語りかけ育児に関する記事

語りかけ育児の効果と方法・簡単なやり方と気をつけたいNG例

語りかけ育児の効果と方法・簡単なやり方と気をつけたいNG例

語りかけ育児は赤ちゃんの言語能力アップに効果アリ!イギリスでも推奨される語りかけ育児のメリットなどについて解説します。

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「赤ちゃんを伸ばす!」語りかけ育児の効果/方法は?

親になると実感することができますが、赤ちゃんは本当にかわいくて、「この子のためなら」となんでもやってあげたい気持ちになりますね。
可愛い赤ちゃんのために親として何ができるのかと考え始めたら、すぐにできる語りかけ育児を試してみましょう。

語りかけ育児とは赤ちゃんにどんどん話しかけて、積極的にコミュニケーションをとることで赤ちゃんに良い成長を促していく、誰でも始められる育児方法です。
今回は楽しみながら親子の愛情を育んでいく、語りかけ育児の効果や方法などについて、わかりやすく皆さんの質問にお答えしながら解説をしていきましょう。

語りかけ育児とはどんな育児方法をいうの?

赤ちゃんの耳元で話しかける母親

「赤ちゃんへの語りかけ育児」と聞くと、「物もしゃべれない赤ちゃんに話しかけても仕方がない」と疑問を感じてしまう人もいるかもしれません。また、「流行りの早期教育を助長するもの」というイメージを持たれてしまうかもしれませんね。

「語りかけ育児」とは、言葉通りにママやパパが赤ちゃんに話しかけながら、赤ちゃんの才能を最大限に引き出そうという育児方法で、決して流行りの教育方法ではありません。
親と子のコミュニケーションに主体をおいた、ごく自然な育児方法です。

語りかけ育児は日本では昔から行われていた!?

姉妹と母親の三人が並んで寝ている

育児は親がするもので、もちろん親であれば子供に話しかけながら育てていくことは当然のことなのですが、語りかけ育児のポイントは、物をしゃべることのできない、話しかけても反応を返すことはない赤ちゃんの時期からから語りかけを始めるというところにあります。

「語りかけ育児」という言葉が出来たのは最近のことかもしれませんが、日本では昔から親から子へ伝わってきた、ごく自然な育児方法です。日本では子供を両親だけでなく、祖父母や親戚などの大きな集団で育てる習慣がありましたから、赤ちゃんは多くの大人に囲まれて、沢山の言葉をかけられつつ育てられてきました。

しかし現代では社会構造の変化により核家族化が進み、育児の負担が増えた親は忙しくて、なかなかゆっくりと赤ちゃんに話しかける余裕もなく、昔ながらの語りかけ育児は忘れ去られそうになっていました。
その結果親が子供を理解できずに物事を押しつけてしまったり、子供が周りとコミュニケーションをとることができないなどの問題が社会的にクローズアップされてきて、ここにきて語りかけ育児の良さが見直され始めています。

イギリス政府も推奨する語りかけ育児とオススメの本は?

語りかけ育児の良さは日本だけでなく、イギリスでも推奨されています。イギリスでの語りかけ育児は、音声言語療法士であり、子供の発達言語障害の研究家でもあるサリー・ウォード博士が研究や自身の子育ての経験から提唱した育児方法で、親が静かな環境で1日30分間だけ赤ちゃんの興味を示すことに沿って遊んだり、月齢や年齢に応じた語りかけることで、子供の心身の発達を促そうというものです。

サリー・ウォード博士の語りかけ育児は、本来言葉の遅れなどがある子供たちのコミュニケーション能力を育てるために考えられた方法です。その後の臨床結果から子どものコミュニケーション能力を飛躍的に向上させたり、知能の発達を促す効果が高いと認められていて、多くのママが政府の推奨のもとでこの育児方法を取り入れています。

サリー・ウォード博士が語りかけ育児の良さを分かりやすく説明した本は、日本でも翻訳されて出版されておりますので、子供とのコミュニケーションの難しさを感じているのであれば、一度読んでみると勉強になりますよ。

1日30分間「語りかけ」育児

1日30分間「語りかけ」育児

著:サリー・ウォード   監修:汐見稔幸 

出版社:小学館

価格:2,200円+税

イギリスで子供達の心と知能の発達に驚くべき効果をもたらすと立証された、1日30分間の語りかけ育児の方法をわかりやすく紹介しているママ向けの指南書です。赤ちゃんの月齢別に語りかけの言葉や使うおもちゃ、遊び方などを詳しく解説していますので、これから語りかけ育児を始めるママにおススメです。

語りかけ育児の素晴らしい効果とは?

