ガーゼのハンカチの作り方に関する記事

型紙なしで簡単!ガーゼハンカチの作り方と赤ちゃんスタイへのアレンジ方法

型紙なしで簡単!ガーゼハンカチの作り方と赤ちゃんスタイへのアレンジ方法

100円ショップのダブルガーゼで作る、ママの手作りガーゼハンカチ。なみ縫いのコツ、つまずきやすい点の直し方、水通しと洗い方、名前付けの考え方まで、入園準備に役立つ内容をまとめました。

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型紙なしで簡単!ガーゼハンカチの作り方&赤ちゃんスタイへのアレンジ術

子育ての必需品である「ダブルガーゼハンカチ」や、表がタオル地の「裏ガーゼハンカチ(ガーゼタオル)」の作り方はとても簡単です。型紙を用意する必要がなく、ミシンがない方も手縫いで作ることができ、赤ちゃん用のおしゃれなスタイにも簡単にアレンジできます。

特に裏ガーゼハンカチは吸水性が抜群で、入園後のお子様に毎日持たせたいハンカチですが、市販品はサイズが大きすぎて子供のポケットに入れにくいという難点があります。

ぜひ可愛くて使いやすいガーゼハンカチの作り方を覚えて、リーズナブルにママの愛情がこもった逸品を手作りしてあげましょう。長方形にカットして縫うだけなので、型紙がなくても定規とチャコペンがあれば誰でも挑戦できます。

この記事では、生地の選び方、園児のポケットに合うサイズの目安、手縫いでの作り方を順に紹介します。あわせて、作る途中でつまずきやすい点の直し方、大判のハンカチを赤ちゃんスタイにアレンジするアイデア、洗い方や名前付けの考え方、2026年10月時点で知っておきたい材料選びの最新事情もまとめました。

ガーゼハンカチの生地は100均で買える!おすすめの可愛いダブルガーゼ

100円ショップに行くと、下の写真のような無地の白色ガーゼハンカチや長方形のガーゼハンカチ、端がロックミシンで縫われているベビー用品のガーゼハンカチなどを手作りせずに購入できます。

100均にあったガーゼハンカチ

柔らかく通気性や吸湿性が良いガーゼハンカチですが、シンプルなデザインの物やベビー柄の商品が多く、サイズも大きめです。そのため、ママも子供も使いにくく、結局は少し高価でも可愛いデザインの物を求めてしまう人も少なくありません。

そこでおすすめしたいのが、同じ100円ショップで購入できる可愛い柄のダブルガーゼを使った手作りです。100均のダブルガーゼには可愛いデザインの物が多いため、手作りマスクを作る際に利用する方も多い商品です。男の子には車や恐竜、星柄などの生地、女の子には花柄やドット柄など、性別や好みに合わせて選べるのもダブルガーゼの魅力です。ガーゼハンカチとお揃いで、ガーゼマスクを手作りしてあげるのもおすすめです。

ダブルガーゼは、ガーゼを2枚重ねにした生地です。1枚のガーゼよりふっくらとした厚みがあり、やわらかな肌ざわりと吸湿性の良さがあります。一方で、織り目が粗いぶん洗濯で縮みやすいため、縫う前の水通しが欠かせません。ハンカチに仕立てるなら、上下左右どちらの向きでも柄が成り立つ総柄を選ぶのがコツです。裁断の向きを気にせず布を使えるので、端切れも出にくくなります。

  • 柄の向きが決まっていない総柄かどうか
  • 2枚重ねの厚みが、ポケットに入れて使うのに合っているか
  • 水通しで色が出ないか、縮み方はどうか(家で試してから裁断します)
  • お子様が毎日見て楽しい柄かどうか

お子様と一緒に生地を選ぶと、手作りハンカチへの愛着がぐっと増します。売り場の棚の前で、お子様が車の柄を手に取って「これがいい」と目を輝かせる。そんな場面を想像しながら、声のかけ方も少し意識してみてください。

