離乳食中期の旬食材で作る一週間の献立スケジュール&量や注意点
離乳食のゴックンが上手になり、「そろそろ離乳食を中期に進めよう!」と思い始めたママにとって気になるのは、食べ物の量や大きさだけでなく、食べられる食材を増やすことや味のバリエーション。せっかくなら、おいしい旬の食材も取り入れたいですね。
けれど、生後7〜8ヶ月の赤ちゃんをお世話し、家事、仕事をこなしながら、離乳食作りに時間や神経を注ぐのは至難の業。「誰か代わりに献立を考えて〜」と叫びたくなるママもいるでしょう。
そこで役立つのが、旬の食材を組み込んだ1週間分の献立スケジュールです。その時期においしくて手に入りやすい旬食材を使えば、赤ちゃんだけでなく家族そろって季節の味を楽しめて、ママの献立作りの手間もぐっと軽くなります。この記事では春夏秋冬それぞれの1週間メニューに加えて、中期の進め方の基本、1回の量と固さの目安、食べないときの工夫まで、そのまま実行できる形でまとめました。
目次
離乳食中期(生後7〜8か月ごろ)の進め方と大きさ・固さの目安
離乳食中期の春の献立スケジュール!旬の魚・野菜・果物は?
離乳食中期(生後7〜8か月ごろ)はどんな時期?進め方の基本
離乳食中期は、なめらかにすりつぶした初期食を上手にゴックンできるようになったら進む、生後7〜8か月ごろが目安の段階です。厚生労働省の授乳・離乳の支援ガイドでは、この時期は舌と上あごで食べ物をつぶす動きを覚えていく時期とされ、食事の回数は1日2回が目安。母乳や育児用ミルクは、離乳食のあとにプラスして、欲しがる分をあげて構いません。
進めるサインは、「よだれが増える」「大人の食事をじっと見て口を動かす」「支えると座れる」など。とはいえ月齢はあくまで目安で、赤ちゃんの様子を見ながらで大丈夫です。子育ての現場では、初期の10倍がゆをゴックンできていれば、少しずつ水分を減らして舌でつぶせる固さに移していく、という進め方がよくとられます。
食べさせるときのコツは、飲み込んだのを確認してから次の一さじを運ぶこと。「もぐもぐ、ごっくんできたね」「おいしいね、もう一口いこうか」と声をかけ、赤ちゃんが口を動かすリズムに合わせるとうまくいきます。反対に、口に入れたそばから次を詰め込むと、丸のみやべーっと出す原因になりやすいので、ゆっくりを意識しましょう。口から出してしまっても発達の途中でよくあることなので、叱らず切り上げて構いません。
離乳食中期の大きさと固さの目安!「舌でつぶせるかたさ」へ
中期は、初期のなめらかペーストから一歩進んで、粒を少し残した状態へ移行していきます。目安は舌でつぶせるかたさで、豆腐やプリンくらいのやわらかさをイメージすると分かりやすいです。大きさは2〜3mmのみじん切りから粗つぶし程度にし、パサつく食材は片栗粉やコーンスターチでとろみをつけると、まとまってゴックンしやすくなります。
| 比べる点 | 初期(5〜6か月ごろ) | 中期(7〜8か月ごろ) |
|---|---|---|
| 形状 | なめらかなペースト | 2〜3mmのみじん切り〜粗つぶし |
| かたさ | ヨーグルト状 | 豆腐・プリンくらい(舌でつぶせる) |
| 回数 | 1日1回 | 1日2回 |
| とろみ | ポタージュ状にのばす | 片栗粉などでまとめる |
つまずきやすいのは、「中期になったから」と急にサイズを大きくしてしまうこと。前の食感との差が大きいと、赤ちゃんが警戒して口を開けなくなることがあります。まずは1〜2品だけ粒を残し、残りはこれまで通りのなめらかさにするなど、段階を分けると安心です。うまくいかない日は、無理をせず前の固さに一度戻してから、また少しずつ進めましょう。
旬の献立を1週間で回すコツ!週末のまとめ調理とフリージング
毎食ゼロから作ろうとすると続きません。おすすめは、時間のある日にゆでる・つぶす・とろみをつけるまで下ごしらえし、製氷皿やフリージングトレーで小分け冷凍しておく方法です。おかゆ、だし、ゆで野菜のみじん切り、白身魚のほぐし身などをストックしておけば、平日は組み合わせて温めるだけで一食が完成します。
大人のみそ汁やスープを作るとき、味つけ前に野菜を取り分けて刻めば、家族ごはんのついでに赤ちゃんの分が用意できます。「今日はパパが取り分け担当ね」と役割を決めておくと、ワンオペになりにくく続けやすいです。冷凍したものは1週間を目安に使い切り、食べさせる前には中心まで熱くなるようしっかり再加熱して、人肌程度に冷ましてから与えましょう。旬の食材は価格が手ごろで味も濃いので、まとめ買い・まとめ調理と相性がよいのも魅力です。
離乳食中期の春の献立スケジュール!旬の魚・野菜・果物は?
