離乳食で鮭を調理するコツに関する記事

離乳食の鮭で賢くなる!?中期~完了期レシピ/健康効果5

離乳食の鮭で賢くなる!?中期~完了期レシピ/健康効果5

離乳食に栄養豊富な鮭を安全に美味しく食べるコツやお手軽レシピを伝授します♪賢い子に育てたいママ必見です!

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離乳食の鮭で元気な子になる!効果&レシピ/おすすめの食べ方

離乳食作りでは、「赤ちゃんが食べるものだから、なるべく身体に良いものを与えたい」と、毎日試行錯誤しているママも多いですよね。でも、「身体に良い」と言われる栄養素でも、何が身体に良いのか、どのようにして摂り入れたら良いのか、わからないことも…。

鮭には、さまざまな栄養を含む万能食材であり、ぜひ赤ちゃんの成長のためにも離乳食に摂り入れて欲しい食材です。こちらでは、そんな鮭に含まれる健康効果や離乳食へ取り入れる時期、月齢別のおススメ食べ方などをご紹介します!赤ちゃんだけでなく、パパやママも食事に鮭を摂り入れて、親子でより賢くより元気になりましょう♪

赤ちゃんの元気を応援!鮭パワー

こちらでは鮭に含まれている代表的な5つの栄養素と、その栄養素が及ぼす健康効果をご紹介します!

賢い脳を作る!DHAやEPAが豊富

鮭のマリネ

離乳食の鮭で赤ちゃんが賢くなるの?不思議の思うママも少なくありませんよね。「DHA」や「EPA」という単語を、一度は耳にしたことがあるママが、「DHA」「EPA」と聞くと思い浮かぶのは「青魚」「賢くなる」というキーワードでしょう。ところが鮭は赤い色でも白身魚に分類される魚なのに、このDHAやEPAを豊富に含んでいるのです。

DHAやEPAは必須脂肪酸と呼ばれる、体内で合成することができない貴重な栄養素です。
「DHA」は脳の血液脳関門という場所を通過できる数少ない成分であり、脳内に行き届くことで神経伝達物質の量を増やすことができます。つまり、記憶力や情報伝達能力などが向上し、賢い脳を作ることができるのです。

「EPA」は脳内の血管を正常に保つ作用があり、DHAが脳内に機能するためには欠かせない成分で、最近では花粉症やアトピー等のアレルギーを緩和する働きがあることが分かった、注目の栄養素なのです。

血となり肉となる!鮭は良質なタンパク質

赤ちゃんの血となり肉となるタンパク質!そのタンパク質は20種類ものアミノ酸が結合してできています。そのうちの9種類は、栄養学的に「必須アミノ酸」と言われ、他の11種類のアミノ酸と違って、体内で合成することができません。

したがって必須アミノ酸は体外から取り入れるしかないので、同じタンパク質でも必須アミノ酸を多く含む食品を摂取することが望ましいのです。鮭のタンパク質にはこの必須アミノ酸が豊富に含まれており、調理後の消化吸収率もおよそ99%と言われ、良質のタンパク質を効率よく摂取するにはもってこいの食材なのです。

背が伸びて骨が丈夫になる!ビタミンD

丈夫な骨

鮭にはさまざまなビタミンが含まれていますが、その中でも離乳食としてありがたい栄養素がビタミンDです。背を伸ばしたり骨を丈夫にしたりするには、カルシウムを沢山摂取しようとするのが一般的ですが、実は、カルシウムは体内に吸収されにくい成分なのです。

ところが、なんとビタミンDにはカルシウムの吸収を助ける働きがあり、背を伸ばしたり骨を丈夫にしたりするために、カルシウムとビタミンDをセットで摂取することは、非常に大切なのです。ビタミンDは魚介類やきのこ類に多く含まれるのですが、その中でも鮭に豊富に含まれていますので、鮭一切れで充分のビタミンDが摂取できるのです。

悪性貧血を予防する!ビタミンB12

ビタミンB12は、金属コバルトを含むビタミンの総称であり、不足すると悪性貧血を引き起こすこともある、重要な栄養素です。しかし、微生物以外は合成できない栄養素であり、植物性食品にはほとんど含まれないため、日常の食品から摂取するのは難しいのです。

