生後3ヶ月の赤ちゃんの生活リズムと発達
生後3ヶ月ごろになると、赤ちゃんがまとめて眠るようになり、ママやパパも少しほっとできる時期です。昼間に起きている時間が長くなってくるので、授乳や睡眠の時間を意識して、少しずつ生活リズムを整えていきたいと考える人も多いでしょう。
リズムのつき方には個人差が大きいので、まずは一般的な発達の様子を知っておくと安心です。この記事では、生後3ヶ月の発達と生活リズムの整え方を中心に、この時期に届く健診や予防接種の案内への備えまで、まとめて紹介します。
生後3ヶ月の赤ちゃんの発達の様子
生後3ヶ月ごろは、百日祝い(お食い初め)をする家庭も多い時期です。「一生食べ物に困らないように」との願いを込めて、赤ちゃんに食べる真似をさせる日本の伝統的なお祝いです。
一汁三菜(尾頭付きの鯛、赤飯、煮物、香の物、お吸い物)を用意し、地域によっては歯固めの石を添えます。正式な作法にこだわりすぎず、家族で記念写真を撮ったり、無理のない範囲で楽しんだりするのがおすすめです。ここからは、この時期に見られる発達の特徴を見ていきましょう。
首すわり
3ヶ月ごろになると、首がすわり始める子も出てきます。うつぶせにしたときに顔を持ち上げられるかどうかが、ひとつの目安です。すわり方には個人差があるので、まだでも焦らず見守りましょう。
首がすわると縦抱きができるようになり、抱っこがぐっと楽になります。赤ちゃんも視界が広がっていろいろなものが見えるようになり、ごきげんに過ごせる時間が増えます。
感情表現とクーイング
あやすと笑ったり、甘えるように泣いたりと、感情の表現が豊かになってきます。表情のやりとりが増え、赤ちゃんと過ごす時間がますます楽しくなる頃です。
また、泣き声だけでなく「あー」「うー」といった声を出すクーイングも始まります。声を出しているときに、目を見て優しく話しかけてあげると、やりとりの楽しさが伝わり、ことばや気持ちの育ちにつながります。
好奇心が旺盛になる
身近なものに興味を持ち始めるのも、この時期の特徴です。手足をバタバタさせたり、自分の手をじっと見つめて動かすハンドリガードで一人遊びを楽しんだりします。
30cmほど先のものがぼんやり見えるようになり、赤や黄色などはっきりした色のものを目の前でゆっくり動かすと、目で追う「追視」も見られます。にぎりやすいガラガラや、ゆっくり動くメリーなどを取り入れると、遊びの幅が広がります。
夕方のぐずり(黄昏泣き)
生後3~4ヶ月ごろは、夕方の決まった時間にぐずる黄昏泣きが見られることがあります。多くは成長にともなう一時的なもので、しばらくすると自然と落ち着いていくといわれています。
あやしても泣き止みにくい時期もありますが、赤ちゃんが泣くのは自然なこと。抱っこして少しお散歩したり、お気に入りの音楽を聞かせたりして、親子で気分転換をしてみましょう。うまくいかない日があっても、気負いすぎなくて大丈夫です。
生後3ヶ月の生活リズムの変化
昼夜を問わず「授乳」「おむつ」「ねんね」を繰り返していた生活が、生後3ヶ月あたりから少しずつ変わってきます。昼間起きている時間が長くなり、夜間の授乳回数も減り始めるので、ぐっと過ごしやすくなります。
下の表は、この時期の一日の過ごし方の一例です。時間はあくまで目安で、赤ちゃんによって差が大きいので、わが子のペースに合わせて調整してください。
| 時間帯 | 過ごし方の一例 |
|---|---|
| 朝(6~7時ごろ) | 起床・授乳・おむつ替え・カーテンを開けて朝の光を浴びる |
| 午前 | 語りかけや一人遊び・機嫌のよいうちにお散歩 |
| 昼 | 授乳・お昼寝 |
| 夕方 | ぐずりやすい時間帯・抱っこや音楽で気分転換 |
| 夜(就寝前) | 入浴・授乳・部屋を暗くして就寝 |
| 夜間 | 授乳は1~2回程度に減ってくることが多い |
生後3ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間
生後3ヶ月ごろの睡眠時間は、1日を通しておよそ13時間前後が目安です。それまで細切れだった夜の睡眠が、少しずつまとまってくる子も増えてきます。
