離乳食作りは冷凍解凍テクで劇的に楽になる!市販の冷凍食材もフル活用しよう
離乳食が始まると、毎回の食事のたびに少量の野菜を茹でてすりつぶして…という作業に追われ、気づけばキッチンに立ちっぱなしになっていませんか?そんなママの救世主となるのが「まとめ作りと冷凍保存」です。時間がある時に多めに作って冷凍しておけば、毎回の支度がレンジでチンするだけの時短へと変わり、ずいぶん楽になります。
さらに、離乳食に使いやすい市販の「冷凍食材11種類」をストックしておけば、面倒な買い出しや下ごしらえの手間まで省くことができます。
離乳食作りに手間とストレスをかけたくないママは、容器別の賢い冷凍・解凍方法をマスターし、便利な市販の冷凍食材も積極的に取り入れつつ、赤ちゃんと笑顔で向き合える余裕を作りましょう!
離乳食を作っても冷凍できないものはある?加熱・工夫次第で冷凍可
離乳食でよく使われる食材の中には、そのまま冷凍すると食感や風味が極端に落ちてしまい、冷凍に向かないものがあります。しかし、ひと手間加えて加熱・調理した後であれば、美味しく冷凍できるものがほとんどです。
| 冷凍に不向きな食材(そのままの場合) | 美味しく冷凍するための工夫・調理法 |
|---|---|
| じゃがいも・さつまいも | 水分が抜けてスカスカのスポンジ状になるため、必ず柔らかく茹でてマッシュ(ペースト状)にしてから冷凍します。 |
| 豆腐 | そのまま冷凍すると高野豆腐のようにパサパサ・ボソボソになります。ハンバーグやつくねの生地に練り込んでから加熱・冷凍しましょう。 |
| きゅうり・レタスなどの水分の多い生野菜 | 解凍時に水分が抜けて筋っぽくなります。離乳食用にすりおろして加熱するか、細かくみじん切りにしてスープに混ぜてから冷凍します。 |
| 牛乳・生卵・マヨネーズ | 分離してしまうためNG。必ずホワイトソースや卵焼きなど、しっかり加熱・調理した完成品の状態で冷凍します。 |
離乳食の4つの冷凍方法!保存容器ごとのやり方や注意点
離乳食の冷凍保存は、使う容器によって適した食材や注意点が異なります。知らずに大きなタッパーで丸ごと冷凍してしまうと、「いざ食べる時にカチカチで分けられず、1度で全部を解凍して食べ切らなければならない羽目になった…」という失敗も。4つの容器の賢い使い分けを見ていきましょう。
製氷皿での冷凍方法!1ブロックの量を計って同じにすると便利
少量のドロドロ離乳食を小分けにして冷凍できる製氷皿(フリージングトレー)は、離乳食初期・中期に最もよく使われる冷凍容器です。フタなしの製氷皿で保存する場合は、表面の乾燥を防ぐためにラップでしっかりと密閉し、さらに冷凍保存袋に入れて保存してください。
ワンブロックを「大さじ1杯分(15ml)」に統一したり、1ブロックにお粥何グラム、スープ何ccなどと量が分かるように計ってから冷凍すると、「今日はお粥2ブロック、お野菜1ブロック」と献立の計量が非常に楽になります。
製氷皿での離乳食の冷凍例
- 離乳食初期の10倍がゆやペースト
- 細かくすりつぶしたうどんやそうめん
- 下茹でしてみじん切り、又はすりつぶした野菜
- 離乳食用のだし汁や野菜スープ
製氷皿のままだと冷凍庫内がかさばるため、完全に凍ったらブロックをポンッと取り出して、冷凍用のジッパー付き袋に入れ替えて保存しましょう。省スペースで色々な種類の離乳食をストックできます。
フタ付き保存容器(タッパー)での冷凍方法!1食分のセット作りに
離乳食が後期や完了期に進み、赤ちゃんが1回に食べる量が増えてくると、フタ付き保存容器が活躍します。ご飯とおかずを一緒に入れた「1食分の完成品セット」を作っておけば、ママが体調不良の時や、パパに食事を任せたい時でもそのままレンジで解凍して出せるのでとても便利です。