春は、菜の花やキャベツ、いちごなど、彩りが鮮やかで香りのよい食材が出回る季節です。苦みや香りに個性のある野菜も多いですが、あく抜きやだしとの組み合わせといったひと工夫で、赤ちゃんも食べやすくなります。おいしい時期に旬の味を少しずつ経験させてあげましょう。
離乳食中期の春の献立スケジュール
1日目(月曜日) |
|
2日目(火曜日) |
|
3日目(水曜日) |
|
4日目(木曜日) |
|
5日目(金曜日) |
|
6日目(土曜日) |
|
7日目(日曜日) |
|
スケジュールは、まず主食(おかゆ・うどん・パン)を決め、たんぱく質(白身魚・豆腐・ささみ・納豆)と野菜を1品ずつ足す、という流れで見ると回しやすくなります。前日にゆでて刻んだブロッコリーや大根を冷凍しておけば、翌日は温めて組み合わせるだけ。「昨日のおさかな、今日はうどんに入れてみようね」と、同じ食材を違う料理に使い回すと食材ロスも減ります。食べムラで残す日があっても、その一食で栄養を完結させようと気負わず、2回食トータル・数日単位で見て大丈夫です。
春が旬の魚!中期におすすめなのはタイやシラス
離乳食の白身魚として初期から食べられる、しらすや鯛などがあります。
お雛様の時期には春が旬のアサリも食卓に登場しますが、貝類は中期の赤ちゃんにはまだかみにくく進めにくいため、アサリでだしをとって離乳食の風味づけに使うのがおすすめです。
白身魚がパサついて口から出してしまうときは、ゆでてほぐした身を昆布だしでのばし、片栗粉でとろみをつけて「すり流し」にすると格段に食べやすくなります。しらすは塩けがあるので、茶こしに入れて熱湯を回しかける塩抜きをひと手間加えると安心。「おさかな、ふわふわだね」と声をかけながら、まずはひとさじから試しましょう。
春が旬の野菜や果物!中期におすすめなのはキャベツやブロッコリー
キャベツ、菜の花、ブロッコリー、レタス、カリフラワー、いちご、デコポンなどがあります。
カリフラワーやブロッコリーは口の中でパサついて食べないこともあるので、市販のホワイトソースやコーンスターチ、片栗粉でとろみをつけると、なめらかになって徐々に慣れてくるでしょう。穂先のやわらかい部分を選び、細かく刻むのもポイントです。
離乳食でいちごは、甘ずっぱさとつぶつぶした食感が楽しく、好む赤ちゃんが多い果物です。旬のおいしい時期に、つぶしてヨーグルトに和えるなどして味わわせてあげたいですね。すっぱさが強いと感じるようなら、デコポンなどの柑橘は果汁を水で薄めてジュースにすると口をつけやすくなります。
離乳食中期の夏の献立スケジュール!旬の魚・野菜・果物は?