けれどプランクトンを主食とする鮭には、このビタミンB12も豊富に含まれています!鮭を食べて悪性貧血や神経障害を予防しましょう。

親子で元気になる!アスタキサンチン

鮭がプランクトンを食べて摂取したアスタキサンチンという成分には、抗酸化作用により体内に発生する活性酸素を減らす働きがあります。この抗酸化パワーは、ビタミンEの500~1000倍とも言われており、栄養が届きにくい細部(目の奥や脳)まで働きかけます。

抗酸化パワーにより、疲労回復や体内を健康に保つことができ、老化防止効果もあるので、ママもいっしょに食べて、親子共に元気でいられるようにしたいですね。

離乳食で鮭が食べられるのはいつから?

お母さんから離乳食をもらう赤ちゃん

離乳食で魚を取り入れるときは、「白身魚→赤身魚→青皮魚」というふうに段階を踏むのが一般的です。そのため鮭は、「白身魚を一通り食べさせてから食べさせるとよい」と考えられています。
白身魚の離乳食が進んでいる赤ちゃんには、生後7ヶ月~8ヶ月離乳食中期から与えても良いでしょう。

ここで不思議に思うのは、「鮭は本当に白身魚?それとも赤身魚?」「魚を食べさせる順番はどうして決まっているの?」ということではないでしょうか。

鮭はホントに白身魚?それとも赤身魚?

農林水産省によると、鮭は赤色の身であるにもかかわらず、白身魚に分類されているそうです。また本によっては、産卵によって身の色が薄くなることから、白身魚と赤身魚の中間とも書かれています。

赤身の魚は、「青魚」と呼ばれるマグロやサンマなどの青皮魚に多く、身の赤色は広い海を猛スピードで回遊することに必要な筋肉に含まれる「ミオグロビン」という色素の色だと考えられています。

一方、ヒラメやカレイに代表される白身魚は、陸近くの近海でのんびり過ごし、瞬発力のある筋肉が不要なため、ミオグロビンがほとんど含まれず身が白いのだそうです。
ちなみに、鮭の赤い色はミオグロビンではなく、エビやカニに含まれ、最近では化粧品のCMでもお馴染みの「アスタキサンチン」と呼ばれる成分です。

魚を食べさせる順番はどうして決まっているの?

魚は栄養豊富ですが、中毒を起こしやすいヒスタミンが多く含まれている魚や、食物アレルギーが出やすい魚、脂質や塩分を多く含む魚など、赤ちゃんの体に負担がかかる種類もあります。また、それらの魚を食べることでかかる赤ちゃんへの負担は、赤ちゃんが成長して体力や消化力が上がるにつれて軽減されます。
そのため、負担の少ない魚を選ぶ目安として「離乳食は、白身魚→赤身魚→青皮魚の順で食べさせる」と言われるようになったようです。

鮭は、国からアレルギー表示を勧められている27品目に含まれ、種類や部位によっては脂質も多く、塩鮭の場合は塩分が多い食品です。また、ヒスタミンも含まれています。そのため、一般的に言われている生後7ヶ月~8ヶ月から食べられると紹介いたしましたが、十分に気をつけて進めましょう。もちろん、骨や皮、血合いの部分は除去して調理してくださいね。

初めて食べさせるときは少しずつ、平日の午前中に与えるようにしましょう。そして食後1~2時間は、アレルギーや中毒症状が出ないか注意深く観察しましょう。湿疹などの症状が何も出なければ、次から少しずつ量を増やしていって構いません。

スーパーで離乳食用の鮭を買うときの注意点

離乳食を作る際は食材の選び方にも注意が必要です。とはいえスーパーに並ぶ鮭はどれも同じ鮭に見えるママやパパにとっては、何をどう選べばいいことやらでしょう。実はこんな方法を知っておくと、離乳食向きの鮭が選べるんです。

新鮮な鮭を選んで!ヒスタミン中毒を回避しよう

鮭の切り身

赤ちゃんに与えるものですから、やはり新鮮なものの方が良いですよね。また、新鮮な方が栄養価も高いため、効率よく栄養素を摂取できるのです。特に、離乳食向きなのが刺し身用サーモン!刺身用サーモンは、大人が生で食べられるくらいなので新鮮なのはもちろん、骨がなく薄く切ってあるため下ごしらえの手間を省くことができ、ママも大助かりですよ。

