離乳食初期の献立スケジュールに関する記事

離乳食初期1ヶ月目の献立スケジュール&2ヶ月目の注意点

離乳食初期1ヶ月目の献立スケジュール&2ヶ月目の注意点

離乳食初期はスケジュールがあると楽!量や材料がひと目でわかる1ヶ月の献立スケジュールや初期におすすめの食材、一日のタイムスケジュール、ミルクや母乳の目安量、厚労省の最新版ガイドもとにした2ヶ月目の注意点等をさくさんの4コマ漫画と共に紹介。

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離乳食初期1ヶ月の進め方が分かる!献立&量のスケジュール表

母親から離乳食をもらう赤ちゃん

離乳食の初期1ヶ月目は、使う食材や献立、量がひと目でわかるスケジュール表を見ながら離乳食を作って与えるのがおすすめです。

生後5ヶ月と6ヶ月では進め方に差が出ますので、特にあっという間に中期に進んでしまう生後6ヶ月の赤ちゃんの離乳食は、目安量やスケジュール以外にも進め方や食べない時の対応などをチェックし、不安を解消して笑顔で食べさせてあげましょう。

また2019年3月より厚生労働省は「授乳・離乳の支援ガイド」を改定。卵黄を試す時期が初期からに変わりましたので、生後6ヶ月の赤ちゃんには※印の注意書きに沿って試して下さい。

離乳食開始直後1ヶ月のスケジュール

1~7日目 10倍粥

1日目10倍粥(小さじ1)
2日目・10倍粥(小さじ1)
3日目・10倍粥(小さじ2)
4日目・10倍粥(小さじ2)
5日目・10倍粥(小さじ3)
6日目・10倍粥(小さじ3)
7日目・10倍粥(小さじ3)

8、9日目 10倍粥、人参

10倍粥, 人参
8日目・10倍粥(小さじ4)
人参(小さじ1)
9日目・10倍粥(小さじ4)
・人参(小さじ2)

10、11日目 10倍粥、かぼちゃ

10倍粥, かぼちゃ
10日目・10倍粥(小さじ4)
かぼちゃ(小さじ1)
11日目・10倍粥(小さじ4)
・かぼちゃ(小さじ2)

12~14日目 10倍粥、ほうれん草

ほうれん草、ほうれん草、キャベツ
12日目・10倍粥(小さじ5)
ほうれん草(小さじ1)
13日目・10倍粥(小さじ5)
・ほうれん草(小さじ2)
14日目・10倍粥(小さじ5)
・ほうれん草(小さじ3)

15,16日目 かぼちゃ粥、キャベツ

かぼちゃ粥、キャベツ
15日目・かぼちゃ粥(小さじ6)
キャベツ(小さじ1)
16日目・かぼちゃ粥(小さじ6)
・キャベツ(小さじ2)

17、18日目 人参粥、じゃがいも

人参粥、じゃがいも
17日目・人参粥(小さじ6)
じゃがいも(小さじ1)
18日目・人参粥(小さじ6)
・じゃがいも(小さじ2)

19日目 キャベツ粥、人参、りんご

キャベツ粥、人参、りんご
19日目・キャベツ粥(小さじ6)
・人参(小さじ1)
りんご(小さじ1)

20日目 ほうれん草粥、りんご

ほうれん草粥、りんご
20日目・ほうれん草粥(小さじ6)
・りんご(小さじ2)

21日目 ポテト粥、人参スープ、りんご

ポテト粥、人参スープ、りんご
21日目・ポテト粥(小さじ4)
・人参スープ(小さじ1)
・りんご(小さじ3)

22日目 キャベツ粥、人参、豆腐

キャベツ粥、人参、豆腐
※生後6ヶ月の赤ちゃんは、10倍粥の呑み込みが上手になっていたら8倍粥を試してみましょう
22日目・キャベツ粥(小さじ7)
・人参(小さじ1)
豆腐(小さじ1)

23日目 キャベツ粥、ほうれん草、豆腐

キャベツ粥、ほうれん草、豆腐
23日目・キャベツ粥(小さじ7)
・ほうれん草(小さじ1)
・豆腐(小さじ1)