夏は、トマトやきゅうり、なす、モモなど、みずみずしくさっぱりした味わいの食材が豊富にそろう季節です。水分が多く彩りも鮮やかなので、暑さで食が細りがちな時期でも食卓が涼しげになります。冷たい麺やよく冷えたものばかりだと食が進みにくいこともあるので、人肌程度の温度に整えると口をつけやすくなります。
離乳食中期の夏の献立スケジュール
1日目(月曜日) |
|
2日目(火曜日) |
|
3日目(水曜日) |
|
4日目(木曜日) |
|
5日目(金曜日) |
|
6日目(土曜日) |
|
7日目(日曜日) |
|
夏は、そうめんやパスタなどのつるっとした主食が登場しますが、長いままだとすすり込んで危ないので、必ず1〜2cmに刻んでからとろみあんをからめましょう。トマトやきゅうりは水分が多くさっぱりしているので、食欲が落ちる時期でも比較的すすみます。作り置きを冷凍する場合も、食べる直前にしっかり温め直して人肌に冷ますのは他の季節と同じです。
夏が旬の魚!中期のおすすめはキスやスズキ
きす(鱚)、スズキ、タチウオなどの白身魚があります。
おさかなが苦手な赤ちゃんには、フードプロセッサーでミンチにし、片栗粉ですり流しにしたり、お麩や豆腐をつなぎにしてふわふわの団子状にすると、口当たりがよくなって食べてくれることが多いですよ。「まんまるお団子、どうぞ」と見た目で興味を引くのもおすすめです。
夏が旬の野菜や果物!中期におすすめなのはトマトやきゅうり
トマト、きゅうり、ピーマン、さやえんどう、なす、パプリカ、モロヘイヤ、レタス、さくらんぼ、すいか、モモなどがあります。皮をむいたり加熱したりして、固さや口当たりを整えてあげましょう。ピーマンやパプリカは苦みと皮が気になりやすいので、生後8か月以降に、味に慣らす目的でごく少量を何かに混ぜる程度から始めると無理がありません。
離乳食のトマトレシピや離乳食きゅうりレシピは、さっぱりしていて夏にぴったり。トマトは湯むきして種を除くと口当たりがなめらかになります。離乳食のヨーグルト和えにすると、暑くて食欲がない時でも食べやすいのでおすすめです。
離乳食中期の秋の献立スケジュール!旬の魚・野菜・果物は?
食欲の秋は、旬の食材をおいしく調理して、食べる喜びを教えてあげたい季節です。さつまいもやカボチャ、栗、梨、ぶどうなど、甘みが強くてやさしい味わいの食材が多くそろいます。夏に食が細っていた赤ちゃんも、涼しくなると食欲が戻ってくることが多いので、旬の甘みを生かして「食べるって楽しい」を伝えていきましょう。
離乳食中期の秋の献立スケジュール
1日目(月曜日) |
|
2日目(火曜日) |
|
3日目(水曜日) |
|
4日目(木曜日) |
|
5日目(金曜日) |
|
6日目(土曜日) |
|
7日目(日曜日) |
|
さつまいもやカボチャはそれ自体に甘みととろみがあるので、パサつきがちな魚やささみと混ぜると全体がまとまって食べやすくなります。「あまいね、もぐもぐ上手」と甘みを実況すると、赤ちゃんも安心して口を動かします。梨やぶどうは果汁が多く、そのままだと表面がつるっとして危ないので、必ずすりおろすかつぶし、皮と種は取り除きましょう。
秋が旬の魚!中期のおすすめは鮭やカレイ
鯛(タイ)、カレイ、キンメダイ、鮭などがあります。離乳食の鮭は中期から使えますが、塩分の多い塩鮭ではなく生鮭を選び、皮と骨をていねいに除きましょう。