反応を返してくれない赤ちゃんに話しかけることは、一見して労力の無駄のようにも思えます。しかし赤ちゃん期の子供の脳細胞は大人と同じように揃っていて、刺激を受ければ受けただけ多くのことを学び、能力を伸ばすことができます。

イギリスで推奨されるように1日30分という時間にこだわらなくても、赤ちゃんが小さい頃からママが話しかけてあげることで、さまざまな良い効果が生まれます。

赤ちゃんのコミュニケーション能力を育てます

話しかけても赤ちゃんが会話で答えてくれないからといって、赤ちゃんとコミュニケーションがとれていないわけではありません。赤ちゃんにはパパやママの言葉の意味が分かりませんが、語りかけられることによって自分が相手から大事にされていることを感じ、相手を喜ばそうという感情が芽生えてきます。

相手を喜ばせようという感情こそがコミュニケーションの原点であり、赤ちゃんには相手を理解して自分の想いを伝えようとするコミュニケーション能力が育まれます。

赤ちゃんの心と知能の発達を促します

周りの大人がただ黙々とおむつ替えをし、食事を食べさせてくれただけでは、赤ちゃんはその行為は覚えても、行為の意味を理解することはできません。パパやママが、「お尻キレイになって気持ちイイね」「ご飯美味しいね」と話しかけてあげることで赤ちゃんはママ達のお世話が「嬉しい」ものであることを覚えます。

嬉しい・楽しいという感情は赤ちゃんに意欲を芽生えさせ、少しずつ言葉をため込み、知恵をつけていく意欲がわきます。

赤ちゃんに安心感を与え、愛情を実感させます

小さな赤ちゃんは会話ができませんから、パパやママ達の語りかけから受け取るのは言葉ではなくて、暖かな愛情や気持ちです。繰り返し優しい声をかけてもらうことによって、赤ちゃんは自分が大事にされていること、愛されていることを実感します。

10ヶ月間育ったママのお腹の中とは違って、外の世界は赤ちゃんにとって慣れない不安な環境ですが、愛されていることで安心した赤ちゃんは、不安を感じずに心を落ち着けて成長することに専念できます。

赤ちゃんの意欲と自己肯定感を育てます

母親の顔に手で触る赤ちゃん

小さな赤ちゃんは繰り返し話しかけられることで、自分の存在を意識することができます。ママやパパの語りかけが自分に対するものと理解して、初めて赤ちゃんは自分の存在を認識することができるとも言えます。自分がちょっとした反応を示したり、声を出すことでパパやママが喜んだり、褒めてもらうことで、赤ちゃんは自分に対して自信を持つようになります。

自信は自分に対する愛情を芽生えさせ、失敗を恐れずになんにでも積極的に取り組んでいく子供へ成長することができます。

良い親子関係を構築して家族内のトラブルを防ぎます

繰り返し話しかけられることで、赤ちゃんは語りかけてくれるパパやママの顔や声を覚え、自分にとって一番身近で、大事な人であることを覚えていきます。赤ちゃんに語りかけて反応を間近に見ることで、パパやママにもいっそう赤ちゃんへの愛情がわいてきますから、しっかりと親子の絆を結ぶことができます。

早い段階で信頼し合うことで、思春期に精神的に不安定になった時にも信頼関係を崩すことなく、良い親子関係を維持して家族内のトラブルを防ぐことができます。

パパやママに育児の自信を持たせます

いくらお腹の中で赤ちゃんを10ヶ月育てたとはいえ、初めての出産であればママは赤ちゃんのお世話はわからないことだらけですし、パパも言葉を返してくれない赤ちゃんがなにを求めているのか分からず不安になりがちです。育児に自信が持てないと赤ちゃんへの愛情も途切れてしまいがちなのですが、積極的に話しかけることで赤ちゃんの表情や気持ちを読み取る能力が身につき、パパやママは育児の楽しさを実感することができます。

楽しさを知ったパパやママは育児に自信を持つようになり、初めはうまくいかなかったことができるようになる充実感から、子育てに積極的に関わっていくことができるようになります。

難しく考えない!語りかけ育児の基本的なやり方と実践のポイント

母親と赤ちゃんが笑顔で向き合う

イギリスでの語りかけ育児は「毎日静かな環境で、1日30分の語りかけを行いましょう」と推奨されていますが、仕事に家事にと忙しい日本のママには毎日の時間をとるのが難しい場合もありますね。でも、「私には無理!」と考える必要はありません。次に紹介するポイントを留意しながら、時間や機会を見つけてどんどん話しかけていきましょう。

