赤ちゃんがパパを認識する時期や方法に関する記事

赤ちゃんがパパを認識するのはいつ?伝わりやすい方法6つ

赤ちゃんがパパを認識するのはいつ?伝わりやすい方法6つ

赤ちゃんがパパを認識するのはいつでしょう?また早くパパだと認識してもらうためにはどうすればいいのでしょう?男性が父親としての自覚や責任感を持つための準備や先輩パパママの体験談も紹介!永岡さくらさんの子育て4コマ漫画もお見逃しなく。

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赤ちゃんがパパを認識するのはいつ?お世話の仕方で時期は変わる

赤ちゃんがパパを認識する時期がママを認識する時期よりも遅いことは周知の事実。赤ちゃんは生まれた時からママを認識しやすくできているのです

「知ってる!」と思っているパパさん、それでも赤ちゃんが自分自身より先にパパを認識してくれることは、知らないのでは?

赤ちゃんがパパを認識する時期はお世話の仕方によって異なります。一度パパだと認識しても、お世話の仕方次第で忘れてしまうこともあるので、諦めずにお世話を続けて愛情を示しましょう。

赤ちゃんは主養育者を認識しやすい

赤ちゃんに離乳食を食べさせる父親

映像情報メディア学会誌2008年62巻12号に掲載された「乳児期における顔認知の発達と脳活動」によると、生後3~4ヶ月の赤ちゃんは主養育者がパパの場合は男の人、ママの場合は女の人の顔を好んで見る傾向があります。

つまり生後3~4ヶ月の赤ちゃんの場合、産んだ人というだけでママを好んで見るのではなく、主養育者が誰なのかを認識して見ているのです。

主養育者とは、お金を出して生活環境を整えてくれる世帯主のことではありません。ですから「一家の主なのに」「父親なのに」という概念は、赤ちゃんに通用しません。

赤ちゃんが生きるのに必要で認識すべき対象は、ただそこに存在するだけでは赤ちゃんの役立たないお金や物ではく、手をかけておむつを替え、入浴させ、ミルクや母乳を作って飲ませてくれ、不快を取り除いてくれる手。

つまり、自らの手でお世話をしてくれる人が、赤ちゃんにとって優先して認識すべき重要な人なのです。

赤ちゃんに早くパパだと認識して欲しければ、「この人は手をかけて自分のお世話をし、不快な状態を快適な状態にしてくれる人だ!」と思ってもらえるように、ママに負けず劣らずの精神でお世話をすればいいだけなのです。

赤ちゃんにパパを早く認識してもらうにはどうすればいい?

赤ちゃんと遊ぶ父親

赤ちゃんに早くパパだと認識してもらいたくてお世話をしたのに、どういうわけかなかなか認識してもらえないというパパもいるでしょう。

「ああ俺だ、俺のことだよ!」と思うパパさん。赤ちゃんに認識しやすいお世話を心掛けていますか?赤ちゃんがパパを感じられなければ、認識したくてもできないのです。

赤ちゃんがパパを認識しやすくなる6つの方法

赤ちゃんにパパを早く認識してもらうためには、赤ちゃんにパパを見てパパを感じてもらわなければなりません。

赤ちゃんのパパの認識についてはまだそれほど詳しく研究されていませんが、赤ちゃんが好んで見る対象になるように次の6つの方法を育児に取り入れてみてください。

  1. 気持ちを表情に出す
  2. 赤ちゃんの顔は正面から見る
  3. 髪形を変えない
  4. 語りかけ育児をする
  5. 赤ちゃんに見える距離まで近づく
  6. イケメンでい続けようとする

赤ちゃんの目はあまり遠くが見えませんし、横顔だと認識しにくいです。また髪形が変わると分からなくなりやすいので、髪形を極端に変えず、パパの手が赤ちゃんの顔に届く距離に近づいて正面から語りかけます。

