赤ちゃんの反り返りに関する記事

赤ちゃんの反り返りは病気?親の抱っこのせい?7つの原因

赤ちゃんの反り返りは病気?親の抱っこのせい?7つの原因

赤ちゃんの反り返りへの対処法!反り返りに隠れた病気や障害、心配の無いケースでの対処方法などについて、解説します。

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赤ちゃんの反り返りは病気?親の抱っこのせい?4つの原因と対応

赤ちゃんが生まれると、その一挙一動に注目してしまうものですが、時には今まで見たこともない動きをし、ママをビックリさせてしまうこともありますよね。赤ちゃんに見られる「反り返り」も、大人の不安を駆り立てる動作の一つ。「これって病気?病院に行った方がいい?」と悩んでしまうママも…。

反り返りなど赤ちゃん特有の動作は、成長期に見られるごく問題ないものと、身体機能や脳の発達に関連する病気に起因するものがありますので、2つの違いをしっかり見分けることが大切!今回は、赤ちゃんの反り返りの症状、関連する病気や障害、赤ちゃんが反り返る理由、対処方法などについて詳しく解説します。

赤ちゃんの反り返り症状がみられる3つの病気

赤ちゃんの反り返りとは、小さな赤ちゃんが頭から足の先まで力を入れ、背中を反らすように後方に体を曲げる動作を差します。ベッドに寝ている時にすることもありますし、ママ達が抱っこをしているときに、まるで「イヤイヤ」と抱っこを拒むように赤ちゃんが反り返ることもあります。

豪雨とゴー
30歳

赤ちゃんの反り返りは危険です!

お座りをしている赤ちゃん

うちの息子は、首が座ったのが3ヶ月と早く、うつ伏せからお座りに自力でなったもの6ヶ月と運動神経はよい方でした。でも、生後6ヶ月頃から抱っこ中に反り返りをするようになりました。

生後8ヶ月になると反り返りが少し落ち着いたので、普段しっかりお座りできていることもあり、抱っこしながら扉を開けたりし、家事をしたりしていました。ところが、ある日冷蔵庫を開けると、抱っこしている息子が突然反り返ったのです。私は手にもった卵を放り投げ、慌てて反対の手で息子の頭をキャッチ!息子は笑っていましたが、もう少しで食器棚に頭を激突させるところでした。それ以来、反り返りが復活し頻繁にやるので、初めはおちょくられているのかと思いましたが次第に心配に…。

そして生後10ヶ月のある日、食事中に目が泳いで上に消えてしまい一瞬意識を失ったので、慌てて病院に連れて行き脳波などの検査を行いました。その時に反り返りのことも伝えたのですが、検査では何の異常もなく「眠かったのかもね」と言われました。恥ずかしかったけど、異常がなくて一安心しました。

この反り返り症状は決して珍しいものではなく、個人差はあるもののほとんどの赤ちゃんに見られますので、育児経験のあるパパやママであれば、一度は見たことがあるかもしれませんね。反り返り症状はほとんどの場合心配をする必要はないのですが、中には次のような病気や障害に関連して引き起こされている可能性もありますので、病気などによる特徴をよく理解しておきましょう。

脳性麻痺

生まれたばかりの赤ちゃん

脳性麻痺は赤ちゃんがママのお腹にいるとき、出産時、もしくは新生児期に何らかの原因で脳に運動障害が出て、手足を自由に動かせなくなる病気です。1000人に2~4人の割合で発症するといわれていますが、低出生体重児などは発症リスクが高く、新生児期から生後6ヶ月頃までの間に次のような症状が見られます。

  • 極端な反り返り症状をすることが多い
  • 首がなかなか据わらない
  • 母乳を飲むのが下手で、充分に栄養が取れない

ごく初期に脳性麻痺を見分けることは非常に難しく、実際には成長するにつれて脳性麻痺特有の症状に気づき、2歳頃までに乳児検診などで発見されることが多いです。

脳性麻痺の反り返りか見分ける方法

「赤ちゃんが寝ているときに反り返り症状が見られる」という場合には、脳性麻痺の可能性あり。乳児健診で医師に相談をするか、かかりつけの小児科医を受診して診断を受けましょう

脳性麻痺の赤ちゃんに反り返り症状がみられるのは、脳から「動け」という指令が出た時に脊椎に伝わるはずの命令がうまく伝達されず、手足が突っ張ってしまうからです。残念ながら脳性麻痺を完全に治療することはできませんが、薬物療法やリハビリなどで治療を行えば、障害をコントロールして、自然に違い成長を促すことはできますので、まずは一人で不安を抱え込まずに、落ち着いて対処していきましょう。

