離乳食のクリスマスレシピ 初期から完了期の月齢別プレートと安全のコツ
離乳食のクリスマスレシピは、食べ慣れた食材を型で抜いたり色を組み合わせたりするだけで、月齢に合わせて華やかに仕上がります。まずは赤ちゃんの月齢に合ったかたさと形を選び、はちみつ・窒息・加熱と温度の3つの安全ポイントを押さえることが、失敗しないいちばんのコツです。この記事では初期・中期・後期・完了期のプレートから赤ちゃんケーキ、市販ベビーフードを使った時短メニューまでまとめて紹介します。
今年のクリスマスは、離乳食で赤ちゃんも家族もびっくりさせてみませんか。ハロウィンが終わると街の色が赤と緑に変わり、いよいよクリスマス気分。その楽しい雰囲気を、赤ちゃん用のクリスマスプレートで一緒に味わってあげましょう。
ここでは初期・中期・後期・完了期の赤ちゃんに向けた、簡単なのにあっと驚くクリスマスプレートのレシピを紹介します。どれも食べ慣れた食材で作れるので、いつもの離乳食にひと手間加えるだけ。残った材料で家族のディナーにプラスできる1品も一緒に作れます。
作る前に知っておきたい安全のポイント
かわいく仕上げることに気を取られがちですが、赤ちゃんの離乳食は安全が第一。次の点は、消費者庁や厚生労働省も家庭での事故予防として注意を呼びかけている内容です。作り始める前に確認しておきましょう。
- はちみつは満1歳になるまで与えない(乳児ボツリヌス症の予防のため、加熱してもNG)
- プチトマトやいちごなど丸くてつるっとした食材、固い野菜スティックは、月齢に合わせて小さく切る・つぶす(窒息の予防)
- 刺身用の魚も、必ず中心までしっかり加熱する
- 初めて使う食材は1種類ずつ少量で、平日の日中に試す。アレルギーが心配なときは、自己判断で除去せず小児科に相談する
- 加熱した料理は人肌程度まで冷まし、温度を確かめてから与える
- パンケーキミックスは砂糖不使用のものを選び、卵・乳・小麦などのアレルゲン表示を確認する
特別なメニューだからと張り切りすぎず、いつも食べ慣れた食材で作るのがいちばん安心です。デコレーション中はつまみ食いで喉に詰まらせないよう、赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。
月齢別の固さと形の目安
時期はあくまで目安です。厚生労働省の授乳・離乳の支援ガイドでも、月齢だけで進めず赤ちゃんの発達や食欲に合わせるよう示されています。次の表を参考に、その子のペースで調整しましょう。
| 時期 | 月齢の目安 | 固さの目安 | プレートの主な形 |
|---|---|---|---|
| 初期(ゴックン期) | 生後5〜6か月ごろ | なめらかなペースト | 型に詰めたペースト |
| 中期(モグモグ期) | 生後7〜8か月ごろ | 舌でつぶせる固さ | 少し食感を残したペースト |
| 後期(カミカミ期) | 生後9〜11か月ごろ | 歯ぐきでつぶせる固さ | 手づかみしやすい形 |
| 完了期(パクパク期) | 1歳〜1歳6か月ごろ | 歯ぐきで噛める固さ | スティックやディップ |
離乳食クリスマスレシピ初期(生後5、6ヶ月)
離乳食を始めたばかりの生後6ヶ月ごろの初期は、量も食材も限られますが、その分カンタンに作れます。材料はトロトロの状態ばかりなので形作りに少しコツがいりますが、工夫して赤ちゃんを笑顔にしてあげましょう。
材 料
- かぼちゃペースト(大さじ2)
- ブロッコリーペースト(大さじ2)
- トマトペースト(大さじ1)
- ジャガイモペースト(大さじ4)
- 鯛(刺し身1切れ)
- クッキー型抜き
量や食材、柔らかさは、赤ちゃんの進み具合に合わせて調節しましょう。代替品でも作れます。残りは小さい容器に入れて保存しておくと使い回せて便利です。
<材料がない場合の代替品>
- かぼちゃ → とうもろこし
- トマトペースト → いちごペースト、にんじんペースト
- ブロッコリーペースト → ほうれん草ペーストにじゃがいもペーストを混ぜたもの
