らずに「ぼく、できない」とあきらめそうになる場面があります。この年齢の子供は、うまくいかない経験を自分のせいだと受け止めやすいので、「笛が悪い」「先っぽが固いだけ」と原因を道具や準備に向けてあげる声かけが大切です。息を長く吐く、唇に力を入れすぎないといった体の使い方は、少しずつ身についていくもので、鳴った瞬間の喜びは、次に難しいことに挑戦する意欲の土台になります。学童期になると、長さや穴の数を変えて音の高さを自分で調べるなど、遊びから探究へと発展させられます。

ストロー笛の声かけ例

  • NG例:「まだ鳴らないの?貸してみて、ママがやるから」
    おすすめ:「先っぽがまだ固いのかな?一緒にもう一度もみほぐしてみよう」
  • NG例:「立って吹いたら危ないでしょ!何回言ったらわかるの!」
    おすすめ:「ストローの笛は座って吹く約束だったね。座ったまま、どんな音が出せるかな」

笛が鳴らないときの原因と直し方

手作りの笛は、数ミリのずれや張り具合の違いで鳴らなくなることがあります。鳴らないときは子供のせいではなく、道具のどこかに原因があると考えて、次の表を参考に調整してみましょう。

困りごと考えられる原因直し方対象の笛
声を出しても音が変わらないビニールを張りすぎている、ビニールが厚い、穴を指や唇でふさいでいるビニールやテープの張り具合を調整し、穴をふさがないようにくわえる牛乳パックカズー
音が小さい、紙が震えない紙を張りすぎている、輪ゴムがきつい輪ゴムの締め付けを緩め、紙を少したるませるラップの芯笛
空気が漏れて鳴らない箱がきっちり四角になっていない、吹き口の隙間がふさがっている折り直し、テープを巻き直し、吹き口の隙間を確認する牛乳パックホイッスル
音が出ない、音が小さいストローの潰し具合や角度がずれている、飲み口が開いている斜めにつぶれているか確認し、飲み口を広く覆うストローとプラコップの笛
音が出ない吹き口の形が左右対称でない、先端が固い先端をもみほぐし、左右対称に切り直すストロー笛

どの笛でも、くわえる位置が浅すぎる、息が弱いといった吹き方の問題もよくあります。大人がお手本を見せ、子供の口の形や息の勢いを一緒に確かめると、解決が早まります。

年齢別の笛遊びの関わり方

雨の日の午後、窓の外を眺めて退屈そうにしていた子が、牛乳パックのカズーを口にくわえて「ブーブー」と鳴らしはじめ、そのうち兄弟や親も加わって、にぎやかな「声の合奏」になった。そんな光景も、手作りの笛ならではです。笛遊びは、年齢によって楽しみ方も大人の役割も変わります。

年齢の目安楽しみ方大人の関わり方
1〜2歳カズーや芯笛で、声が音に変わるのを楽しむ大人が作って、遊ぶ間はそばで見守る。小さな部品は口に入らない状態で渡す
3〜5歳コップの笛やホイッスル、ストロー笛に挑戦する材料の準備や穴あけは大人。折る、貼る、飾るを子供と一緒に行う
小学生長さや穴の数を変えて音の違いを調べ、自由研究にするカッターやキリの扱いを一緒に確認し、実験の記録を見守る

どの年齢でも共通するのは、完成した笛を渡して終わりにせず、最初の一音を大人が一緒に楽しむことです。親が楽しそうに鳴らす姿は、子供にとって最高の見本になります。

集合住宅や夜でも楽しめる、音への配慮

笛は、思いのほか高く通る音が出ます。特にホイッスルやストロー笛は、勢いよく吹くと耳に響きやすくなります。次の点を家庭のルールにしておくと、家族みんなが気持ちよく遊べます。

  • 吹き口を、赤ちゃんや人の耳元に向けない。
  • 吹く時間は、朝早くや夜遅くを避け、日中の決まった時間に楽しむ。
  • 集合住宅では、強く吹くより「小さい音で何種類出せるか」を競う遊びにする。
  • 音を出す遊びのあとは、静かに過ごす時間を作り、耳と気持ちを休める。

音量を調整する遊びは、自分の感情や力加減をコントロールする練習にもなります。「大きい音で遊びたい」気持ちを認めつつ、遊び方を工夫する姿勢が、子供の自己調整力を育てます。

  • NG例:「うるさいから、もう吹かないで!」
    おすすめ:「小さい音の名人になれるかな?ささやき声みたいな音を聞かせて」
  • NG例:「ご近所に迷惑でしょ!」
    おすすめ:「お外のお友達もお昼寝中かもしれないね。小さな音で遊んでみよう」

手作りの笛は自由研究工作にもおすすめ!

牛乳パックやストロー、ラップの芯など家にあるもので簡単に手作りできる笛は、幼児の室内遊びだけでなく、小学生の自由研究のテーマとしてもおすすめです。

作り方も簡単で男女関係なく楽しめますので、音が鳴る仕組みや音の変化などについて手作りしながら研究結果をまとめましょう。もっと本格的な音を楽しみたい場合は、竹や木を使った笛づくりに挑戦する方法もありますが、切り出しや穴あけに刃物や電動工具を使うことが多いため、大人が作業を担当するか、市販の工作キットを活用すると安全です。

比較実験にすると自由研究らしくなる

自由研究は、作って終わりにせず、「なぜ音が変わるのか」を調べる形にすると、研究らしくなります。ポイントは、変える条件をひとつだけにして、ほかの条件はそろえることです。たとえばストローの長さを変えるなら、太さや吹き方はそろえて、音の高さの違いだけを聞き比べます。