中期になって魚の粒が大きくなると、口の中でまとまらず食べなくなることがあります。そんなときは、いも類やお粥、カボチャのマッシュに、ゆでてすりつぶした魚を混ぜ込むと、なめらかになって残さず食べやすくなりますよ。だしやとろみを足すのも効果的です。
秋が旬の野菜や果物!中期におすすめなのはサツマイモやりんご
栗、にんじん、ナス、じゃがいも、玉ねぎ、里芋、チンゲンサイ、舞茸、しいたけ、ぶなしめじ、さつまいも、カボチャ、なし、ぶどう、りんごなどがあります。
きのこ類は繊維が多く赤ちゃんにはかみ切りにくい食感なので、中期に無理に使う必要はありません。取り入れるなら、生のしいたけをブレンダーで飲み込めるくらいのみじん切りにし、ごく少量を他の食材に混ぜてとろみをつけましょう。中期向けのベビーフードにもごく少量使われているので、量や刻み方の参考になります。
また、里芋はぬめりとえぐみがあって口の周りがむずむずすることがあるので、様子を見ながら少量にし、生後7か月ごろはじゃがいもで代用しても構いません。離乳食のりんごは、甘みでほかの食材も食べやすくしてくれるうえ、生でも加熱でも使えて日もちするので、常備しておくと献立が回しやすくなります。
離乳食中期の冬の献立スケジュール!旬の魚・野菜・果物は?
冬は、大根やかぶ、白菜、小松菜、ほうれん草など、煮込むと甘みが増す根菜や葉物がおいしい季節です。とろとろに煮込んだうどんやおじやは体が温まり、寒い時期のごはんにぴったり。だしをきかせれば薄味でも満足感が出るので、冬野菜のやさしい甘みを生かした献立を楽しみましょう。
離乳食中期の冬の献立スケジュール
1日目(月曜日) |
|
2日目(火曜日) |
|
3日目(水曜日) |
|
4日目(木曜日) |
|
5日目(金曜日) |
|
6日目(土曜日) |
|
7日目(日曜日) |
|
冬は煮込み料理が中心になるので、根菜をまとめてゆでて冷凍しておくと平日がぐっとラクになります。大根やかぶはやわらかく煮えて甘みが出るので、白身魚のみぞれ煮のように、だしと合わせて食べさせると口当たりよく仕上がります。レバーは鉄を含む食材ですが風味が強いので、りんごやカボチャなど甘みのあるものと合わせ、ごく少量からにすると受け入れられやすくなります。
冬が旬の魚!中期のおすすめはカレイやヒラメ
ハタハタ、ヒラメ、カレイ、キンキなどがあります。
白身のタラや赤身のマグロも冬が旬ですが、白身魚が順調に進んでいる赤ちゃんでも、まずは新しい野菜や鶏肉を先に試し、赤身魚は中期の後半から後期にかけて始めると無理がありません。魚は白身から赤身へと少しずつ幅を広げていくのが基本です。
冬が旬の野菜や果物!中期におすすめなのはカブやイチゴ
かぶ、水菜、ほうれん草、白菜、里芋、大根、小松菜、りんご、冬ミカン、いちご、いよかんなどがあります。
どれも初期から使える食材が多いですが、里芋はぬめりで口の周りがむずむずすることがあるので、様子を見ながら進めましょう。ほうれん草や小松菜は苦みやえぐみが出やすいので、しっかりあく抜きし、だしやりんごなど甘みのあるものと混ぜると食べやすくなります。冬ミカンやいよかんなどの柑橘は、薄皮と種を除き、酸味が強ければ果汁を薄めて使いましょう。
離乳食中期の量の目安は?無理に食べさせるべき?やめさせるべき?