脳性麻痺の赤ちゃんに見られる症状

赤ちゃんの握られた手
  • 反り返りが激しい
  • 手を握ったまま開かない
  • 首や肩を激しくねじったり傾けたりすることが多い
  • 抱っこをすると足をクロスさせる
  • 体に力が入っている
  • 寝ている時も反り返る
  • 体がぐにゃぐにゃして抱きにくい
  • 首の座りが遅い など

自閉症などの発達障害

自閉症などの発達障害は、脳の機能がスムーズに働かず、目や耳から入ってきた情報を整理したり、認知して行動したりすることが難しくなる障害です。一般的に赤ちゃんはママに絶対的な信頼を寄せていて、ママの目を見つめたり、抱っこされることを喜んだりするのですが、自閉症など発達障害のある赤ちゃんや子供は、抱っこを嫌がり、抱きしめられると身を反らして泣くといった反り返り症状をする傾向があります。

抱っこを嫌がる赤ちゃんのイラスト

どんな子供も赤ちゃん期は身体機能が未熟なので、自閉症などの発達障害があるかを見分けることは難しく、一般的に3歳前後になるまでは自閉症の正確な診断は難しいとされています。ただし、早期発見することで適切な生育環境作りや療育、ペアレントトレーニングなどを行うことが大切になりますので、抱っこを嫌がるなど特徴的な行動が見られたら、注意することが大切です。

ただし、なかには自閉症ではなく、ただ単に「抱っこはキライ!」という赤ちゃんもいますので、自己判断は禁物です。もし、赤ちゃんを抱っこしている時に反り返ることが繰り返しあり不安な場合には、乳児検診の際に医師に相談したり、自治体の保健センター、子供発達クリニック、かかりつけの小児科などで相談したりすることをオススメします。

発達達障害の赤ちゃんにみられる特徴

  • よく泣く
  • いつも機嫌が悪い
  • 強く反り返りをする
  • 抱きにくい
  • 育てにくい
  • 大きな音や特定の音を異常に嫌がる
  • 抱っこを嫌がっている  など

破傷風

裸足で歩いている赤ちゃん

破傷風は、破傷風菌が傷口などから体内に侵入して引き起こされる病気で、破傷風菌が出す毒素で神経に重大なダメージを受けると、筋肉の麻痺やこわばりなどの症状が見られ、反り返り症状が起きることもあります。破傷風菌は土の中であればどこにでもいるので、歩き始めた赤ちゃんが土の上で転び、膝にできた擦り傷から感染してしまう可能性もあるのです。

破傷風は3~21日間の潜伏期間を経て発症しますが、破傷風菌の毒素が徐々に神経にダメージを与えてしまいますので、赤ちゃんの反り返り症状とともに、次のような初期症状が現れた場合は、速やかにかかりつけの小児科医を受診しましょう。

破傷風の赤ちゃんに見られる症状

  • 口の周りの筋肉がこわばる
  • 口を開けにくくなる
  • ミルクが上手に飲めない・食事がうまくできない
  • 首筋のこわばりがある
  • 睡眠中の寝汗や歯ぎしりがひどい

破傷風はとても危険な病気ですが、四種混合ワクチンの予防接種を受けておけば、防ぐことができる病気です。子供は土に接触する機会が多く、破傷風のリスクは高いので、時期がきたら忘れずに予防接種を受けることを心掛けましょう。

赤ちゃんの反り返りはいつからいつまで?

病気ではない一般的な赤ちゃんの反り返り症状は、早い子であれば生後1ヶ月頃から見られます。その後、生後3~4ヶ月になって首がしっかりしてくると反り返りの動作も大きくなり、中には反り返ってブリッジ状態になったまま移動したり、お腹を軸にユラユラと飛行機のように反り返って自分が動けることを喜んだりする赤ちゃんも多いです。

その後、生後6ヶ月から1歳くらいになると反り返りは徐々に減っていき、1歳を過ぎる頃には反り返りをしなくなってしまうことがほとんど。反り返りは決して危険な兆候ではありませんし、本当に小さな赤ちゃんの頃にしか見られない動作ですので、ママも安心して可愛い、そして頼もしい動作を楽しむといいですね。

生後3ヶ月くらいの赤ちゃんが反り返りをする理由

元気な赤ちゃんの足

ごく小さい時期の赤ちゃんが反り返る理由としては、ママの胎内で丸めていた手足や体幹を伸ばし、筋力を鍛えるトレーニングをしていると考えられています。生まれたばかりの赤ちゃんは自発的に手足を動かすことができませんが、成長に伴い体の機能が発達してくると、しきりに体を動かす訓練を始めるのです。

ところが、まだまだ脳と筋肉の指令がうまく結びついておらず、必要以上に四肢に力が入ってしまい、頭の先から足の先までがピンと突っ張った反り返りの状態になってしまうというわけですね。脳性麻痺などの病気との関連はしっかり観察をしていかなくてはいけませんが、反り返りの激しい子は手足を活発に動かそうとする、元気な赤ちゃんが多いようですよ。

