離乳食に豆腐はいつから?初期のたんぱく質デビューにおすすめ
離乳食では柔らかく舌触りがよい絹ごし豆腐を、生後5~6ヶ月の初期のたんぱく質デビューに選ぶママや、おすすめする育児書などが多く、マーミーの離乳食初期スケジュールにも豆腐が組み込まれています。
2019年3月に改定された厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(改定版)」でも、生後5~6ヶ月の初期のたんぱく質としてつぶした豆腐が紹介されています。
ちなみに豆腐と言えば冷凍するとスカスカになることで知られていますが、離乳食に冷凍した豆腐はつかえないのでしょうか?初期・中期・後期・完了期の豆腐の量やおすすめレシピと共に、豆腐の冷凍方法や調理のポイントなども確認しておきましょう。
離乳食に生の豆腐はいつから?満1歳までは加熱する
豆腐は生のまま食べられる食品ですが、離乳食では満1歳までしっかり加熱しましょう。加熱は中心まで火を通すのが基本ですが、加熱し過ぎると硬くなるため、長時間煮込まないのが離乳食の豆腐料理のポイントです。
初めて豆腐を与えるときの注意点
大豆は、食物アレルギーの表示が推奨されている食品のひとつです。初めて豆腐を与えるときは、次の点に気をつけると安心です。
離乳食の豆腐の初期・中期・後期・完了期の一回の目安量
離乳食のたんぱく質を豆腐のみで摂った場合の1回の目安量は下記のとおりです。厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(改定版)」を参考にしていますが、初期については量が記載されていません。
- 中期 30~40g
- 後期 45g
- 完了期 50~55g
離乳食初期は体質に合うかどうかを試したり、飲み込みを練習したりする時期なので1さじでもOK。量はあくまで目安なので神経質になりすぎず、慣れてきたら中期前半の30gまでゆっくりと近づけていきましょう。食べる量には個人差があるので、赤ちゃんの様子に合わせて無理なく進めてくださいね。
豆腐に含まれる赤ちゃんに嬉しい3つの栄養素
豆腐の原料である大豆は「畑のお肉」とも呼ばれ、良質なたんぱく質や脂質を含むことで知られています。消化のよい豆腐は、赤ちゃんのたんぱく質デビューにも取り入れやすい食材です。
他にもミネラルやビタミン類といった栄養素も含まれています。ここで紹介するのは栄養の特徴であって、特定の病気を防いだり治したりするものではありません。いろいろな食材と組み合わせて、バランスよく取り入れましょう。
1カルシウム
豆腐には、カルシウムが含まれています。カルシウムは骨や歯の材料となるミネラルで、成長がめざましい離乳食期に取り入れたい栄養素のひとつです。
カルシウムは比較的熱に強いため、離乳食で加熱調理をしてもとりやすいのがうれしいポイントです。豆腐だけに頼らず、乳製品や小魚、青菜などいろいろな食材と組み合わせて、少しずつとっていきましょう。
2オリゴ糖
豆腐のほんのりとした甘みは、含まれる大豆オリゴ糖によるものです。大豆オリゴ糖は熱に強く、赤ちゃんのおなかにいるビフィズス菌のエサになる成分として知られています。
おなかの調子は食材だけでなく体調や生活リズムなどさまざまな要因で変わります。豆腐は、バランスのよい食事の一部として取り入れていきましょう。
3レシチン
豆腐には、大豆由来のレシチンという成分も含まれています。レシチンは体の細胞をつくる材料のひとつとして知られる成分です。
特定の効果を期待するというより、いろいろな栄養を含む食材のひとつとして、豆腐を毎日の献立に取り入れていくとよいでしょう。
離乳食の豆腐の選び方!中期までは「絹ごし」後期からは「木綿」が便利
離乳食初期や中期は水分の多い絹ごし豆腐がつぶしやすく、口当たりもいいのでおすすめですが、後期以降になり手づかみできる豆腐ステーキや炒め物を作るなら木綿豆腐の方が崩れにくくて調理も楽です。
