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離乳食のしいたけ美味レシピ!冷凍や段階別の調理ポイント

離乳食のしいたけ美味レシピ!冷凍や段階別の調理ポイント

離乳食のしいたけは、アレルギーや開始時期だけでなく与え方にも注意が必要!シイタケや干し椎茸の開始時期~離乳食の段階別おすすめレシピまで、お得な情報満載です。

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離乳食のしいたけはいつから?生後7ヶ月の中期から食べられる

おもちゃで遊ぶ赤ちゃん

離乳食でしいたけを食べ始めさせるのは、離乳食中期から。7ヶ月頃からの市販のベビーフードにも、しいたけは使われていますよ。

ただし、7ヶ月頃の赤ちゃんはしいたけを上手に噛んでからゴックンすることができないため、他の食材よりも細かく薄くスライスし、お粥などのど越しのいい料理にごく少量混ぜる程度にしましょう。ごく薄くスライスしてから1mmくらいのみじん切りにすると、誤飲の心配がなくなるので安心ですよ。

しいたけは喉に詰まらせやすい食材。ある程度大きなものが食べられるようになっても安心せず、1歳未満の赤ちゃんには特に、細かく刻んで与えましょう

離乳食に干し椎茸はいつから?完了期でも噛めないかも!?ダシを活用して

干ししいたけ

干し椎茸とは、生のしいたけを天日や機械で乾燥させたものです。干しシイタケは生しいたけよりも旨味が凝縮され、栄養価も高くなっているのですが、食物繊維も生しいたけの10倍と多くなっているため、水戻ししても赤ちゃんには噛むことが難しい食材です。そのため、離乳食期に無理に食べさせる必要はありません。

食べさせるとしても離乳食完了期~。薄くスライスしてから細かく刻んで食べさせてあげましょうね。干ししいたけのだしは栄養価が高いので、離乳食には出汁のみ活用するのもおすすめ。

食材名 干し椎茸
特徴 旨味と栄養価が高いが、食物繊維が多く硬い
食べられる時期 離乳食完了期以降
与える方法 薄くスライスして細かく刻む
おすすめの活用 出汁だけを利用する

椎茸アレルギーへの注意

しいたけは、アレルギー症状が出ることのある食材。「しいたけ皮膚炎」を起こすと、強いかゆみやしいたけ皮膚炎特有の症状であるひっかいた跡、あるいはムチで打たれたような赤い線状に膨らむ紅斑がでるのです。食べてから2~3日後に発症することも…。

椎茸アレルギーは夏に多く、バーベキューなどで生焼けの椎茸を食べてなる人が多いため、加熱不足で起こるのではなかと考えられています。だだし、稀にしっかり加熱した椎茸や干し椎茸の戻し汁、椎茸チップス、しいたけエキスでも発症することがあるため、赤ちゃんに与えるときは量にも注意が必要。

原因は、椎茸に含まれるレンチナン、チロシナー、チロシンなどと考えられていますが、チロシンはバナナやリンゴにも含まれている変色する成分ですし、レンチナンは抗アレルギー効果があるとも言われていますので、ハッキリとしたことは分かっていません。一度発症した人が食べても二回目は発症しないこともあるため、アレルギーではなく食中毒という説もあります

離乳食でしいたけを与える時の注意

しいたけや戻し汁はしっかりと加熱し、与えすぎないように注意しましょう。また、新鮮なものを与えるようにし、特有の症状が現れたらすぐに皮膚科を受診しましょう。

離乳食は加熱して柔らかくすることが大前提ですので、あまりアレルギーについて心配する必要はありません。
ただし、初めて与える時はお粥などに混ぜて1さじからとし、食べた後2~3日は新しい食品を与えず、赤ちゃんにかゆみや紅斑などがないか、機嫌や全身状態をしっかりと観察しましょうね。

