お弁当の型抜きは100均でそろう:食材別の抜き方と丸型の代用、キャラ弁グッズの選び方
幼稚園のお弁当作りを頑張っているお母様方を応援したいと思い、おにぎりや食パンの型抜きで作る簡単キャラ弁の体験談をご紹介します。キャラ弁作りは型抜きを使うとぐっと簡単になりますよ。お弁当作りが苦手な方も、先輩ママたちの工夫を見ることで、作り方のヒントを見つけることができるかもしれません。
型抜きの良いところは、技術ではなく道具で形が決まることです。おにぎりを手で丸く握ろうとすると、力加減も持ち時間も人によって差が出ますが、型に詰めて押し出せば、誰が作っても同じ形になります。朝の限られた時間の中で、仕上がりが読めるというのは大きな安心材料です。
ここでは、キャラ弁作りの土台となるおにぎりや食パンを型抜きして、手軽にキャラ弁を作っているママたちの実例に加えて、100円ショップでそろう道具の選び方、抜きやすい食材と抜きにくい食材の違い、丸型抜きがないときの代用品、そして土台別の作り方の手順までまとめました。挑戦するのが億劫だったという方は、ぜひチェックしてみてください。
型抜きを組み合わせると簡単にキャラ弁が作れます
おにぎりや食パンの型抜きで土台を作ったら、表情をつけてキャラクターを完成させましょう。そのためには、さまざまな型抜きを組み合わせて使うのがおすすめです。いろいろな型抜きを組み合わせることで、キャラ弁はどんどん可愛くなりますよ。少しくらいいびつになっても大丈夫です。自由な発想で、お弁当作りを楽しんでみましょう。
おにぎり&食パン型抜きと組み合わせたい型抜き
- のりパンチ
- ハムやチーズの型抜き
- アルファベットの型抜き
- 動物の型抜き
- 三角、星、ハート、丸など基本の型抜き
この5つは役割が違います。土台を作るのがおにぎり型と食パン型、顔を作るのがのりパンチ、色を足すのがハムやチーズの型抜き、名前や日付を入れるのがアルファベットの型抜き、そしてすき間を埋めるのが三角や星などの基本の型抜きです。役割ごとに1つずつ持つと考えると、そろえる順番に迷いません。
まず買うなら「土台1つ」と「顔1つ」から
最初から何種類も買いそろえると、使わないまま引き出しの奥にたまってしまいがちです。土台になるおにぎり型を1つと、顔のパーツが作れるのりパンチを1つ。この2つがあれば、丸いおにぎりに目と口をつけるだけで、もう子どもには十分「キャラクター」に見えます。慣れてきてから、動物型やアルファベット型を足していくほうが、結果的に使う回数は増えます。
100均でそろうお弁当の型抜きとキャラ弁グッズ
お弁当の型抜きは、100円ショップのキッチン用品コーナーやお弁当グッズコーナーでひと通りそろいます。専門店の商品に比べると細かい造形は控えめですが、使い勝手を試すには十分です。まずは100円のものを使ってみて、毎朝手が伸びるようなら同じ用途のしっかりした商品に買い替える、という順番が失敗しにくい選び方です。
| グッズ | 使いどころ | 選ぶときの目安 |
|---|---|---|
| おにぎり型(丸、俵、三角、動物) | ごはんの土台づくり | ふたが押し出し式になっているものは外しやすい |
| 食パンの型抜き | サンドイッチやパン弁当の土台 | 食パン8枚切りが入る大きさかどうか |
| のりパンチ | 目、鼻、口などの顔のパーツ | 1枚で複数の表情が作れるタイプが便利 |
| 野菜やハムの抜き型(星、花、ハート) | にんじん、ハム、チーズ、薄焼き卵 | 大中小のセットになっているものが使い回せる |
| アルファベットや数字の抜き型 | 名前や年齢、記念日のお弁当 | 細い字体より太い字体のほうが崩れにくい |
| ピンセット、細口のはさみ | 抜いたパーツを置く、のりを切る | 先が細く、丸みのあるものが扱いやすい |
売り場で見落としやすい場所