また、「刺し身用サーモンは少し高価で…」「今日は切り身が安かったから」「今日の離乳食には切り身が合う」という場合は、新鮮な切り身鮭の見分け方を参考に、美味しい鮭を選びましょう。

新鮮な切り身鮭の見分け方

  • 肉がしまっていて弾力がある
  • 身が崩れておらず、透明感がある
  • 皮と身が離れていない
  • パックの中で魚の汁が出ていない
  • 霜がついていない(冷凍の場合)

塩分や脂質が少ないものを選ぶ!内臓への負担を減らそう

スーパーの店頭に並んでいる鮭には、生鮭だけでなく塩鮭もあります。離乳食に塩鮭は不向きですので、塩で加工されていないかどうかの食品表示を確認してから購入するようにしましょう。また、外国産のトラウトサーモンは、実は鮭ではなく海で養殖したニジマスです。栄養価はさほど変わりなく、同じ脂質も少なくあっさりしているので離乳食に適しています。

鮭フレークも調理に使いやすいので人気ですが、塩分が高いため離乳食完了期までは使用しない方が良いでしょう。缶詰の水煮も同様で、塩分や脂質が多いため完了期に少量使うことが望ましいです。熱湯をかけて油抜きと塩抜きをしてから使用するようにしましょう。

離乳食月齢別の鮭レシピとおすすめの食べ方

離乳食で鮭が食べられる中期・後期・完了期におすすめのレシピと、おすすめの食べ方をご紹介します。

離乳食中期(生後7~8ヵ月)レシピと食べ方

離乳食中期は、鮭も他の食材と同じようにつぶして食べさせる必要があります。ゆでると水分を含み、つぶしやすくなり、塩分を抜くこともできるので、基本は焼くよりもゆでて調理するようにしましょう。すりつぶした後は冷凍保存も可能!まとめて作って小分けにし、冷凍保存すると大変とっても便利ですよ。

この時期おすすめのメニューは、「鮭と豆腐、ブロッコリーのグラタン風」です。魚嫌いの子も食べやすく簡単ですので、ぜひ作ってみて下さいね。また、粉ミルクではなく牛乳を使いたいママもいますよね。加熱して離乳食に使うのは生後8ヶ月からと言われていますが、牛乳は非常にアレルギーが発生しやすい食品です。できれば牛乳より粉ミルクの方が安心です!

鮭と豆腐、ブロッコリーのグラタン風のレシピ

材料:焼き菓子用紙カップ、ゆでてつぶした鮭、ブロッコリー、ジャガイモ各大さじ1、絹ごし豆腐大さじ1、ミルク40ml

  1. 粉ミルクを溶かしてミルクを作る
  2. ゆでてつぶした鮭とブロッコリー、豆腐をミルクで2~3分煮る
  3. 焼き菓子用紙カップに2を流し込む
  4. オーブンで1カップにつき5分くらい焼くと完成です

離乳食後期(生後9~11ヵ月)レシピと食べ方

鮭のミニおにぎり

赤ちゃんが口をモグモグさせて、歯茎で食べ物をつぶせる離乳食後期になると、焼いた身をほぐすだけでも食べることができるようになり、下ごしらえの手間も省けます。
この時期は、手づかみで食べることを好む赤ちゃんも多いので、軟らかいご飯にほぐした鮭を混ぜて、一口サイズのミニおにぎりを作ってみてはいかがですか?

軟飯と鮭のミニおにぎりのレシピ

材料:軟飯80g、刺し身用サーモン15g

  1. 刺し身用サーモンを茹でて、中まで火を通す
  2. 茹でた鮭を軽く潰してほぐし、軟飯に入れて混ぜる
  3. 親指と人差し指で輪を作る位の大きさのおにぎりを作る

離乳食完了期(生後1歳~1歳半)レシピと食べ方

鮭ときのこのホイル焼き

1歳から1歳半頃になると、甘口の塩鮭も食べられるようになります。鮭フレークもOKなので、調理もぐんと楽になりますね。鮭の鮮やかな色は、いろどりを良くし、見た目も楽しくなるので、親子でいっしょに鮭メニューを楽しみたいですね。

