離乳食にそうめんはいつから与えられる?初期後半からがおすすめ
離乳食の麺類の中でもそうめんは初期から食べられます。ただし素麺は乾麺のため塩分が多く、早くても離乳食初期の後半や離乳食中期以降にするとよいでしょう。
茹で時間が短いそうめんは離乳食作りの時間がない時やお粥に飽きた時のお助けメニュー。ただしキンキンに冷やした冷たいそうめんを早い段階で赤ちゃんに与えることはできません。
離乳食に冷たいそうめんはいつから?早くても1歳を過ぎた完了期から
離乳食で大人が食べる氷で冷やしたキンキンに冷たいそうめんを与えると、赤ちゃんはお腹を冷やして体調を損ないやすくなります。冷たいそうめんは1歳を過ぎた完了期からにしましょう。
1歳未満では常温か温かいにゅう麺、手づかみ食べができるおやきなどにするのがおすすめ。水道水にさらして水切りしたそうめんは離乳食後期からになりますが、あんかけなどにすると喜んで食べてくれます。
子育て4コマ漫画:離乳食にそうめんを使う時はここに気をつけて!
離乳食でそうめんを与える際に注意すべきポイントの一つが、塩分の過剰摂取。赤ちゃんは大人以上に塩の影響を受けやすいので、離乳食では味付けを控えるのにプラスして、塩抜きをしたり大きくなるまで避けたりする必要がある食材もあります。
もちろん赤ちゃんにも多少ナトリウムは必要です。野菜などにも含まれているため人工的にプラスした塩はひと手間プラスして取り除いてあげましょう。
例えば、離乳食で人気のしらす、うどんやそうめんなどの麺類、冷凍枝豆などは塩抜きが必要ですが、ベビーフードなら永岡さくら(saku)さんの子育て4コマ漫画のように塩抜きが売られている食材もあるので、面倒な場合はそちらを利用してください。
離乳食のそうめんの下ごしらえ|茹で時間・塩抜き・量の目安
離乳食ののそうめんの茹で時間や量の目安をご紹介します。大人用とは違いますので、気をつけて下さい。
離乳食のそうめんの茹で時間の目安は3~5分
大人用のそうめんだと、沸騰後1~2分程度のゆで時間で丁度良く茹であがりますが、離乳食に使用する場合は3~5分と少し長めに茹でましょう。
離乳食のそうめんの塩抜きは最後に水にさらして
茹で上がった離乳食用のそうめんは、塩抜きをして塩分を取り除くために流水で洗い終えてからしっかりと水にさらし、水切りしてください。
また、茹でる前に月齢に合わせて食べやすい長さに折ってから調理すると、茹で上がってからの調理時間が短くて済みますし、調理器具からの食中毒の心配も少なくて安心です。
離乳食のそうめんの量は?乾麺ではなく茹でた後の量で調節
素麺は乾麺の状態で1把100gの商品もありますが、一般的には一把50gで茹でると135~150g程度になります。
離乳食使うそうめんを大人の分と一緒に茹でたい場合は、1~2分したら大人の分を取りだし、離乳食分はさらに柔らかくなるまで茹でると楽です。
離乳食用のそうめんは軟らかめに茹でるため、大人用の素麺より水分を多く含んで重くなります。茹で上がって塩抜きしたそうめんの量を計量器で測ってから、カットして離乳食に使いましょう。
- 離乳食初期 茹で麺10~30g
- 離乳食中期 乾麺10g、茹で麺30~50g
- 離乳食後期 乾麺20g、茹で麺50~80g
- 離乳食完了期 乾麺30g、茹で麺70~90g
もし乾麺のまま離乳食だけを作る場合、後期以降は食べやすい大きさに折ってから茹でると包丁で切らずに済んで楽。後期は1~2cm、完了期は4~5cmに折りましょう。
離乳食に便利!そうめんの冷凍保存
離乳食で使用する食材は、一度に沢山調理して冷凍保存しておくと便利です。そうめんも、他の食材と同様に冷凍保存することができます。特に離乳食初期や中期は茹でてからキューブ状に冷凍しておくと、だし汁などで解凍するだけで手軽に1品完成するのでおすすめです♪
簡単!そうめんの冷凍保存方法
- そうめんを月齢に合わせた大きさに折る
- お鍋にたっぷりお湯を沸かし、そうめんを入れて茹でる(3~5分)
- ザルで湯を切ったそうめんを、水のはったボウルにいれてしばらく水にさらす
- ザルにとって水切りし、小分けにして冷凍する