豆腐を炒めものなどに使う場合は、しっかり水切りしてから調理すると水っぽくなりません。
電子レンジでの豆腐の水切り方法
キッチンペーパーで包んで皿にのせ、600wの電子レンジで豆腐50gで30秒前後加熱。しっかり水切りしたい場合は、上に皿をのせてしばらく待つ。
豆腐は傷みやすいため特に夏場は早めに使い切るように心掛け、離乳食用に使いたい場合は余ったらすぐに冷凍するとよいでしょう。パックを開けた豆腐は常温に置かず、使う分以外はすぐ冷蔵・冷凍するのが安心です。
豆腐の離乳食は冷凍できる?パサパサになるけど食べられる
豆腐は冷凍しても食べられますが、色や食感は変わります。離乳食ではパウダー状の粉豆腐として使われる高野豆腐は、豆腐を凍らせて乾燥させたフリーズドライなので、黄色くて戻してもザラついた食感。冷凍した豆腐も調理した高野豆腐のように滑らかさがなくなります。
豆腐を冷凍すると組織が壊れて滑らかさが失われ木綿豆腐はボソボソ、絹ごし豆腐は層のようになりますが、冷凍しても食べられます。滑らかさが苦手な赤ちゃんには、細かく刻んでとろみをつけたり、ハンバーグのように調理したりすると食べやすくなります。
豆腐を離乳食用に冷凍&解凍する方法
離乳食作りで余った豆腐は冷凍保存し、レンジで解凍してから食感が気にならない方法で調理するのがおすすめ。まずは豆腐の冷凍と解凍の方法から確認しておきましょう。
- ペーパータオルにくるんでお皿を載せる、または電子レンジでしっかり水切り
- 使いやすい大きさに切ってラップに包み、素早く冷凍
- 電子レンジで解凍後、しっかり水切りしてから中心まで加熱して調理
冷凍した豆腐は1週間程度を目安に使い切り、一度解凍したものは再冷凍せず、その日のうちに使い切りましょう。
離乳食に冷凍豆腐を使うならハンバーグにするのがおすすめ
初期や中期はペーストにして野菜などと和えると食べやすいのですが、好き嫌いが激しくなる反面、噛む練習も必要になる離乳食後期以降は、冷凍豆腐を野菜や肉と一緒にフードプロセッサーで細かく砕いて豆腐ハンバーグにするのがおすすめです。
冷凍豆腐は食感が肉と似ているため、離乳食後期の赤ちゃんでもハンバーグにすれば食べやすく、噛む練習にもなります。
ささみと冷凍豆腐でつくねにしても喜びます。片栗粉やジャガイモのすりおろしをつなぎとして入れると、さらにまとまって食べやすくなります。手づかみのときは、口に詰め込みすぎないようそばで見守りましょう。
生の豆腐で作った豆腐ハンバーグを美味しく冷凍する方法
生の豆腐で作った豆腐ハンバーグを冷凍すると、解凍後に豆腐がスカスカになり焼き立てのおいしさはなくなりますが、冷凍する前や解凍後に一工夫することで味が落ちるのを抑えられます。
豆腐ハンバーグの冷凍保存方法
- 片栗粉を多めに入れてタネを作る
- 両面をしっかり焼いて冷まし、1個ずつラップに包んで冷凍用保存袋に入れて冷凍する
- 食べる時にレンジで解凍し、中心まで温めてから表面を軽く焼く
離乳食に便利!ママ達の間で話題の市販の冷凍豆腐
生協CO・OPでは、カットした冷凍豆腐を扱っています。絹ごし豆腐をイメージして食べると食感の違いが気になりますが、高野豆腐と思って食べるとおいしく感じます。
初期の離乳食ではペーストにすれば食べますし、舌触りが気になる赤ちゃんにはペーストをお粥やヨーグルトと混ぜてあげると食べやすくなります。
冷凍 国産大豆のカット絹豆腐
CO-OP
豆腐を小さなさいの目にカットして、冷凍してあります。大人用ではそのまま味噌汁にいれるなどして調理でき、食感は高野豆腐のような感じです。冷凍食品なので買い物を頻繁にできないときにも便利。冷凍した豆腐をお湯で解凍し、フードプロセッサーに牛乳、卵、肉などと一緒に入れてスイッチオンすれば、あっという間に豆腐ハンバーグのネタが完成します。卵や肉を使うときは、中心までしっかり加熱してから与えましょう。