キャラ弁グッズは、お弁当箱の売り場だけでなく、製菓用品のコーナーにも置かれていることがあります。クッキー型として売られている小さな抜き型は、ハムやチーズにもそのまま使えます。丸、星、ハートの3点セットのようなものは、1つ持っておくと出番が多い道具です。行事の時期になると、季節限定の形が並ぶこともあるので、そのタイミングで見に行くと選択肢が広がります。
買う前に確かめておきたい2点
1つ目は、食器洗い乾燥機に対応しているかどうかです。毎朝使う道具なので、洗う手間が少ないほど続きます。2つ目は、パーツが分解できるかどうかです。押し出し式のおにぎり型は、内ぶたが外れる構造だと洗いやすく、ごはんつぶが残りにくくなります。パッケージの裏の表示を一度見ておくと、後から「洗いにくくて使わなくなった」という残念な結果を避けられます。
丸型抜きがないときの代用アイデア
「レシピどおりに作りたいのに、ちょうどいい丸型がない」というのは、キャラ弁作りでいちばんよくあるつまずきです。しかし丸い形なら、台所にあるもので十分に代用できます。買い足す前に、まず手持ちのもので試してみましょう。
| 代用するもの | 抜ける大きさの目安 | 向いている食材 |
|---|---|---|
| ペットボトルのふた | 直径3センチ前後 | ハム、スライスチーズ、薄焼き卵 |
| ラップやアルミホイルの芯 | 直径4センチ前後 | 食パン、薄切りのきゅうり |
| 調味料の計量スプーン | 直径2センチ前後 | にんじん、大根の薄切り |
| コップやグラスの飲み口 | 直径6~8センチ | 食パン、ホットケーキ |
| ストロー | 直径0.5~1センチ | のり、チーズの小さな目玉 |
| クッキングシートで作った紙型 | 自由 | 形が決まっていないキャラクター |
代用するときのちょっとしたコツ
ペットボトルのふたやコップで抜くときは、まっすぐ真下に押して、少しひねるときれいに切れます。斜めに力が入ると切り口がつぶれてしまい、せっかくの丸が楕円になってしまいます。食パンをコップで抜くときは、パンの上にコップを置いてから、上から手のひら全体で体重をかけるようにすると、耳のかたい部分もすっと切れます。
紙型を使う方法も覚えておくと便利です。子どもの好きなキャラクターの輪郭をクッキングシートに写して切り抜き、食パンやスライスチーズの上にのせて、輪郭に沿って包丁やはさみで切っていきます。専用の型がなくても好きな形が作れるので、「この形の型がどこにも売っていない」というときの最後の手段になります。
型抜きしやすい食材、しにくい食材
同じ型を使っても、食材によって仕上がりの美しさはまったく違います。うまく抜けないときは、腕の問題ではなく食材の選び方であることがほとんどです。次の表を目安に選ぶと、抜いた形がはっきり出ます。
| 食材 | 抜きやすさ | きれいに抜くための下ごしらえ |
|---|---|---|
| スライスチーズ | とても抜きやすい | 冷蔵庫から出したてのかたい状態で抜く |
| ハム | とても抜きやすい | 2枚重ねると型が安定する |
| のり | 抜きやすい | 湿気ていない、パリッとした状態で |
| 薄焼き卵 | 抜きやすい | 粗熱をとってから、平らに広げて |
| にんじん、大根 | ふつう | 5ミリほどの厚さに切ってから抜き、後でゆでる |
| 食パン | ふつう | 8枚切りが扱いやすい。耳はつけたまま抜く |
| かまぼこ、カニカマ | ふつう | 厚みをそろえて切ってから |
| ごはん | コツがいる | 温かいうちに、少し多めに詰めて押す |
| きゅうり、トマト | 抜きにくい | 水気の多い部分は避け、外側の身を使う |
| ゆで卵の白身 | 抜きにくい | しっかり固ゆでにして、よく冷やしてから |
色をどう組み立てるか