注意すべき症状 かゆみ、赤い線状の紅斑、ひっかき跡
発症タイミング 食後2~3日後に出ることもある
主な原因とされる物質 レンチナン、チロシナーゼ、チロシン
発症リスクが高い条件 加熱不足、生焼け(バーベキューなど)
加熱済みでも発症する例 戻し汁、チップス、エキスなどでも稀に発症
発症の解釈 アレルギー説と食中毒説がある
離乳食での注意点 加熱・少量から・新鮮なものを使用
初回の与え方 お粥に混ぜて1さじから・2~3日様子を見る
観察すべき点 機嫌・全身状態・皮膚の異常

離乳食のしいたけの下ごしらえ|軸を取り薄くスライスしてから茹でる

水洗いして水気を取り除いたシイタケは、軸を取り除きスライスしてからたっぷりのお湯でしっかりと茹でます。

茹で上がったらザルにとって水気を取り除いてから、離乳食の段階に応じてみじん切りに刻みましょう。

茹で汁は出汁として離乳食に活用できますので、捨てずにとっておきます。しいたけを茹でる時にザルに入れて茹でると、水切りが楽です。

下ごしらえの手順 水洗い → 軸を取る → 薄くスライス
加熱方法 たっぷりの湯でしっかり茹でる
茹でた後の処理 ザルで水気を切る
与え方の工夫 離乳食の段階に応じてみじん切り
茹で汁の活用 出汁として使える(捨てずに取っておく)
調理のコツ ザルに入れて茹でると水切りが簡単

離乳食のしいたけの冷凍保存|月齢に合う大きさに刻んでから凍らせる

生しいたけはカビが生えやすい食材。そのため買ってきたらできるだけ早く調理し、使い切れない分は冷凍保存がおすすめです。

購入する時もかさの内側が白く開ききっていない肉厚なものが新鮮なので、確認して選びましょう。軸が太くて短いしいたけうま味が強いです。

離乳食用のしいたけを冷凍保存する時には、下ごしらえした椎茸を離乳食のそれぞれの月齢に応じた大きさに刻んでから、製氷皿や冷凍用保存袋に入れて冷凍します。冷凍用保存袋に入れる時は、薄くのばして菜箸で線をつけ、凍ったらポキポキ折れるようにすると便利。

スープなどの汁物やおかゆを作る時に、冷凍しいたけを冷凍のままお鍋にプラスして加熱すれば、時短で脳に優しい離乳食に早変わり!

保存の理由 生しいたけはカビが生えやすい
購入時のポイント かさの内側が白く、肉厚で軸が太く短いもの
冷凍前の準備 下ごしらえ後、月齢に合った大きさに刻む
保存方法 製氷皿または冷凍用保存袋に入れて冷凍
便利な保存法 袋内で薄く伸ばし菜箸で線をつけて折りやすく
使い方 スープやおかゆに凍ったまま加えるだけ
メリット 時短・手軽・栄養を逃さず調理できる

離乳食のしいたけは赤ちゃんにとって美味しい?実は苦手な子も多い

離乳食を食べない赤ちゃんのイラスト

しいたけはニラやニンニクなどと同様で香りが強く、苦手に感じる赤ちゃんや子供も多い食材のひとつ。また、しいたけの弾力ある歯ごたえも、赤ちゃんには食べづらい理由のひとつ。

そのため、離乳食が完了して幼児食へと移行し、上下の奥歯が生えてきた3歳頃になっても、大きく切られた椎茸を食べられない子供もいます。ですから、離乳期の赤ちゃんが嫌がる場合は無理せず、まずは薄めたダシで風味に慣らしてあげましょう。

また、椎茸に含まれない旨味と合わせると、相乗効果で旨味がさらにアップしますので、かつおだしやチキンスープなどの動物性のだしと混ぜても美味しくなりますよ。

離乳食のしいたけを食べやすくするコツ

  • おかゆなどに薄くうスライスしたみじん切りをごく少量を混ぜる
  • 水溶き片栗粉でとろみをつける
  • 昆布やかつおなどの合わせダシなどで調理する
赤ちゃんの反応 香りや歯ごたえが苦手な子が多い
苦手な理由 香りが強く、弾力があって噛みにくい
苦手な場合の対応 無理に与えず、だしの風味に慣れさせる
味を良くする方法 動物性だしと組み合わせる(かつお・チキンなど)
食べやすくするコツ① おかゆにみじん切りを少量混ぜる
食べやすくするコツ② とろみをつけて食べやすくする(水溶き片栗粉)
食べやすくするコツ③ 昆布やかつおなどの合わせだしで調理する