フタ付き保存容器での離乳食の冷凍例
- 離乳食後期以降の軟飯やチャーハン
- 1食分に小分けしたスパゲティやマカロニ
- 完成した肉団子やハンバーグ、ミートソース
- 角切りかぼちゃやブロッコリーのおかず
注意点として、保存容器のフタは種類によって電子レンジにかけられない(変形する)商品もあるため、必ず耐熱表記を確認し、ダメな場合はフタを外してふんわりラップをかけて加熱しましょう。
フリーザーバッグでの冷凍方法!菜箸で1回分ずつ筋をつける
ホワイトソースやマッシュポテトなど、ドロッとしたペースト状の離乳食は、フリーザーバッグ(ジッパー付き保存袋)に入れて冷凍するのがおすすめです。
袋に入れたら空気を抜いて薄く平らに伸ばし、凍る前に袋の上から菜箸などでギュッと押し付けて「1回に使う分ずつ(マス目状に)筋を付けておく」のが最強の時短テクニックです。こうしておくと、完全に凍った後でも使いたい分だけパキッパキッと手で板チョコのように折って取り出せるので非常に便利です。
フリーザーバッグでの離乳食の冷凍例
- マッシュしたじゃがいもや野菜のペースト
- ホワイトソースやミートソース
- パラパラにほぐしたひき肉やしらす、鮭のフレーク
ラップでの冷凍方法!薄く平らに包んだらフリーザーバッグへ
ラップは、おにぎりやパン、おやきなどを1食分ずつ包んで冷凍するのによく使われます。また、加熱した野菜をそのまま冷凍し、凍った状態のまますりおろし器でゴリゴリとすりおろして使う(繊維を細かく断ち切る)時にも便利です。
ただし、ラップだけだと冷凍庫の中で空気に触れて「冷凍やけ」しやすいため、食材を平らにしてラップで包んだら、必ずさらにフリーザーバッグにいれて二重にしてから冷凍しましょう。
離乳食を冷凍する際は8つのポイントに気を付けて!
離乳食は免疫力の弱い赤ちゃんが食べるものです。冷凍する時にひと手間かけることで、衛生面を保ち、食材の旨味が損なわれるのを防ぐことが大切です。以下の8点に気を付けるようにしましょう。
1新鮮な食材を使う
離乳食に使う食材は、買ってきたら長く冷蔵庫で放置せず、鮮度が高いうちに出来るだけ早く調理して冷凍保存しましょう。特にほうれん草などの葉物野菜は、鮮度の劣化が早いので要注意です。
2調理する際は衛生的に!
離乳食を作る際は、手を石鹸できちんと洗いましょう。まな板や包丁、保存容器はきれいに洗った後に熱湯消毒をしておくと、衛生的に保存できます。
31回分ずつ小分けにする
赤ちゃんの食べる量にあわせて1回分ずつ小分けにして冷凍しましょう。一度解凍したものを再冷凍すると菌が繁殖しやすくなるため、絶対に再冷凍はNGです。
4完全に冷めてから冷凍庫にいれる
温かい状態のままフタをして冷凍庫に入れると、フタの内側に水蒸気がついて霜の原因になったり、冷凍庫内の温度が上がって他の食材を傷めてしまいます。必ず粗熱が取れてから入れましょう。
5空気を抜いてきちんと密閉する
冷凍庫内で空気に触れると、食材が乾燥してパサパサに酸化(冷凍やけ)してしまいます。保存容器のフタや袋のジッパーは空気をしっかり抜いてきちんと閉めましょう。
6食材の名前と日付をメモしておく
冷凍するとペーストの色が似ていて「これ、人参?かぼちゃ?」と分からなくなることがよくあります。冷凍庫に入れる前に、マスキングテープなどに「食材名と日付」を書いて貼っておきましょう。使い残しや期限切れを防ぐことができます。
7出来るだけ早く凍らせる
食材を素早く凍らせることにより、細胞が壊れず味や食感の劣化を最小限に食い止めることができます。アルミなどの金属トレーの上に乗せて冷凍すると、熱伝導が良くなり早く凍らせることができます。