24日目 人参粥、豆腐、いちご

人参粥、豆腐、いちご
24日目・人参粥(小さじ8)
・豆腐(小さじ1)
いちご(小さじ1)

25日目 10倍粥、ほうれん草、タイ

10倍粥、ほうれん草、タイ
25日目・10倍粥(小さじ6)
・ほうれん草(小さじ1)
タイ(小さじ1)

26日目 10倍粥、かぼちゃ、玉ねぎ、タイ

10倍粥、かぼちゃ、玉ねぎ、タイ
26日目・10倍粥(小さじ6)
・かぼちゃ(小さじ1)
玉ねぎとタイ(小さじ1)

27日目 かぼちゃ粥、りんご、玉ねぎ、タイ

かぼちゃ粥、りんご、玉ねぎ、タイ
27日目・かぼちゃ粥(小さじ9)
・りんご(小さじ2)
・玉ねぎとタイ(小さじ2)

28日目 ポテト粥、ほうれん草、玉ねぎ、タイ

ポテト粥、ほうれん草、玉ねぎ、タイ
28日目・ポテト粥(小さじ9)
・ほうれん草(小さじ3)
・玉ねぎとタイ(小さじ3)

29日目 ヒラメ粥、いちご、ほうれん草

ヒラメ粥、いちご、ほうれん草
※生後6ヶ月の赤ちゃんは、29日目のヒラメ粥をお粥や豆腐粥に変更し、15分以上茹でた固ゆで卵の卵黄を耳かき1杯(ゴマ1粒程度)試してみましょう
29日目・ヒラメ粥(小さじ10)
・いちご(小さじ1)
・ほうれん草(小さじ3)

30、31日目 ヒラメ粥、いちご、ブロッコリー

ヒラメ粥、いちご、ブロッコリー


※卵黄を試し始めた赤ちゃんは30、31日目をヒラメ粥から豆腐粥に、ブロッコリーを人参に変更し、31日目は固茹で卵の卵黄を耳かき2~3杯分お粥に混ぜて試す。
※中期からも2~3日おきに少しずつ量を増やしながら卵黄を与え、卵黄1個分まで進めます。
30日目・ヒラメ粥(小さじ10)
・いちご(小さじ2)
ブロッコリー(小さじ1)
31日目・ヒラメ粥(小さじ10)
・いちご(小さじ3)
・ブロッコリー(小さじ2)

子育て4コマ漫画:離乳食は準備よりスケジュールが大変!?

離乳食初期のスケジュールやメニューの子育て4コマ漫画

永岡さくら(saku)さんの子育て4コマ漫画でも紹介しているように、離乳食作りが心配なママは初期1ヶ月目のスケジュール通りにスタートしてみましょう。

赤ちゃんが残すと離乳食作りに自信を無くしてしまいがちですが、この時期は飲み込む練習の時期でミルクや母乳が食事の主体なので、楽しい食卓にして食への意欲を育てて!

多くのママさんがマーミーの離乳食スケジュールを参考に初期をスタートしていますので自信をもって進め、慣れてきたら食材の組み替えにも調整してみてください。

離乳食初期スケジュールにおすすめ!糖質・野菜や果物・たんぱく質

ママやパパが離乳食の初期オリジナルスケジュールを作りたい場合は、初期の赤ちゃんのお腹に負担が少なく食べやすいおすすめ食材を参考に、偏りなく色々な種類を試してみましょう。

変わった!?離乳食初期に使える食材

2019年3月に改定された厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」では、従来のように食物アレルギーを心配して離乳の開始を遅らせたり、特定の食材の開始を遅らせても防げるという科学的根拠がないため、時期がきたら始めて異常が出たら医師に相談するように指導してます。

初めて食べさせる食材は1日1種類を離乳食用のスプーン1さじから始めます。1日目は1さじ、2日目は2さじと様子を見て進めてください。

離乳食を始めたら食べている間だけでなく食後も赤ちゃんの様子を観察し、異変がなければ次の新たな食材に進めると安心です。

赤ちゃんのエネルギー源!離乳食初期におすすめの糖質(炭水化物)