離乳食の量に悩むママはとても多いです。育児書によっては「1日の栄養の一部を離乳食から摂りたい時期」などと書かれているため、小食の子のママは心配になりがちです。
反対に、離乳食が大好きな赤ちゃんのママも「こんなに食べて大丈夫かな」と気になることがあります。まずは1回の量の目安を知っておくと、あげすぎ・足りなさの不安をやわらげられます。
離乳食中期の1回の量の目安リストはあくまで目安!食欲や身長体重に合わせて
離乳食中期の1回の量の目安リスト
- おかゆ(50〜80g)
又は、いも(40〜70g)
又は、うどん(30〜50g)
又は、パスタ(10〜15g)
又は、食パン(15〜25g) - 果物、野菜(20〜30g)
- 魚(ほぐしたもの小さじ3)
又は、しらす(大さじ1.5)
又は、肉(10〜15g)
又は、豆腐(大さじ3)
又は、納豆(大さじ1)
又は、ヨーグルト(大さじ4)
又は、卵(卵黄1〜全卵1/3)
この量は、厚生労働省の授乳・離乳の支援ガイドで示されている1回あたりの目安をもとにしています。上のたんぱく質の値は、いずれか1品を使った場合の量なので、たとえば魚と豆腐を両方あげるなら、それぞれ半分ずつを目安にします。卵は固ゆでの卵黄に慣れてから、しっかり火を通した全卵へと進めます。おかゆは全がゆが目安です。
中期は、舌と上あごで食べ物をつぶす動きを練習していく段階です。この時期に口を動かす経験を重ねることが、あとの「かむ力」につながっていくとされます。焦って固さや量を進める必要はなく、赤ちゃんの口の動きを見ながらゆっくりでかまいません。
ミルクが大好きで離乳食があまり進まない赤ちゃんには、いつもと違うメニューで興味を引いたり、離乳食の前は少しおなかがすくよう授乳の時間を調整したりする方法があります。母乳やミルクはこの時期もまだ大切な水分・栄養源なので、無理にやめず、離乳食のあとに欲しがる分をあげて大丈夫です。
反対に、たくさん食べたがる赤ちゃんは、今の大きさで上手にモグモグできているなら、粒をほんの少し大きめにしてみるのも一案です。かむのに時間がかかると、ゆっくり食べて満足しやすくなります。
量はあくまで目安で、個人差が大きいものです。機嫌や体重の増え方、母乳・ミルクの量など全体の様子を見て調節するのが基本。極端に食べない・増えないなどで心配なときは、乳幼児健診やかかりつけ医で相談すると安心です。
離乳食中期のメニュー作りの注意点!固さや大きさを無理強いしない
中期のメニューを作るときは、歯茎でまだうまくかめないことを前提に、のどに詰まらせないよう無理なく食べられる形に整えることが大切です。丸くてつるっとしたもの(プチトマトやぶどうなどはそのまま)や、口の中で貼りつきやすいものは避け、つぶす・刻む・とろみをつけるを基本にしましょう。食事中は必ず座らせ、大人がそばで見守ってください。消費者庁やこども家庭庁も、乳幼児の食事中の窒息・誤嚥に注意するよう呼びかけています。
また、体調がすぐれないときは、無理に進めず、消化しやすい初期のなめらかな形に一度戻すのも一つの方法です。下記の点にも気をつけましょう。
- 新しい食材は1日1種類、ひとさじから。体調のよい平日の日中に試すと安心(かかりつけ医の診療時間内だとより安心)
- 特定の食材を必要以上に遅らせる必要はないとされるので、色々な食材を少しずつ経験させる。食べたあとにいつもと違う様子が気になるときは、自己判断で完全にやめず医師に相談する
- 食べられる食材の種類を少しずつ増やす
- 苦みのある食材は、甘みの強いりんごなどに少しずつ混ぜ、徐々に味に慣らす
- 繊維の多いものはごく少量を細かく刻み、とろみをつける
- 寒天ゼリーは必ずつぶして与える(誤嚥予防)
- 味つけは薄味を心がける
- 新鮮な食材を使い、加熱してから与える
- はちみつは満1歳まで使わない(乳児ボツリヌス症の予防)
- 急にすべての食感を変えず、1〜2品ずつ進める