NGの例:「どれでもいいでしょ。早く決めてね」

OKの例:「好きな柄を2つに絞ったよ。ポケットから出したとき、どっちがうれしい?」

NGの例:「そんな派手な柄、すぐ飽きるよ」

OKの例:「元気が出そうな柄だね。ハンカチになったら、どこで使いたい?」

選ぶ過程を一緒に楽しむと、ハンカチで手を拭くという毎日の習慣にもつなげやすくなります。

売り場に行ったら、欲しい柄が売り切れていたということもあります。その場合は、別の店舗をのぞいてみたり、同じ系統の柄を2種類選んでリバーシブルにしたりする方法があります。リバーシブルの作り方は、後の章で紹介します。

園児のポケットに最適なサイズは?手作りガーゼハンカチの目安

子供用のガーゼハンカチは、幼児が自分で畳みやすい長方形や、ポケットへの出し入れがしやすい小さめのハーフサイズの方が、幼稚園や保育園で使いやすいためおすすめです。

ただし、ガーゼハンカチは小さ過ぎると吸水力が不足することがあります。お子様の成長や洋服のポケットの大きさに合わせて、大きめの物に作り替えたり、吸水性のある表がタオル地の裏ガーゼハンカチにしてあげたりすると良いでしょう。

手作りガーゼハンカチの完成サイズの目安
大人用ガーゼハンカチ 20cm×20cm
子供用大きめガーゼハンカチ 9cm×18cm
子供用ハーフガーゼハンカチ 8cm×16cm
スタイになるガーゼハンカチ(大判) 26cm×26cm~30cm×30cm

大人用は女性の服のポケットに入れやすいサイズ、子供用は長方形でハーフサイズは幼稚園入園準備におすすめのサイズです。マザーズバッグ用や赤ちゃんのスタイ用に作りたい場合は、26cm×26cmから30cm×30cmくらいの大判がおすすめです。どのサイズも型紙を使わず、定規で測って布をカットするだけで作れます。

サイズ選びで大切なのは、「小さいほど使いやすい」でも「大きいほど安心」でもなく、お子様のポケットと手の大きさに合うかどうかです。幼児は手が小さく、大きなハンカチだと畳むのに手間取り、使うのを面倒に感じてしまうことがあります。逆に小さすぎると、手を拭いている途中で水分が足りず、結局は服で拭いてしまいやすくなります。ポケットの出し入れのしやすさと、使ったときの吸水力。この2つのバランスを取るのが、サイズ選びの考え方です。

園によっては、持ち物の案内にハンカチのサイズや枚数、ループの有無などの指定が書かれていることがあります。作り始める前に、園から配られた持ち物の案内を確認し、指定があればそれを優先してください。指定がない場合は、お子様が普段着ている服や制服のポケットに、実際に入れてみて決めると失敗が減ります。

朝の準備の場面では、次のような声かけの違いが、お子様の習慣づくりに影響します。

NGの例:「ハンカチ持った?また忘れたの?」

OKの例:「今日のハンカチはどっちの柄にする?ポケットに入れたら教えてね」

NGの例:「また服で拭いて。ハンカチを使いなさいって言ったでしょ」

OKの例:「ポケットからハンカチを出して、手をふいてみよう。ママにも見せてね」

困りやすいのは、ポケットのない服の日です。そんなときは、園の決まりを確認したうえで、ハンカチを小さく畳んで通園バッグの取り出しやすい場所に入れておくなど、お子様自身が取り出せる場所を一緒に決めておくと安心です。

手縫いで簡単!園児用ハーフサイズのダブルガーゼハンカチの作り方

完成したハーフサイズのダブルガーゼハンカチ

ガーゼを重ねたダブルガーゼのハンカチは、ミシンがないご家庭でも手縫いで簡単に作れます。今回は100円ショップで購入できるダブルガーゼを布地に使い、園児のポケットにピッタリ納まるハーフサイズのハンカチの作り方をご紹介します。

他のサイズのガーゼハンカチも同じ作り方で作れますので、赤ちゃん用のスタイを作りたいなどご希望に合わせて、先ほどご紹介したサイズ表を目安にサイズを測って作ってみましょう。

