離乳食の開始時期7つの目安に関する記事

離乳食の開始時期はいつから?厚生労働省の目安と見極めたい7つのサイン

離乳食の開始時期はいつから?厚生労働省の目安と見極めたい7つのサイン

「そろそろ離乳食?」と迷っていませんか。開始の目安は生後5〜6ヶ月ですが、大切なのは月齢より赤ちゃんの準備が整っているか。厚生労働省ガイドラインの変更点や、お座り・食べ物への興味・スプーンを押し出さないなど、スタートを見極める7つのサインをまとめました。

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離乳食の開始時期はいつから?厚生労働省の目安と見極めたい7つのサイン

「そろそろ離乳食の開始時期だってお姑さんに言われたけど、病院ではゆっくりでいいと言われたし…どうしよう」「お友達が離乳食を始めたから、うちも早く始めなきゃ!」なんてお悩みのママ・パパはいませんか。焦って始める必要はありませんよ。離乳食の開始時期の考え方は、昔と今とで少しずつ変わってきています。

こちらでは、厚生労働省やWHO(世界保健機関)がすすめる離乳食の開始時期の目安や、開始時期の考え方が年々どう変わってきたのか、そして赤ちゃんの様子から「始めどき」を見極める7つのサインをご紹介します。これらを参考に、月齢だけにとらわれず、お子さんに合った開始時期を選んでいきましょう。

離乳食の開始時期は昔と今で変わってきている

ストローマグで飲む赤ちゃん

「自分の頃はもっと早かったわよ」と実母やお姑さんに言われて戸惑った、というママ・パパは少なくありません。実際、厚生労働省の全国調査(平成27年度・2015年の乳幼児栄養調査)を見ると、離乳食を始める時期は昔よりゆっくりになってきています。

この調査では、離乳食を始めた月齢は「6か月」が44.9%で最も多く、次いで「5か月」が40.7%でした。以前の平成17年度(2005年)の調査では「5か月」がピーク(46.8%)でしたが、最新の調査では開始のピークが1か月後ろ倒しになり、今は生後6か月ごろから始める家庭が多数派になっています。

開始した月齢割合(平成27年度調査)
5か月40.7%
6か月44.9%
7か月8.7%

また、開始時期を決めた目安は「月齢」が84.3%と最も多く、次いで「食べものを欲しがるようになった」など赤ちゃんの様子があげられています。完了時期も「13〜15か月」が33.3%で最多となり、こちらも以前よりゆっくりになる傾向です。「周りより遅いかも」と気にしすぎず、赤ちゃんのペースを大切にして大丈夫。まずは我が子の様子をよく観察してみましょう。

離乳食の開始時期に関する厚生労働省ガイドライン

厚生労働省は2007年(平成19年)に「授乳・離乳の支援ガイド」をまとめ、その後2019年(令和元年)に改定しました。現在のガイドラインでも、離乳食の開始時期の目安は「生後5〜6か月頃」とされています。実母やお姑さんの時代と比べて、考え方のどこが変わったのか、主な変更点を4つに整理しました。「昔と言われていることが違う」と感じたときの、すれ違いを解消するヒントにもなりますよ。

果汁などの「離乳準備」が不要になりました

変更前は、生後2〜3ヵ月頃から果汁やスープを与えてスプーンや母乳以外の味に慣れさせる「離乳準備」がすすめられていました。しかし変更後は、こうした準備は不要に。赤ちゃんは生後5〜7ヶ月になれば、特別な練習をしなくても自然にスプーンを受け入れられるようになることが分かってきたためです。準備に追われず、開始のタイミングを待てばよいので、肩の力を抜いていきましょう。

開始時期・完了時期の目安が変わりました

離乳食食器

開始時期の目安は、以前よりゆっくりになり、適当とされる時期が「生後5〜6ヵ月」となりました。また完了時期も、変更前の12〜15ヵ月から、変更後は12〜18ヵ月へと幅が広がっています。調査で6ヵ月開始のママや、16〜18ヵ月で完了するママが増えていたことが、見直しの背景にあると言われています。幅が広いぶん、「○ヵ月までに終わらせなきゃ」と焦らず、ゆったり構えられますね。

「初期・中期・後期・完了期」の区分がなくなりました

これまで離乳食を進める目安として使われてきた「初期・中期・後期・完了期」という区分は、ガイドライン変更後はなくなりました。成長には個人差が大きく、月齢で一律に区切れないと判断されたためです。育児書やネット上ではいまも便利な目安として使われていますが、あくまで参考として捉え、赤ちゃんの成長に合わせて進めるのが安心です。表示された区分に縛られず、目の前の我が子のペースを基準にしましょう。