病気以外の赤ちゃんの反り返りの原因と対策

ここまでご紹介してきた通り、赤ちゃんの反り返りは成長過程で必要な動作であり、病気などの兆候が見られない場合は基本的に心配はいりません。ですが、あまり反り返りが強かったり、症状が長引いたりする場合には、その後の寝返りやお座り、ハイハイなどの動作への移行に遅れをもたらしてしまうこともありますので、それぞれの反り返りの原因毎に、赤ちゃんの成長をサポートするお手伝いをしてあげましょう。

自分の意思で行っている

飛行機のように手足を広げている赤ちゃん

赤ちゃんは反り返えっているときに、どんな表情をしていますか?「ニコニコと体を突っ張って反り返ってブリッジをしている」「ドヤ顔で飛行機のように手足を広げてキャッキャと声をあげている」という場合などは、赤ちゃんが自分の意思で四肢や体幹に力を入れ、身体を動かすトレーニングをしていると考えられます。

こういった場合、赤ちゃんの思うようにさせていてもいいのですが、この時に体を丸め込む筋肉が成長するようにサポートをしてあげると、赤ちゃんの動きがグンとよくなりますよ。

私たちの筋肉は、「曲げる筋肉」と「伸ばす筋肉」がペアになって体を思い通りに動かしていますが、反り返り症状が多い時期の赤ちゃんは、体を伸ばす筋肉が優位になっています。ボール体操でママ達が赤ちゃんの曲げる筋肉を鍛え、二つの筋肉の調整がスムーズにできるように訓練してみませんか?

ボール体操の手順

  • 赤ちゃんを仰向けで寝かせます
  • 赤ちゃんの両手両足をくっつけて右手でもち、左手で頭を支え、おでこを手足、あごを身体につけるように体をボールのように丸めます
  • 一度仰向けの状態に伸ばして、身体を丸める動作を3~4回繰り返します

抱かれ心地が悪い

抱っこ中の反り返りは、もしかしたら抱かれ心地が気に入らないのかもしれません。赤ちゃんにもそれぞれ個性があって、「パパのゴツゴツした腕は嫌」「ママの細い腕や小さい体じゃ嫌」など、それぞれ好みが違います。こんな時は抱っこの仕方を変えてみて、赤ちゃんが気に入る、安定した抱っこの方法を見つけていきましょう。

抱かれ心地が悪さの改善方法

  • 縦抱きにして、身体をママの身体に密着させて安心させてあげる
  • バスタオルでママの腕をくるみ、抱き心地を変えてあげる  など

抱っこの仕方がよくない

新米ママ・新米パパの場合、抱っこに慣れていないため、赤ちゃんが抱っこを怖がっていることも考えられます。赤ちゃんは抱っこの時にママの腕から頭がはみ出してしまったり、身体が伸びて足が垂れ下がったりすると不安になり、抱っこを嫌がる傾向があります。もう一度抱っこの仕方を見直し、赤ちゃんが心地よく安心できる良い抱っこをしましょう。

良い抱っこの方法

  • ママの左腕に赤ちゃんの頭をのせ、右腕を赤ちゃんの膝の下側に入れて赤ちゃんを抱え込む
  • 頭から尻に向かって体が軽くカーブするように丸め、赤ちゃんの足のひざから下は右腕の上から外側に出るようにする。
  • 赤ちゃんのアゴはかるく胸に付くぐらいにキープする

背中が熱い

反り返っている赤ちゃん

夏の時期に赤ちゃんがお布団でブリッジをして反り返っている場合には、もしかしたら背中が熱いのかもしれません。赤ちゃんは体温が高く、汗っかきなので、背中に熱がこもって不愉快で体を動かしてしまっている可能性がありますから、背中の暑さを解消するように、工夫をしてあげましょう。

背中が熱い時の対処法

  • シーツの下に汗取り用のバスタオルを敷いて置き、こまめに交換する
  • 冷却素材のシーツを使う
  • 室温や湿度を見直す  など

不安に思わずに赤ちゃんの反り返りを楽しんで!

大人になると自分の身体がブリッジになるまで反り返ることはとても大変なので、赤ちゃんが激しく反り返っていると「いったいどうしたの?」と不安になってしまいますが、多くの場合、赤ちゃんの反り返りには大きな意味はなく、赤ちゃんの身体に負担がかかっているわけでもありません

赤ちゃんの反り返りはごく短い期間にしか見ることができない、たくましい成長の証でもあります。あまり病気や障害を疑って不安を抱え込まず、リラックスして可愛い姿を堪能してみてはいかがでしょうか。

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