手縫いのハンカチは、1枚あたりの作業が短い工程の繰り返しなので、お子様が寝たあとのすきま時間に、少しずつ進められるのが魅力です。ただ、はじめて作るときは、本番の生地を切る前に、使わない端切れや古い布で一度試し縫いをしておくと安心です。折り方や縫い代の感覚がつかめて、本番での失敗が減ります。また、この記事で示す数字は縫い代を含む裁断の寸法です。生地を切る前に、定規で測った線が何センチ四方になるか、試作の布でたしかめてください。

ダブルガーゼハンカチの材料

ダブルガーゼハンカチの材料
  • 100均で購入したダブルガーゼ
  • 縫い糸、刺繍糸
  • 縫い針
  • 水性チャコペン

柄の向きを気にせず作れるダブルガーゼは、総柄で上下左右にレイアウト自由の模様です。1枚を畳んでハーフサイズのハンカチが作りやすいのでおすすめです。

道具は、定規、はさみ、アイロンも用意しておくと作業が止まらずに進みます。縫い糸は生地になじむ色、刺繍糸は縫い目をアクセントにしたいときの色、と使い分けると仕上がりの表情が変わります。

ダブルガーゼハンカチの作り方

  1. 水通し中のダブルガーゼ水通しをしましょう。折り目の粗いガーゼは洗濯で縮みやすく、せっかく作っても洗うとハンカチの形が崩れてしまうのを防ぐためです。洗剤などは不要で、30分程水につけ置きしてから絞り、陰干しをします。
  2. 水通し後にアイロンをかけたダブルガーゼ乾いたらアイロンをかけてシワをしっかりと取り除きましょう。完成サイズ8cm×16cmの場合は、縫い代を上下左右に1cm取るので、18cm×34cm大に布地を切断します。型紙を使わず、定規とチャコペンで直接線を引くだけでカットできます。
  3. 裏表に畳んで縫い線を付けたダブルガーゼガーゼを裏表(中表)に半分に畳んでハーフサイズにしたら、チャコペンで1cm内側に縫い線をかきましょう。長辺の中央は3cm程度の開口部を作って、中央から左右の端に向かってなみ縫いをしていきます。左右に並行して縫い進めると形のずれが出にくく、きれいな長方形に仕上がります。
  4. 角の縫い代部分をカットしたダブルガーゼ開口部を除いた部分のなみ縫いが終わったら、角の部分の余分な縫い代を斜めにカットして、布がごたつくのを防ぎましょう。
  5. 裏表のダブルガーゼをひっくり開口部から返す様子開口部からダブルガーゼをひっくり返します。隅の部分は箸などをつかって内側からしっかり押し出したり、表側から針の先で角の布地を引き出したりして、きれいに角をつけましょう。
  6. 表にしたガーゼの外周に縫い線をつけた様子表に返したダブルガーゼはアイロンをかけて、一度形を整えましょう。その後外側から0.5cm幅で外周に縫い線をチャコペンでかき、その上をなみ縫いして表と裏を縫い合わせていきます。
  7. 表裏を縫い合わせたガーゼハンカチこのときは開口部の一方から、ぐるりと1周して縫います。最後はそのまま開口部をあわせて縫い閉じ、アイロンをかけて形を整えたら完成です。
    完成したハーフサイズのダブルガーゼハンカチ

作る途中でつまずきやすいポイントと直し方

手縫いで小物を作ると、仕上がりの小さな違いが気になることがあります。ただ、ガーゼハンカチは素朴な風合いが持ち味なので、多少の凹凸は味として楽しめます。それでも、次のような困りごとは、事前の準備と少しの工夫で減らせます。

困りごとよくある原因直し方・防ぎ方
縫い目がガタガタになる目分量で縫っている水性ペンで点線のガイドを引き、0.5cm間隔を意識して縫う
形が少しゆがむ縫っている途中で布がずれた待ち針で留めたうえで、中央から左右へ並行して縫い進める
角がきれいに出ない角に縫い代が重なっている角の縫い代を斜めにカットし、箸や針の先で角を押し出す
洗うと縮んで形が変わる水通しをしていない裁断の前に水通しをして、乾かしてからカットする
開口部が目立つ縫い代の折り込みが浅い開口部の縫い代を内側に折り込み、アイロンで整えてから縫い閉じる

