離乳食の白身魚に関する記事

離乳食の白身魚はどの種類をいつから?栄養/月齢別レシピ

離乳食の白身魚はどの種類をいつから?栄養/月齢別レシピ

離乳食では白身魚を初めての魚に選び、慣れてから赤身や青魚へとステップアップしていきますが、そもそもなぜ白身魚からスタートするのでしょう?白身魚と赤身魚、青魚はどのように見分ければいいのでしょう?レシピやさくさん子育て4コマ漫画と共に紹介!

マーミーTOP  >  赤ちゃん  >  離乳食の白身魚はどの種類をいつから?栄養/月齢別レシピ

離乳食はなぜ白身魚からスタートなの?身の色が白い魚ならOK?

「離乳食の魚は白身魚から」と様々な育児書に書かれていますが、初めて離乳食づくりをするママ達からは、「どうして白身魚からなの?」「そもそも白身魚って、どの魚?」「白身魚ならどの種類でも、いつからでも食べられるの?」といった疑問の声がかれます。

離乳食で白身魚から魚をスタートさせるのは、赤身魚や青魚(青皮魚)と比べて味も淡泊で、ほとんどの種類は脂肪分が少なく消化吸収も良いため、赤ちゃんが食べやすく胃や腸など体への負担が軽いからです。

けれど白身魚に分類される魚の中には、離乳食として赤ちゃんに早くから与えるのには適していない身の色が白くない鮭などの魚もあります。

離乳食では、「白身魚」→「赤身魚」→「青皮魚」の順番で食べるとよいと言われていますので、身の色は白いのに白身魚ではない魚、白身魚だけれど遅く開始した方がいい魚に注意し、白身魚と赤身や青皮魚との違いを知っておきましょう。

白身魚とは?近海に住む身が白い魚

白身魚と赤身魚や青皮魚の図解

魚は「白身魚」と「赤身魚」の2種類にわけられ、「白身魚」とは一般的に陸に近い海の岸近くに住んでいる、身の白い魚のことを指します。

離乳食に使われる代表的な白身魚は、ヒラメやタイ、シラス、スズキ、カレイ、タラ、ホッケ、メカジキ、ハタハタ、鮭、マスなどです。

陸に近い海で砂に隠れてじっとしているヒラメやカレイなどの魚には、赤色の筋肉がほぼないため、身の色が白いのです。

赤身魚とは?大洋を回遊する身が赤い魚

色とりどりの刺身

「赤身魚」とは、一般的に円筒形で大洋を回遊している、身の色が赤い魚のことを指します。体の形は円筒形で、大洋を速いスピードで俊敏に動くのに必要な筋肉が発達しています。その筋肉の色が赤く白身魚よりも沢山あるため、赤身魚は身の色が赤く見えるのです。

離乳食に使われる代表的な赤身魚は、ツナ缶の原材料でもあるマグロやカツオ、アジ、ブリ、メバル、イワシ、サバ、カジキなどです。ただしメカジキは一般的に白身魚、マカジキとクロカジキは赤身魚と呼ばれ、同じカジキでも違うので注意しましょう。

鮭やマスは白身魚ですが、エビやカニといった甲殻類のプランクトンを食べているため、エビやカニの色素が蓄積して身が赤く見えますが、赤身魚ではありません。

青皮魚や青魚とは?背の色が青い赤身魚

魚には白身魚と赤身魚という呼ばれ方の他に、「青皮魚」「青魚」「青背魚」という呼ばれ方があります。全て背が青い「赤身魚」のことです。

青皮魚はDAHやEPAといった栄養が豊富なため「体に良い!」と注目されていますが、白身魚に比べて身がポソポソしていて味にくせもあり、赤ちゃんによって好みの差が出やすいです。

離乳食でサンマなどの青皮魚を食べさせるのは後期以降。体質に合わない赤ちゃんもいるため、青皮魚の開始は遅めにし、時期によって脂の量に差があるため脂が少なく消化の良い背の部分から食べさせ始めるとよいでしょう。

離乳食ではどの種類の白身魚をいつから食べられるの?