離乳食初期の豆腐おすすめレシピと調理のポイント
離乳食の初期は豆腐を飲み込むことや風味に慣れることが目的の時期。初期は水分が多くのど越しのいい絹ごし豆腐を使います。
すり潰したり裏ごしたりしてペースト状にし、味付けをせずに与えて、豆腐の香りや甘さなどを赤ちゃんに体験させましょう。
初めは小さじ1杯から豆腐だけで慣らし、喜んで食べられるようになったら離乳食の彩りを楽しめるほうれん草や人参、かぼちゃなどの野菜やサツマイモなどイモ類のペーストを混ぜます。豆腐が苦手そうな場合はおかゆに混ぜたり、果物のペーストを加えたり、だしや粉ミルクを加えたりしてみましょう。
豆腐のミルクポタージュのレシピ
材料:絹ごし豆腐大さじ1、粉ミルク大さじ1、片栗粉少量
- 潰した絹ごし豆腐に少量ずつ溶いた粉ミルクを加え、硬さを調節しながらすり潰す
- 1をレンジで様子を見ながら20~30秒加熱する
豆腐とバナナのトロトロペーストのレシピ
材料:豆腐15g、バナナ5g、きなこ少々
- 豆腐とバナナをレンジで加熱し、滑らかにすり潰す
- 1にきなこを加えて混ぜ合わせる
ほうれん草入り豆腐のすり流し
材料:絹ごし豆腐 30g、ほうれん草の葉先1枚
- 絹ごし豆腐はゆでて裏ごしする
- ほうれん草は軟らかく茹で、水にさらしてアク抜きしてからすり潰す
- 1と2をまぜる
離乳食中期の豆腐の調理のポイント
中期の離乳食の硬さの目安は豆腐そのものくらいですが、まだモグモグする練習の時期なので大きくなり過ぎないように、初めは2~3mm角、慣れてきたら3~4mm角にカットして与えます。
また、野菜のみじん切りや肉・魚を嫌がる場合は、慣れるまで初期のようにペースト状にした大さじ1杯の豆腐に混ぜると食べやすくなります。
豆腐のみぞれ煮のレシピ
材料:豆腐20g、かぶ20g、だし汁大さじ1、青のり少量
- 豆腐を2~4mm程度に粗く崩す
- かぶはすりおろして軽く水切りする
- 耐熱ボウルにだし汁と1、2を入れて混ぜ合わせ、1~2分程度レンジで加熱する
- 粗熱が取れたら器に盛り、青のりを一つまみかける
くずし豆腐のヒスイあんかけのレシピ
材料:豆腐30g、ブロッコリー小さい1房、だし汁大さじ2、片栗粉少量
- 豆腐は2~4mm程度に粗く崩し、レンジで加熱して軽く水気を切る
- ブロッコリーは茎を除いて細かくする
- 耐熱ボウルにだし汁と2を加え、ブロッコリーが柔らかくなるまで加熱する
- 3に水溶き片栗粉を少量加えて軽く加熱し、とろみをつける
- 器に1を盛り、上から3を回しかける
離乳食後期の豆腐おすすめレシピと調理のポイント
離乳食後期の硬さの目安はバナナなので、噛む練習を意識して木綿豆腐に切り替えましょう。角切りにする場合は5~8mmくらいにカットして、トマトのような野菜と和えると赤ちゃんに食べやすい離乳食になります。
また後期は手づかみ食べを始める時期なので、なかなか進まない場合は水切りした豆腐を焼いた豆腐ステーキや、豆腐とつくねのはさみ焼など、手づかみしやすいメニューに変えてみましょう。
離乳食後期になると1日3回食になるため、タンパク源を朝昼晩で変えたメニューを心掛けると栄養バランスが整いやすく、いろいろな素材で噛む練習がしやすくなります。
トマト豆腐
材料:豆腐45g、トマト30g
- トマトは種を取り、皮を湯むきして5mm角に切り湯通しする
- 豆腐を5~8mm角に切り、お湯でゆでる
- 全てあえる
※まだ噛んで飲み込むのが難しい場合や中期に与える場合は、豆腐やトマトを2~4mmに細かく刻み、ゆでた煮汁にとろみをつけて与えてみましょう
冷凍した豆腐と小松菜の煮浸し
材料:冷凍した豆腐30g、小松菜の葉先3枚、しらす5g、だし汁大さじ2
- 冷凍した豆腐はレンジで解凍し、しっかり水切りして5~8mm角に切る