調べること変える条件そろえる条件記録すること
ストロー笛の長さと音の高さ5cm、7cm、9cmなど数種類ストローの太さ、先端の切り方音の高い順、低い順に並べた結果
ストロー笛の穴の数と音の高さ穴の数を0個、1個、2個と増やすストローの長さと太さ穴をふさいだときの音の変化
コップの大きさと音大きさの違うコップ数種類ストローの種類、手でふさぐ面積音の高さと、予想との違い
カズーのビニールの厚さと声の変わり方薄いレジ袋と厚手の袋穴の大きさ、張り具合声がどのくらい変わったか

まとめ方は、「予想→実験→結果→わかったこと」の順に整理すると、読みやすい研究になります。写真や、気づいた感想をそえて、「音が出るとき、ストローの先やビニールが震えている」という発見を言葉にしてみましょう。小学3年生の理科の「光と音の性質」でも、物から音が出るときは物が震えていること、音の大きさが変わるときは震え方が変わることを学ぶため、授業の予習や復習としてもつながります。

笛などの音の鳴るおもちゃ工作は、知育にも役立ちます。他にもミルク缶やペットボトルなどを使った太鼓、ボックスティッシュを使ったギターなど知育になる手作りの楽器は色々ありますので、手作りの楽しさを味わうと共に子供の知的好奇心も刺激してあげましょう!

手作りおもちゃと安全に関する最新情報

ここでは、2026年10月時点の情報をもとに、手作りの笛を作る際に知っておきたい最新の動きを整理します。

以前の前提

以前は、3歳未満の子供向けの玩具について、業界団体のSTマークなどの民間の基準が安全確認の目安として知られていました。また、手作りおもちゃについては、「家にあるもので作るから安心」と受け止められがちで、材料の大きさや口に入れたときのリスクを意識せずに作るご家庭も少なくありませんでした。さらに、ストローなどをくわえたままの転倒事故も、「ちょっとした不注意」と見過ごされることがありました。

現在の状況

2025年12月25日から、3歳未満の乳幼児向けの玩具等の安全性を確保する国の制度「子供PSC」が始まりました。2025年12月25日以降に製造・輸入された3歳未満向けの玩具で、国の基準に適合するものには、子供PSCマークが付けられます。それ以前に作られた製品については、STマークも参考になります。この制度は、市販品を製造・輸入して販売する事業者に向けたもので、家庭で作る工作が対象になるものではありません。一方で、消費者庁やこども家庭庁、東京都などは、歯ブラシや箸、ストローなどをくわえたまま転倒し、喉を突く事故が起きているとして、食事中や遊び中にくわえたまま歩かせず、保護者がそばで見守ることを呼びかけています。学校教育では、小学3年生の理科で「光と音の性質」を学び、物から音が出るとき物は震えていることなどを扱います(文部科学省。2020年度から全面実施の学習指導要領)。

家庭での対応

手作りの笛は子供PSCの対象外だからこそ、作る側の大人の目配りが欠かせません。3歳未満の子供と遊ぶときは、直径約4cmより小さな部品が外れる作りを避け、つまようじや輪ゴムなどが外れかけていないかを遊ぶ前に確認しましょう。市販品を選ぶ場合は、マークの有無や対象年齢の表示も確認できます。また、ストロー笛やコップの笛は座って遊ぶ約束にし、大人がそばで見守ります。自由研究では、音が震えで生まれることを実験で確かめ、学校の学習につなげてみましょう。

項目現行の内容対象いつから
子供PSC制度国の基準に適合した3歳未満向け玩具に、子供PSCマークが付く市販の3歳未満向け玩具(手作りは対象外)2025年12月25日から
くわえたまま転倒する事故の注意喚起立ち歩かせず座らせ、保護者がそばで見守る乳幼児の保護者継続して呼びかけ中
誤飲を防ぐ目安3歳の口の直径は約4cm。それより小さいものは口に入る危険がある3歳未満の子供がいる家庭現在の目安
理科「光と音の性質」物から音が出るとき、物は震えていることなどを学ぶ小学3年生2020年度から全面実施

手作り笛のよくある質問

Q. 何歳から手作りの笛で遊べますか?

A. 声で鳴らす牛乳パックカズーは1歳くらいから、ストロー笛は強く吹く必要があるため3歳以上が目安です。ただし、1〜2歳の子供が遊ぶ場合は、大人が作ってそばで見守り、小さな部品が口に入らないようにしてください。

Q. 牛乳パックホイッスルのつまようじが心配です。

A. つまようじは吹き口の隙間を作る材料なので、根元をテープでしっかり留めることが大切です。完成後も遊ぶ前にぐらつきがないか確認し、小さな子供が遊ぶときは大人が仕上げを手伝い、そばで見守りましょう。外れかけていたら、使うのをやめて作り直します。

Q. ストロー笛がどうしても鳴りません。

A. 先端を左右対称に切れているか、先端がもみほぐされて柔らかくなっているかを確認しましょう。そのうえで、先端を軽くくわえて、唇で優しく挟みながら吹くと鳴りやすくなります。強く吹きすぎず、息を長く出すことがコツです。

Q. 完成した笛は洗えますか?

A. 牛乳パックや薄い紙を使った笛は水に弱いため、水洗いには向きません。汚れたり、ふやけたりしたら作り直すのが安心です。口をつける笛なので、きょうだいや友達とは共用せず、一人ひとつずつ作りましょう。

Q. 手作りの笛も、子供PSCマークが必要ですか?

A. 子供PSCは、市販される3歳未満向けの玩具を製造・輸入する事業者に向けた制度で、家庭で作る工作が対象になるものではありません。そのうえで、3歳未満の子供と遊ぶときは、小さな部品が出ない作りにして、大人が見守りながら遊ぶという意識を持っておくと安心です。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