また赤ちゃんは動くものに興味を示す傾向がありますので、気持ちを表情に出してください。例えば、楽しさや嬉しさを笑顔で表現するだけでなく、おむつ替えを臭いと感じたら眉をひそめてみたり、泣き止まなかったら口を尖らせたりなど、顔をできるだけ動かします。ママもクスッと笑ってくれて、家庭内も明るくなるはずです。

赤ちゃんは成人が好む顔を好んで見る傾向がありますので、赤ちゃんに早く認識してもらうためにも、ママと夫婦円満でいるためにも、イケメンパパでい続ける努力もしてみてください。

男性が自分は父親だと認識しパパとしての責任感や自覚を持てる方法

横になっている夫婦と赤ちゃん

赤ちゃんは自分自身よりパパを先に認識してくれることが多いのですが、当のパパがなかなか父親としての自覚を持てないという家庭も少なくありません。

ママは腹が立つやらショックやらかもしれませんが、日本農村医学会雑誌64巻4号「父親認識に関する文献研究」によると、そもそも父性は生まれながらにしてあるものではなく、家族間で発展する後天的なもの

親からの愛情に満ちた生育や教育、経験によって父親になるための準備をし、やがて赤ちゃんへの愛情が増し、情緒的に父性が形成され、その結果として父親の認識と責任感がうまれます。

赤ちゃんのパパだと認識するための5つの準備が必要です

赤ちゃんがパパを認識してくれるより先に、自分がパパだという認識を持ち、父親としての自覚と責任を育んで、赤ちゃんやママがパパに向けてくれる愛情に応えてあげたいですね。

  1. お腹に手を当てて胎動を感じる
  2. 赤ちゃんの超音波映像を見たり心音を聴いたりする
  3. 両親学級に参加
  4. 生まれた赤ちゃんと触れ合う
  5. 育児について他者と共有する

1~3は妊娠後から出産までにパパになる自覚や責任感を持つための方法ですので出産後はできませんが、赤ちゃんとの触れ合いや育児情報の共有は今すぐできますので、まずは1週間率先して触れ合ってみましょう。

赤ちゃんと離れている時間にSNSを利用して育児体験をつぶやいたり、他のパパやママのツイートを読んだり、職場の子育て経験者に子育ての悩みを相談してみたりするのもおすすめです。

赤ちゃんがパパを認識してくれた!と感じた時期の体験談

見つめ合う赤ちゃんと父親

赤ちゃんがパパを認識するのが早い家庭の体験談では、パパが積極的に楽しんで赤ちゃんのお世話をしている傾向があります。

赤ちゃんがパパを認識するようになると、パパも父親としての自覚や責任感も増しますし、パパがより積極的に赤ちゃんをお世話するようになると、赤ちゃんのパパへの認識も次第に好転します。

生後5ヶ月!追視やあやし笑いをする時期

もも
30代前半

娘が生後5ヶ月のころ

主人が帰ってくるとニコニコご機嫌になるようになったとき、赤ちゃんがパパを認識するようになったかなと感じました。お風呂も楽しそうに入っています。

ママのほうがやはり一緒にいる時間が長いので、早く認識しました。赤ちゃんがパパを認識するようになってからは自分から娘のお世話をし、お散歩に連れて行くなど積極的に育児に参加してくれるようになりました。

一緒に接する時間が多いほど早くパパを認識してくれると思うので、オムツ替えなど出来る限りお世話をしてあげると良いと思います。

はっかママ
32歳

男の子で生後5ヶ月

生まれた時から、パパもしっかり赤ちゃんとふれあい話しかけていました。生後5ヶ月くらいになると「パパ」と言う単語とパパの声を聞いたら、目で追いかけるようになったので、パパを認識し始めたと感じました。

ママと1日中一緒にいるので、ママを認識するのは早かったです。パパを認識し始めてから、パパの声を聞くとニコニコして嬉しそうにし、抱っこすると声をだして喜ぶようになりました。