- 小松菜はやわらかくゆでてから細かくきざむ
- しらすは塩抜きし、だし汁でひと煮する
豆腐のふわふわホットケーキのレシピ
材料:小麦粉大さじ2、ベーキングパウダー小さじ1/3、豆乳大さじ1と1/2、豆腐大さじ2、人参10g、玉ねぎ10g、ブロッコリー10g
- 人参はすりおろし、みじん切りにした玉ねぎとブロッコリーと一緒にレンジで柔らかくなるまで加熱する
- 豆腐は粗く崩してからレンジで加熱し、滑らかにすり潰す
- 小麦粉とベーキングパウダー、豆乳、1、2を混ぜあわせてフライパンで両面を焼く
離乳食完了期の豆腐おすすめレシピと調理のポイント
完了期の離乳食の目安は肉だんごの硬さ。赤ちゃんは自分で食べたい!という意欲が出てきますので、冷凍した豆腐をすり潰してひき肉のように使ったり、肉のつなぎに豆腐を使ったりしてもよいでしょう。
また肉の代わりに離乳食で人気のツナ缶と冷凍豆腐を使えば、買い物に行けなかった時もヘルシーなお魚ハンバーグが作れます。
ツナ入り豆腐ハンバーグレシピ
材料(8回分):解凍した豆腐 半丁、じゃがいも 大1個、ツナ缶 1個、人参 1/4本、小松菜 1/8束、片栗粉 大さじ5、油 適宜
- じゃがいもをゆでて、つぶす
- 解凍した豆腐の水気を切って、細かくきざむ
- 人参、小松菜をみじん切りにする
- ツナ缶の水気を切って湯通しする
- すべての材料を混ぜる
- 油を少し引いて両面をこんがり焼く
豆腐と納豆のあんかけそうめんのレシピ
材料:豆腐20g、ひきわり納豆大さじ1、人参10g、ほうれん草10g、乾燥したそうめん30g、しょう油1滴
- そうめんは柔らかく茹でて水洗いをし、4~5cmに切る
- 豆腐は粗く崩してレンジで加熱し、水気を軽く切る
- 柔らかく茹でた人参とほうれん草をみじん切りにする
- 2、3、ひきわり納豆にしょう油を加えてまぜあわせる
- 器に1を盛り4をかけ、混ぜて食べさせる
離乳食の豆腐でよくある質問(FAQ)
最後に、豆腐の離乳食でよく寄せられる疑問をまとめました。
Q. 豆腐はいつから食べさせられますか?
A. 生後5~6ヶ月の離乳食初期から使えます。のど越しのよい絹ごし豆腐を、加熱してからすり潰し、1さじずつ試しましょう。大豆はアレルギーに配慮したい食材なので、初めては午前中に、1日1種類で始めると安心です。
Q. 生の豆腐(冷奴)はいつから?
A. 離乳食の間は加熱するのが基本で、満1歳までは加熱して与えましょう。冷奴のように生で食べさせるのは、1歳を過ぎて様子を見ながら、少量から検討します。
Q. 1回の量はどれくらい?
A. 目安は中期30~40g、後期45g、完了期50~55gです(豆腐だけでたんぱく質をとる場合)。初期は1さじからで十分。あくまで目安なので、赤ちゃんの食べる量に合わせて調整しましょう。
Q. 冷凍した豆腐は使えますか?
A. 使えます。ただし食感がボソボソ・スカスカに変わるので、細かく刻んでとろみをつけたり、ハンバーグにしたりすると食べやすくなります。1週間程度で使い切り、再冷凍は避けましょう。
Q. 手づかみ食べにはどう使えばいい?
A. 木綿豆腐をしっかり水切りして焼いた豆腐ステーキや、片栗粉でまとめた豆腐ハンバーグが向いています。口に詰め込みすぎないよう、ひと口サイズにしてそばで見守りましょう。
まとめ
豆腐は生後5~6ヶ月ごろの離乳食初期から使える、消化のよいたんぱく質食材です。満1歳までは加熱し、初めては1さじから、大豆のアレルギーに気をつけて進めるのが基本。初期・中期は絹ごし、後期からは木綿と使い分け、冷凍豆腐はハンバーグなどに活用すると、忙しい日の離乳食づくりがぐっとラクになります。ミルクポタージュやトマト豆腐、ツナ入り豆腐ハンバーグなど、月齢に合ったレシピで、赤ちゃんのたんぱく質デビューを無理なく進めていきましょう。