離乳食初期におすすめの糖質(炭水化物)と作り方や保存方法の図解

初めは10倍粥を作ってすりつぶすか、芋類の場合は裏ごしして滑らかなペースト状にしてから食べさせるとよいでしょう。

離乳初期におすすめの糖質

そのままの状態だと飲み込むのが難しいため、ポタージュスープ状を目安に調理。おかゆは前半が10倍粥のつぶし粥、飲み込みがうまくなってきたら8倍粥のつぶし粥へとステップアップ。おかずも少しずつぽってりさせてすり潰しも少し荒くします。

初期の場合は離乳食を1回分だけ作るのは困難なので、残った分は1回分に小分けにして冷凍保存しておくのがおすすめ。

手間をかけて作った離乳食を無駄にしないだけでなく、電子レンジで再加熱するだけで次回から手早く調理できますので、毎日の離乳食作りがグッと楽になります。

赤ちゃんの体の調子を整える!野菜や果物類(ビタミン・ミネラル)

離乳食初期におすすめの野菜や果物類の図解

離乳食初期に食べやすいおすすめの野菜は次の通りです。生で食べられる野菜も満1歳まではしっかりと加熱してから与えましょう。

離乳初期におすすめの野菜

離乳食の果物も初めは過熱してから与えます。酸味が気になる赤ちゃんもいますので、電子レンジで加熱することで甘味が増してたべやすくなります。

離乳初期におすすめの果物

赤ちゃんの血肉となる!タンパク質(肉類、魚介類、豆類等)

離乳食初期におすすめのタンパク質の図解

タンパク質はつぶし粥や野菜になれた離乳初期のスタートから2週間ほど経った3週目から与えてみましょう。

離乳初期におすすめのタンパク質

  • 豆腐
  • 鯛(タイ)
  • 鮃(ヒラメ)
  • 鰈(カレイ)
  • しらす
  • プレーンヨーグルト(生後6ヶ月~)
  • 15分以上固ゆでしたゆで卵の卵黄(白身はダメ)

離乳食の魚は白身魚からスタート。おすすめした種類以外にもありますので確認してみましょう。

白身魚はお粥や野菜に比べて滑らかさがなく飲み込みにくいため嫌がる赤ちゃんもいますが、無理に食べさせようとする必要はありません。豆腐を食べさせて少し日をおいてから再チャレンジするとアッサリ食べてくれやすいです。

厚生労働省の最新版支援ガイドでは卵黄が初期からに!

2007年から卵黄は厚生労働省「授乳・離乳ガイド」の中期に記載され、この10年国内ではゆっくり進められてきましたが、2019年3月の改定版では固ゆでした卵黄を初期から試す積極的な方針に転換。ただし異変があったら自己判断で対応せず、必ず医師の指導で進めるように明記されています。

卵は体質に合わない赤ちゃんについては注意が必要ですが、問題がない赤ちゃんは心配する必要がない食材。初期は耳かき1匙(ゴマ1粒程度)から徐々に増やしてき、遅くても中期後半には全卵を試せるように進めます。

タンパク質は赤ちゃんのお腹に負担がかかる食材なので十分に加熱し、食べてくれない、刺身は高いなど、困った場合はベビーフードでデビューさせるなど柔軟に、焦らず進めてください。

離乳食初期の授乳と離乳食の時間は?おすすめのタイムスケジュール

初期の離乳食と授乳のスケジュールの図解

離乳食やミルクは与える時間の目安を決めましょう!規則正しい時間帯に授乳や離乳食を与えることで、生活リズムが整い、夜更かしや夜泣きを防ぎやすくなります。

またお腹が空く時間帯に離乳食を与えやすいため、赤ちゃんの食欲が増し離乳を食べてくれやすくなります。

ただしあくまでも目安です。赤ちゃんが離乳食前にミルクを欲しがる、家族全員で離乳食を食べたいなどの理由から午前8時ごろに食べさせる家庭もありますので、睡眠や空腹具合など赤ちゃんの様子を最優先に考えて進めるのがポイントです。

初期の離乳食&授乳スケジュール

  • 午前 6時…授乳
  • 午前10時…離乳食
  • 午後 1時…授乳
  • 午後 4時…授乳
  • 午後 7時…授乳
  • 午後10時…授乳

離乳食初期はとにかく親子共に離乳食に慣れることが大切!厚労省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」にも初期の目的は飲み込みや味、舌ざわりへの慣れと明記されています。