語りかけ育児で大事なのは、積極的に赤ちゃんに話しかけて、赤ちゃんを理解しようとするママの心です。毎日自分のライフスタイルにあった、ママにとって無理ない範囲での語りかけでも、赤ちゃんにとっては十分すぎる程の効果を発揮していきます。

反応が返ってこないことをネガティブに考えるのはやめて、ママにとって負担にならない範囲で積極的に赤ちゃんに話しかけて、お互いに良い影響を受けていけるといいですね。

積極的に赤ちゃんに話しかけましょう

1日30分という時間にこだわらず、赤ちゃんのお世話をするとき、赤ちゃんの側を離れるとき、お出かけをするときなど、様々な機会を活用して赤ちゃんに話しかけましょう。気の置けないお友達やパートナーと一緒にいる時と同じように、どうでもいいことを何でも話していくようなイメージで考えるといいかもしれません。

赤ちゃん期に話しかけられた言葉が多ければ多いほど、赤ちゃんの言葉の発達を促すことができます。改まって赤ちゃんと一対一で話すのではなく、「お腹空いたね」「お昼寝しようか」「ママご飯作るよ」など、独り言でもいいので常に赤ちゃんに話しかけていきましょう。

テレビや携帯などの雑音は極力排除しましょう

赤ちゃんに語りかけをしている時にテレビや音楽は絶対消さなくてはいけないわけではありませんが、赤ちゃんは聴力が未発達で、沢山の音が一度に耳に入ると混乱してしまうので、赤ちゃんに集中的に語り掛ける時にはテレビなどは消したほうが効果的です。

できるだけ静かな環境の方が赤ちゃんの集中力が続きますので、沢山のことを覚えることができます。いきなり音が鳴り出すと興味がそれてしまうので、携帯電話はマナーモードにしておくと安心です。

聞き取りやすい高めの声で話しかけましょう

赤ちゃんの聴覚は大人よりも高い周波数に反応する傾向にありますので、赤ちゃんに語りかける時は聞き取りやすい少し高めの声を心掛けましょう。高めの声は明るい印象を与えますので、赤ちゃんに楽しい雰囲気を印象付けることができます。

まだまだコミュニケーション能力が未熟な赤ちゃんは、大げさなくらいのトーンで話しかけた方がよく反応してくれますので、話しかける時はリズムや声の大きさ、調子はアップテンポを心掛けましょう。

赤ちゃんの声や行動をまねて返してあげましょう

語りかけは意味のある言葉にこだわる必要はないので、赤ちゃんが喃語をしゃべり出したら、赤ちゃんの声を真似して、赤ちゃんの発する言葉を返してあげましょう。自分が出した声を返されることで、赤ちゃんは自分が興味を持たれていることを実感し、反応を返されたことを喜んでもっとしゃべろうという意欲を持つようになります。

パパやママに真似をされることで、赤ちゃんは自分が出した音を認識することができ、しゃべる音を増やしていくことができます。

赤ちゃんが笑顔になるように工夫をしましょう

赤ちゃんに語りかける時は、赤ちゃんのお顔を見てしっかりと表情を読み取りましょう。赤ちゃんの表情を見ながら語りかけると、赤ちゃんがどうしたら「喜ぶのか」また「笑うのか」がわかるようになりますので、お互いに語りかけの時間が楽しくなります。

赤ちゃんがキャッキャと笑うように、あやすリズムを変えてみたり、アクションをつけるなどの工夫をすると、赤ちゃんは喜んで、もっと反応を返すようになってくれます。

赤ちゃんの気持ちや行動を言葉にしてあげましょう

赤ちゃんが「アーウ」と喃語を発した時は、「アウアウなのね」とか「お話ししたいのね」など赤ちゃんの気持ちを代弁したり、泣いてしまった時には「泣いちゃったの」「ママがいなくて寂しかったの」など動作を言葉にして返してあげましょう。

パパやママが赤ちゃんの気持ちや行動を言葉にしてやることで、赤ちゃんは自分のため込んだ言葉を整理して、相手に伝えようという意欲を伸ばしていくことができます。

語りかけを義務のように考えないで!