8冷凍庫の奥の方に保存する
家庭の冷凍庫は開閉する回数が多いため、手前側は温度変化が激しくなります。なるべく冷蔵庫の奥の方に置くことで、温度変化を最小限にくい止められ、品質低下を防ぐことができます。
冷凍した離乳食の解凍方法!衛生面と吹きこぼれに注意して
せっかく丁寧に冷凍した離乳食を安全に美味しく食べさせるためには、正しい解凍方法が重要です。大人の解凍でよくやる「自然解凍(常温解凍)」は、菌が繁殖しやすいため離乳食では絶対にNGです。必ず「電子レンジ」か「小鍋」を使って、中心までしっかりアツアツになるまで加熱解凍してから食べさせてください。
レンジでチン!加熱ムラと吹きこぼれ対策
レンジは便利ですが、加熱時間が長すぎると離乳食の水分が飛んでカピカピになってしまいます。ほんの少量の水を足してふんわりラップをし、加熱の途中で一度取り出してかき混ぜ、再度加熱すると「加熱ムラ(外は熱いのに中は冷たい)」を防げます。
また、離乳食はドロドロしているため、レンジ庫内で急に沸騰して吹きこぼれ(突沸)しやすいです。少し深めのお皿に入れるか、下に受け皿を敷いておくと庫内の掃除が楽になります。
お鍋で煮る!スープやお粥の味付けと同時に
お味噌汁やスープ、お粥などに冷凍野菜のブロックを加える場合は、わざわざ別で解凍せず、お鍋で調理している最中の熱いダシの中に凍ったままポンッと入れて加熱してください。
量が少ないと焦げ付きやすいので、離乳食専用の小さなミルクパン(小鍋)が一つあると、解凍や調理の小回りが効いて非常に便利です。
離乳食の冷凍保存期間は何日?目安は1週間から10日
一度に多く作り過ぎると期間内に食べきれなくなるので注意してください。
離乳食の冷凍保存期間の目安
手作りして冷凍した離乳食は、1週間~10日程度で使い切るようにしましょう。
※保存期間をすぎたものは大人のスープなどにアレンジして消費し、赤ちゃんには与えないでください。
市販の冷凍食品と違い、手作りの離乳食は保存料などが入っておらず、また家庭の冷凍庫は開閉回数が多く温度を一定に保つことができないため、長期間の保存には向きません。「先週末に作ったストックは、次の週末までに食べ切る」というサイクルを作ると管理が楽です。
買い出しの手間ゼロ!離乳食に便利なおすすめ市販冷凍食材11選
手作りの冷凍ストックも便利ですが、何種類もの野菜を下ごしらえしてすりつぶして…という時間が全く取れない日もありますよね。そんな時に圧倒的に便利なのが「市販の冷凍食材」です。
市販の冷凍野菜は、収穫直後に急速冷凍されているため、栄養価が逃げず長期間保たれます。家庭で作る冷凍離乳食よりも保存期間が圧倒的に長い(数ヶ月持つ)ため、買い置きしておくと「今日あげる野菜がない!」というピンチを救ってくれます。
スーパーや生協の宅配などで簡単に手に入る、包丁いらずのおすすめ冷凍食材11種類をご紹介します。
1冷凍かぼちゃ(初期から)
一つずつバラバラに冷凍されているので、使いたい個数だけレンジで解凍して使えます。初期は皮を取り除き、お湯やミルクでのばしてペースト状にして食べさせます。甘みが強いので赤ちゃんも大好きです。
2冷凍ブロッコリー(初期から)
1房ずつに分けられているので大変便利です。初期の離乳食に使う場合は、解凍せずに凍った状態のまますりおろし器で穂先だけをゴリゴリとすりおろして、熱いお粥やスープに混ぜ込むと、蕾がバラバラにならず綺麗に仕上がります。
3冷凍ほうれん草(初期から)
使いやすい長さにカットされてパラパラに冷凍されているものがおすすめです。ほうれん草も凍ったまますりおろしたり、細かく砕いてスープに加えたりできます。後期になれば、卵焼きや和え物にもサッと使えて彩りが良くなります。
