離乳食はかぼちゃが◎!赤ちゃんが喜ぶ5つの魅力と段階別・絶品レシピ
離乳食に人気のかぼちゃは、甘みが強いため白米やいもと同じ糖質だと思っているママも少なくありませんが、実は食卓を彩る鮮やかな緑黄色野菜なのです。しかも、赤ちゃんの離乳食を進めるうえで「食べてくれない」「とろみが足りない」といったお悩みを解決してくれる、調理しやすくて美味しい魅力が豊富に詰まった優れた食品!
こちらでは、離乳食におすすめのかぼちゃに秘めた5つの魅力や、初期、中期、後期、完了期の段階別調理法と親子で楽しめるレシピをご紹介します。
かぼちゃが離乳食にぴったりな5つの魅力
かぼちゃには、自然からの恵みである色や風味がたっぷり含まれ、日々の離乳食作りを助けてくれる嬉しい魅力が期待できます。赤ちゃんにぜひ与えたい食材ですね。今回は、かぼちゃならではの5つの魅力をそれぞれ詳しくご紹介していきます。大人にとっても美味しい食材ですので、赤ちゃんと一緒にママもかぼちゃで楽しい食卓をめざしませんか?
1食卓がパッと華やぐ!β-カロテン
かぼちゃの鮮やかなオレンジ色は、β-カロテンが多く含まれているためです。この美しいオレンジ色は、離乳食の彩りをパッと明るくし、赤ちゃんの視覚を刺激して「おいしそう!」という好奇心を引き出すのに一役買います。
また、緑色の野菜が苦手な赤ちゃんでも、この鮮やかな色と甘みなら抵抗なく食べてくれることが多いです。毎日の離乳食が茶色や白っぽくなってしまいがち……とお悩みのママにとって、盛り付けるだけで見栄えが良くなるかぼちゃは、目にも楽しい救世主ですね。
2野菜の青臭さをカバー!鉄分やビタミンC
かぼちゃには、鉄分やビタミンCといった栄養素が含まれています。これらは単なる栄養としてだけでなく、かぼちゃ本来の奥行きのある味わいや風味を生み出しています。
独特の青臭さがあるほうれん草やブロッコリーなどの葉物野菜も、かぼちゃと一緒にすりつぶして混ぜることで、かぼちゃのコクと風味がマスキング効果を発揮し、赤ちゃんにとって格段に食べやすい味に変化します。一度に色々な食材の味に慣れてもらうための「つなぎ役」として、離乳食向きの食材なのです。
3ほっこりとした季節感!各種ビタミンが豊富
かぼちゃには、β-カロテンやビタミンCをはじめ、ビタミンE、ビタミンB1やB2、ビタミンK、葉酸などのビタミン、カリウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれています。
そのため昔から、「冬至にかぼちゃを食べる」という日本の素敵な風習がありますよね。冬は彩り豊かな食材が減る季節ですが、かぼちゃは長期保存ができるので、冬場の貴重な甘みとほっこりとした季節感を食卓に運んでくれます。赤ちゃんのためにも、おうち時間を心地よくするためにも、ぜひかぼちゃを活用しましょう!
4優しい温もりのポタージュに!ルチン
かぼちゃには、ルチンと呼ばれる成分が含まれています。こうした成分のバランスから、かぼちゃは温かいスープやポタージュにすると、とろっとした口当たりで心も体も温まる美味しさを発揮します。冬の寒い朝や、夏場のクーラーでひんやりした部屋で過ごす時に、温かいかぼちゃのスープをフーフーしながら食べさせてあげると、親子で優しい時間を過ごせますよ。
5ホクホクとした食感の秘密!食物繊維
かぼちゃは、食物繊維も含まれている食品です。甘くて美味しいかぼちゃのホクホクとした食べごたえのある食感は、この食物繊維によるものが大きいです。離乳食が進んでカミカミの練習をする際にも、このホクホク感が赤ちゃんにとって良い刺激になります。
ただし、かぼちゃ特有のホクホク感は、裏を返せば「水分が少なくてパサつきやすい」ということでもあります。そのため、「かぼちゃだけ」をそのままあげると喉に詰まりやすくなるため注意が必要!お出汁や白湯でのばしたり、水分の多いキノコ類や海藻類、果物などと一緒に煮込んだりする工夫をしましょうね。
かぼちゃの皮や種は捨てる?おいしい活用法
普段、かぼちゃの皮や種は捨ててしまっていませんか?実は、かぼちゃの皮やワタ、種の部分には、実の部分とはまた違った香ばしさや食感が隠れているため、捨ててしまうのはもったいない!特に、かぼちゃの種は炒るとカリッとした歯ごたえになり、おやつとしても優秀です。
かぼちゃの種はワタをきれいに取り除き、数日天日干しして乾かしてから使います。油をひかずにフライパンで弱火でじっくり炒りましょう。その後、かたい外側の白い皮の部分を爪でパキッとむくと、中から緑色の実が出てきます。まるでピーナッツのように香ばしくなりおいしくいただけますよ。赤ちゃんの離乳食であまった種に少し塩を振ってパパのビールのおつまみにすると、家族でかぼちゃを丸ごと楽しめますね。
国産のかぼちゃなら、皮の部分をタワシでしっかり洗えば大丈夫です。時期によっては、輸入のかぼちゃが出回ることが多いので、使用する際は念入りに皮の部分をこすり洗いしてから使いましょう。
赤ちゃんはかぼちゃをいつから食べられる?