白身魚のカルパッチョ

離乳食は白身魚から始めるといっても、すべての白身魚を離乳食スタートの初期からから食べてよいわけではありません。

白身魚の中には硬くて赤ちゃんが食べにくい種類や油が多い種類などもありますので、そうした種類は白身魚でも初期の離乳食に向いていません。

離乳食で白身魚を与える時は、初期、中期、後期のそれぞれの段階で食べさせられる魚の種類や量、食べさせ方、食べさせた後の様子に注意しましょう。

離乳食初期(生後5ヶ月~6ヶ月)におすすめの白身魚

離乳食初期からおすすめする白身魚は、タイ、カレイ、ヒラメ、シラスです。脂肪分も少なく、食感も良いので赤ちゃんにも食べやすく、白身魚デビューにはもってこいです。

特に鯛はお刺身でもよく売られているので、お刺身用を購入すると新鮮で、骨もなく調理も簡単です。

離乳食中期(生後7ヶ月~8ヶ月)におすすめの白身魚

ホッケ

離乳食中期に入り初期の白身魚が順調に進んでいる場合は、秋冬の魚の定番でもある生鮭や真タラ、ホッケを食べられるようになります。

ただし鮭やタラは初期の白身魚に比べて脂分も多く、鮮度によっては赤ちゃんが食あたりをおこしやすいと言われる魚ですので、焦って中期に与える必要はありません。中期以降に慎重に与えましょう。

また「塩鮭」は塩分が多いため、離乳食には適していません。離乳食で鮭を食べさせる場合は、「生鮭」を選びましょう。干物は塩分が多いため、ホッケも生の新鮮なものを食べさせるようにしましょう。

ちなみに「銀ダラ」はタラと言っても深海魚で、一般的に鍋に入れて食べることが多い「真ダラ」とはまったく違う白身魚です。

脂肪分が非常に多いので離乳食には不向きです。間違えて中期に与えないように注意しましょう。スーパーなどでは「真ダラ」と表記されている白身魚を選ぶようにしてください。

離乳食後期(生後9ヶ月~11ヶ月)におすすめの白身魚

離乳食後期からスタートおのにおすすめの白身魚はメカジキです。メカジキは深海に潜ってエサを食べる魚で、脂肪分が多く食あたりを起こしやすい種類の白身魚。妊娠中は食べる量を控えた方がよい魚とも言われています。

離乳食中期以降なら与えて構いませんが、加熱するとパサパサするため、赤ちゃんには食べづらいです。そのため後期以降にスタートするのがおすすめ。

離乳食後期は色々な魚も食べられるようになる時期ですので、魚もムニエルにするなどバリエーションを増やして与えましょう。

白身魚の下ごしらえ!1歳未満の赤ちゃんの離乳食が食べやすくなる工夫

離乳食に白身魚を使用する場合、赤ちゃんがより食べやすくなる下ごしらえをしておきましょう。大人の食事と違って面倒ですが、赤ちゃんが安全に美味しく白身魚を食べるためには必要なことです。

白身魚を離乳食に使う際の下ごしらえは、基本的に「加熱する」「身をほぐす」という2つの工程です。離乳食用の白身魚を購入したら、一度に下ごしらえをして小分けにして冷凍保存しておくと便利です

離乳食を作る前に白身魚を中心までしっかり加熱する

白身魚は生ものなので、離乳食に使う際は中心まで加熱してしっかりと火を通す必要があります。加熱したことで中心まで身が白くなったことを確認しましょう。

離乳食の白身魚を食べやすく美味しく加熱する方法には、「熱湯でゆでる方法」「電子レンジを使う方法」「蒸す方法」の3つがありますが、下ごしらえとしてよく使うのは熱湯でゆでる方法と電子レンジの2つの方法です。

離乳食の初期や中期の場合、白身魚を焼くよりも茹でたり電子レンジで加熱したりする方が、柔らかく調理できるためおすすめです。

白身魚を熱湯で茹でる

白身魚の離乳食を作る前にゆでる下ごしらえをしておくと、アクや塩分を抜くことができ、より美味しい離乳食を作ることができます。

離乳食用の白身魚は中心までしっかりと加熱する必要がありますが、加熱し過ぎても硬くなって赤ちゃんが食べにくくなりますので注意しましょう。

  1. 離乳食用の白身魚を湯が沸騰した鍋に入れる
  2. 中心まで火が通ると鍋の底から浮きあがってくるので、白身魚を湯の中から取り出す
  3. 取り出した白身魚を冷水につけて粗熱をとり、ザルに開けて水気をしっかり切る

白身魚と水を入れた耐熱皿を電子レンジでチン

刺身用の白身魚を離乳食のお粥に混ぜたい時などは、電子レンジ加熱が断然おすすめ。茹でるよりも電子レンジで下ごしらえした方が、料理時間を短縮できて便利ですので、やり方を覚えておきましょう。

  1. 耐熱皿にのせて水を大さじ1振りかけます
  2. ラップをして30秒ほど加熱し、身が中まで白くなったらできあがり
  3. 中まで火が通っていない場合は、様子を見て加熱を繰り返す