離乳食中期の食事を食べやすくする工夫!食べないのは味だけが原因じゃない
中期になると、初期はスムーズにゴックンしていた赤ちゃんが、急に食べなくなることがよくあります。
ふだん薄味で進めているママほど「味がうすいのかな」「舌が育って味が分かるようになったのかな」と考えて、離乳食の味付けを濃くしてしまいがちです。
けれど、味を濃くするのはおすすめできませんし、味つけだけが食べない理由ではないことがほとんどです。食感の変化、体調、遊び食べ、眠気など、原因はさまざま。まずは味以外の要因を見直してみましょう。
中期の離乳食を食べやすくする工夫
・急に大きなものや固いものを与えない
・りんごやバナナ、ヨーグルト、納豆、ミルクなど、食べやすいものと混ぜて徐々に慣らす
・味つけや見た目を変えて、離乳食への興味を持たせる
・茶巾など、手で持って食べられるものを用意してみる
・固いものは水分でのばして食べやすくする
・パサパサするものはとろみをつける
・苦みのある野菜はしっかりあく抜きし、少量ずつ何かに混ぜる
・野菜を煮ないで蒸してみる(甘みが増す)
中期の赤ちゃんは、脳の発達とともに身の回りのいろいろなものに興味を持ち始めます。賢くなった分だけ食事だけに集中しづらくなり、いわゆる「中だるみ」が起きやすい時期でもあるのです。テレビを消す、おもちゃを片づける、といった環境づくりだけで食べ方が変わることもあります。
また、「中期だから大きさは○mmにしなきゃ」と急に大きな食材をたくさん出すと、なめらかな食事からの急な食感の変化に警戒して口を閉じてしまうこともあります。「ひとさじだけ食べてみる?」と量のハードルを下げ、食べられたら「上手だね」とにっこり返すと、次への意欲につながります。
中だるみは、1週間から1か月ほどで落ち着いてくることが多いといわれます。大切なのは無理強いしないこと。食べない日があっても「今日はそういう日」と切り上げ、また翌日試せば大丈夫です。急に大きさを変えず、1〜2品は絹ごし豆腐やスープなど初期に近い食感を混ぜておくと、食が進みやすくなりますよ。
離乳食中期のよくある質問
中期の進め方で寄せられやすい疑問をまとめました。
Q. 2回食の時間帯はいつがいい?
毎日だいたい同じ時間にするのが基本です。1回目を午前、2回目を午後の授乳前に合わせるなど、生活リズムに沿って決めると続けやすくなります。初めての食材を試す日は、体調に気づきやすい午前中がおすすめです。
Q. 目安より食べる量が少なくても大丈夫?
量には個人差があり、日によっても変わります。機嫌がよく、体重が成長曲線に沿って増えていれば、目安より少なめでも過度に心配はいりません。極端に食べない・体重が増えないなどが続くときは、健診やかかりつけ医で相談しましょう。
Q. 卵はどう進めればいい?
しっかり火を通した固ゆでの卵黄から始め、慣れてきたら加熱した全卵へ進めます。新しい食材と同じく、ひとさじから、体調のよい平日の日中に試すと安心です。
Q. 中期になったら母乳やミルクは減らすの?
中期はまだ母乳・ミルクも大切な栄養源です。離乳食のあとに欲しがる分をあげて構いません。離乳食が進むにつれ、自然とバランスが変わっていきます。
Q. 作り置きはどのくらい保存できる?
小分けにして冷凍し、1週間を目安に使い切りましょう。食べる前に中心までしっかり加熱し、人肌程度に冷ましてから与えます。一度解凍したものの再冷凍は避けてください。
旬の献立を無理なく続けるために
中期の離乳食は、「1食で完璧に」ではなく、「1週間でゆるやかに整える」くらいの気持ちがちょうどよい時期です。旬の食材はおいしくて手ごろなうえ、まとめ調理と相性がよいので、季節の味を家族で分け合いながら、赤ちゃんのペースに合わせて進めていきましょう。食べムラがあっても、それは発達の途中で起きる自然なこと。今日紹介したスケジュールを土台に、わが家に合う形へアレンジしてみてください。