お弁当の見た目は、形よりも色の数で決まります。白(ごはん、はんぺん)、赤(にんじん、カニカマ、ミニトマト)、黄(卵、コーン、チーズ)、緑(ブロッコリー、枝豆、きゅうり)、黒(のり、ごま)。この5色のうち4色が入っていれば、特別な飾りがなくても写真映えします。型抜きは、この色を「面」として置ける道具なので、彩りを整える近道でもあります。
季節感を出したいときも型抜きが便利です。春は花、夏は星や魚、秋は葉っぱやどんぐり、冬は雪の結晶。にんじんを型で抜いて添えるだけで、その季節らしい一品になります。子どもが「これなあに」と聞いてくれれば、食べる前のひとしきりの会話が生まれます。
型抜きレシピの基本手順を土台別に
おにぎりと食パン、それぞれの土台の作り方を順番に見ていきましょう。手順そのものはとても短く、慣れれば土台部分は5分ほどで仕上がります。
おにぎり型を使うときの手順
おにぎり型で土台を作る5ステップ
1型の内側を水でさっとぬらす。ごはんがくっつかず、外れやすくなります。
2ごはんを温かいうちに、型の八分目まで入れる。冷めたごはんは粒どうしがくっつかず、形が決まりません。
3具を入れる場合は真ん中にくぼみを作って入れ、上からごはんをかぶせる。
4ふたをして、まっすぐ真上から押す。斜めに押すと、片側だけ厚みのある形になります。
5型を裏返し、押し出して取り出す。すぐに顔をつけず、少し置いて表面が落ち着いてから飾ると、パーツがずれません。
食パン型を使うときの手順
食パン型で土台を作る4ステップ
1食パンは8枚切りか10枚切りを選ぶ。厚いと型が入りきらず、切り口がつぶれます。
2まな板の上にパンを置き、型を当てて上から手のひらで押し切る。
3サンドイッチにする場合は、2枚とも抜いてから具をはさむ。先にはさんでから抜くと、具が横から押し出されます。
4顔のパーツはチーズやのり、ジャムなどで描く。パンの表面は乾きやすいので、飾るのは詰める直前に。
うまく抜けないときのつまずきと対処
| つまずき | 起きている理由 | 対処 |
|---|---|---|
| 型からごはんが外れない | 型が乾いていた | 使う前に水でぬらす。米粒が残ったら一度洗ってから次を作る |
| 抜いた形が崩れる | ごはんの量が少なく密度が足りない | 八分目まで入れて、しっかり押す |
| チーズが型にはりつく | 室温でやわらかくなっている | 冷蔵庫から出してすぐ、フィルムをつけたまま抜く |
| のりが切れずにちぎれる | 湿気を吸っている | 封を開けたてののりを使う。パンチの刃にごはんつぶが残っていないか確認 |
| 顔のパーツがずれる | 置いた面が乾いていた | マヨネーズや薄く塗ったジャムを接着代わりに少量つける |
| 詰めたら形が見えない | おかずが土台にかぶっている | 土台を先に置き、周りにおかずを詰めていく順番にする |
なぜ「温かいうちに」が効くのでしょうか
おにぎり型の説明に必ず出てくる「温かいうちに詰める」という一文には、はっきりした理由があります。炊きたてのごはんは表面に水分があり、粒どうしが軽く押されるだけで密着します。ところが冷めてくると表面が乾き、粒が独立した状態に戻るため、いくら強く押しても形がまとまらず、型から出した瞬間に角が欠けてしまうのです。
朝の段取りで考えると、ごはんが炊き上がってから最初にやるべき作業が型抜きだということになります。おかずを全部作り終えてから最後にごはんを詰めると、いちばん形が決まりにくい状態で作業することになってしまいます。逆に、土台を先に作って皿の上に置いておけば、その間に粗熱もとれて、詰めるころにはちょうどよい状態です。順番を入れ替えるだけで、同じ道具でも仕上がりが変わります。この理屈が分かっていると、うまくいかなかった朝に「自分は不器用だから」と落ち込まずに済みます。うまくいかないのは腕ではなく、ごはんの温度と押す力の方向という、二つの条件の問題だからです。
おにぎり&食パンの型抜きでキャラ弁作り体験談
くまさんおにぎり
夫と、幼稚園に通う息子との3人家族です。息子の毎日のお弁当の中身には、いろいろと悩まされます。