- 鯛(タイ) → ヒラメやカレイなどの白身魚
作り方
すべての材料を茹でてペースト状にしておきます。鯛はヒラメなどの白身魚でも大丈夫。刺身用を使うと下ごしらえが楽ですが、必ず中心まで加熱しましょう。温かいうちのほうがすりつぶしやすいので、早めに準備を。
- タイをかぶるくらいの水でゆで、ゆで汁を取り、身はすりつぶしてペースト状にします。
- ブロッコリーとじゃがいもを柔らかく煮てなめらかにすりつぶし、1の鯛のペーストと合わせます。タイのゆで汁を少し加えて滑らかにします。
- 平皿の中心に、あればクリスマスツリー型のクッキー型を置き、その中にブロッコリーのペーストを詰め、冷蔵庫で少し冷やします。冷やすと形がはっきりします。
- かぼちゃの皮をむき、3cm角に切ってレンジで柔らかくなるまで加熱します。
- 柔らかくなったかぼちゃをなめらかにすりつぶし、タイのゆで汁でといてトロトロのスープにします。
- プチトマトを茹で、種を取り除いて皮をむき、ペースト状にします。
- 3のツリー型ブロッコリーは型をつけたまま、その周りに熱いかぼちゃスープをゆっくり流し込み、流し終えたら型を外します。
- ツリーの上に、トマトのペーストでデコレーションします。
※食べさせるときは、冷たいブロッコリーペーストと熱いかぼちゃスープをよく混ぜるとちょうどよい温度になります。人肌程度まで冷まし、温度を確かめてからあげましょう。
残った材料で家族が喜ぶプラス1品
かぼちゃは多めに準備しておくと、家族用のスープに使えて無駄がありません。残りのかぼちゃピューレを牛乳や低脂肪乳でとき、コンソメと塩で味を調えればできあがりです。
離乳食クリスマスレシピ中期(生後7、8ヶ月)
中期は、食べ物を舌や歯ぐきでつぶして飲み込む練習の時期です。初期より少し食感のある固さで大丈夫です。星やツリーなど形がはっきりしたモチーフにすると、写真映えもしますよ。
材 料
じゃがいもは、メークインより男爵いものほうが粘りが出にくく、冷めても固くなりにくいのでおすすめです。ブロッコリーがなければ、ほうれん草をすりつぶして豆腐を混ぜたもので代用すると彩りがきれいです。
- じゃがいも(数個)
- プチトマト(3個)
- ブロッコリー(ひと房)
- ささみのゆで汁
- 白身魚のさしみ(1切れ)
- 片栗粉
- クッキー型抜き
作り方
- じゃがいもはよく洗って4つほどにカットし、茹でるかレンジで加熱して皮をむき、つぶしておきます。
- ブロッコリー、トマト、白身魚をそれぞれ柔らかくゆで、すりつぶします。トマトは皮と種を取り除きます。
- 2のトマトと白身魚を混ぜて加熱し、水溶き片栗粉でとろみをつけてペーストにし、冷蔵庫で冷やします。
- 2のブロッコリーと1のじゃがいもを混ぜたものを、大さじ2程度作ります。
- 平皿の中央にクリスマスツリー型のクッキー型を置き、3を入れて形作ります。
- それより一回り大きな星型のクッキー型を置き、隙間にじゃがいもを詰めます。型がなければ丸く周りに形作るだけでもかわいく仕上がります。
- 周りに、トマトと白身魚のペーストをハート型に詰めたり、文字を書いたりしてデコレーションします。
じゃがいもペーストで家族が喜ぶスープを
残ったじゃがいものペーストは、鍋に入れて豆乳を注ぎ、沸騰させないように中火で混ぜ、塩で味を整えます。器に盛り、粉チーズや黒コショウ、バジルを振ればじゃがいものポタージュのできあがりです。
離乳食クリスマスレシピ後期(生後9~11ヶ月)
生後10ヶ月前後の後期は、歯ぐきを使ってかむ練習をする時期です。食べる量も種類も増えるので、いろいろな食材で食べる楽しさを感じられるメニューがおすすめ。手づかみしやすく、見た目もはっきりした形にすると喜んでくれます。
材 料
- パンケーキミックス(砂糖不使用・適量)
- かぼちゃピューレ(適量)
- じゃがいも(1個)
- ほうれん草の葉(2〜3枚分)
- さつまいも(適量)
- いちご(1個)
- 人参(適量)
- 白身魚刺し身(1切れ)
- 5倍粥(適量)