他のママ達は初めての離乳食にいつ何をあたえたかの体験談も参考にしながら、「食べても食べなくてもいいから、とにかく体験させる」という気持ちでスタートしてみましょう。

初めての食材を食べさせる時間帯は午前中がおすすめ

離乳食初期に大切なのは食べさせる時間です。初めての食材を頻繁に口にする時期なので、異変がでたらすぐ小児科に行けように、病院が開いている平日の午前中に与えましょう

日頃から離乳食で何を、いつ、どのくらい食べたかのか分かるようにし記録し、食事中だけでなく食後の様子もしっかり観察します。

口周りや体、呼吸などに異常が見られたら、必ず医療機関を受診してください。呼吸困難や意識を失うなどの緊急性がなければ、写真を撮影しておくと小児科についた時に異常がおさまっても様子を伝えられます。

また親が自己判断で勝手に除去食を与えてはいけません。栄養への支障が起こることもありますので必ず医師の指示に従ってください。(注1)

離乳食初期のミルクや母乳の目安量&ママパパが知るべき調理のポイント

離乳初期の食事やミルクを与えるタイムスケジュールが分かったところで、次は母乳やミルクの目安量もチェックしておきましょう。

1日の授乳量は変えないで!主要な栄養源はまだまだミルクや母乳です

哺乳瓶を咥える赤ちゃん

離乳食を開始しても初期は母乳やミルクが赤ちゃんの栄養源ですので、量を減らす必要はありません。

離乳食初期に与える離乳食は栄養源ではなく、スプーンや飲み込むことに慣れることが目的の食事ですので、ミルクや母乳の量は変えないで下さい。

離乳食初期のミルクや母乳の目安量

  • 母乳は欲しがる分だけ与えましょう
  • ミルクは200ml×5回程度

食後のミルクを残しても無理に飲ませる必要はありません。離乳食を食べた後は欲しがる量だけ母乳やミルクを与えてください。もちろん食べ残した離乳食を無理に食べさせる必要もありません。

ただし初期段階で離乳食ばかりを欲しがる場合は、栄養不足に注意が必要です。体重をこまめに測って乳児身体発育曲線(成長曲線)を確認し、曲線通りに体重が増えていない場合は母乳やミルクも飲めるようにサポートしてあげましょう。

  • 離乳食後少し時間を置いて母乳やミルクを与える
  • 離乳食の味付けに粉ミルクを使う
  • 離乳食前に少し母乳を飲ませてから離乳食を与える

離乳食開始後から体重が増えない時は?成長曲線をチェック

離乳食初期段階では食後に好きなだけミルクや母乳を与えるので、離乳食を全く食べなくても通常は赤ちゃんの体重が成長曲線に沿って増加するものです。

もし赤ちゃんの体重が増えず成長曲線から外れいってしまう場合は、かかりつけの小児科医に相談してください。

離乳食のおかわりを欲しがる時は?肥満に注意して

赤ちゃんが離乳食を沢山食べてくれると親としては嬉しいですが、離乳食の量も過ぎたるは及ばざるがごとし。

出された量が足りずにおかわりを欲しがるからと離乳食の量を増やしたり、歩けるようになれば痩せるからと食後のミルクを目安量より増やし過ぎると、成長曲線をはみ出すほど急に体重が増加して肥満児になることがあります。

離乳食開始後に成長曲線をはみ出すほどの急な体重が増加がみられる場合は、かかかりつけの小児科医や保健師などに相談して適切な対応をすることが必要です!

自己判断で離乳食やミルクの量を減らさず、いつも機嫌が悪くないか、離乳食の段階は赤ちゃんの成長に合っているか、急いで食べていないかなどの様子を観察し、専門家の指示に従って様子を見ながら離乳食を進めましょう。

離乳食を食べる量が多すぎてあまりにも肥満が進むと、赤ちゃんへのミルク量の調整が必要になります。そうなるとミルクが欲しくて泣く赤ちゃんも可哀想ですし、ママもお世話が大変!