離乳食で与えるしいたけの量は?多くても5g

離乳食ではうどんやお粥に混ぜて与えると、ノド越しがよく食べやすいのですが、あまり量が多いと香りがきつくなり過ぎて嫌がることも…。また、しいたけは食べ過ぎるとアレルギーを起こしやすくなりますので、離乳期には与え過ぎに気をつける必要があります。

離乳食中期はダシのみでもOK。実を加えるとしても、赤ちゃんスプーン半分も入れる必要はありません。ごく少量にしましょう。また、後期~完了期は5g程度で充分。多くても10gくらいにしておくと、他の食材とのバランスもよく赤ちゃんが食べやすいでしょう。

干ししいたけダシの濃さにも注意

干ししいたけダシも、濃すぎるとしいたけ成分の量が多くなりアレルギーを発症しやすくなります。中期は特にだしを薄めて香りに慣らす程度にし、後期や完了期になってからも濃すぎない上品な味に仕上がるように、水を加えて調節しましょうね

与え方の例 うどんやお粥に混ぜると食べやすい
注意点 量が多いと香りが強くて嫌がる
中期(7~8ヶ月) 実は不要、だしのみでもOK
後期(9~11ヶ月) 5g程度、スプーン半分以下で
完了期(12~18ヶ月) 5g~最大10gまでに抑える
アレルギー対策 与えすぎを避け、少量から始める
干ししいたけだしの濃さ 中期は薄めて香り慣れ、後期以降も上品な味に

【離乳食のしいたけ】段階別おすすめレシピ

最近はハウスで栽培される椎茸が増えたため、1年中スーパーで手に入れることができますが、自然栽培のしいたけの収穫時期は、春と秋です。春と秋には栄養価が高い旬のしいたけの味が楽しめますね。離乳食で椎茸を使用する時には、赤ちゃんがのどに詰まらせないように十分注意しましょう。

【離乳食中期】しいたけレシピ

離乳食中期では、しいたけを薄くスライスしてから、1mm程度にみじん切りにして使用しましょう。彩りのよい緑黄色野菜と合わせてあんかけにすると、食べやすく栄養価も高い離乳食になりますよ。

こちらでは、豆腐のシイタケあんかけのレシピをご紹介します。豆腐はやわらかい絹ごし豆腐を使用しましょう。冷蔵庫や冷凍にストックしているお好みの野菜でアレンジしてもいいですね。

豆腐のシイタケあんかけのレシピ

豆腐のシイタケあんかけ

材料: しいたけ、絹ごし豆腐、ブロッコリー、しいたけのゆで汁、かつおだし、水溶き片栗粉

  1. 軸を切り落として薄くスライスしたシイタケを下茹でし、みじん切りにする
  2. ブロッコリーの房の部分を茹でて、みじん切りにする
  3. 絹ごし豆腐は食べやすい大きさに切り、茹でる
  4. 鍋に1のしいたけのゆで汁とかつおだしを入れて火にかけ、1のしいたけと2のブロッコリーを加えて味をなじませる
  5. 4に水溶き片栗粉でとろみをつける
  6. 器に3の豆腐を並べ、上から4のあんをかける
対象時期 離乳食中期(7~8ヶ月)
しいたけの刻み方 1mm程度のみじん切り
おすすめ調理法 彩り野菜とあんかけにして食べやすく
主な材料 しいたけ、絹ごし豆腐、ブロッコリー、かつおだし、水溶き片栗粉
手順のポイント① しいたけとブロッコリーは茹でてからみじん切り
手順のポイント② しいたけのゆで汁+かつおだしで煮る
仕上げ とろみをつけて豆腐にかける
アレンジ 冷蔵・冷凍野菜で自由にアレンジ可能