昼間に起きている時間が長くなるぶん、授乳と睡眠の合間に一人遊びなどの時間が増えてきます。昼と夜の区別がついてくるこの時期は、リズムを整える練習を始めやすいタイミングです。次のポイントを、気長に取り入れてみましょう。
睡眠リズムを整えるポイント
- 毎日できるだけ同じ時間帯に寝かせる・起こす
- 朝はカーテンを開け、夜は照明を落として明るさにメリハリをつける
- 寝る1~2時間前に入浴をすませる
- 昼間は散歩や遊びで、心地よく体を動かす時間をつくる
生後3ヶ月の赤ちゃんの授乳間隔
生後3ヶ月ごろの授乳は、1日6~8回、3~4時間おきになるのが一般的な目安です。成長とともに一度に飲める量が増えていくので、授乳の間隔も少しずつ広がっていきます。
体力がついてくるので、授乳中に寝てしまうことは減っていきます。一方で、この時期は遊び飲みが始まり、授乳に時間がかかることも出てきます。
周りの音や声に反応して集中が切れたり、飲むのに飽きて遊び始めたりするのは、成長の一過程です。落ち着いて飲めるよう、次のような工夫を試してみましょう。
授乳リズムを整えるポイント
- 授乳の時間帯をだいたい決めておく
- 静かで気が散りにくい場所で授乳する
- 部屋を少し暗めにして集中しやすくする
- だらだら飲みになったら、いったん切り上げる
生後3ヶ月ごろにしておきたいこと
生後3ヶ月前後は、自治体からの案内が届き始める時期でもあります。あわてないよう、届いた書類の確認や準備を少しずつ進めておくと安心です。
3~4ヶ月健診の案内が届く
この時期になると、多くの自治体で3~4ヶ月健診の案内が届きます。身長・体重を測ったり、首すわりや反応の様子を見てもらえたりする、成長を確認できる機会です。
会場や日程は自治体によって異なり、保健センターなどで集団健診を行うのが一般的です。届いた案内で日時と持ち物を確認しておきましょう。当日の持ち物の例は次のとおりです。
健診・おでかけの持ち物例
- 母子健康手帳・健診の案内(問診票)
- 健康保険証・乳幼児医療証
- おむつ・おしりふき・着替え
- 授乳の準備(ミルク・タオルなど)
予防接種の案内を確認する
生後2~3ヶ月ごろからは、予防接種の案内も届き始めます。受けられる種類や時期、無料で受けられる期間などは制度で決まっており、住んでいる自治体や年によっても変わります。
届いた案内や母子健康手帳のスケジュール欄を確認し、早めに予約の見通しを立てておくと、あわてずにすみます。種類や日程の組み方など具体的な内容は、自治体や医療機関の案内に沿って進めましょう。判断に迷うことがあれば、かかりつけの医療機関や自治体の窓口の案内を確認すると安心です。
生後3ヶ月の赤ちゃんについてよくある質問
夜まとめて眠らないのは大丈夫?
睡眠のリズムには個人差が大きく、13時間前後という目安どおりにいかない子もたくさんいます。まだ細切れでも、昼夜のメリハリをつける工夫を気長に続けていくうちに、少しずつまとまってくることが多いです。無理に整えようと気負わず、わが子のペースを大切にしましょう。
首すわりがまだでも心配ない?
首がすわる時期には幅があり、3~4ヶ月ごろに始まる子が多いものの、早い遅いは赤ちゃんによってさまざまです。3~4ヶ月健診で成長の様子を見てもらえる機会もあるので、それまでは焦らず見守って大丈夫です。
遊び飲みで授乳がなかなか進まないときは?
遊び飲みは成長の一過程です。静かで気が散りにくい環境を整え、集中が切れたら一度切り上げるなど、メリハリをつけてみましょう。授乳の時間帯をだいたい決めておくと、少しずつペースがつかめてきます。
まとめ
生後3ヶ月ごろは、睡眠がまとまり、あやすと笑う姿が見られるようになる、成長を感じやすい時期です。睡眠13時間前後、授乳3~4時間おきといった目安を頭に置きつつ、昼夜のメリハリをつけてリズムづくりを進めていきましょう。
首すわりやクーイング、追視などの発達には個人差があるので、目安と比べて焦る必要はありません。百日祝いで成長を祝ったり、届いた健診・予防接種の案内を確認して準備を進めたりしながら、親子のペースでこの時期を楽しんでくださいね。