- のり(適量)
作り方
パンケーキミックスは砂糖不使用のものを選び、卵・乳・小麦などのアレルゲン表示を確認してから使いましょう。かぼちゃを混ぜて焼き、クッキー型で型抜きします。使い切らない分は、上にさつまいもペーストを飾って家族のクリスマスレシピに活用できます。
- パンケーキミックスでかぼちゃのパンケーキを1枚焼き、星やハートなどに型抜きします。
- 白身魚を茹でてすりつぶし、5倍粥と混ぜて、皿に雪だるまの形を作ります。
- ほうれん草を茹でてすりつぶし、同じく茹でてつぶしたじゃがいもと混ぜ、一口大に丸めます。
- 人参とさつまいもを柔らかく蒸し、さつまいもは雪だるまの手、人参は口や胴体の飾りにします。
- いちごを小さくカットして帽子のようにデコレーションします。
- のりで雪だるまに目をつけて完成です。
家族のクリスマスディナーにもう1品
残ったかぼちゃのパンケーキで、パパや兄姉が喜ぶ1品を。塩コショウで味を調えた残りのさつまいも・じゃがいもペーストをパンケーキの上に絞ったり、横半分に切ったいちごの間にペーストを絞ったりすると、見た目もかわいく仕上がります。
離乳食クリスマスレシピ完了期(1歳~1歳6ヶ月)
完了期になると、少しずつ大人に近い食事がとれるようになります。固さは歯ぐきでかめる程度、味付けは薄味に。使える食材が増えるので、色・食感・味のバリエーションを楽しめます。力作で雰囲気のあるクリスマスメニューにしてみましょう。
材 料
- パンケーキミックス(砂糖不使用・適量)
- にんじんスティック(数本)
- 白菜スティック(数本)
- パプリカスティック(少量)
- 鶏レバー(適量)
- 絹ごし豆腐(1/8丁)
- ささみ(適量)
- きな粉(大さじ1)
- 里芋(小玉1個)
- いちご1個
- かつお節(適量)
- 茹でたブロッコリー(飾り用)
作り方
完了期はおしゃれなディップ形式に挑戦してみましょう。食べ方を見せてあげると、赤ちゃんも見よう見真似でディップをつけ、家族でいろいろな味を楽しめます。スティックは歯ぐきでつぶせる柔らかさにし、丸のみしないよう様子を見ながら与えてください。
- パンケーキミックスに小松菜ペーストを混ぜて緑色のパンケーキを焼き、クリスマスツリー型に2つ切り抜いて組み合わせ、立体的なツリーにします。残りはスティック状にカットします。
- 里芋を茹でてすりつぶし、大小の丸を作って雪だるまのように組み立てます。
- いちごは小さく切り、2の里芋の間に挟みます。
- 白菜は柔らかい葉先だけを使い、柔らかく茹でて薄めに巻きます。
- かつお節を入れた鍋で、スティック状に切ったにんじんとパプリカを柔らかく茹でます。
- 鶏レバーとささみは加熱し、なめらかになるまですりつぶします。
- 絹ごし豆腐を泡だて器でなめらかに溶き、きな粉、5で用意した鶏レバー、ささみにそれぞれ混ぜてディップを作ります。
- 皿に盛り付けてできあがりです。
残りのディップは家族向け1品にアレンジ
残ったペーストは、塩・コショウ・わさび・明太子・クリームチーズなどを加えて、大人向けのディップに。大根やきゅうりのスティック、クラッカー、トーストしたフランスパンを添えると、簡単で豪華なクリスマスメニューになります。
赤ちゃんも食べられるクリスマスケーキの作り方(後期・完了期)
「クリスマスといえばケーキ」と楽しみにしている家庭も多いですが、市販のケーキは糖分・脂肪分が多く、赤ちゃんには不向きです。そこでおすすめなのが、食パンをスポンジ、水切りヨーグルトを生クリームの代わりに使う赤ちゃんケーキ。手づかみやスプーンで食べられる生後9〜11ヶ月ごろの後期から、完了期の1歳ごろにぴったりです。
| 材料 | 分量の目安 | 役割 |
|---|---|---|
| 食パン(8枚切り・耳を外す) | 1〜2枚 | スポンジの代わり |
| 水切りプレーンヨーグルト(無糖) | 大さじ4〜5 | 生クリームの代わり |
| いちご・バナナなど | 各少量 | 飾り・自然な甘み |