加熱した白身魚の皮や骨を取り離乳食用に身をほぐす

離乳食用に加熱した白身魚の骨や皮は、加熱して冷めてからまず皮を取り除き、その後身をほぐしながら骨も取り除くと良いでしょう。

調理用のビニール手袋がない場合は、白身魚をラップに包んで手で押すと、簡単に身をほぐせます。お皿の上でフォークの背でつぶしながら身をほぐし、骨を取り除くのも一つの方法です。

離乳食の白身魚は舌ざわりがポイント!初期・中期・後期・完了期レシピ

離乳食の場合、白身魚でもパサつきが気になって、食べない赤ちゃんもいます。魚は食あたりをおこすこともある食品ですので、必ず新鮮な白身魚を選び、あまり急いで進めずに初めは1さじから少しずつ進めましょう。

離乳食初期(生後5ヶ月~6ヶ月)の白身魚のレシピ

鯛

離乳食の白身魚デビューには、脂肪分も塩分も少ない鯛(タイ)を使う家庭が多いです。離乳食スタートから2~3週間経ち、離乳食初期におすすめの野菜のいずれかや豆腐が食べられるようになったら、「タイのおかゆ」で白身魚デビューをしてみましょう。

タイのおかゆのレシピ

下ごしらえしたタイを10倍がゆに混ぜて加熱するだけ!タイに慣れたらヒラメやカレイなどの白身魚でもお粥を食べさせてみましょう。

離乳食用に下ごしらえした白身魚を冷凍保存していた場合は、同じく冷凍保存していたおかゆと一緒にレンジでチンするだけでもOKです。

離乳食中期(生後7ヶ月~8ヶ月)の白身魚のレシピ

鮭の切り身

鯛やヒラメ、カレイなどの白身魚に慣れたら、タラや鮭、ホッケなどの食あたりが少し出やすい白身魚を少しずつ与えてもよいでしょう。

中期になっておかゆ以外の白身魚の離乳食を作ると、パサパサして食べてくれない赤ちゃんが多いです。そのような時は離乳食にとろみをつけると白身魚のパサパサ感が和らぐため、赤ちゃんがスムーズに食べやすくなります。

白身魚のだし煮のレシピ

  1. 色々な種類の野菜を薄めたダシで煮る
  2. 野菜が柔らかくなったら下ごしらえをした白身魚を入れてひと煮たちさせる
  3. 水溶き片栗粉でとろみをつける

離乳食後期(生後9ヶ月~11ヶ月)の白身魚のレシピ

離乳食後期は、食べることができる白身魚の種類も増えます。赤ちゃんの食べる意欲も増してきますので、離乳食を手づかみで食べられるメニューがおすすめです

白身魚をおやきにしてみてはどうでしょう。魚が苦手な子でもおやつ感覚で食べられるし、パパのおつまみにもなりますよ。

白身魚のおやきのレシピ

材料:白身魚のすり身60g、豆腐10g、片栗粉大さじ1

  1. 白身魚のすり身と豆腐を混ぜ、さらに片栗粉を加えて混ぜる
  2. クッキングシートを引いたフライパンに、1で作ったネタを大さじ1ずつ落とす
  3. 蓋をして2~3分したら裏返し、反対側も焼く
  4. 焼き色がつき、中まで火が通ったらできあがり♪

※クッキングシートが燃えない様に、フライパンからはみ出さない大きさに切って使いましょう
※お好みで青のりやチーズを入れても美味しいです
※離乳食4回分の分量です

離乳食完了期(1歳~1歳6ヶ月)の白身魚のレシピ

離乳食完了期になると、いろいろなものが食べられるようになります。その反面、食感や匂いなど敏感になる子も多く、偏食もでてくる時期ですので、食べやすく楽しく食べられるように工夫してあげたいところ。

完了期は白身魚を加熱してほぐす下ごしらえの必要もなくなり、焼くだけで食べられるようになます。

ただし子供が自分で食べて骨が刺さらないように、調理前に骨抜きで取り除いておきましょう。ほとんどの種類の白身魚を使用できるので、調理のバリエーションも広がります。

白身魚のあんかけのレシピ

白身魚のあんかけ

材料:白身魚30g、パプリカ10g、しめじ2本、人参10g、玉ねぎ10g、だし汁100cc、みりん小さじ2/1、醤油少々、片栗粉小さじ1/4、水小さじ1

  1. 玉ねぎ、パプリカ、人参を千切りにし、しめじは下から半分に割き、完了期初期は1cmに切る
  2. 玉ねぎと人参を耐熱容器に入れ、少量の水を入れてラップで蓋をし、レンジで1分半加熱する
  3. だし汁に調味料、玉ねぎ、人参、しめじ、パプリカを入れ、野菜に火が通るまで加熱する
  4. 火が通ったら、水で溶いた片栗粉でとろみをつけてあんにする
  5. フライパンに薄く油をひき、白身魚をフライパンで焼く
  6. 4のあんを、5の白身魚の上にかけて完成♪

