赤ちゃんと呼ぶのはいつまで?小さくても満1歳以降は幼児
「赤ちゃん」と呼ぶのは、一般的に満1歳まで。「乳児」や「乳幼児」とも呼ぶので、紛らわしいと感じているパパやママも多いでしょう。
赤ちゃんという呼び方は生まれたばかりの愛らしい子、守ってあげたくなるイメージがあります。大きくなっても我が子を赤ちゃんと呼ぶ人は多いのですが、子供が日々成長していくことを理解するのも大事なこと。
児童福祉法では年齢によって子供の呼び方を使い分けていますので、パパやママも子供の年齢に応じて意識を変えていくことをおすすめします。
児童福祉法に定められている子供の呼び方
- 乳児
満一歳未満 - 幼児
1歳~小学校入学まで - 少年
小学校入学~満18歳まで
赤ちゃんの気になるクセはいつまで続くの?
赤ちゃんの困ったクセは、いつまでもそのままというわけにはいきません。「まだ小さいから」と見逃してしまいがちですが、赤ちゃんの行動の理由やいつまで続くか、対処方法を理解しておきましょう。
赤ちゃんの指しゃぶりは5歳ごろまで!続く場合は対処が必要
赤ちゃんの指しゃぶりは長い子で5歳ごろまで続きますが、1歳ぐらいまでなら無理にやめさせる必要はないものの、長引くようであれば積極的な対処が必要です。
赤ちゃんの指しゃぶりの理由はお口の発達の過程であるだけでなく、落ち着くから、眠るための儀式など様々な理由が考えられますが、あまり長い間続くと歯並びが悪くなり、指が傷ついてしまう可能性が否定できません。
赤ちゃんの指しゃぶりへの対処法
パパやママが怒ってやめさせようとすると子供の不安感を増大させ、行為がエスカレートします。
どんなときに指しゃぶりをしているのか、タイミングや原因を考えながら、指を口に持っていったら遊びに誘うなど、上手に赤ちゃんの気をそらしましょう。
指しゃぶりをやめるきっかけは子供によってさまざまなので、先輩ママの体験談をチェックするのも良い方法です。
赤ちゃんが何でも口に入れるのは5~6歳まで続く
赤ちゃんはなんでも口に入れるのでパパやママは大変ですが、この困ったクセはほとんどの赤ちゃんにみられるしぐさで、長い子で5~6歳ごろまで続きます。
お口の発達上問題のない行動で、歯が生え始めてむずがゆい時期は特にひどくなりますが、成長の証。無理にやめさせる必要はありません。
赤ちゃんにとって栄養を摂取する口周りは、外界を知るための大事な感覚器官。なんでも口に入れることで感触や味を確かめようとする好奇心の現れです。
赤ちゃんが何でも口に入れることへの対処法
小さなおもちゃやボタン電池、安全ピンやタバコなどを口に入れるのは大変危険なこと。誤飲事故が起きないように部屋の環境を整えて、赤ちゃんの様子には常に目を配る必要があります。衛生面でも不安が残りますので、赤ちゃんが口に入れるものはこまめに拭き掃除や消毒を心掛けましょう。
赤ちゃんのごぶししゃぶりは5~6ヶ月ごろに落ち着く
赤ちゃんのこぶししゃぶりはお口の発達や好奇心に起因するもので、生後5~6ヶ月ごろには見られなくなることから、特別な対処は必要ありません。
手足が十分に動かせるようになり、離乳食が始まるなど他に興味を示し始めれば自然と落ち着きます。本人に苦しむ様子がないのであれば、暖かく見守りましょう。
赤ちゃんのこぶししゃぶりへの対処法
よだれでベタベタした状態のこぶしを放置すると、雑菌が繁殖して衛生上好ましくありません。感染症などを引き起こすリスクもあるのでこまめに手を洗うか、拭いてあげてください。
激しく頭を振る赤ちゃんの首振りは1歳ごろまで続く
赤ちゃんが激しく頭を振るしぐさはおおむね1歳ごろまで続きますが、赤ちゃんがニコニコとご機嫌でいるのであれば、心配する必要はありません。
首が自由に動かせるようになって好奇心がわいてきた、頭を振ることで遊んでいる、寝ぐずりなどのさまざまな原因が考えられます。後頭部ハゲを引き起こすので心配するパパやママは多いのですが、これも成長の一過程だと考えましょう。
赤ちゃんの首振りへの対処法
頭皮が乾燥して痒い、痛みがあるなどの理由から首振りをするケースもあります。「赤ちゃんのクセだから」と放置しないで、普段から赤ちゃんの様子はしっかりと観察しておいてください。
赤ちゃんが叫ぶ奇声は5歳ごろには減ってくる
突然「キャー」と大声を出す赤ちゃんの奇声は、5歳ごろまで続くこともあります。自分たちの育て方がいけないのか、発達に問題があるのかと不安になりがちですが、多くのパパやママが経験している赤ちゃんの行動ですので、神経質になる必要はありません
