離乳食中期のおせちレシピ5品 定番おせちの意味と赤ちゃんが食べられる時期
離乳食中期の赤ちゃんが喜ぶおせち料理を、簡単レシピで作ってみませんか。赤ちゃんにとっての初正月。おじいちゃん・おばあちゃんや親戚と祝うご家庭も、感染症の流行を避けて自宅でゆっくり過ごすご家庭も、それぞれの楽しい時間に、赤ちゃん用の手作りおせちをプラスすれば、家族みんなが笑顔になります。
ここでは、離乳食中期の赤ちゃん向けおせちレシピ5品と、定番おせち12品の意味を紹介します。
離乳食中期の初正月おせちレシピ5つ

離乳食中期(生後7〜8か月)の赤ちゃんが普段からよく食べている食材で作れる簡単レシピです。年末に冷凍ストックを用意しておけば、元旦にもパパっと作れます。
1日2回食に進む中期は、1日に必要な栄養の30〜40%を離乳食からとるのが目安とされています。手づかみに興味を持ち始める赤ちゃんもいるので、栄養バランスを見ながら、自分で手を伸ばしたくなるメニューにしてあげたいですね。
離乳食中期のおせちレシピの味付け
中期はごく少量なら調味料も使えますが、基本は素材の味を活かします。塩分のとり過ぎは内臓に負担がかかるため控えめに。味付けは薄い昆布だしだけで十分です。厚生労働省の授乳・離乳の支援ガイドでも、調味料は必要に応じて少量とされています。
1かぼちゃの花飾り
かぼちゃを茹でて梅の花に型取ったレシピです。金運を表すかぼちゃの黄色に、真ん中の緑(ほうれん草)が映えて食欲をそそります。
大人用に栗きんとんを作るなら、味つけ前のさつまいもを少量取り分け、かぼちゃのかわりにさつまいもで作ってもよいでしょう。
余裕があれば、じゃがいもにほうれん草ペーストを混ぜた緑の花や、さつまいもの花など、2〜3色の花を作るといっそう華やかになります。
かぼちゃの花飾りのレシピ
材料:かぼちゃ、ほうれん草、梅の花のクッキー型
- かぼちゃは皮をむいて柔らかく茹でてつぶし、梅の花に型取りする
- ほうれん草は茹でてアク抜きし、細かいみじん切りにする
- かぼちゃの真ん中に、ほうれん草をのせる
2鯛と里芋のお魚さん♪
お正月には焼き鯛が食卓に並ぶことも多いですね。大人用の鯛は塩がきいていて中期の赤ちゃんには不向きなので、赤ちゃんでも食べられるかわいいお魚レシピにしました。
鯛だけでは形が作りにくいので、粘りのある里芋を混ぜると成形しやすくなります。目には、柔らかく茹でて皮をむき半分に切った黒豆を使っていますが、円形に切った海苔でも代用できます。黒豆を食べさせる場合は、細かく刻むかすりつぶして与えましょう。
鯛と里芋のお魚さん♪のレシピ
材料:鯛10〜15g、里芋1個、黒豆1/2粒
- 鯛は中心まで加熱してつぶす
- 里芋は皮をむき、柔らかく茹でてつぶす
- 鯛と里芋を混ぜ合わせ、魚の形に成形する
- 柔らかく茹でた黒豆の皮をむき、半分に切って目の位置にのせる
3大根と人参のすまし汁
お雑煮の味付けや具材は地方や家庭でさまざま。昆布やかつおだしのお雑煮を作るご家庭なら、味付け前の汁を取り分けて赤ちゃんに使えます。
今回はシンプルな大根と人参のすまし汁に。大根と人参で「紅白」、刻み海苔で「邪除けの黒」、昆布だしで「よろこぶ」の語呂を重ねた、3つの縁起をこめた一品です。
大根と人参のすまし汁のレシピ
材料:大根、人参、昆布だし、海苔少量
- 水と昆布だしを鍋に入れて火にかける
- 大根と人参はみじん切りにする
- 沸騰したら大根と人参を加え、柔らかくなるまで煮る
- 海苔は小さく刻む
- 汁をお椀に注ぎ、海苔をトッピングする
※海苔はのどに張り付いて詰まらせることがあるため、2〜3mmに刻んだものをごく少量のせましょう。
4バナナのきな粉まぶし
赤ちゃんの大好きなフルーツを取り入れると、食も進みます。金運の金色にちなんだきな粉を使う、簡単デザートです。バナナはビタミンB群や炭水化物が豊富で、甘みがあり食べやすい食材です。