この日のお弁当のメニューは、ウインナー、マカロニペンネ、卵焼き、唐揚げ、きゅうりの浅漬け、海苔ごまチキン(冷凍食品)、ミニトマト、そしておにぎり型抜きを使ったくまさんのおにぎり2つです。
このおにぎりは、見た目は白ご飯を型抜きしただけのように見えますが、実は表面以外にはふりかけで味をつけたご飯を使っています。見た目だけでなく、子供が最後まで飽きずに食べられるよう工夫しながら作りました。
お弁当のおかずが少し寂しいと感じるときは、おにぎり型抜きをよく使っています。キャラ弁を含め、おにぎり型抜きを使ったお弁当は、周りのお友達にも好評なようで、子供も喜んでくれています。
俵おにぎり
5歳の男の子と3歳女の子のママです。毎日のお弁当作りを頑張っています。この日のお弁当には、おかずに、たこ焼きと子供たちが大好きな唐揚げ、卵焼き、予め作って冷凍しておいたグラタンを入れました。
俵おにぎりの型抜きは、一度に3つのおにぎりが簡単に作れるので、幼稚園のお弁当作りにおける朝の時間短縮にとても便利です。俵おにぎりの型抜きを使ってパンダを作ったり、色をつけたり顔を作ったりすると、子供たちもかわいいと喜んでくれます。
夕飯の時なども、子供のご飯をおにぎりにすると食欲が増すようなので、よく使っています。他にもくまさんの形の型抜きや車の型抜きも持っていますが、型抜きは簡単に形が作れるので便利だと感じています。
アンパンマンおにぎり
夫と、長女と次女の4人家族です。長女(4歳)の幼稚園のお弁当に、おにぎり型抜きを使うと娘はとても喜びます。
アンパンマンのおにぎり型抜きはとても便利で、時間のない朝には大活躍です。娘はよく食べる方なので、小さいおにぎり型抜きでこむすびまんも作りました。
この日は、アンパンマンのおにぎりの中身は鮭で、こむすびまんの中身は昆布でした。おかずは和食で、卵焼き、星型のにんじんとさつまいも、アンパンマンのキャンディーチーズ、ミニトマト、ブロッコリー、きんぴらごぼう、ウインナーでした。
幼稚園のクラスのお友達や先生に見せて自慢しているようなので、なるべく時短で可愛いお弁当を作ってあげたいと思っています。おにぎり型抜きでキャラものを作ってあげると喜んでくれるので、作り甲斐があります。
くまさんおにぎり
夫と、2歳半の息子の3人家族です。卵焼きやウインナーを型抜きしたり、のりの型抜きをしたりしています。
最近はあまり作れていませんが、少し前にキャラ弁にはまっていて、家にいるときは昼ご飯もキャラ弁を作っていました。
他にも、お友達の家に弁当を持って行く時や、公園へお友達と遊びに行くときはキャラ弁を作っていました。子供がすごく喜んでくれるんです。お弁当箱を開けた時の反応を見るのが、毎回とても楽しみでした。
これから幼稚園へ入園したら、もっと頑張らなきゃと思うので、今のうちにレパートリーを増やしておきたいです。
きっと他のママさんもすごいキャラ弁を作るのだろうなと思うと、私も頑張ろうと思います。何より、子供が喜んで完食してくれることがすごく嬉しいので、それが頑張れる源になっています。
おばけミッキーカレー
私は、現在夫と1人の子供と3人で暮らしています。この日はハロウィンだったので、子供の喜ぶお弁当を作ってみようと思い、おばけミッキーのカレーを作ってみました。
5歳の男の子はディズニーランドに行ってからミッキーが大好きになったので、子供の好きなミッキーをモチーフにしました。はじめておばけミッキーで作ったのであまりうまくはできませんでしたが、子供はとても喜んでくれました。
おにぎりでミッキーの型を作り、のりパッチンで顔のパーツを作り、ご飯の周りにカレーを入れました。カレーにはにんじんやじゃがいも、コーンを入れてあげました。
のりパッチンは、向きを変えることでたくさんのお顔を作ることができるので、お弁当を作るときなどはほぼ毎回使っています。これからも、もっとたくさんのキャラ弁を作ってみようと思います。
キティちゃんサンドイッチ