※製氷皿に入れたり、冷凍用の密閉袋に入れて平らにし菜箸で切り目を入れたりしておくと使いやすいです
塩分の心配なし!離乳食用のベビーそうめん
離乳食で乾麺を使用する際は、塩分が気になります。そうめんの良いところは手軽に調理できる点なのですが、水にさらす必要があると少し面倒になってしまうという方もいるのではないでしょうか。
そんな方におススメなのが、離乳食用のそうめんです。塩分不使用ですので、だしを入れたお鍋にそのまま入れて調理することができます。洗い物も少なくなるので子育て中の忙しいママも助かります。
ベビーそうめん
はくばく
塩分不使用なのでゆで汁を捨てて水切りする必要がない使いやすいそうめんです。赤ちゃんが食べやすいように2.5cmの長さにカットされているのもママ目線でうれしいです。長期保存できるので、困ったときのお助け食材としてストックしておくこともできます。
離乳食のそうめんを電子レンジで茹でる方法!1食5分の加熱が目安
最近はスパゲッティをレンジで調理するなど、電子レンジを使った時短レシピを活用されている主婦の方が多いです。インターネットで紹介されているそうめんの離乳食レシピでもレンジを使った調理法のものがあります。
そうめんは塩分を多く含んでいるので、離乳食用はできればたっぷりの湯で茹でるのがおすすめですが、電子レンジで調理する場合は塩抜きをしっかりと行ってください。
- 1食分のそうめんを月齢に合う長さに折り、耐熱容器に入れる
- 後期までは200~300mlの水を加え、ラップをふんわりかける
- 電子レンジに受け皿を敷き、その上に2をのせて、500Wなら5分、600Wなら4分半加熱する
- 3分蒸らしたらレンジから取り出してザルで湯を切り、流水につけて塩抜きをする
離乳食初期のそうめんレシピ&調理のポイント
離乳食初期はそうめんに塩分が含まれているため無理に与える必要はありません。離乳食初期からそうめんを与える場合は、お粥や野菜などに慣れてからがおすすめです。
正気ではまだ離乳食を噛むことができないため、柔らかく茹でて塩抜きしたそうめんをすり潰してペースト状にし、お湯を加えて伸ばして飲み込みやすさを調節してください。
そうめんペーストのレシピ
材料:そうめん
※お湯やだし汁で伸ばして柔らかさを調節しましょう
離乳食中期のそうめんレシピ&調理のポイント
離乳食中期は柔らかく茹でたそうめんを細かく刻んで食べさせましょう。
一緒に加える野菜の硬さが豆腐ぐらいだと、そうめんも一緒にモグモグしながら食べやすくなります。
トマトとキャベツのにゅうめんのレシピ
材料:そうめん、プチトマト、キャベツ、だし汁、水溶き片栗粉
離乳食後期のそうめんレシピ&調理のポイント
離乳食後期には、1日3回食に進む赤ちゃんも増えてきます。毎日3回の離乳食レシピに悩んでいるママは、そうめんやうどんなどの麺類を取り入れてみると離乳食の献立のレパートリーを増やすことができます。
離乳食後期には、1~2cm程度の長さのそうめんを食べることができるようなります。離乳食後期に取り入れたい手つかみメニューもそうめんを使用して作ることができますので、ぜひ作ってみてください。パクパク食べます。手軽にできるそうめんおやきのレシピをご紹介します。
そうめんおやきのレシピ
材料:そうめん70~80g、かつおぶし粉末(かつお粉)少々、片栗粉大さじ1弱
※色々な野菜を細かく刻んで茹でたものを混ぜてもOKです
離乳食完了期のそうめんレシピ&調理のポイント
離乳食完了期になるとようやく冷たいそうめんを食べることができます。暑い夏の昼ご飯に、家族でそうめんを食べて涼しくなりましょう。
初めて冷たいそうめんを食べると、赤ちゃんはその美味しさに夢中になり沢山食べたくなるかもしれませんが、いきなり冷たいものを大量に食べてしまうと赤ちゃんの胃腸がビックリしてしまうので適量としてください。
この頃の幼児には4~5cmにカットしたそうめんを与えますが、油断して長いそうめんをそのまま食べさせると噛まずに飲み込むことがあるため注意しましょう。
鶏ムネそうめんのレシピ
材料:そうめん、鶏ムネ肉、だし汁
※鶏肉のパサパサ感が苦手な子には、片栗粉をまぶしてお湯で茹でたものをのせてあげると、しっとりして食べやすくなります