ただし、きな粉はアレルギーの出やすい大豆製品なので、中期でまだ食べていないご家庭もありますよね。その場合は無理せず、バナナヨーグルトで代用を。「金色」と「清浄の白」でおめでたく、食も進みやすくなります。
バナナのきな粉まぶしのレシピ
材料:バナナ、きな粉適量
- バナナをつぶす(フォークの背を使うとやりやすいです)
- 器に盛り、きな粉をまぶす(きな粉はごく少量にし、むせないよう混ぜてから)
5ブロッコリー粥
お粥に野菜を加えると、手軽に野菜がとれて助かります。今回は彩りのよいブロッコリーのお粥にしました。
中期は7倍粥が目安ですが、進み方には個人差があります。無理に固くせず、赤ちゃんのペースに合わせて調節してあげてください。
ブロッコリー粥のレシピ
材料:白米、ブロッコリー
- 白米で7倍粥を作る(冷凍ストックでもOK)
- ブロッコリーは小房に分けて茹で、葉先を細かいみじん切りにする
- お粥にブロッコリーを混ぜる
お正月の定番12品の【おせちの意味】
子どもの頃から食べているおせち、意外と意味を知らずにいませんか。おせちの食材や色には、それぞれおめでたい意味があります。意味が分かると準備の気持ちも変わり、赤ちゃん向けを作る前の参考にもなります。
1「黒豆」とおせちの意味
「黒」には昔から「邪除け」の意味があり、黒い食べ物は「邪気を払う」とされます。中期後半で焼きのりやひじきを食べたことがある赤ちゃんなら、焼き海苔を煮てトロトロにした佃煮風やひじきも、黒くておめでたい食材です。
黒豆には「まめに働けるほど元気でいられますように」という語呂の願いも。中期では、味をつけず柔らかく煮て皮をむき、すりつぶして与えましょう。
2「なます」とおせちの意味
紅白には「平和」の意味があり、慶事に幅広く使われます。なかでも「紅白なます」はお祝いの水引を型取ったものとされ、とてもおめでたい料理です。大根と人参は初期から食べられるので、おせちにも取り入れやすいですね。
3「かまぼこ」とおせちの意味
蒲鉾は日の出を表すおめでたい料理で、紅白や松竹梅の柄付きもあります。「赤ちゃんにも細かく刻んで」と言う人もいますが…
かまぼこは中期にはNG
かまぼこには塩分・添加物・卵が含まれます。おせちの意味はおめでたいものの、赤ちゃんに与えるのは完了期以降にしましょう。完了期以降も、塩抜きしてから少量にします。
4「海老」とおせちの意味
「赤」には「魔除け」の意味が込められ、海老の朱色は慶事向きとされてきました。背中が丸まった姿から「腰が曲がるまで長生きできますように」という長寿の願いもあります。
海老はアレルギーを起こす可能性が高い食材です。離乳食で使うのは完了期以降にしましょう。
離乳食中期のおせち作りでは…
赤の食材は、人参・トマト・いちごなどを使いましょう。人参はお正月らしい「金時にんじん」もおすすめです。
5「菊花かぶ」とおせちの意味
「白」には「清浄」の意味があります。身が白い「かぶ」は柔らかく栄養価も高く、離乳食にとても向いた食材です。「菊花かぶ」はかぶを菊の花に飾り切りしたもの。菊は長寿の象徴とされ、かぶは「頭(かしら)」にかけて一番を目指す意味もあります。
6「里芋」とおせちの意味
里芋は親芋に子芋がたくさんつくことから、子孫繁栄の願いが込められています。皮をむくと美しい白色で、離乳食のお正月料理にも向く食材です。
里芋は中期から使えますが、皮をむくときや口の周りにつくと、かゆみや赤みが出ることがあります。これはヒスタミンではなく、里芋に含まれるシュウ酸カルシウムの針状結晶による接触刺激が原因で、よく加熱するとやわらぎます。初めて使うときは少量にし、食べ慣れている赤ちゃんから取り入れましょう。なお、加熱しても防げない「ヒスタミン食中毒」はマグロ・カツオ・サバなどの赤身魚が原因で、里芋では起こりません。