1枚目でうまくいかなくても、2枚目、3枚目と作るうちに、手の動きが自然に整っていきます。最初から完璧を目指さず、「1枚目は練習」と気楽に始めるのが、続けるコツです。

リバーシブルで作る時に使う2枚のダブルガーゼハンカチ

異なる模様のガーゼを使って、リバーシブルのハンカチを作ることもできます。この場合はガーゼの縦横を確実にそろえて重ねるのが、きれいに作るポイントです。異なる2枚のガーゼを中表にあわせて、先ほどと同様に作っていきましょう。

完成したリバーシブルのダブルガーゼハンカチ

できたハーフサイズのハンカチは、お子様のポケットにあわせて二つ折りや三つ折りにして使います。園児用の制服や普段着ている子供用ズボンの小さなポケットにも入れやすく出しやすいサイズのため、お子様がハンカチで手を拭く習慣を身に着けやすいです。

リバーシブルにすると、表と裏で柄が違うので、お子様が「今日はどっちを表にしようかな」と選ぶ楽しみが生まれます。朝の準備で、ハンカチを自分で畳んで入れる流れも作りやすくなります。

手縫いで作る時におすすめのステッチ「なみ縫い」のコツ

ガーゼハンカチをなみ縫いする様子

手縫いで小物作りをするとき、縫い目が気になるという方も多いかもしれません。ですがガーゼハンカチは素朴な風合いが魅力なので、逆に縫い目が目立っている方が可愛い雰囲気になります。隠すよりも目立つ色の刺繍糸を使って、0.5cm間隔の大き目の縫い目で縫うのがおすすめです。

なみ縫いで仕上げのステッチをしたガーゼハンカチ

縫物が苦手で縫い目がガタガタになってしまう場合は、水性ペンで点線上のガイドラインを引いておくと、失敗知らずのきれいなステッチができます。手が疲れてきたら無理をせず、数回に分けて縫い進めても問題ありません。

なみ縫いは、表と裏に針を交互に出し入れしながら、同じ間隔で進める縫い方です。ミシンのような直線を作れるうえ、手縫いの基本なので、ほかの手芸にも応用できます。縫い目の間隔を大きめにとることで、針を進める回数が減り、短い時間で縫い上がるのも利点です。縫い始めと縫い終わりには玉結びと玉止めをしっかり作り、洗濯を重ねても糸が抜けにくいようにしておきましょう。

縫っている途中で、お子様が「ガタガタだね」と声をかけてくることもあるかもしれません。そんなときは、次のような返し方があります。

NGの例:「ママは苦手なの。文句を言わないでね」

OKの例:「そうなんだ、手作りの味だよね。このガタガタが世界で1枚だけのしるしだよ」

NGの例:「やっぱり買ったほうがよかったな」

OKの例:「少しずつ上手になるよ。次の1枚は、もっときれいに縫ってみるね」

縫い目の目立つ刺繍糸は、お子様が自分のハンカチを見分ける目印にもなります。園で似た柄のハンカチが並ぶ場面でも、自分のものを見つけやすくなります。

吸水性抜群!タオル地を使った裏ガーゼハンカチの作り方

完成した子供用の裏ガーゼハンカチ

もっと汗を吸い取りたい場合には、ガーゼとタオル(パイル地)をあわせてハンカチを作るというのも良い方法です。タオルを使うと少し厚みが出ますので、周りをバイアステープで包んで縫い合わせる作り方をご紹介します。

裏ガーゼハンカチは、表のタオル地が水分をしっかり吸い、裏のガーゼが手ざわりをやわらかく整えるという、役割分担の組み合わせです。夏の汗をかく時期や、外遊びのあとなど、手や顔をしっかり拭きたい場面で頼りになります。ダブルガーゼだけのハンカチに比べて厚みが出るぶん、畳むのに少し力がいるので、お子様が自分で畳みやすいかどうかも、サイズ選びのときに確認しておきましょう。

