赤ちゃんのケーキ解禁はいつから?手作りのポイントやおすすめ
赤ちゃんが生まれてからちょうど半年を迎えたことを祝うハーフバースデーや満1歳のお誕生日は、家族でケーキを囲んでお祝いしたいママが多いのですが、生後6ヶ月といえば離乳食を開始したかしないかの時期。満1歳になってもまだまだ離乳食。親心で「たまには」「1日だけ」とケーキを食べさせてお腹をこわしては記念日が台無しです。
そこで今回は、赤ちゃんはいつから手作りや市販のケーキを食べられるのか、赤ちゃんにケーキを作る際に気をつけるポイント、手作りする際におすすめのケーキの材料などをご紹介します。安全なケーキで赤ちゃんの記念日をお祝いしましょう。
市販のケーキはいつから食べられるの?
市販のケーキを離乳期に与えるのはおすすめできません。
ケーキは柔らかい生クリーム・スポンジ・果物で作られているため、ハーフバースデーなら生クリームや潰した果物、満1歳のお誕生日ならそのまま食べられると思っているママやパパ、おばあちゃんもいます。そのため満1歳のお誕生日に市販のケーキを食べさせるご家庭もあり、「たった1日のことなのに神経質じゃない?」と思うママも少なくないでしょう。
けれど大抵の市販のケーキは美味しいぶん糖分や脂肪分など離乳食で与えたくない調味料が多く含まれ、3歳未満の乳幼児にそぐわない濃い味付けとなっています。ですからママはそうした調味料の悪影響を知ってから判断することが大切です。
また市販のケーキには卵や小麦粉、牛乳といったアレルギーを起こしやすい食品が含まれていますので、色々な食材に慣れていないハーフバースデーで食べさせるのは、少量であってもトラブルの元!市販のケーキは見たり写真を撮ったりするだけにし、家族が食べてしまいましょう。
満1歳で食べられる市販のお誕生日ケーキ
1歳でも食べられる赤ちゃん用のケーキがネットなどで市販されていますし、近所のケーキ屋さんで赤ちゃんでも食べられるケーキを販売しているお店もあります。満1歳のお誕生日に市販のケーキを食べさせたいママは、普通のケーキではなく赤ちゃん用ケーキを購入しましょう!
離乳食を卒業したからといって濃い味付けの食べ物を幼児に与えるのは好ましくありません。3歳を過ぎるまではなるべく市販のケーキを与えず、手作りケーキを食べさせてあげるのがおすすめです。
ハーフバースデーのケーキ作りのポイント
SNSでよく見かけるハーフバースデーを祝うケーキ。日頃から食べ慣れている食材で作ってあるものもありますが、中には子供の名前入りの市販ケーキや生クリームたっぷりの手作りケーキもあります。そうした情報を見ていると「手作りなら少しくらいいいの?」と思うかもしれませんが、6ヶ月になったばかりの赤ちゃんには早すぎですので次のポイントを守って手作りしましょう。
必ず食べ慣れた食材で作る
ハーフバースデーの赤ちゃん用ケーキに使う食材は、必ずこれまでに離乳食で与えて食べ慣れてきた食材にしましょう。「記念日だからこれを使いました!」というノリで新しい食材を与えては、折角のお祝いの日に赤ちゃんが体調を崩して楽しめなくなる恐れがあります。
ハーフバースデーでは食パンを使って赤ちゃんのケーキを手作りするママもいるのですが、離乳食初期は与えない方がよいでしょう。
いつもの離乳食だけでも可愛さ無限大!
緑、赤、黄色などのカラフルで食べ慣れた食材を使ってペーストを作り、キャラ弁用のデコペンで白いお皿にお絵かきすれば、可愛い離乳食に大変身♪
多少硬めのペーストにしてケーキを形作り、食べる時に野菜スープなどで伸ばして硬さを調節するのもママ達がよく行うテクニックですので、食べ慣れた食材で世界にたった一つのハーフバースデーケーキを作りましょう
甘くする必要なし!