夫と娘2人の4人家族です。これは長女の幼稚園のお弁当です。夫は食事は絶対に米派なので、この日は夫が有給休暇で家にいたため、娘のお弁当は珍しくパンにしました。
キティちゃんの食パンの型抜きを使用して、中にチョコクリームを塗ってサンドイッチにしました。キティちゃんの顔のパーツもチョコクリームで描き、鼻は卵焼きの切れ端です。耳の飾りはカニカマを型抜きしました。
他には、ほうれん草入り卵焼き、ブロッコリー、ウインナー、きたあかりのポテトと、ぶどうを入れています。娘が嫌いな野菜も入れていますが、キティちゃんの食パン型抜きのおかげで大喜びで全部完食してきてくれました。
サンドイッチはシンプルになりやすいので、もっといろいろな種類の食パン型抜きが欲しいと思っています。
バースディケーキサンドイッチ
私は現在、夫と子供2人の4人で暮らしています。子供が通っている幼稚園はお弁当なので、幼稚園に行くときは必ずお弁当を持っていきます。
朝早く起きてから、夫と子供たちの分のお弁当を作るのですが、誕生日が幼稚園の日だった子供に、バースディケーキに見立てたお弁当を作ってみました。
お弁当の中身のメインはもちろんパンで、型抜きで作ったケーキにジャムをのせて、いちごに見立てました。あとは、定番の卵焼きとウインナー、星の形に型を抜いたおいも、枝豆と、果物にはなしを入れました。
パンで作ったケーキをお弁当に入れたのは初めてでしたが、幼稚園の昼食時間にお弁当を開けた子供はとても喜んでくれたそうで、朝早く起きて作った甲斐がありました。今度は他にも違うお弁当をたくさん作ってみたいですね。
7人の体験談から見えた4つの共通点
| 共通点 | 体験談の中の具体例 |
|---|---|
| 凝った造形ではなく「土台の形」だけで喜ばれている | 白ごはんを抜いたくまさん、俵おにぎり3つ、型抜きしたパン |
| 見た目と同時に「食べ切れる工夫」も入れている | 表面以外はふりかけごはん、中身を鮭と昆布で変える |
| 子どもの反応が次を作る原動力になっている | お友達や先生に自慢、開けた時の反応が楽しみ、完食が嬉しい |
| 同じ道具を毎日の食卓でも使い回している | 夕飯のごはんもおにぎりに、家にいる日の昼ご飯にも |
「毎日やらなくていい」が続けるコツです
7人の話を読み返して気づくのは、毎日キャラ弁を作っている人がひとりもいないということです。おかずが寂しいと感じた日、誕生日、ハロウィン、夫が家にいてパン弁当にできた日。どれも「今日はやってみよう」と思えた日の話です。
キャラ弁が負担になるのは、始めた翌日から同じ水準を求めてしまうときです。子どもの側からすると、毎日が特別だと特別ではなくなってしまいますから、月に何回かで十分に効果があります。型抜きという道具は、その「たまの一回」を、朝の数分でできる範囲に収めてくれるところに価値があります。道具に頼るのは手抜きではなく、続けるための設計だと考えてみてください。
形をきれいなまま届けるための詰め方
せっかく作った形も、園に着くまでに動いてしまっては台なしです。運ばれる途中で崩れないようにするには、詰め方に少しだけ順番があります。
| 手順 | やること | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | 土台のおにぎりやパンを先に置く | 主役の位置が決まると、残りのすき間が見える |
| 2 | 形の変わらないおかずで両脇を固める | 卵焼きやウインナーが壁の役割をする |
| 3 | 小さなおかずですき間を埋める | すき間があるほど中で動く |
| 4 | のりやチーズの顔は最後にのせる | 作業中にずれるのを防げる |
| 5 | 水気はよく切ってから詰める | のりがふやけて表情がにじむのを防げる |
| 6 | しっかり冷ましてからふたをする | 湯気が水滴になり、飾りが流れるのを防げる |
朝の会話が弾む置き方