4冷凍さといも(中期から)
さといもは、泥を洗って皮をむいて…と下処理に一番時間がかかる野菜なので、冷凍食材の恩恵が絶大です。レンジで解凍して潰すだけで、特有のトロミがつくため、パサパサした白身魚などと混ぜてあげると赤ちゃんが飲み込みやすくなります。
5洋風野菜ミックス(初期から)
ブロッコリー、カリフラワー、人参などがミックスされています。数種類取り出してコトコト煮込めば、あっという間に栄養満点の野菜スープやシチューが完成します。使いたい野菜(人参だけ等)をピンポイントで取り出して使うこともできる便利食材です。
6ミックスベジタブル(後期から)
コーン、人参、グリーンピースが入った彩りのよいミックスベジタブルは、手づかみ食べの強い味方です。皮を剥いて裏ごしすれば初期から使えますが、そのままツマツマと指先でつまんで食べる練習として後期から使うのが便利です。チャーハンやオムレツにもぴったり。
7冷凍枝豆(中期から)
冷凍枝豆は、さや付きとむき身の両方がありますが、離乳食には圧倒的に「むき身」タイプが時短になります。薄皮をツルッとむいてすりつぶせば、ずんだペーストとしてお粥に混ぜられます。良質なタンパク質補給になりますよ。
8冷凍豆腐(初期から)
サイコロ状に小さくカットされたお豆腐がバラバラに冷凍されています。生協などでよく売られており、使いたい量だけパラパラと取り出して、お味噌汁やスープに凍ったまま入れて加熱します。「あと少しタンパク質を足したいな」という時に大活躍します。
9冷凍パラパラひき肉(鶏:中期、牛・豚:後期から)
塊ではなく、そぼろのようにパラパラの状態で冷凍されているひき肉です。使いたい分だけスプーンですくって使えるため、解凍時間も一瞬です。チャーハンやハンバーグ、ミートソースなど、お肉料理のハードルが劇的に下がります。
10冷凍鶏ささみ(中期から)
鶏ささみは筋取りが面倒ですが、筋取り済みのものが1本ずつバラバラで冷凍されている商品が便利です。茹でて細かくほぐせば、うどんやお粥のトッピングに。パサつきやすいので、とろみをつけたり野菜のペーストと混ぜてあげましょう。
11冷凍うどん(初期から)
うどんは茹でるよりも電子レンジで解凍した方が圧倒的に早く、コシも出ます。大人の普通の冷凍うどんは塩分が含まれていることがあるため、離乳食用に食塩不使用で短くカットされた商品(生協の「やわらかいミニうどん」など)が絶大な人気を誇っています。
子育て4コマ漫画:離乳食を冷凍する時に失敗しがちなこととは?
離乳食の冷凍が便利だと聞いて、大きなタッパーにドカンと入れて冷凍してしまい、いざ食べさせる時にカチカチで割れず「結局全部レンジで解凍して大人が食べるハメになった…」というのは、初めての離乳食作りで誰もが通る「あるある」な失敗です。
また、育児書に「赤ちゃんにはなるべく無添加で新鮮な生鮮食材を」と書かれているのを真面目に守りすぎると、毎日の買い出しと裏ごし作業でママの睡眠時間も削られ、心身ともに疲れ切ってしまいます。赤ちゃんは、完璧な手作りの離乳食よりも、ニコニコ笑っているママとお話ししながら食べる時間を求めています。
「手作りしなきゃ」という呪縛は一旦手放し、市販の冷凍野菜やベビーフード、生協の宅配などをフル活用して、「どうやって家事をサボって、赤ちゃんと遊ぶ時間を増やそう?」とママ自身が楽になる仕組み作りを優先しましょう。
離乳食の進め方やスケジュール管理は意外と頭を使うので、月齢に合わせた便利なツールや冷凍テクニックを駆使して、できるだけ肩の力を抜いて乗り切ってくださいね!