【離乳食後期】しいたけレシピ

しいたけのゆで汁や干ししいたけダシは、うどんやお粥などの味つけにも活躍してくれますよ。後期になると離乳食の好き嫌いが増えてきますので、赤ちゃんが喜ぶ麺類にしてあげると食が進む子も多いですよ。

こちらでは、しいたけと鶏肉の煮込みうどんのレシピをご紹介します。椎茸と鶏肉ダシの相乗効果でうま味タップリの献立です。ママ用には味噌などを加えてアレンジすれば、ママと赤ちゃんのお昼ご飯が手軽に完成しますね。色々な野菜を加えて栄養満点のうどんを作ってみましょう。

しいたけと鶏肉の煮込みうどんのレシピ

しいたけと鶏肉の煮込みうどん

材料: しいたけ、鶏モモ肉、茹でうどん、人参、大根、かつおだし

  1. 軸を切り落として薄くスライスしたしいたけを下茹でし、細かく刻む(茹で汁はとっておく)
  2. 鶏モモ肉は皮と白い筋の部分を切り落とし、細かく刻んで下茹でする
  3. 人参と大根は、皮を剥き細かく刻んで柔らかく茹でる
  4. うどんは1cmくらいに刻む
  5. 鍋に1のゆで汁とかつおだしを入れて火にかけ、1のしいたけと2、3、4を入れて煮る
対象時期 離乳食後期(9~11ヶ月)
おすすめの形状 しいたけ・野菜・うどん:細かく刻む(うどんは1cm)
主な材料 しいたけ、鶏モモ肉、茹でうどん、人参、大根、かつおだし
旨味の工夫 しいたけと鶏肉のダシで相乗効果
手順のポイント① しいたけは薄くスライス→細かく刻む(茹で汁を活用)
手順のポイント② 鶏肉・野菜は細かく刻んで柔らかく茹でる
仕上げ すべての材料をダシと一緒に煮込む
アレンジ 大人用に味噌を加えるとママの昼食にも

【離乳食完了期】しいたけレシピ

離乳食完了期になると薄くスライスした椎茸なら、うまく食べられる赤ちゃんもいますが、まだ奥歯は生えていませんので、引き続き刻んだ椎茸を食べさせましょう。
また、完了期から干ししいたけが食べられるようになりますが、生しいたけより食べにくいので、しっかりと水戻ししてから調理し、生しいたけより細かいみじん切りにしましょうね。

今回は、干ししいたけを加えた干し椎茸入り豚そぼろのレシピをご紹介します。干ししいたけの戻し汁を活用した栄養満点のレシピです。ごはんに乗せたりパスタに絡めたりすると美味しいですよ♪
ママやパパ向けには、ニンニク・味噌・醤油・酒などをプラスして肉みそにしてみてはいかがですか?

干し椎茸入り豚そぼろのレシピ

干し椎茸入り豚そぼろ

材料:干ししいたけ、干ししいたけの戻し汁、豚ミンチ、醤油少々、味噌少々

  1. 干ししいたけを水で戻す
  2. 戻した干ししいたけをスライスしてから細かく刻む
  3. 鍋に干ししいたけの戻し汁と水、醤油と味噌を入れて火にかけ、シイタケと豚ミンチを加えて煮汁が無くなるまで煮る
対象時期 離乳食完了期(12~18ヶ月)
しいたけの種類 干ししいたけ(しっかり水戻し)
下ごしらえ スライス後に細かくみじん切り
主な材料 干ししいたけ、戻し汁、豚ミンチ、醤油少々、味噌少々
調理のポイント 煮汁がなくなるまでしっかり煮る
アレンジ例 ごはんやパスタにのせてOK
大人用アレンジ ニンニク・味噌・醤油・酒で肉みそ風に
この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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