「赤ちゃんに話しかけなきゃいけない!」と義務のように考えると大人の負担になってしまうので、あくまで語りかけは普段の生活の中で、お世話や赤ちゃんとの遊びを通して無理のない範囲ですることを心掛けましょう。大人がイヤイヤやっていると、赤ちゃんもお話は「楽しくない」というネガティブな気持ちになってしまいます。

パパやママは赤ちゃんにご飯をあげ、オムツやお風呂の世話をして、寝かしつけるだけも十分赤ちゃんに良い影響を与えていますから、必要以上に頑張らず、ストレスを溜めないよう自然体を維持しましょう。

語りかけ育児のやり方に関するQ&A

語りかけ育児は難しく考えず、自分のできる範囲で赤ちゃんに話しかけていけばよいのですが、慣れないと難しく考えてしまいがちですね。皆さんの素朴な疑問にもお答えしておきましょう。

赤ちゃん言葉での語りかけはNG?

おいちいと話しかける母親

「はい、オイチイよ」とか、「ブーブーよ」などの赤ちゃん言葉を大人が赤ちゃんに向けると、誤った言葉を教えていると捉える人もいるのですが、そんなことはありません。赤ちゃん言葉は「赤ちゃんが聞き取りやすく、しゃべりやすい言葉」であって、言語のステップアップには非常に有効な使い方です。

口や声帯の機能が発達して来れば自然に大人と同じ言葉をしゃべることができるようになりますので、どんどん赤ちゃん言葉を使って、わかりやすい言葉で語りかけましょう。「ブーブー」や「ワンワン」など繰り返す言葉はリズムがあって、赤ちゃんが関心を持ちやすいので、赤ちゃんが楽しく学習できる効果も高いのです。

一人遊びの時も語りかけた方がいい?

赤ちゃんが一人遊びをしている時に親が語りかけをすると、子供の自主性を損ねてしまうという意見もありますが、親が遊びを仕切ってしまうのでなければ、パパやママの語りかけはむしろ赤ちゃんの自主性を応援する効果があります。赤ちゃんが1人遊びをしているときは冒険をしているようなものなので、パパやママがさりげなく側について相槌を打ってやることで、赤ちゃんは安心して冒険をしようという意欲を育てることができます。

「自分でやってみたい」という意欲は、好奇心の表れで子供の知能を伸ばします。赤ちゃんが一人遊びをしている時は一歩引いて、「ここで見ているからね」と子どもの遊びをサポートしてあげましょう。

子供の意見に共感して、大人の感情は抑えるべき?

赤ちゃんも大きくなってくると自己主張を始めることがありますが、正直大人にも好みがあるので、いくら赤ちゃんが可愛くても、服やおもちゃなどの嗜好や意見が食い違ってしまうことはありますよね。赤ちゃんのためだからと無理をして、「ママも同じものが大好き!」と感情を押し殺す必要はありません。

そもそも語りかけ育児の基本は、積極的にコミュニケーションをとることが目的であって、子供の気持ちや思いを全て尊重するといった趣旨のものではありません。語りかけ育児は赤ちゃんにとって、自分以外の人間がいること、人それぞれに好き嫌いがあるということを学ぶ機会でもあり、人それぞれが違うということを学ぶことは子供の発達上とても大切なことです。

要は赤ちゃんを傷つけない伝え方をしてあげればいいことなので、意見が対立してしまったら「ママはこっちがいいな」「こっちもいいね」と、感情を抑えずに上手に伝えていきましょう。

これだけは注意したい!ママやパパの語りかけ育児NG例

語りかけ育児でやってはいけないのは、語りかけるママ達も、言葉を受け止める赤ちゃんも楽しくなくなってしまう語りかけです。最後に、語りかけ育児の効果を半減させてしまうNG例についてご紹介しておきます。

早期教育と混同して強制してしまう

赤ちゃんに大人の都合で物事を強制すると、赤ちゃんは自由な発達のチャンスを失ってしまいます。語りかけ育児を早期教育などと混同したり、強制するのはやめましょう。

語りかけ育児は赤ちゃんの自然な発達に沿って、将来にわたって良い効果を得ようというものですから、即効果があらわれるものではありません。早期教育と混同してしまうと効果がでないことで大人もイライラしてしまいますし、強制されることで赤ちゃんは自己肯定感を得ることができず、かえって発達を遅らせる可能性があります。

一方的に話しかけてしまう

指差しながら赤ちゃんに話しかける母親

語りかけ育児はコミュニケーションの手法なので、赤ちゃんの気持ちを無視したり、大人が一歩的に言葉をかけるだけでは良い効果が得られません。一方的に話し続けるのではなく、赤ちゃんの表情や唇、身体の動きを読み取って、赤ちゃんの返事を待つ間を取りましょう。