裏ガーゼハンカチの材料

裏ガーゼハンカチの材料
  • ダブルガーゼ
  • パイル地(タオル地)
  • バイアステープ
  • 縫い糸、針

パイル地とはタオル地のことですので、100円ショップでタオルを購入して使用してもよいですし、ご家庭にあるもらいもののタオルなどを使用しても大丈夫です。

バイアステープは、布の端を包んで縁取りにする細いテープです。ガーゼやタオルの色に合わせるとなじみ、反対に目立つ色を選ぶとアクセントになります。タオルやテープに洗濯表示が付いている場合は、洗い方やアイロンの温度を確認してから作り始めると、完成後のお手入れで迷いません。

裏ガーゼハンカチの作り方

  1. 水通しをしてカットしたタオルとガーゼパイル地を使うと折りたたみにくくなりますので、今回は少し大きめの9cm×18cmで作りましょう。ダブルガーゼとパイル地は水通しをして乾かし、アイロンをかけてから同サイズに切断し、裏を中にあわせて重ねます。
  2. パイル地側にバイアステープをつけて縫う様子バイアステープをパイル地側の外周に待ち針で止め、バイアステープの上の折線の上から細かくなみ縫いをして、パイル地とダブルガーゼを縫い合わせます。パイル地は折り目が粗く、まつり縫いがしにくいので、必ずパイル地側からテープを縫い付け始めるようにしましょう。
  3. 縫い付けたバイアステープの角の様子角の部分は写真のようにバイアステープにたっぷり余裕を持たせて縫い付けてください。その方が完成した時にきれいな角に仕上がります。
  4. ダブルガーゼ側のバイアステープをまつり縫いする様子テープを表に返して折り畳み、ダブルガーゼ側の縫い目にあわせてまつり縫いをします。ガーゼ地を少しすくってからテープの内側に針を刺して、焦らずに縫い進めていくときれいに仕上がります。
  5. 完成した裏ガーゼハンカチバイアステープの止めつけが終わったら、最後に結び玉をテープの内側に隠せば完成です。布もバイアステープも余りますので、複数枚作っておけばジメジメして乾きにくい梅雨の洗い替えも楽々です。

裏ガーゼハンカチで特に差が出るのは、バイアステープの扱いです。待ち針を細かく打って、テープがずれないように固定してから縫うと、仕上がりがぐんと整います。テープが浮いてしまったり、波打ってしまったりするときは、一度糸を外して待ち針の間隔を狭めて留め直してみてください。やり直しても布は傷みにくいので、納得のいくまで調整して大丈夫です。

夏の暑い日の登園前には、次のような声かけで、ハンカチを使う意味を伝えられます。

NGの例:「汗かいたでしょ。汚いから早く拭いて」

OKの例:「ふわふわのタオル側で、汗をそっとおさえてみよう。気持ちいいよ」

NGの例:「ハンカチを汚さないようにね」

OKの例:「汚れたら洗えばまた使えるよ。たくさん使ってね」

洗い替えがすぐ用意できるのが手作りの強みです。材料が余ったときは、そのまま同じ柄や色違いで追加の1枚を作っておくと、雨が続く時期にも慌てません。

大判のガーゼハンカチを赤ちゃんスタイにアレンジするアイデア

見出しにもあるとおり、ガーゼハンカチはサイズを変えるだけで、赤ちゃん用のスタイにも活用できます。サイズ表で紹介した大判(26cm×26cm~30cm×30cm)を作り、折り方と留め具を工夫するだけなので、特別な型紙は必要ありません。

スタイにガーゼを選ぶ理由は、やわらかな肌ざわりと、洗いやすさ、乾きやすさにあります。ミルクやよだれで汚れやすい時期は、洗い替えを何枚か用意しておくと便利です。ダブルガーゼのハンカチは、どちらの面にも柄を出せるので、リバーシブルのスタイとしても楽しめます。