1歳未満の赤ちゃんであれば奇声を出して楽しんでいる、周りの反応を見て喜んでいるという原因が考えられますが、何らかの要求がある場合や不安から声を出しているケースもあります。
赤ちゃんの奇声への対処法
赤ちゃんが観察して、奇声を発するタイミングや原因がある場合は改善に努めましょう。大きな声を出したら頭ごなしに怒るのではなく、穏やかに根気よく言い聞かせてください。多くの場合心の成長とともに自然と落ち着いていきますが、5歳以降も奇声が続くようであれば、一度専門機関に相談しておくと安心です。
赤ちゃんがツバを飛ばすのは1歳前後にはやらなくなる
赤ちゃんが口をブーブーと震わしてツバを飛ばす行動は生後4~5ヶ月ごろから始まりますが、1歳前後には見られなくなりますので安心してください。
これもお口の発達の一過程ですし、赤ちゃんは自分の声や振動を楽しんでいるだけ。一時期しか見られない赤ちゃん特有のしぐさだと考えて、暖かく見守りましょう。
赤ちゃんがツバを飛ばすことへの対処法
なかにはママや周りの反応を楽しんで、わざとツバを飛ばす赤ちゃんもいます。「汚いから、やめて!」と大騒ぎをすると増長しますので、ツバを飛ばすときはアッサリと対処することをおすすめします。
赤ちゃんが髪の毛をむしるのは1歳まで!続く場合は要注意
赤ちゃんが手で自分の髪の毛をむしるクセは、1歳ぐらいになればおさまってきますので、特別な対応は必要ありません。
ストレスや病気を疑ってしまいがちですが、赤ちゃんが髪をむしるのは手指が発達して物を掴む反動など、正常な発達によるしぐさの一つです。
髪の毛はまた生えてきますので、それほど心配は必要ありません。あまり長引くようであれば、健診などの際に保健婦さんやお医者さんに相談をしてみるといいでしょう。
赤ちゃんがツバを飛ばすことへの対処法
なかには頭皮が乾燥して痒い、髪の毛をむしる際に爪で頭皮をひっかいて傷ができているなど、肌トラブルに起因するケースもありますので、毎日のシャンプーの際に頭皮の状況をしっかり確認をしておき、赤ちゃんの爪は短く、丸く切っておきましょう。
赤ちゃんがつねるのは1歳ごろまで!くせになる前にしつけをスタート
赤ちゃんがギューッとつねるクセは1歳ごろまでに自然と落ち着いていきますが、「赤ちゃんのすることだから」と放置するのは好ましくありません。
つねるのも手指の発達の一過程でおきますが、つねりクセをつけてしまうと、大きくなった時にお友達を困らせてトラブルになってしまうかも。
赤ちゃんがつねることへの対処法
「ママ痛いよ、ダメなんだよ」と毎回穏やかに言い聞かせて、つねる手を放すように教えてあげましょう。パパやママが大声を出して怒ると、赤ちゃんに「ウケた!」という誤解を与えます。安心感を求めてママにくっつきたかったり、やわらかくて気持ちいい場所を掴んだりしているだけですので、少し我慢して冷静に対処をしてください。
赤ちゃんならではの大変なお世話はいつまで続けるの?
赤ちゃんならではのお世話は大変で、「いつまで続ければいいの?早く終わって欲しい」と思うママもいるでしょう。
する必要がないお世話は早めにやめ、そのぶん赤ちゃんとのふれあいの時間を持つことも大切ですので、日頃のケアを見直してみましょう。大変な時期がいつまで続くのか知っておけば、パパやママの育児ストレスも軽くなります。
授乳後のゲップは最低5~6ヶ月ごろまで必要
赤ちゃんにミルクを飲ませた後にいつまでゲップさせるのか知りたいママさん、少なくとも生後5~6ヶ月ぐらいまで必要です。赤ちゃんによっては生後8ヶ月頃まで必要ですので、赤ちゃんが自分で飲んだ空気を排出できるようになるまで続けるものと考えておきましょう。
赤ちゃんが自発的にゲップできないのは、首のすわりや姿勢、胃の周りの機能の発達が影響しています。授乳後に縦抱きをするだけで自然に「ゲフッ」と空気がでる、授乳後に吐き戻さずに苦しがる様子もなく元気に動いているなら、そろそろママがゲップさせる時期の終わりかもしれません。
背中をトントンする時間が減ってくるのも、目安の一つ。大変ではありますが赤ちゃんとのふれあいタイムだと考えて、根気よくゲップさせることをおすすめします。
赤ちゃんが夜中に泣くのは1歳ごろまで
赤ちゃんが夜中に泣く「夜泣き」がいつからいつまで続くか知りたいママは多いでしょう。早い子で生後2~3ヶ月ごろから始まり、生後9ヶ月をピークに徐々に落ち着いていきますが、長引く子は1歳過ぎまで続きます。