かぼちゃは、アレルギーの心配も少なくアクもないため、離乳食の初期(生後5〜6ヶ月頃)から食べられる万能野菜の1つです!茹でたり、電子レンジで加熱したりして上手く使うと、柔らかくペースト状にもしやすいので、ママにとっても調理が楽な食材ですね。
ただし、かぼちゃを口いっぱいに頬張ってしまうと、大人でも飲み込みにくくなることがありますので、与える量や大きさに気をつけてあげましょう。
かぼちゃの保存期間と方法
かぼちゃの保存期間や保存方法は、丸ごとかカットしてあるかで大きく変わります。そこでこちらでは、丸ごとかぼちゃとカットかぼちゃの保存期間や方法についてご紹介します。
丸ごとかぼちゃの場合
丸ごとかぼちゃは、保存性に優れた野菜です。かぼちゃは糖分や水分も豊富なためカットするとカビやすいのですが、丸ごとのまま温度や湿度に気をつけてあげれば、保存期間は1~2ヶ月!風通しのよい10℃前後の冷暗所に保存しましょう。赤ちゃんがいて頻繁な買い物が大変な子育て中のママは、買いだめもできて嬉しい食材ですね。
カットかぼちゃの場合
カットしたかぼちゃは、種とワタの水分が多い部分からあっという間に傷み始めます。スーパーでもワタの部分がカビている見切り品を、たまに見かけることがありますよね。ですから、丸ごとかぼちゃをカットした場合も、カットかぼちゃを買ってきた場合も、すぐにスプーンでワタと種をきれいにこそげ落とし、しっかりとラップをして冷蔵庫で保存しましょう。
保存期間は冷蔵で1週間ほどですが、できるだけ早めに使い切りましょう。すぐに使わない場合は食べやすい大きさにカットし、固めに茹でるかレンジで加熱してから冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存してもよいでしょう。
離乳食の基本!かぼちゃペーストの作り方と保存法
離乳食期に大活躍する、かぼちゃペーストの作り方や保存方法をご紹介します。パパのお休みの日などに赤ちゃんを見てもらい、一度に沢山作ってストックしておくと毎日の離乳食作りもグッと楽になりますし、手軽に離乳食の彩りをアップできますので、まだ作ったことのないママはぜひトライしてみませんか?
作り方
材料:かぼちゃ150g、湯 適量
- かぼちゃを150g程度にカットする
- ワタと種を取り除いたら、皮を厚めに切り落とし、ラップに包んで500wの電子レンジで3分加熱(※皮を先に落としておくと後が楽です)
- 加熱後、竹串をさして固ければ、さらに1分追加で加熱する
- 冷めたらボウルに入れる
- マッシャーやフォークで潰してからお湯を少しずつ加え、なめらかな硬さに調節する(少し硬めのマッシュポテト状にしておくと、解凍後にアレンジしやすくて便利です)
冷凍保存の方法
- かぼちゃのペーストをしっかり冷ます
- 製氷機や離乳食専用の小分け容器などに1回分(大さじ1程度)ずつ入れて凍らせる
- 製氷機で凍らせる場合は、凍ったらバラバラにしてジッパー付きの冷凍用保存袋にうつして空気を抜く
【離乳食のかぼちゃ】段階別の調理法&レシピ
離乳食で赤ちゃんに好まれやすいカボチャですが、調理法に気をつけないと赤ちゃんが喉に詰まらせやすいという欠点もあります。今回は、離乳食期の赤ちゃんが「おいしいね!」と笑顔になってくれるおすすめレシピをご紹介しますので、ぜひ作ってあげて下さいね。
【離乳食初期】調理法&かぼちゃレシピ
離乳食初期(ゴックン期)のかぼちゃは柔らかく茹でてから潰し、お湯や粉ミルクでポタージュスープのようなトロトロの状態にのばして食べさせるのが基本です。裏ごし器を使うと、繊維が取り除かれて、驚くほどなめらかで口当たりの良いペーストになりますよ。「あーん、甘くておいしいね」と声をかけながら、初めのうちは味に慣らすためにも水分を多めにし、徐々に水分を減らしていきましょう。
かぼちゃの和風スープのレシピ
材料:冷凍かぼちゃペースト1ブロック、お湯またはベビー用昆布だし 大さじ1〜2
- かぼちゃペーストを耐熱容器に入れ、レンジで解凍する
- 1にお湯又はだし汁を少しずつ加えながら混ぜ、トロトロのポタージュ状にする
【離乳食中期】調理法&かぼちゃレシピ