「今日のお弁当、なにが入ってるでしょうか」
「んー、ウインナー!」
「あたり。あともうひとつ、くまさんがいるよ」
「えー、見たい!」
「お昼まで内緒ね。開けたら教えてね」
作った形をあえて見せずに送り出すと、園での昼食が楽しみな時間になります。帰宅後に「くまさん、どうだった?」と聞くと、その日の出来事まで話してくれることがあります。型抜きは、お弁当をかわいくする道具であると同時に、親子の会話のきっかけにもなってくれます。
園のルールだけは先に確認を
「明日、キャラ弁にしてもいい?」
「うちの園、飾りは控えめにって言われてなかったっけ」
「じゃあ、おにぎりの形だけ変えてみようかな」
「それなら大丈夫だと思うよ」
園によっては、飾りつけの範囲について案内が出ていることがあります。ピックや小さなパーツの扱いも、園ごとに考え方が違います。入園のしおりや配布物に書かれていることが多いので、張り切って作る前にひと目通しておくと安心です。ルールがある場合でも、形だけを変える型抜きなら受け入れられることがほとんどです。
お弁当の型抜きについてよくある質問
Q1 型抜きは何個そろえればよいでしょうか
まずは土台になるおにぎり型を1つと、のりパンチを1つの合計2つで十分です。この2つで、丸や動物の顔がひととおり作れます。使う頻度が高いと感じたら、星やハートの小さな抜き型セットを足すと、彩りの幅が広がります。
Q2 抜いた残りはどうすればよいでしょうか
にんじんやハムの抜き残りは、細かく刻んで卵焼きやチャーハンに混ぜると使い切れます。食パンの耳の部分は、フライパンで焼いて砂糖をまぶすとおやつになります。残りの使い道を先に決めておくと、型抜きへの気後れがなくなります。
Q3 100均の型抜きと専門店の型抜きはどう違うのでしょうか
大きな違いは、刃の切れ味と細部の造形です。100円ショップのものは輪郭がやや太めで、細かい模様は出にくい傾向があります。ただし、幼稚園のお弁当で子どもが見て分かる大きさなら差はほとんど出ません。まず100円のもので使用頻度を確かめてから、買い替えを検討するのが無駄になりません。
Q4 丸い型抜きがどうしても必要なときは何で代用できますか
ペットボトルのふた、計量スプーン、ラップの芯、コップの飲み口、ストローで、直径0.5センチから8センチまでひととおりまかなえます。真上からまっすぐ押して、軽くひねるのがきれいに抜くコツです。
Q5 どうしても朝に時間がとれません
前の晩にできる作業を分けておきましょう。にんじんやハムの型抜きは前日に済ませて容器に入れておけます。のりのパーツも、前日に抜いて乾いた容器に入れておけば、朝は置くだけです。朝は土台を抜いて詰めるだけという状態を作れば、5分で仕上がります。
Q6 子どもが一緒にやりたがります
ハムやチーズの型抜きなら、3歳くらいから一緒にできます。上から手のひらで押すだけなので、子どもの力でも十分に抜けます。自分で抜いた形が入っているお弁当は、それだけで格別なもののようです。前日の夕方など、時間に余裕のあるときに一緒に抜いておくとよいでしょう。
キャラ弁作りは難しくありません
幼稚園のお弁当は、必ずしもキャラ弁でなくても大丈夫ですよね。しかし、「できればお子さんに楽しく食べてもらいたい」と思っているママは多いのではないでしょうか。実は、キャラ弁作りはそんなに難しくはありません。
おかずカップやお弁当ピックでお弁当を可愛く彩るついでに、のりパンチ、おにぎりや食パンの型抜きを使うなど、ちょっとひと手間かけるだけでキャラ弁に変身するなら、思い切ってトライしてみる価値があるでしょう。きっと、お弁当を開けた途端、お子さんの表情がぱっと輝くのを見ることができますよ。
迷ったら、この順番で始めてみましょう
1100円ショップでおにぎり型を1つと、のりパンチを1つ買う。
2最初の一回は、ごはんを抜いて目と口をつけるだけにする。
3子どもの反応を見てから、色を足す抜き型を1つずつ増やす。