開始時の量が「グラム」から「さじ」へ

離乳食開始時の量は、従来の「何グラム」という表し方から、「1さじから少しずつ与え、進み具合や成長を見ながら徐々に増やしていく」という考え方に変わりました。きっちり計量しなくてよくなった一方で、「徐々に、ってどのくらい?」と迷うママ・パパも多いもの。最初はティースプーン1さじからと覚えておき、赤ちゃんが嫌がらなければ少しずつ増やしていけば大丈夫です。

欧米やWHOの離乳食開始時期は?

WHO(世界保健機関)でも、離乳食の開始時期について目安が示されています。欧米では「生後6ヵ月以降に始めましょう」と案内されることが一般的です。「海外と日本で違うの?」と気になるかもしれませんが、生後6ヶ月前後という点では大きな差はありません。

離乳食の開始時期は、国内のガイドラインでも、WHOや欧米の目安でも、生後5〜6ヶ月ごろがおすすめとされています。月齢はあくまで目安なので、赤ちゃんの様子とあわせて判断しましょう。

離乳食の開始時期を見極める7つのサイン

生後5〜6ヶ月がおすすめとはいえ、赤ちゃんの成長には個人差があります。「もう5ヶ月だから」と月齢だけでスタートすると、なかなか食べ進まないこともあります。赤ちゃんからこんな様子が見られたら、離乳食開始のGOサイン。あわてず、サインがそろってきたタイミングで始めましょう。気になる様子が見られたら、数日間じっくり観察してみてくださいね。

首がしっかりすわっている

壁を背にして座る赤ちゃん

生後3〜4ヵ月頃には首がすわる赤ちゃんが増えてきますが、まだグラグラと安定しない子もいます。縦抱きにしたときに、手を添えなくても自分で頭を支えられるようになっていれば、ひとつの目安です。日頃から成長の様子をよく観察しておきましょう。

支えてあげるとお座りができる

生後5〜6ヵ月になると、支えてあげればお座りができる子が増えてきます。上半身がしっかりしてきた証拠です。お座りがまだ不安定なうちは、無理に進めず、安定してくるのを待ってあげると落ち着いて食べやすくなりますよ。赤ちゃんが楽な姿勢で食卓につけるよう、椅子やクッションも整えておきましょう。

手に取ったものを口に運び始めた

手に取ったものを口に運ぶ赤ちゃん

おもちゃやタオルなど、手に取ったものを口に入れてみる動作が増えてきたら、生まれつきの哺乳反射が少しずつ和らいでくる時期です。スプーンもすんなり受け入れやすくなってきているので、離乳食の開始を検討してみましょう。口に運ぶしぐさが見られたら、食卓に一緒について興味を観察してみてください。

食べ物に興味が出てきた

家族が食事をするときに、赤ちゃんも一緒にテーブルを囲んでみましょう。大人が食べている様子をじっと見つめたり、何も食べていないのに口をモグモグ動かしていたら、食べ物に興味が出てきたサインです。「おいしそうだね」と声をかけながら、赤ちゃんの反応をよく見てみましょう。

口に入れたスプーンを舌で押し出すことが少なくなった

スプーンを口に入れられる赤ちゃん

生後5〜7ヵ月になると、哺乳反射がやわらいで、口に入れたスプーンを舌で外に押し出すことが少なくなってきます。「そろそろかな?」と思ったら、食べものはあげずに、空のスプーンをそっと下唇にのせてみましょう。嫌がらずに受け入れるようなら、準備が整ってきた合図です。

よだれが増えた

よだれが増えるのも、昔からよく言われる開始の目安のひとつです。生後6ヵ月頃になると、よだれの量が増える赤ちゃんが多くなります。また、大人が食べる姿を見てよだれを出す子もいます。スタイ(よだれかけ)がいつもより濡れるようになってきたら、サインのひとつとしてチェックしてみましょう。

歯が生えてきた

生後6ヵ月頃になると、初めての歯が生え始める子も増えてきます。歯がむずがゆいのか機嫌が悪くなったり、歯固めやおもちゃをガジガジ噛んだりする姿が見られることも。何かを口に入れたがる様子が増えてきたら、離乳食を始めるタイミングのひとつとして考えてみましょう。これらのサインがいくつかそろってきたら、笑顔でスタートです。

