遊び飲みが始まるのはいつ?先輩ママの遊び飲み対策
これまで一生懸命、母乳やミルクを飲んでいた赤ちゃんが、集中して飲んでくれなくなることを「遊び飲み」といいます。大好きのはずの母乳やミルクを、赤ちゃんはなぜ飲まなくなってしまうのでしょう?
そこで、先輩ママたちに、遊び飲みが始まった時期や遊び飲みのパターンのほか、遊び飲みの対処法について聞きました。早い子では生後2ヶ月から、好奇心が旺盛になる半年前後に遊び飲みがはじまります。
慣れない環境での授乳や、周囲の音や人が気になると遊び飲みをすることが多いようです。乳首をくわえさせても飲まない、ただニヤニヤしている、指しゃぶりをするなどのパターンがありました。
先輩ママの遊び飲み対策で多かったのは、赤ちゃんが授乳に集中できる環境を作ることでした。周囲に人がいない静かな場所で授乳をする、部屋を暗くして授乳に集中させる等、遊び飲みにお悩みママはぜひ参考にしてください。
母乳の遊び飲み
遊び飲みをしたら授乳を切り上げる
子供の遊び飲みが始まったのは、生後2ヶ月くらいでした。うちの子はおっぱいを咥えていればそれで安心したりするので、本当にお腹が空いている時以外はいつも遊び飲みでした。
遊び飲みされると、乳首がちぎれるように痛かったです。
本当にお腹が空いていると、ゴクンゴクンと喉が動いているのがわかりますが、遊び飲みの時はチュッチュッと口先しか動いていません。
乳首を噛んでいるのがわかります。まだ歯が生えていなかったのが幸いでしたが、生えているとものすごく痛いと思います。
私は元々肌が弱く、母乳育児も乳首が切れて痛くて泣きながらあげていたので、遊び飲みをされるととてもきつかったです。
目をじっと見て「、ダメっ」と言ってみたところで分かるはずもなく、遊び飲みを始めると赤ちゃんの口に指を入れて乳首を抜いていました。
授乳する環境づくりが大切
息子が遊び飲みを始めた時期は3か月頃。外出先や人が多くいて騒がしい場所、テレビや音楽の音がうるさいなどの環境で、よく遊び飲みをしていました。
私は完全母乳で育てましたが、遊び飲みが始まると、乳首をくわえさせようとしてもそっぽを向いてしまったり、無理にくわえさせてもすぐに離してしまったりしました。
遊び飲みで一番困ったのは、しっかり時間時間で授乳できなくなってしまったために、生活リズムが崩れてしまったことです。
遊び飲み以前は時間を決めて与えていた母乳でしたが、遊び飲みをするようになってからは、授乳の回数を増やし、細かく与えなくてはなりませんでした。
遊び飲みは、赤ちゃんの成長に伴って、周囲のものに興味を持ち始めた証拠と聞きましたので、私自身もナーバスにならないように、できるだけ授乳に集中するように心掛けました。
また、静かな環境で授乳できるように場所を移動するなどの対策をとって、遊び飲みの時期をやり過ごしました。
静かな場所で授乳
遊び飲みを始めたのは3ヶ月からでした。テレビがついていたり、友人がいたりすると気になるのか、くわえても飲まない時がありました。飲んでもすぐに止める、飲むの繰り返し。
一番困ったのは外出先でカバーをしながら、飲食店で隅っこの方であげていたのに飲まなかった時です。授乳スペースがなく周りの目を気にしながらあげたのに…と困りました。
その頃は、遊びのみを初めたら、すぐに諦めて授乳をやめていました。きっと本当にお腹が空いていたら周りが気になろうと飲むと思いました。
中途半端にそんなにお腹が空いていないのにあげたりすると遊び飲みが多かったような気がします。
どうしても外出先で授乳する必要がある時は、静かで誰もいないところであげていました。
遊び飲みをはじめたら授乳はおしまい
息子の遊び飲みが始まったのは生後4ヶ月頃でした。完全母乳で育てましたが、母乳の出が良くて、すぐにお腹いっぱいになるようでした。
飲みたくなくなると乳首を噛むようになりました。最初噛まれた時はあまりの痛さに泣きそうになりました。息子は歯が生えるのが早くて、下の歯は4ヶ月の頃二本生えていました。
遊び飲みをすると、時間がかかってしまうので、抱っこしているのも暑かったり重かったりで、イライラする事もありました。また、夜中の授乳は寒いし眠いし辛かったです。
はじめのうちは、頑張ってくわえさせて飲むように仕向けていましたが、かえって遊びが長くなり、もうやめました。
飲まないのなら、いいよと言ってくわえさせるのをやめました。そのうち離乳食も始まって、遊び飲みも落ち着きました。
周囲の音のボリュームを抑えぎみに
うちの子は、4か月後半頃から遊びのみが始まりました。テレビや窓の外から聞こえてくる音、パパの声など、音に反応しているようです。
飲んでいる途中で口を離し、そちらの方を向いてしまいます。また、乳首を咥えても吸わずにこちらを見ながらニヤニヤしたり、噛まれて痛かったこともあります。
一番困るのは、授乳時間が長くなってしまうことです。その分、抱っこしている腕も疲れますし、家事が出来なくなります。
遊び飲みの対策として、テレビの音を小さくしたり、窓を閉めたりしています。また、パパに話しかけないようにして貰うなど、なるべく静かな環境を整えるようにしています。
その他にも、明かりを暗くして、落ち着いておっぱいに集中出来るようにしています。
授乳中に指しゃぶりをさせないように
娘が生後5ヶ月の頃から、お腹が空いていても気分が乗らないときに遊び飲みをするようになりました。
前の授乳から4時間以上空いているので、お腹は空いている筈なのに、他に気になることがあったり気分が乗らなかったりすると、真面目におっぱいを飲んでくれないのです。