  1. 大判のサイズで、先ほどのダブルガーゼハンカチと同じ手順で作ります。
  2. 仕上がったハンカチを対角線で折り、三角形にします。
  3. 折った長い辺(折り山)を首元に当て、重なる両端の角に、手縫い用のスナップボタンやマジックテープを縫い付けます。
  4. 首元の留め具の位置を、赤ちゃんの首に合わせて調整し、アイロンで折り山を整えたら完成です。

首まわりのサイズや留め具の位置は、赤ちゃんの成長に合わせて変わります。作る前に、赤ちゃんに合わせて首元の位置を確認し、必要に応じて留め具の位置を調整してください。縫い目の目立つ刺繍糸で端を縫うと、手作りらしいアクセントになります。

出産祝いなどで贈り物にするときは、渡し方にも気づかいがあると喜ばれます。

NGの例:「手作りだから、絶対に使ってね」

OKの例:「洗い替えに使ってね。気に入らなかったら、ふつうのガーゼ代わりでも大丈夫だよ」

NGの例:「不器用だけど我慢してね」

OKの例:「ゆっくり縫ったから、世界に1枚だけだよ。毎日使ってもらえたらうれしいな」

相手の好みや使い方に余裕を持たせた伝え方をすると、受け取る側も気がねなく使えます。

長くきれいに使うための水通しと洗い方、名前付けの考え方

手作りしたガーゼハンカチを、長くきれいに使うには、作る前の水通しと、使い始めてからの洗い方がポイントです。水通しは、洗剤を使わず、30分ほど水につけ置きしてから絞り、陰干しします。この作業で生地を一度縮ませておくと、完成後に洗っても形が大きく変わりにくくなります。使い始めてからは、ほかの洗濯物と一緒に洗う場合、洗濯ネットに入れておくと、糸のほつれが目立ちにくくなります。

タオルやバイアステープなど、購入した材料に洗濯表示が付いている場合は、表示の記号を見て洗い方やアイロンの温度を確かめましょう。ガーゼとタオルで素材や扱いが違うときは、より弱い扱いに合わせておくと安心です。

園で使うハンカチには、名前を付ける場合が多く、園から指定される書き方があるときは、それに従います。手作りなら、刺繍糸で名前やイニシャルを縫い込むのがおすすめです。縫い目の飾りも兼ねられるので、別に名前シールを貼る手間が省けます。名前を付ける位置は、ポケットから出したときに見えやすい角にそろえておくと、お子様も自分のものを見分けやすくなります。

洗い替えの枚数は、園の持ち物の案内や、洗濯の頻度に合わせて決めます。1枚作るのに慣れると、同じ材料でもう1枚作る作業は、はじめより短い時間で進められます。複数枚をまとめて裁断して縫えば、柄違いでそろえる楽しさも味わえます。

ガーゼハンカチ作りの材料選び、最新事情(2026年10月時点)

手作りの基本は変わりませんが、材料を買う環境や、生地・タオルに付いている洗濯表示には、ここ数年で変化があります。以前の状況、現在の状況、家庭での対応の順に整理します。基準時点は2026年10月です。

100円ショップの価格帯の変化

以前は、100円ショップといえば「どの商品も100円(税込110円)」というイメージが一般的でした。現在は、民間の調査機関が2026年4月に公表した2025年度の業界調査で、100円ショップの大手を中心に、150円から500円までの商品を充実させる店が増えていると報告されています。一方で、100円均一の売場を守る店もあるなど、店ごとの方針が分かれています。

家庭での対応としては、「100円ショップの生地だから100円」と決めつけず、売場の値札を見て、必要な量と予算をその場で確認することです。扱っている生地の種類や柄は、店舗や時期によって変わるため、同じ柄が毎回あるとは限りません。気に入った柄に出会ったときに、必要な枚数分を買っておくと、あとで追加で作りたくなったときにも便利です。

洗濯表示の記号の変化

以前は、日本独自の洗濯表示が使われていました。現在は、2016年12月から、国際規格にそろえた新しい記号に切り替わり、さらに2024年8月20日には、繊維製品品質表示規程の改正で洗濯表示が変わりました。タオルやバイアステープなど、購入した材料に付いている表示は、この新しい記号で書かれていることが多くなっています。