赤ちゃんのおおよその体重は、「赤ちゃんを抱っこした時のママの体重-ママの体重」で家庭の体重計でも測定できます。

「プクプクで可愛いからいいや」と赤ちゃんの太りすぎを放置した結果、健診で指摘された体験談も。早め早めの離乳食量の調整で赤ちゃんもママも苦労せずに済むように対応しましょう。

離乳食初期の味付けや固さは?1ヶ月目は調味料は不要

離乳食を開始したばかりの初期1ヶ月目に味付けは必要ありません。初めから離乳食に味付けをすると、赤ちゃんが素材の美味しさを感じられなくなり濃い味を好みやすくなるため注意してください。

離乳食が進むと次第に味付けが濃くなっていき、知らぬ間に赤ちゃんの赤ちゃんの体に負担をかけ、食塩の摂りすぎで命を危険にさらす恐れもありますので、離乳食に味をつけたい場合はダシを活用して薄味を心掛けましょう。(注2)

離乳食初期は味より食感が重要。初期のうちは舌を自由に動かせず、食べ物を舌で歯茎に乗せられないため噛めません。固さは滑らかなペースト状にし、ゴックンと飲み込みやすくしてください。

ペーストの固さについては飲み込みに慣れるまでポタージュスープ状にし、飲み込みが良くなったら小さな粒が混ざりぽってりするくらいにステップアップしていきます。ベビーフードを参考にするとよいでしょう。

どうしても食べなければ味付けしてもいい?楽しい食卓作りを調味料代わりに!

離乳食は味が薄いため大人が食べても美味しくないので、「こんなに薄味だから赤ちゃんもまずくて食べないのでは?」と味を濃くすることを勧める先輩ママもいます。けれど先程もご紹介した通り、赤ちゃんの体には負担がかかります。

赤ちゃんが初期に離乳食を食べない理由の多くは味ではなく、食べやすさや食べさせ方、食事の雰囲気です。生後5ヶ月の場合はまだ早すぎるのが理由かもしれません。

離乳食中期になると旬の食材を使った献立スケジュールも楽しめるようになりますので、初期の段階では「食べるのって楽しいんだな」と赤ちゃんが思えるような食卓の雰囲気作りを心掛けましょう。

初期の離乳食作りには「ブレンダー」などの調理器具が便利!

厚生労働省「平成27年乳幼児栄養調査」によると、離乳食作りが苦痛、あるいは面倒だと感じるママの割合は33.5%。これは無視できない問題!

およそ1年間続く離乳食を親子で楽しむためには、便利な調理器具でママの負担を減らし、赤ちゃんが食べやすい離乳食を作ってあげるのが一番です。

そこで離乳食作りにおすすめしたいのが、先輩ママ達にも大好評のブレンダー。耐熱容器に入れた食材を、朝ごはんを炊く時に一緒に炊飯ジャーに入れ、炊けたらお湯と一緒にブレンダーで細かくするだけ。初期にピッタリのポタージュスープ状の離乳食が完成します。

上手な手抜きは子供や家族のためになる!

初めて子育てをするママは、責任感から「手を抜かないのが愛情」と思い込みがちですが、赤ちゃんやパパが求めているのはママの笑顔とふれあいです。

初期は「安全性・楽しさ・体重」という3つのポイントさえ意識していればOK!作り方にこだわってもママの苦痛になるだけです。本末転倒にならないように、離乳食は上手に手抜きをしましょう。

毎日同じ離乳食で大丈夫?新しい食材は2~3日は同じ方が安心

初期の1ヶ月目は全ての食べ物が初めてなので、2~3日は同じ食材で様子を見ると安心。毎日新しい食材を与えると、異常が現れた時に何が原因か分かりにくいためです。

初期はミルクや母乳を充分に与えているため、同じ離乳食による栄養面の心配は基本的にいりません。ただしママの食事の偏りには注意が必要。

母乳の質や赤ちゃんの成長スピードなど、何らかの原因で生後4~6ヶ月頃から鉄分が不足する子もいますので、赤ちゃんの爪の中央がスプーンのようにくぼむなどの気になる様子が見られたら、小児科や健診で相談しましょう。(注3)

また新しい食材が食べれることを確認したら立て続けに与えず、できるだけ多くの食材を食べさせて中期以降に使える食材を増やしてください。

赤ちゃんが離乳食を食べないときは?口の中にスプーンを突っ込まないで

離乳初期は反射でスプーンを押し出してしまうことがあります。いきなりスプーン山盛りのお粥を口の奥まで突っ込んでいませんか?