| かぼちゃ・さつまいもペースト | 少量 | 黄色の飾り |
作り方は簡単です。ヨーグルトはコーヒーフィルターやキッチンペーパーで半日ほど水切りしておきます。食パンを丸型やクッキー型で抜き、水切りヨーグルトを塗って小さく切ったフルーツをはさみ、上にもヨーグルトを重ねます。いちごやかぼちゃペーストでツリーやサンタ風に飾れば完成です。いちごは小さく切るか薄くスライスして、喉に詰まらないようにしましょう。甘みが足りないときも、1歳未満ははちみつを使わず、バナナやさつまいもの自然な甘さで調整するのがコツです。
市販のベビーフードを使った時短クリスマスプレート
「凝ったプレートを作る時間がない」というときは、市販のベビーフードを上手に活用すれば、ぐっと手軽にクリスマス気分を出せます。忙しいママにこそおすすめの時短ワザです。月齢表示を確認し、赤ちゃんの段階に合ったものを選びましょう。
- 市販のおかゆやマッシュを、ツリー型・星型のクッキー型で抜いて盛り付ける
- 裏ごし済みの野菜ペースト(かぼちゃ・ほうれん草・にんじんなど)を、色のアクセントやデコレーションに使う
- 砂糖不使用の市販ホットケーキミックスや赤ちゃん用ビスケットを土台にして、水切りヨーグルトで飾る
- 粉末タイプのホワイトソースやとろみのもとで、リースやツリーの下地を作る
市販品を使うときも、はちみつ不使用か、月齢に合った内容かを表示で確認してから使うと安心です。手作りとの「いいとこどり」で、無理なくクリスマスを楽しみましょう。
大人向けディップのおまけレシピ
普段あまり作らないディップも、いろいろな味を楽しめる家族向けメニューです。おすすめの組み合わせを紹介します。授乳中でクリームチーズなどの脂肪分が気になるなら、絹ごし豆腐や水切りしたプレーンヨーグルトで代用しましょう。
いずれも塩・コショウ・味噌などで味を整えます。分量はお好みで。1歳を過ぎた上のお子さん向けには、いちご×水切りヨーグルトなどの甘いディップも喜ばれます。はちみつは1歳未満の赤ちゃんには絶対に加えないでください(乳児ボツリヌス症の予防のため)。
家族向けクリスマスおすすめディップ
- 明太子 × クリームチーズまたは水切りプレーンヨーグルト
- スモークサーモン(粗くすりつぶす) × 絹ごし豆腐
- 枝豆(粗くすりつぶす) × 絹ごし豆腐
- ツナ × 木綿豆腐
離乳食のクリスマスレシピでよくある質問
はちみつ入りのお菓子やケーキはいつから食べられる?
はちみつは、乳児ボツリヌス症を防ぐため満1歳になるまでは、加熱の有無にかかわらず与えないでください。はちみつ入りのお菓子やパンも同様です。
パンケーキミックスは赤ちゃんに使っても大丈夫?
砂糖不使用のものを選び、卵・乳・小麦などのアレルゲン表示を確認しましょう。初めて使う材料は1種類ずつ少量から試すと安心です。
市販のケーキや生クリームはいつから?
市販のケーキや生クリームは糖分・脂肪分が多く、赤ちゃんには不向きです。1歳ごろは、生クリームの代わりに水切りヨーグルトを使うと安心して楽しめます。
プチトマトやいちごはそのまま食べさせていい?
丸くてつるっとした食材はのどに詰まりやすいため、月齢に合わせて小さく切るか、つぶして与えてください。
市販のベビーフードでクリスマスプレートを作ってもいい?
もちろん大丈夫です。月齢に合った市販品を型抜きしたり、色のアクセントに使ったりすれば、時短でも十分かわいく仕上がります。はちみつ不使用かどうかなど、表示を確認してから使いましょう。
まとめ
クリスマスの離乳食は、食べ慣れた食材を型で抜いたり色を組み合わせたりするだけで、ぐっと華やかになります。まずは赤ちゃんの月齢に合った固さと形を選び、はちみつや窒息、加熱・温度などの安全ポイントを押さえて、家族みんなで楽しい食卓を囲みましょう。市販のベビーフードや赤ちゃんケーキも上手に取り入れれば、忙しくても無理なく特別感が出せます。体調やアレルギーで不安があるときは、無理をせず、かかりつけの小児科に相談してください。