夜泣くのは生活リズムが整っていないから、暗くなることの不安、夢の刺激や環境への不満などのさまざまな理由が考えられますが、原因ははっきりと特定できません。
何をしても泣くのをやめないとママは大変ですし、「この状態、いつまで続くの?」とイライラしてしまいますが、赤ちゃんが成長すれば自然とおさまっていきます。
昼間でも赤ちゃんが寝ている時にママも一緒に休む、家族やファミリーサポートなどの支援を受けるなど、できるだけ負担を軽くすることを検討して乗り切りましょう。
赤ちゃんが哺乳瓶でミルクを飲むのは1歳頃まで
ミルクだけでなく白湯にお茶にと育児に哺乳瓶は欠かせませんが、赤ちゃんが哺乳瓶を使うのは1歳ごろまでが目安です。離乳食も進みお座りができるようになってパパやママとテーブルにつくようになったら、マグを使ったストロー飲みに変えて慣らしていきましょう。
ストローマグをいつから使うかは家庭によって異なりますが、生後8ヶ月から使えますので少しずつトライしてみてください。使い慣れた哺乳瓶のほうが落ち着くからと執着する子もいますが、いつまでも哺乳瓶を使っていると歯並びに影響を与えますし、入眠儀式に使っていると虫歯も心配です。
無理に哺乳瓶を取り上げる必要はありませんが、離乳食の進行の一環として、徐々にマグやコップに移行をさせていくことをおすすめします。
赤ちゃんを抱っこで寝かしつけるのは3ヶ月頃まで
赤ちゃんを抱っこでねかしつけるのはいつまで必要なのでしょう?個人差や月齢による波もありますが、赤ちゃんの生活リズムが整ってきて、日中起きている時間が長くなってくる生後3ヶ月ごろまでを目安に、寝かしつけをスタートする家庭が多いです。
ただし抱っこでの寝かしつけが好きな赤ちゃんもいますし、ママと離れる不安で泣く子もいるので、無理に一人寝をさせる必要はありません。
パパやママのできる範囲で抱っこしてあげればよいのですが、大きくなってくると重くて大変ですし、抱っこ紐などを使っても対処しきれなくなってしまいます。
抱っこでの寝かしつけに限界を感じ始めたら、横に添い寝をして子守唄を歌う、絵本の読み聞かせをするなどの入眠儀式にさりげなく誘って、布団で寝付くのに慣れさせていきましょう。
哺乳瓶の消毒は4ヶ月を過ぎるまで続ける
赤ちゃんが使う哺乳瓶の消毒は、最低でも赤ちゃんの免疫力・体力が向上するまで、生後4ヶ月を過ぎるまでは続けましょう。
哺乳瓶の消毒は、赤ちゃんを感染症などから守るために欠かせません。哺乳瓶の消毒がいつまで必要かは最終的にママの判断になりますが、雑菌の繁殖が活発になる梅雨時や夏場、風邪が流行っている時期などは、赤ちゃんの体調を見て哺乳瓶を消毒すると安心です。
消毒は難しい作業ではないものの、一日に何本も、朝・昼・晩と続けるのは大変なことです。レンジ消毒や薬剤を使った消毒など、いくつかの消毒方法がありますから、自分にとって一番負担の少ない方法で乗り切りましょう。
赤ちゃんがよく吐くのは長い子で1歳ごろまで
健康でも赤ちゃんは飲んだミルクを吐くことがよくあります。いつまで続くかには個人差があり、長い子では1歳ぐらいまで続くことも。多くの場合は3ヶ月程度で吐く量が少なり、自然に収まっていきます。
生まれたばかりの赤ちゃんの胃は小さく、筋肉はまだまだ未発達。胃の入口の筋肉もしっかり閉まっていませんので、よく吐くのは仕方がないこと。
胃の形や大きさなどは個人差が大きいためミルクを飲み過ぎればあふれて吐きますし、倒せばミルクがこぼれ出て吐きます。ゲップと一緒にミルクが飛び出すこともあります。
赤ちゃんがよく吐くことへの対処法
授乳後は縦抱きにし、叩き過ぎないように気を付けてゲップをさせましょう。授乳後に寝かせる時はベッドに傾斜をつけて頭の方を少し高くできる、吐き戻し防止のベビー用枕を使用するのがおすすめです。
赤ちゃんがいつまで続けるかは個人差大!思い詰めず気楽に楽しもう
赤ちゃんがいつまで困ったクセを続けるのかは、赤ちゃん次第です。パパやママがどんなに心配でも大変でもコントロールできるものではありませんので、対処すべきポイントをわきまえて「限られた時期のかわいいしぐさだなぁ」と気持ちに余裕を持って考えましょう。
ちょっと大変な赤ちゃんのお世話も同じです。赤ちゃんのお世話は安全や健康を守るために欠かせませんが、赤ちゃんの心と体の機能は日々急速に成長していますので、積極的に育児の裏ワザや便利グッズなどを取り入れて楽しいと感じられる体験を少しずつ増やしていきましょう。