この時期おすすめのメニューは、「鮭ときのこのホイル焼き」です。ホイル焼きは野菜もトロトロで甘みが凝縮されるため、野菜をかぼちゃやジャガイモなど、ご家庭の冷蔵庫にあるものにしても喜んで食べてくれますよ。

鮭ときのこのホイル焼きのレシピ

材料:バター少量、鮭の切り身15g、玉ねぎ10g、人参適量、しめじ3本、水大さじ1、とろけるチーズ15g程度

  1. 皮と骨を取り除き、塩鮭の場合は塩抜きをして下ごしらえします
  2. 玉ねぎはスライスし、人参は輪切りにして型抜き、しめじは1cm程度に切ります
  3. アルミホイルにバターを塗って、鮭としめじ、玉ねぎ、水を入れてとろけるチーズをのせます
  4. アルミホイルを閉じ、オーブントースターで15分くらい加熱するとできあがり♪

離乳食の鮭が食べられない!先輩ママのアドバイス

鮭は栄養価が高いから食べてほしいママの気持ちとは裏腹に、どうしても苦手で食べてくれない赤ちゃんもいます。先輩ママたちはどのようにして赤ちゃんの鮭嫌いを克服したのでしょうか?離乳食の時期別にみていきましょう。

離乳食中期(生後7~8ヵ月)

みぽりん
32歳

A好きなものと混ぜる!

鮭をつぶして食べる離乳食初期の頃、魚にも慣れてなかったせいか、魚独特の匂いが苦手だったようで、「あーん」とスプーンを口元に持っていくだけで、顔を背けて身体を反って、全力で拒否していました。
どうやったら食べてくれるのか試行錯誤したところ、大好きなカボチャに混ぜてみることに。カボチャといっしょにつぶしただけなのですが、鮭には気づかずにパクパク食べてくれましたよ。赤ちゃんって単純!

ななこママ
29歳

Aみんな大好きなホワイトソース味

いろいろなものが食べられるようになった離乳食中期。鮭をご飯に混ぜたものや、野菜といっしょに煮たものなど、鮭をメインにしたものはペーっと吐き出していました。
でも、鮭を和風に味付けしたものしか食べさせたことがないことに気づいて、「味付けを変えてみたらどうかな」と思いつきました。特に、上の子も大好きなホワイトソースで味付けると、喜んで食べるようになりました。子供は和風より洋風の方が好きなのかもしれませんね。

離乳食後期(生後9~11ヵ月)

ゆうたママ
31歳

A食べたい意欲を利用して

離乳食の始め頃のすりつぶした鮭は食べていたのに、焼いた鮭はどうしても食べてくれなかった息子。ちょうど自分で食べようとする意欲があったので、自分で手で持って食べられるように、焼いた鮭をご飯に混ぜて、小さなおにぎりを作ってみました。
すると、こちらの思惑どおり、手づかみでおにぎりをパクパク。自分で食べられることが嬉しいようで、鮭は気にならないみたいでした。

きらりん
29歳

A食感を変えたら食べた!

どうしても離乳食で鮭を食べない娘。「とろみをつけると食べる!」と育児書に書かれていたので、必ずとろみをつけていましたが、なぜか食べないので、試しにとろみをつけず、すりつぶしてジャガイモのマッシュと混ぜて、お団子の形にしてみました。
すると不思議な位パクパク美味しそうに食べてくれました。舌触りにも好みがあるのですね。

離乳食完了期(生後1歳~1歳半)

ゆーま
34歳

A大好きなパパといっしょに

娘は離乳食初期から鮭が苦手で、まったく食べてくれませんでした。鮭の食感か匂いか、何が苦手なのかわからなかったので、調理法を工夫してもダメでした。
1歳を過ぎて、いろいろなことがわかるようになったので、大好きなパパと同じ鮭のムニエルを食卓に並べ、いっしょに食べさせてみることに。
「パパと同じだね」「パパ、これ(=鮭)が好きだから、○○ちゃんの分も食べちゃおうかな♪」など声かけしながら、食卓が明るくなるように心がけると、その雰囲気がよかったのか、パパへのラブパワーなのか、嫌いな鮭も食べてくれるようになりました。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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