離乳食中期(モグモグ期)になると、軟らかく煮たかぼちゃを、食べる時にスプーンで軽く潰したり、2〜3mm角に小さくカットしてあげたりすれば、そのまま食べられるようになります。まだ口の動かし方が未熟なため、水分が少なすぎると口の中がモソモソしてしまいますので、とろみをつけるか水分と一緒に口に運ぶよう注意しましょう。また、味付けは基本的に不要な時期ですので、どうしてもつける場合はベビー用のダシや、自家製の昆布ダシを使いましょう。
かぼちゃの煮物のレシピ
材料:かぼちゃ20g、水またはだし汁 大さじ3
- かぼちゃの皮を厚めにとりのぞいて、薄くスライスしてから2〜3mm角に切る
- 小さめのお鍋(または深めの耐熱容器)にかぼちゃと水をひたひたに入れる
- 柔らかく指で簡単につぶせる硬さになるまでコトコト煮る(レンジの場合はふんわりラップをして2分ほど加熱する)
【離乳食後期】調理法&かぼちゃレシピ
離乳食後期(カミカミ期)になると、食べられる食材がグッと増えますね。手づかみ食べも始まり、食への興味が増す後期は、かぼちゃの甘みを活かしておやつのような一品を作ってあげると、食事の時間がより楽しいものになりますよ。
今回はかぼちゃプリンのレシピをご紹介します。プリンにすると卵や牛乳も一度に食べられますし、かぼちゃ自体に濃厚な甘みがあるので砂糖を加えなくても赤ちゃんが「もっとちょうだい!」と身を乗り出して喜びます。大人が一緒に食べるために砂糖を使う場合でも、ほんのひとつまみ程度で十分美味しいです。
かぼちゃプリンのレシピ
材料:かぼちゃ20g、溶き卵1/3個分、牛乳または調乳済みの粉ミルク50ml
- かぼちゃを皮をむいてやわらかくゆでて裏ごしをして、なめらかなペースト状にする。
- ボウルに溶き卵と1のかぼちゃを入れて泡立て器でよく混ぜる
- 2を牛乳で少しずつのばし、耐熱容器(ココットなど)に流し入れる
- 3を蒸し器(またはフライパンに水を張った即席蒸し器)にセットして、弱火で10~12分、固まるまで蒸す
【離乳食完了期】調理法&かぼちゃレシピ
いよいよ離乳食完了期(パクパク期)になったら、離乳食卒業に向けて手づかみ料理を増やしましょう。赤ちゃんの苦手なピーマンやネギなどの食材も、甘いかぼちゃに混ぜてモチモチの「おやき」にするとペロリと食べてくれることが多いので、「最近、野菜だけよけて吐き出しちゃう…」と悩んでいるママは、ぜひかぼちゃのおやきを作ってみましょう。肉を加える時は、硬いスジや余分な脂身をあらかじめ取り除いておきましょうね。
また、おやきの形もただ丸めるだけでなく、ハート型や星形にしたり、クッキー型で抜いて動物の形にしたりすると、「あ!わんわんだね!」と会話も弾み、喜んで食べてくれますよ。
かぼちゃのおやきのレシピ
材料:かぼちゃ20g、ほうれん草15g、豚ひき肉15g、絹ごし豆腐20g、にんじん10g、片栗粉小さじ1/2、少量の油
- かぼちゃとにんじんを耐熱容器(水を少し入れておく)に入れ、ふんわりラップをしてレンジでやわらかくする
- かぼちゃはフォークですりつぶし、にんじんは細かいみじん切りにする
- ほうれん草と豚肉を茹でて、みじん切りにする。
- 絹ごし豆腐はキッチンペーパーに包んで電子レンジなどで軽く水切りをしてからすりつぶしておく
- 下準備したすべての材料をボウルで混ぜ合わせ、片栗粉を入れてよく練り合わせる
- 5を手で平たい一口サイズに丸めて、フライパンに極少量の油をひいてから弱火で両面に焼き色がつくまでじっくり焼いてできあがり
※多めに作って、1個ずつラップに包んで残ったおやきは冷凍保存も可能ですよ!朝の忙しい時のお助けメニューになります。
| かぼちゃ調理の「困った!」FAQ | 解決のコツ |
|---|---|
| 「生のかぼちゃの皮が硬すぎて、包丁を入れるのが怖い」 | 丸ごと、または大きめにカットした状態で、ふんわりラップをして電子レンジで2〜3分加熱(丸ごとなら5分程度)すると、包丁がスッと入る柔らかさになります。 |
| 「ペーストにしたらパサパサになって、赤ちゃんがえずいてしまう」 | 粉ミルクやお湯、野菜スープを少し多めに足して、ポタージュ状にのばしてください。とろみをつけるのがコツです。 |
| 「甘いかぼちゃの見分け方が分からない」 | カットかぼちゃを買うときは、種が隙間なくぎっしり詰まっていて、果肉の色が濃いオレンジ色のものを選ぶと甘くてホクホクしています。 |