たくさん話しかけて、たくさん抱っこして、たくさん遊んだら赤ちゃんは喜んでくれるし、ママとパパに興味をもってくれると思います。

生後6~8ヶ月!人見知りやパパ見知りが始まる時期

ハマゾウ
40代後半

息子は6ヶ月くらいだったと思います

仕事上、帰宅時間が遅く、家に帰っても寝顔しか見られない日々が続き、たまの休みに抱っこしてもビービー泣いてしまう日々が続いていました。

勿論母親はちゃんと認識しているようで、母親が抱っこするとすぐに泣き止みました。このまま懐いてくれなかったらどうしよう、と不安を感じ始めましたが、あるとき、子供の顔を撫でようとしたら、私の指を握ってニコッと微笑んでくれました。

この瞬間に「懐いてくれたかな」と実感しました。我慢強く愛情を示せば、大して世話ができない親でも認識してくれるものだと思います。

ラッキー
29歳

パパの認識は生後6ヶ月でした

赤ちゃんが生後6ヶ月の時、義母が抱っこしていて息子はワンワン泣いてしまいました。その時パパが引き取ると、ピタっと泣き止みました。その後も義実家から帰るまで、何回もその現象がありました。

認識するのが早かったのはパパよりもママですが、パパも認識してもらえたことで父親としての自信がついたようです。率先して息子のお世話をしてくれることが増えました。息子もパパの顔を見ると声をあげて笑っています。

無理のない可能な範囲でなるべく赤ちゃんとパパが触れ合う機会を作ると、パパを早く認識してくれるようになるのかなと思います。

それでもなかなかパパを認識してくれなくても、いずれは認識することなので、あまり焦りすぎずリラックスして子育てするのが良いと思います。

ふうかパパ
35歳

娘は生後6ヶ月、息子は生後8ヶ月

人見知りが始まった時期に、娘も息子も明らかに他人と父親を区別するようになりました。他人には抱っこされず、ハイハイをしながら後追いをすることも多かったです。

ただ、やはり妻の方に依存することが多く、日中は一緒にいることができないので、夜の限られた時間のみ遊んだり、オムツを替えたりなど、妻がゆとりをもてるようにしていました。

最初は誰に対しても愛想を振り撒いていたのに、自分と妻だけに依存するようになって、父親としての気持ちがより強くなったような気がします。

こういったときに子どもが産まれて良かったと思いますし、育児の大変さが分かり、妻に対して優しくできるのではないかと思います。

育児は大変で予測がつかず、いつかは子どもも手を離れ、親を避けるようになると思いますが、自分を認識してくれるようになることは親の特権です。

子どもがいるということはそれだけで幸せなことですので、今だけの子どもの反応を大事にし、後悔のない楽しい時間にしてください。

mini
34歳

息子は生後7ヶ月、娘は生後6ヶ月です

私が覗き込むのとパパが覗き込むのと顔つきの表情が変わりました。嬉しいと言うより「パパなの?」みたいな感じでした。

パパが一生懸命に「パパだよ、パパだよ」と言っていたのが印象的です。先に認識してくれたのはママですが、その後パパが離乳食を食べさせようとすると、大変ご機嫌になって笑顔が絶えなくなりました。その表情が可愛くて微笑ましかったです。

2人で子育てしていると、赤ちゃんがパパやママを認識してくれる時期が必ず来ます。早いか遅いかは個性もあるのでしょうが大丈夫です。赤ちゃんは認識してくれます。

りんママ
40歳

生後8ヶ月

初めて我が子がパパを認識していると感じたのは、生後8ヶ月のことでした。仕事から帰ってくるパパを見た途端、嬉しそうに笑うことが増えました。

我が子はパパより私のことを早く認識していたので、パパとしては笑いかけてくれる我が子をみて大喜びでした。

我が子がパパを認識するようになってから、パパは抱っこひもをしてよく散歩や公園に連れていってくれるようになりました。

早くパパを認識してくれるようになって欲しい赤ちゃんのママさんは、とにかくパパさんに育児協力してもらえるように促すと良いと思います。

めぐママ
30代後半

娘が生後8ヶ月の時

初めて娘がパパを認識していると感じたのは、生後8ヶ月ごろでした。パパは帰宅がいつも0時過ぎ、土日も寝ていることが多く、あまり娘と触れ合っていませんでした。

「子供の世話は母親の役目」という少し古い考えだったので、おむつ替えもお風呂もやってくれませんでした。そのためかママ(私)のことは早く認識してくれて、ぐずっていても抱っことするとすぐに泣き止みました。