離乳食を始める前の果汁は準備として不要に

かつては離乳食の準備として、生後2〜4ヶ月頃に果汁を与えるよう案内されていました。けれども、果汁でお腹がふくれて母乳やミルクの量が減ってしまうことや、生後5〜7ヶ月になればスプーンの練習をしなくても自然に受け入れられるようになることが分かり、現在は「準備として果汁を与える」案内はなくなっています。

今は、まずおかゆから離乳食を始め、お粥に慣れてきたころに果汁を取り入れていく流れが一般的です。「準備をしなくちゃ」と気負わず、開始のサインを待てばよいので気が楽ですね。果汁を急いで飲ませる必要はないと覚えておきましょう。

先輩ママはどうやって開始のタイミングを決めた?

もも
25歳

A焦らず、6ヶ月過ぎからゆっくり始めました

先輩ママ友に「離乳食は6ヵ月を過ぎてからで大丈夫だよ、焦ることないよ」と生後5か月の時に言われて、6ヵ月過ぎからゆっくり始めようと思っていました。周りには早めに始めている人もいて少し気になりましたが、いろいろ調べてみると「焦って早くから始める必要はない」という情報が多く、自分のペースで進めて大丈夫なんだと安心しました。

実際に6ヵ月を過ぎて始めてみると、赤ちゃんも大人の食事を食べたそうに見ていて、スムーズにスタートできました。周りと比べてあわてなくてよかったと思っています。

体験談からも分かるように、開始時期は赤ちゃんの様子と家庭のペースで決めて大丈夫。周りの声に焦らされず、サインを目安に「我が家のタイミング」を選んでいきましょう。

開始時期に迷ったときに大切にしたい3つの考え方

「結局いつ始めればいいの?」と最後まで迷ってしまうママ・パパへ。情報がたくさんあるからこそ、シンプルな指針を持っておくと安心です。

1つめは、月齢はあくまで目安と考えること。生後5〜6ヶ月を一つのめやすにしつつ、サインがそろうのを待ちましょう。2つめは、赤ちゃんの様子をいちばんの基準にすること。首すわりやお座り、食べ物への興味など、体の準備が整っているかを見てあげます。3つめは、周りと比べて焦らないこと。早い・遅いで競うものではありません。「準備ができたら、笑顔でゆっくり」を合言葉に、赤ちゃんとの食事の時間を楽しんでくださいね。

まとめ

離乳食の開始時期は、厚生労働省やWHOの目安では生後5〜6ヶ月ごろ。ただし、これはあくまで目安で、いちばん大切なのは赤ちゃんの体の準備が整っているかどうかです。首がすわり、支えるとお座りができ、食べ物に興味を示し、スプーンを舌で押し出さなくなり、よだれが増え、歯が生え始める——こうしたサインがそろってきたら、始めどきのサインです。

開始時期の考え方は昔と今で変わり、果汁での準備は不要に、量も「グラム」から「さじ」へと、より赤ちゃんのペースに寄り添う形になりました。周りの声に焦らず、月齢だけにとらわれず、我が子の様子を見ながらゆっくりスタートしましょう。笑顔で迎える最初のひとさじが、楽しい食卓のはじまりになりますように。

よくある質問

Q. 離乳食はいつから始めればいいですか?

厚生労働省のガイドラインでは生後5〜6ヶ月頃が目安です。ただし月齢よりも、首すわりやお座り、食べ物への興味などのサインがそろっているかを基準に判断するのがおすすめです。

Q. 5ヶ月と6ヶ月、どちらで始めるのがいいですか?

どちらでも問題ありません。5ヶ月でサインがそろえば始めてもよいですし、6ヶ月近くになってからでも大丈夫。赤ちゃんのペースに合わせて、焦らず決めましょう。

Q. 周りより遅いと心配です。

開始時期は年々ゆっくりになる傾向にあり、生後6ヶ月から始める家庭が多数派です。早い・遅いを競うものではないので、我が子の様子を基準に進めて大丈夫です。

Q. 始める前に果汁で準備をした方がいいですか?

現在は、果汁での離乳準備は不要とされています。まずはおかゆから始め、慣れてきたころに果汁を取り入れていく流れが一般的です。

Q. 最初はどのくらいの量をあげればいいですか?

ティースプーン1さじからが目安です。赤ちゃんが嫌がらなければ、進み具合や成長を見ながら少しずつ増やしていきましょう。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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