意味のない喃語であっても、音を返すことは赤ちゃんのコミュニケーション能力の発達を促すとても大切なステップです。お返事をする間は赤ちゃんに集中して考えさせる時間ですので、大人は気持ちに余裕を持って待ってあげましょう。

過剰に語りかけすぎてしまう

赤ちゃんに「言葉のシャワー」を浴びせて早期に発達を促すという早期教育の理念は、古い考え方です。お湯のシャワーをかけすぎれば油分が不足してお肌がボロボロになるように、語りかけも赤ちゃんの自然な興味をそそる量が適切であって、知識のインプットだけを目的に過剰に語りけるとかえって発達を阻害してしまいます。

赤ちゃんの発達は大人との関わり合いによって子供自身が伸ばすものであって、大人が伸ばすものではありません。語りかけは四六時中、ひっきりなしに話しかけるのではなくて、赤ちゃんの様子を見ながら、赤ちゃんの興味の向かったことを題材に、適切なタイミングと量で話しかけて自然な成長を促しましょう。

大人の真似をさせてしまう

赤ちゃん期には、無理に大人の言葉を覚えさせたり、真似をさせてはいけません。大人の言葉は正しい発音でも脳も口まわりの機能も未発達な赤ちゃんには興味を持つような対象ではなく、赤ちゃんの望まないものの押し付けになってしまいます。

語りかけ育児で大事なのは、話しかけで赤ちゃんの注意を引いたり、赤ちゃんの遊びなどに大人が音を添えて、物事を言葉で変換するスムーズな道筋をつけることです。擬音語・擬態語などの遊び言葉や、赤ちゃん言葉のリズムは赤ちゃんの注意を引き、会話を楽しませる効果が高いので、無理に大人の言葉に置き換えて真似をさせないよう注意をしましょう。

複雑な言葉で話しかけてしまう

語りかけ育児は赤ちゃんに会話の意味を教えることを目的にしたものではありませんが、語りかける言葉はできるだけ赤ちゃんにわかりやすい言葉を使いましょう。長い文章や複雑な言葉を使ってしまうと、赤ちゃんは大人の気持ちを受け止められず、混乱してしまいます。

語りかけの言葉は、短く、調子のよい短文が基本です。その方がパパやママも気持ちが入りやすく、大人も赤ちゃんもコミュニケーションを楽しめます。

赤ちゃんの気持ちを無視してしまう

顔を背ける赤ちゃんに話しかける母親

子供に何かを教える時には、赤ちゃんと視線や気持ち共有して、赤ちゃんの興味や気持ちの向いたものを中心に教える、ジョイント・アテンションと呼ばれるやり方が最も効果的です。赤ちゃんは興味が向かないものを学習することはできないので、赤ちゃんの気持ちを無視して、興味の向かないものを無理やり教え込むようなことはやめましょう。

赤ちゃんが興味を引かれたものに、パパやママが語りかけを通じて同じ興味を示してあげることで、赤ちゃんは自分の気持ちが伝わったという達成感を味わい、親子の信頼関係を高める効果があります。

赤ちゃんに質問をしてしまう

赤ちゃんに語りかけをしていると、ついつい具体的な返事や明確な会話を求めてしまいがちですが、赤ちゃんに質問をして正しい答えを要求するのは厳禁です。こういった質問と期待は赤ちゃんを試すような行為で、赤ちゃんの信頼を失ってしまいます。

会話のリズムや興味を引く手段として、「もう一度やってみようか?」「これが好きなの?」と答えを求めない質問は問題ありませんが、「これは何?」「これわかる?」など、答えを求めるような質問はしないように心掛けましょう。

語りかけ育児で赤ちゃんとの時間を楽しみましょう

以前のように大家族で仲良く暮らしていた時代と違って、核家族化の進んだ現代は家族だけでなくご近所付き合いなども疎遠になってしまって、親も子供もコミュニケーション能力が衰えているといった傾向があります。自分以外の人と言葉を交わすことで気持ちを繋げるコミュニケーションは、私たちのように集団社会を形作る生き物が幸せに生活するためには必要不可欠な能力ですので、パパやママが積極的に赤ちゃんの成長を促していけるといいですね。

もちろん、語りかけ育児はコミュニケーションが苦手な現代のパパやママにとっても、とても勉強になるメソッドです。
ぜひ「赤ちゃんの発達のため」と難しく考えず、自分ができる範囲で語りかけ育児を生活に取り入れてみて下さいね。

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この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