「ハーフバースデーのケーキだから」と砂糖で甘くする必要はありません。また、好きだからと甘い果物を過剰に入れて作ったり食べさせたりする必要もありません。手作りの良さは赤ちゃんの体に負担のかからない食事を与えてあげられること!体が喜ぶケーキにしてあげましょう。楽しませるのは見た目だけで充分です。
華やかな本物ケーキは撮影用にする
スポンジケーキや生クリームなどを使用した華やかな本物のケーキを作る場合は、赤ちゃんに食べさせずに撮影用として大人が食べてしまいましょう。生後6ヶ月になったばかりの赤ちゃんには柔らかい生クリーム一口でも好ましくありません。
本物のケーキを飾って可愛い写真や動画を撮影した後は、食べ慣れた食材を可愛らしく盛りつけた離乳食を出し、本物のケーキは親が喜んで食べる姿を見せることで食への好奇心を育てるのに役立てましょう。
満1歳の誕生日のケーキ作りのポイント
はりきってケーキを手作りしようと考えるママや戸惑いながらも赤ちゃんを喜ばせたくて頑張ろうと思っているママが多い満1歳の誕生日ケーキ。せっかく手作りするのですから、4つのポイントを抑えて安心して食べられる素敵なケーキに仕上げましょう。
デコレーションはプレーンヨーグルト
ケーキのデコレーションと言えばクリーム。ところが生クリームやバタークリームは脂肪分が多く、消化機能が発達していない満1歳前後の乳幼児に与えると消化不良や下痢を起こす恐れがあります。そこでおすすめなのがプレーンヨーグルト。
プレーンヨーグルトを水切りして絞り袋に入れれば、まるで生クリームのように1歳のお誕生日ケーキをデコレーションできます。
普段食べ慣れている食材を使う
満1歳になってもまだまだ離乳食期で消化力や咀嚼力は弱いです。食べ慣れていない食材でケーキを作るとお誕生日当日にアレルギーなどのトラブルを起こす恐れがありますので、ハーフバースデーと同様に満1歳の誕生日ケーキ作りでも初めて食べる食材は使わないようにしましょう。
果物を使って見た目を鮮やかに
市販のケーキに比べると赤ちゃん仕様のケーキは材料も限られてくるので、何となく見た目がさびしくなってしまいがち。そんな時は赤ちゃんにも安心して食べさせることができるイチゴやバナナなどの果物を沢山トッピングするだけで、見栄えがアップします。
味付けは控えめに
「離乳食は薄味で!」が念仏のようにママの耳に入っているように、満1歳前後の赤ちゃんや幼児のケーキの味付けはもちろん甘さや塩分などの味付け控えめ。
「甘くなければケーキとは言えない」と思うママも、盛り付け用の果物で素材自体の甘さを感じられるようにし、大きくなってからも甘さや食事を楽しめる健康を意識したケーキをプレゼントしましょう。
満1歳のお誕生日ケーキにおすすめの食材
赤ちゃんによってはアレルギーや好みもありますので、満1歳のお誕生日ケーキ作りに「ケーキと言えばホイップとスポンジ」という概念は不要!次のようなおすすめ食材などを臨機応変に使って、赤ちゃんに喜ばれるお誕生日ケーキを作りましょう。
1ホットケーキや蒸しパン
ホットケーキ1枚だと華やかさに欠けますが、薄く焼いたパンケーキ風のホットケーキ3~4枚の間に果物や水切りヨーグルトを挟み、ミルフィーユのような土台を作ってデコレーションすれば豪華な満1歳のお誕生日ケーキが作れます。
ただし市販のホットケーキミックスを使用する場合は、アルミフリーのペーキングパウダーを使用している製品など原材料の表示をしっかりと確認してから選びましょう。
また蒸しパンもちょっとした工夫でフワフワに仕上げられますので、スポンジケーキの代わりにおすすめです。
2ビスケット
赤ちゃん向けのビスケットを重ねて水きりしたヨーグルトや果物でデコレーションすると、ビスケットとは思えないくらいケーキらしくなります。食感が気になるかもしれませんが、ビスケットがヨーグルトの水分を上手い具合に吸収してしっとりと柔らかくなるので大丈夫!
3寒天
ゼリーケーキも赤ちゃんにおすすめですが、ゼリーの材料として定番であるゼラチンは動物の骨、腱、皮膚などから作られているので、赤ちゃんの消化器官に負担をかけてしまい赤ちゃんの誕生日ケーキには不適切。ゼラチンの使用はやめましょう。
その点、海藻で作られている寒天なら満1歳前後の赤ちゃんにも安心です。ただし硬くなりすぎると喉に詰まらせる恐れがありますので、正規の分量より少なめの量で軟らかめに固めるようにしましょう。
4サツマイモやカボチャ
茹でてペースト状にしたサツマイモやカボチャを型に入れ、お好みの形を作ってからデコレーションした野菜ペーストケーキは、原料が野菜なので赤ちゃんでも安心して食べられます。サツマイモやカボチャ自体に甘みがあるので、砂糖控えめでも美味しいです。食物繊維豊富で便秘解消効果も期待できます。
5市販のセーキセット
あれこれ考えるのが面倒だというママは、次のような市販のケーキセットを使ってみると良いでしょう。材料や道具を揃えなくていいので思い立った時にすぐ作れます。ただし、卵・牛乳・小麦粉・大豆を使用していますので、食物アレルギーのある赤ちゃんのママが市販のケーキセットを購入する際は注意しましょう。
1才からのレンジでケーキセット
ピジョン
ケーキミックスとホイップクリーム粉末、ケーキ型、しぼり袋・口金がセットになっていて、これ一つでケーキが作れる優れもの。レンジを使ってたった90秒でスポンジができるなんてお手軽です。
着色料や保存料は使用せずホイップクリームは脂肪分を50%カット、甘さも控えめなので赤ちゃんにも安心して食べさせられます。