※魚は刺し身用に骨や皮を除いてある、フィレを使うと便利です
※玉ねぎはワット数によって焦げることがあるため、透明になる程度の時間に調節しましょう

加熱すると、どうしてもパサパサした食感になるため、完了期になっても食感が苦手な子は少なくありません。苦手な子には、野菜あんかけなどでとろみをつけて食べるようにするのがおすすめです。

野菜あんはニンジンや玉ねぎ、しめじなどで彩り良くし、だし汁と醤油で煮込んでから、片栗粉でとろみを付けましょう。

離乳食の白身魚が食べられない!先輩ママのアドバイス

離乳食の白身魚についての子育て漫画

離乳食作りを通して白身魚の知識を深め、張り切って栄養満点の離乳食を作っても、残念ながら離乳食を食べないことがあるのが赤ちゃんなので、ママ達は色々な策をとっています

どうすれば白身魚嫌いの子に喜んで食べてもらえるのでしょう?ママ達が行った離乳食の白身魚嫌い克服術を離乳食の段階別にご紹介しますので、食べてもらえない時はぜひ試してみて下さい。

離乳食初期(生後5ヶ月~6ヶ月)の白身魚克服術

ミルキー
26歳

いろどりも大切

普通のおかゆは食べてくれるのだけど、白身魚を加えると舌を出して「ぺーっ」。この状況に困り果てていたのですが、よくよく考えると、私、白身魚を使うときは、おかゆしか作っていない!

白身魚と組み合わせるメニューが他に思い浮かばなかったのです。そこで、いつものおかゆではなく、すりおろした大根と白身魚を煮ることにしました。

大根の食感が白身魚の食感を消してくれるのですね!しっかり完食してくれました。ワンパターンだったメニューを反省しました。

離乳食中期(生後7ヶ月~8ヶ月)の白身魚克服術

タラちゃん
32歳

魚の臭みを消す方法

トレイに載せられたカレイ

魚独特の臭みが嫌いだった息子。白身魚はなるべく臭みのないかれいを使うようにしていましたが、赤ちゃんの離乳食は薄味でないといけないので、大人が食べるように味噌やマヨネーズで誤魔化すのもできなくて悩みました。

そこで、上の子がグラタン好きなことがヒントとなり、牛乳で煮てみることにしました。すると魚の臭みも気にならないし、ホワイトソースっぽくて食べやすく、息子も「もっとちょうだい」と口を開けて待つほどになりました。

離乳食後期(生後9ヶ月~11ヶ月)の白身魚克服術

さかなクシ
29歳

みんなで一緒に食べる!

離乳食初期から魚は拒否していた娘。鯛もヒラメもカレイもタラも、すべての白身魚がNGでした。それでも「無理やり食べさせるのは良くない」と聞いていたので、無理強いはしませんでしたが、食べなくても食卓には並べるようにしていました。

離乳食後期になってムニエルを食卓に並べると、少し興味を持ったようでした。ムニエルだと、大人も上の子も赤ちゃんも、みんな同じものを並べることができます。

いっしょに食卓を囲んで同じものを食べることがよかったのか、そのうちに自分で、手づかみでムニエルを食べるようになってくれました。

離乳食完了期(1歳~1歳6ヶ月)の白身魚克服術

クロマニ
33歳

とろみを付けるのが基本

離乳食完了期になって、白身魚を焼いて食べることができるようになったのだけど、うちの子は、焼き魚のパサパサした食感が苦手なようでした。特に白身魚は焼くとパサパサしやすいんですよね。

そこで、白身魚を食べるときには、必ずとろみを付けるように心がけました。すると、あんかけや煮つけなどにすると食べてくれるようになりました。おかげで、片栗粉の消費量が大幅に増えました!

同じ白身魚の離乳食でもレシピや加熱時間、下ごしらえの仕方によって舌触りが変わり食べてくれることがあります。ネット上には様々な離乳食の段階別白身魚レシピがありますので、色々なものにトライして赤ちゃんにとっての食べやすさを見直し、好みを探求してみましょう。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

この記事に関連した特集ページ