生後6ヶ月ごろに地域のイベントで父子のベビーマッサージに参加しましたが、娘だけはパパが触るもの嫌で大泣きでした。

そんな状態がしばらく続いていましたが、生後9ヶ月過ぎに娘が歩き出したのを機に、パパの対応が変わりました。

危ないからと手をつなぐことが増え、娘もパパを認識したのか、それ以降は嫌がることが極端に少なくなりました。パパも「散歩は俺が!」と、一緒にいる時間も増えました。

パパはよく、「自分が産んだわけじゃないから実感が…」と言っていましたが、ママも初めからなんでもできるわけではありません。2人で協力しながら少しでも多くの時間を赤ちゃんと接していけたらいいと思います。

満1歳前後!歩いたり話したりできるようになる頃

さちこ
35歳

娘2人ともだいたい1歳前後

初めて赤ちゃんがパパを認識していると感じたのは、だいたい1歳前後くらいだったと思います。あまりパパが呼んでも行こうとしませんでしたが、1歳前後くらいから徐々にパパが呼ぶとその方向へ向かって行こうとしていた気がします。

やはりママと過ごす時間が圧倒的に長かったので、ママを早く認識していました。ママの言葉に耳を傾けることがとても多かったです。

赤ちゃんがパパを認識するようになってからは、パパも赤ちゃんと積極的に触れ合うようになりました。ママの方が赤ちゃんと過ごす時間が多いので、パパを認識するのにどうしても時間がかかりますが、毎日の声掛けはとても大切だと思います。

赤ちゃんに早くパパだと認識してもらうためには、ふれあいの時間を大切にして、日々赤ちゃんとのより良い時間を過ごしてくださいね。

yuhia
41歳

娘は1歳半、息子二人は2歳ころ

初めて赤ちゃんがパパを認識していると感じたのは、ママに抱っこしてもらった状態で、「パパ」と呼んだ時です。

赤ちゃんがパパを認識するようになってからは、仕事を早く終わらせて帰りたい気持ちでしたね。やはり意思疎通が出来るようになると、こちらの気分も変わりますね。

やはりママの愛情にはかないませんが、パパはパパなりの愛情で接していけばいいのではないでしょうか。6歳7歳くらいまでは、なるべくたくさんの愛情を注いでやってください。

子育て4コマ漫画:赤ちゃんが認識していなくてもパパはパパ!

赤ちゃんのパパの認識についての子育て4コマ漫画

赤ちゃんがパパを認識してもしなくても、赤ちゃんの半分はパパでできています。そのため永岡さくら(SAKU)さんの子育て4コマ漫画のように、ママは「間違いなくパパの子だわ」と思うことを、パパの知らないところで結構発見しています。

頑張って育休を取得するパパが増えてきましたが、短期間で赤ちゃんにパパと認識してもらえなくても、ムダな触れ合いにはなりません。何よりママとの絆が強まります。

近年、鈍感力が注目されて書籍化されていますが、育児も時として鈍感力を働かせた方が好転することがありますので、赤ちゃんがママを先に認識しようとパパをなかなか認識しなかろうと落ち込まず、メンタルの強いパパを家族に見せてあげてください。

お世話だけでなく色々な方法での赤ちゃんとのスキンシップをパパが楽しむことは、パパの幸福度を高める効果も期待できますので、赤ちゃんの認識に関係なく今だけの貴重な時間を、自分のためにも家族のためにも存分に楽しみましょう。