家庭での対応としては、材料の洗濯表示を見て、洗い方やアイロンの温度を確認しましょう。記号の意味が分からないときは、消費者庁が公表している早見表で調べられます。ただし、表示が付いていない生地もあるため、その場合は水通しの時点で試し洗いをして、縮みや色の出方を確認してください。

ここまでの内容を、次の表に整理しました。

項目現行の内容対象いつから
100円ショップの価格帯100円(税込110円)の商品に加えて、150円から500円の商品を増やす店が増加。100円均一を続ける店もある100円ショップで生地や道具をそろえる方2025年度の業界調査(2026年4月公表)で確認
洗濯表示の記号国際規格にそろえた新しい記号を使用。規程は2024年8月20日にも改正タオルやテープなど、表示が付いた購入材料2016年12月から、改正は2024年8月20日

ガーゼハンカチの手作りについてよくある質問

最後に、作り始める前に出てきやすい疑問をまとめました。

Q. ミシンがなくても本当に作れますか

作れます。この記事で紹介した作り方は、すべて手縫いのなみ縫いとまつり縫いだけで完成します。ミシンのようにまっすぐ縫えなくても、水性ペンで点線のガイドを引いておけば、縫い目をそろえやすくなります。縫い目が目立つのも、ガーゼハンカチでは味わいのひとつです。数回に分けて縫い進めても問題ないので、すきま時間で進められます。

Q. 水通しは必ず必要ですか

必要です。ダブルガーゼは織り目が粗く、洗濯で縮みやすいため、縫う前に水通しをしておかないと、完成後に洗ったときに形が変わってしまうことがあります。洗剤を使わず30分ほど水につけ、絞って陰干しし、乾いたらアイロンでシワを伸ばしてから裁断します。この手間が、仕上がりの差になります。

Q. 園児用のサイズは、どれを選べばよいですか

園の指定がある場合は、それを優先します。指定がなければ、お子様が普段着ているポケットに入るかどうかで選びましょう。幼児が畳みやすい長方形のハーフサイズが使いやすい一方、小さすぎると吸水力が足りないため、成長に合わせて大きめのサイズに作り替えたり、裏ガーゼハンカチにしたりする方法もあります。

Q. 縫い目がガタガタになりましたが、やり直したほうがよいですか

必ずしも直す必要はありません。ガーゼハンカチは素朴な風合いが魅力で、縫い目が目立つほうが可愛い雰囲気になります。もし気になる場合は、糸を外して、水性ペンで点線のガイドを引いてから縫い直せます。まずは「使いながら上達する」くらいの気持ちで、気軽に取り組んでみてください。

Q. 1枚ずつ作るのは大変そうです。まとめて作るコツはありますか

水通しとアイロン、裁断までを一度にまとめて済ませ、縫う工程を1枚ずつ進めると、作業の流れが途切れません。複数枚をつくっておけば、洗い替えにも、兄弟のお揃いにも、贈り物にも使えます。縫う作業は、お子様が寝たあとの時間や、休日の空き時間に、数回に分けて進めても構いません。

手作りのガーゼハンカチで、毎日の習慣と愛着を育てよう

型紙がなくても、定規とチャコペン、針と糸があれば、お子様の毎日に寄り添うガーゼハンカチは作れます。生地選びからお子様と一緒に楽しむと、ハンカチで手を拭くという毎日の習慣も、前向きに続けやすくなります。

ポケットに入るサイズを選び、水通しを丁寧に行い、縫い目は味として楽しむ。この3点を意識するだけで、はじめての手縫いでも、気持ちよく使える1枚に仕上がります。大判で作れば赤ちゃんのスタイにもアレンジでき、長く愛用できる一品になります。

2026年10月時点の情報をもとに、材料の価格や表示は、お店の売場や材料に付いた表示で、最新の内容を確認してから作り始めてください。お子様と一緒に選んだ生地で作る1枚が、毎日の通園の小さなお守りになりますように。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