さらに、乳首をくわえて飲んでいる口の横から、無理矢理お気に入りの左親指を捩じ込んできて、乳首と指を同時に吸います。
暫くすると親指で乳首を押し出してしまい、指吸いをして満足気にしているのです。
そのままやめてしまうと、中途半端に吸われたおっぱいはカチカチに張ってしまうので困ってしまいます。
そうならないために最近は、指を捩じ込んでくる素振りがあると、すぐに手を繋ぐようにして指とのすり替えを回避しています。
静かで暗い部屋がいいみたい
遊び飲みが始まったのは生後半年くらいから。周囲の事に興味を持ち始めたからか、授乳をしてもきちんと吸わず、ちょっと吸うとキョロキョロと周りを見て集中しなくなりました。
時には笑いながらくわえていて、ただのおしゃぶりのようになっていました。
困るのは中途半端にしか母乳を飲んでいないので、すぐにおなかがすいて欲しがることです。出先では非常に困りました。
そこで、授乳の間隔をしっかり開けるという対策をとりました。しっかり開けると非常にお腹がすくので、しっかり母乳を飲むようになるからです。
そして、できるだけ静かな部屋で飲ませること、部屋を暗くすれば集中して飲むことが分かったので、出来るだけそういった環境で飲ませるようにしました。
背中トントンで授乳に集中させる
完全母乳で育てていた息子の遊び飲みが始まったのは、生後7ヶ月頃からでした。1歳3ヶ月のいまでも、まだ遊び飲みをたまにします。
主にテレビを付けたまま授乳すると、テレビを見ながら乳首をくわえたまま吸わずにフリーズしたり、寝る前の布団に入っての添い乳で乳首を噛んだりします。
遊び飲みが始まってから、1番困ったことは乳首が痛いことと、あまり強く噛まれると乳首に傷がついてしまい、血が滲む事もあり授乳が大変になりました。
歯が生えてきていると容赦なく噛むので、子供といえども痛いのです。
遊び飲みを始めたら、トントンと背中を軽く叩いて意識を授乳に集中させたり、噛まれた際には軽くほっぺをつねって「いけないことだよ」と教えています。
イライラしないように心がけました
8ヶ月くらいから、廻りの音に気をとられたりするときに遊び飲みをしました。集中できないと遊びのみをするみたいです。
乳首をくわえてもすわない、きょろきょろまわりを見回して集中してくれない、ただ乳首をくわえているだけ、といった感じでした。
こちらのイライラが伝わるのか、遊びのみをしているとどんどん気が立って、一向に飲まなくなってしまったことが一番困りました。
そうなると、さらにイライラしてきての悪循環で集中できず、時間との戦いなのに一向に進まなかったことが大変でした。
ストレスをなくし、子供と向き合う時間をちゃんと増やすことに気をつけました。少しの変化も見逃さず、カリカリしないでゆとりを持って向き合うことが大切かなと思いました。
人形で注意をそらして
遊び飲みが始まったのは1歳前後です。離乳食を食べているのでお腹は空いてないので、安心するためにおっぱいを求めてくるようです。
少しだけおっぱいを飲んだら、後は乳首を加えながら引っ張ったりして、ニヤニヤして私の方を見ます。そして、乳首を舌でコロコロ転がし始めます。
遊び飲みでいつも乳首を引っ張られるので、乳首が伸びたような気がしますし、また、噛まれても平気なくらい柔らかくなってきました。
遊び飲みと分かって口から離そうとすると、歯で噛んで離さないので、痛くて困ってしまいます。
なので、無理に乳首を離すことはせずに、子供が気をそらせるようなアンパンマンの人形などを用意して、おっぱいから遊びに移行できるような工夫をしています。
ミルクの遊び飲み
哺乳瓶をおしゃぶりにチェンジ
子供の遊び飲みが始まったのは3ヶ月の時でした。お腹が一杯になると遊び飲みをしているようでした。哺乳瓶の口を噛んで吸わず、ミルクが減っていないのですぐ分かりました。
子供が大泣きしていて、ミルクを普段通りに作っても全く飲まない時があり、ミルクが冷めてしまうし、もったいないのでとても困りました。
子供が遊び飲みを始めたら飲まないことは知っているので、哺乳瓶を使うのを止めて、おしゃぶりを哺乳瓶の代わりにくわえさせました。
おしゃぶりを使うと、案外すぐ寝てしまったりしていたのでとても便利でした。口寂しいだけで泣いていたのかもしれないです。
子供は、お腹がすくと母乳やミルクを飲むので、遊び飲みの時は飲みたくないと思って割りきるようにしていました。
飲まないときは30分くらいで切り上げる
事情によりミルク育児で、生まれてからミルクをよく飲みスクスクと育っていましたが、4ヶ月くらいのときに遊び飲みが始まりました。
遊び飲みをするのは日中で、始まったのはある日突然だったように思います。哺乳瓶をくわえてはいるものの、ミルクが減らず、ただ噛んでいるだけのようなこともありました。
そのためか、途中ほんの少ししか減っていないのに、何回もゲップをしたり、ゲップが苦しいのか泣いてみたり、忙しい授乳で何とか飲ませ終わるまで1時間以上もかかりグッタリ。
それが1日5回くらいあるので、家事もできす腱鞘炎にもなり、本当に大変な時期でした。
最初はどこか具合が悪いのかと病院に行ってしまったくらいですが、遊び飲みとわかってからは、あまり飲んでいなくても30分くらいで切り上げるようにしました。
夜の授乳だけはしっかり飲んだので、ミルクの総量は気にしないようにしたところ、だいだい2~3週間で遊び飲みの時期は終わりました。