離乳食開始時期の赤ちゃんは、自分の手などで口に物を入れるという行為を既に知っています。ベビースプーンの前の方に少量のせて下唇に当て、赤ちゃんが上唇を閉じて自分で食べてくれるのを待ちましょう。

また姿勢が悪いと食べにくいため、離乳食を食べてくれないことがあります。寝かせた状態で食べさせたり、体を起こし過ぎて食べさせたりしていませんか?

離乳食を開始したばかりの5~6ヶ月は抱っこ食べがおすすめ。ママの腕で赤ちゃんの背中を支え、口を開けた時に舌が水平になり、口を閉じた時は軽く傾斜がついて離乳食が自然にのどの方に移動する角度で食べさせましょう。

それでも食べない時は、無理に食べさせなくても大丈夫!まだまだミルク中心なので、離乳食の時間にお腹が空いていないこともよくあります。ママやパパが怖い顔をして食べさせようとすると、「食事は楽しいものではない」と思わせてしまい、好き嫌いの多い子になってしまうこともありますので十分に気を付けましょう。

無理に押し込んで苦しい思いをさせると離乳食やスプーン嫌いになり後々苦労するので、先輩ママの離乳食を食べない時の食べさせ方体験談もチェックしてみましょう。

離乳食の好き嫌いは先輩ママのごまかしテクニックなども参考にしつつ、焦らず徐々に克服していく心構えが大切です。

初期段階では苦手意識を植え付けないために、食べなくても気にせずに離乳食を終えましょう。

食べてくれない時の対処法

  • 口の奥までスプーンを突っ込みすぎないようにする
  • 食事の際の姿勢に気をつける
  • スプーンやお皿を変えてみる
  • 離乳食の固さや舌触りを調節してみる
  • ママが味見をして「おいしい!」と食べる姿をみせてみる
  • 無理に与えずに、少し時間を空けてから再チャレンジしてみる
  • ミルクが欲しくて泣いている時はミルクを少なめに作り、飲ませて落ち着かせてから離乳食を与えてみる

離乳食初期2ヶ月目の注意点|2回食へのステップアップは中期から

これまで初期1ヶ月目が過ぎたら2回食に進める指導が行われてきましたが、「授乳・離乳ガイド(2019年改定版)」への改定に伴い、これからは生後7~8ヶ月の中期から2回食に進めます。

離乳食を生後5ヶ月で開始した赤ちゃんは、2ヶ月目も引き続き1回食。生後7ヶ月までは捕食と飲み込みの練習で離乳食に慣らし、食べられる食材を増やしていきましょう。

離乳食を生後6ヶ月で開始した赤ちゃんは、食べる様子を確認して徐々に中期へとステップアップさせます。

中期へのステップアップの目安

下唇にのせたスプーンの離乳食をパクッと自ら食べ、口を閉じて下で食べ物を手前から奥へ運び、上手に飲み込めるかを確認してから中期へと進めましょう。

離乳食初期はリラックスが大切!スケジュールを使って親子で気楽に楽しもう

離乳食初期のスタート段階では、時間やメニューのスケジュール管理、体調変化の観察などママの仕事が増えて神経も使います。そのため不安が強くなりがちですが、そんなに緊張する必要はありません。

イタリアの離乳食では初期段階からオリーブオイルやチーズを与えるなど、世界を見渡すと様々な離乳食の進め方がありますし、若いママや料理が苦手なママ、おっちょこちょいなママも育児をし、離乳食を与えて赤ちゃんを育てています。

もちろん日本人との体質や食文化の違いはあるでしょうが、あまり神経質にならずポイントさえ押さえておけば大丈夫です。

離乳食作りではママも家族の栄養管理や料理をおいしくする方法、節約術など様々なスキルをアップできますので、親子で楽しくリラックスして進めていきましょう。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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