7「栗きんとん」とおせちの意味
「黄色」「金色」は金運を願う意味。黄金色の栗きんとんは財宝を表し、豊かな1年を願います。栗は「勝ち栗」とも言われ、古くから縁起物とされてきました。
市販の栗の甘露煮は赤ちゃんには甘すぎます。中期の赤ちゃん用には、味の付いていない栗を調理して使いましょう。
栗のアレルギーに注意
栗はアレルギーに注意したい種実類で、まだ食べたことのない赤ちゃんも多い食材です。離乳食のおせちには、代用品としてさつまいもの茶巾がおすすめです。
8「錦玉子」とおせちの意味
錦玉子は、卵の黄身と白身を分けて裏ごしし、甘く味つけして巻いた華やかな卵料理。黄身と白身を金銀の2色に見立てた名づけとされます。巻物の形から「本を読んで賢くなるように」という願いも込められるそうです。
卵アレルギーに注意
卵はアレルギーに注意が必要な食材で、中期(生後7〜8か月)ではまだ食べさせていないご家庭も多いでしょう。離乳食のおせちには、代用品としてさつまいもやかぼちゃを使うのがおすすめです。
9「昆布」とおせちの意味

昆布は「喜ぶ」にかけた縁起物で、昆布巻や結び昆布として登場します。ただしそのままでは消化がよくないため、生後7〜8か月の赤ちゃんには不向き。中期のおせちレシピでは「昆布だし」を使うのがおすすめです。
昆布だしは初期から使えます。オリジナルレシピで作るときも昆布だしで風味づけを。ただし昆布はヨウ素を多く含むため、だしは薄めにし、毎日大量に使うのは避けると安心です。
10「鯛(タイ)」とおせちの意味
鯛は「めでたい」の語呂で使われる縁起物のおせち定番です。白身魚の鯛は初期から使えるので、赤ちゃんのおせちにも取り入れやすい食材。大人が焼き鯛を食べないご家庭では、刺身用の鯛を使うと下ごしらえが楽ですが、必ず中心まで加熱してから使いましょう。
11「お雑煮」とおせちの意味
お雑煮の「お餅」は「神様にささげる神聖な食べ物」として、昔からお祝いに欠かせないものでした。現代では元旦からお雑煮を食べるご家庭が多いですね。
お餅はのどに詰まる(窒息の)危険があり、乳幼児期のお正月にはおすすめできません。赤ちゃんには与えないようにしましょう。
12「ごぼう」とおせちの意味
細く長く根を張るごぼうは縁起のよい食材とされ、「たたきごぼう」などが重箱に詰められてきました。食物繊維が豊富で、お正月に疲れた胃腸にもうれしい食材です。
中期の赤ちゃんには、繊維が多いごぼうは固くて食べにくいため、後期以降からの使用にしましょう。
離乳食中期のおせちでよくある質問
かまぼこ・海老・卵は中期から使える?
かまぼこ(塩分・添加物・卵)と海老(アレルギーが出やすい)は完了期以降が目安です。卵は少量ずつ様子を見て進めます。中期のおせちでは、さつまいも・かぼちゃ・人参などで代用しましょう。
里芋を食べると口の周りが赤くなるのはなぜ?
里芋に含まれるシュウ酸カルシウムの針状結晶による接触刺激が原因で、ヒスタミンではありません。よく加熱するとやわらぎます。初めては少量で試し、赤みやかゆみが続くときは小児科に相談しましょう。
お餅はいつから食べられる?
お餅はのどに詰まる危険があるため、乳幼児期は与えないでください。鏡餅風にしたいときは、じゃがいもやかぼちゃなどの野菜で代用します。
海苔やきな粉を使うときの注意は?
海苔はのどに張り付きやすいので、細かく刻んでごく少量に。きな粉は大豆製品なので、初めての食材は1種類ずつ少量から試しましょう。
まとめ
中期のおせちは、食べ慣れた食材をおめでたい色と形にととのえるのがポイントです。味付けは昆布だしで薄く、かまぼこ・海老・卵・お餅など時期の合わない食材は代用品で。おせちの意味も知ると、準備の時間がもっと楽しくなります。体調やアレルギーが心配なときは、かかりつけの小児科に相談してくださいね。











