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キラキラネームとDQNネームの違いとは?名付けの境界線と体験談15選

キラキラネームとDQNネームの違いとは?名付けの境界線と体験談15選

赤ちゃんの最初のプレゼントである「名前」。近年話題になるキラキラネームやシワシワネームについて、賛否両論の様々な意見を集めました。将来子供が自分の名前を好きになれるように、発達心理の観点から名付けの際に気をつけたいポイントや、後悔しないためのチェックリストも徹底解説します。

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キラキラネームとDQNネーム、両者の違いは何?名付けの境界線を探る

赤ちゃんが生まれると決まった時、パパとママが最初に贈る最高のプレゼント、それが「名前」です。しかし近年、何かにつけてニュースやSNSで話題に上ることが多いのが「キラキラネーム」や「DQNネーム」と呼ばれる個性的なお名前たちです。最近では、キラキラに逆行してあえて古風な名前をつける「シワシワネーム(レトロネーム)」なるものも登場するほど、子供の名付けに関しては巷で常に賛否両論を巻き起こしていますよね。

「うちの子には誰とも被らないオンリーワンの名前をつけたい!」「でも、やりすぎて将来子供がからかわれたり、就職で不利になったりしたらどうしよう…」と、名付け辞典をめくりながら毎晩頭を悩ませているプレママ・プレパパも多いのではないでしょうか。
一般的に、キラキラネームとDQNネームは両者とも「読み方を初見で当てるのが非常に困難を極める、珍しい当て字の名前」というイメージが強い人も多いかと思いますが、実はその境界線や受ける印象は、人によって多少なりとも差があるようです。

今回は、そんな個性的な名付けに対する世間のリアルな声として、15名の様々な年代の方から寄せられた意見をご紹介します!
名前に込められた「親の愛情」と「親の自己満足」の境界線はどこにあるのか?子供の心の発達に名前がどう影響するのか?先輩たちの激論を通して、これから後悔しない名付けをするためのヒントを一緒に探っていきましょう。

名付けは子供のアイデンティティ(自己肯定感)の土台になる

名前は、単なる「個人を区別するための記号」ではありません。心理学の観点から見ると、子供は物心がつく頃から「自分の名前=自分自身そのもの」として認識し始めます。名前を呼ばれるたびに、自分という存在を肯定し、アイデンティティを形成していくのです。

そのため、保育園や学校の先生、お友達から「〇〇ちゃん」とスムーズに、そして親しみを込めて呼んでもらえる名前であることは、子供の自己肯定感を健やかに育む上で非常に重要な要素となります。逆に、「えっと…これなんて読むの?」と毎回聞き返されたり、読み間違えられて訂正する手間が日常化してしまうと、子供にとって自分の名前が「煩わしいもの」「ストレスの元」となってしまうリスクもあります。

だからこそ、「キラキラネーム」や「DQNネーム」と呼ばれる名前をつける際には、親の思いだけでなく「子供がその名前を背負ってどう生きていくか」という客観的な視点が欠かせません。それでは、世間の人々が両者の違いをどのように感じているのか、具体的なエピソードを見ていきましょう。

【読みやすさと常識編】キラキラとDQNの境界線は「読めるかどうか」?

まずは、名付けの基本である「漢字の読み方」や「社会的な常識の範囲内か」という点に着目した意見です。

1社会的に名前として成立しているかどうかが境界線

ひーくん
29歳

A世間から見て名前として認められるかどうか

キラキラネームとDQNネームの違いはとても微妙で紙一重だと思いますが、あえてハッキリと境界線を作るならば、キラキラネームは多少の当て字であったとしても、その名前の漢字や響き自身に両親が込めた深い意味があり、社会的に「人の名前」として成立する常識の範囲内のものであるということだと思います。
一方で、両親が何らかの意味を込めたものであっても、表現がストレート過ぎたり、自分の好きなものや好きな有名人、思い入れのある地名などをそのまま安直に名前にしてしまったりしているものは「DQNネーム」と言われてしまい、人の名前としてふさわしくないと世間から厳しく判断されてしまう名前なのだと思います。

ただ、その常識の判断基準が人それぞれなので、ハッキリとした境界線を引くのは非常に難しいです。実はうちの息子も、インターネットの掲示板などで調べるといわゆる「キラキラネーム」と言われている部類に入っていることもあって、少しひねった当て字ではあるのでそう言われることには納得はしています。
ですが、私たち夫婦の中では名前としてしっかり成立した意味を持たせているのでDQNネームではないと信じているし、今まで直接そう面と向かって言われたことはありません。両親や親戚からも、名づけの時に特に反対されることもありませんでした。
ただ、子供本人の立場からしたら、学校などで変わった名前だと何度も聞き返されたり、万が一からかわれたりするようなことは絶対に嫌で傷つくと思うので、名付けた親としてそういう点をしっかり考慮し、将来フォローしてあげる必要があると責任を感じています。

【先輩ママのアドバイスと発達心理の視点】
「子供本人が将来どう感じるかを想像し、フォローする責任を持つ」という、非常に親としての覚悟を持った素晴らしいご意見ですね。
発達心理学的に、子供は小学校中学年(ギャングエイジ)頃から、他人と自分を比較して「自分は周りと違う」ということに敏感になり始めます。もし名前のことでからかわれた時は、「どうしてこの名前をつけたの?」と子供が聞いてきた時に、「パパとママが、あなたにこんな素敵な人になってほしいと心から願ってつけた、最高のプレゼントなんだよ」と、胸を張って由来を語れるかどうかが最大の鍵となります。由来に愛情があれば、子供は必ず自分の名前を誇りに思えるようになりますよ。

2ズバリ、初見で読めるかどうかが最大の分かれ道

れいばん
20代後半

AきらきらネームとDQNネームの明確な境界線

世間では、キラキラネームとDQNネームは「最近の変わった名前」として一緒のカテゴリーに括られがちですが、私の中ではいくつか明確な境界があるのでは?と思います。ズバリその違いは、「一般の人が初見で読めるか、どうか」では?と思います。
「名前は親から子供への最初のプレゼント」という素敵な言葉をよく聞きます。様々な親の未来への願いや思いを込めて、一生懸命に名前を決めるはずです。そして、名前は基本的に生まれてからおじいちゃんおばあちゃんになるまで、一生使うものです。

名前をつけられた本人はもちろん、学校の先生や友達、就職先の面接官など、人生の中で本当にたくさんの人に名前を名乗ります。そのときに、一般常識の漢字の読み方からあまりにも逸脱した無茶な当て字だと、「他人に自分を呼んでもらう」という名前としての本来の機能を果たしていないことになると思います。
あまりに聞きなれない響きの名前や、奇抜すぎる当て字だと、「一体どんな親御さんが育てているんだろう?」と親の教養を少し気にしてしまいますが、さらに度を越したDQNネームだと、子供本人が何も悪くないのに様々な偏見を持たれたりして、子供自身が生きづらくかわいそうです。

ここあ
30代後半

A読めればキラキラ、読めなければDQN?!

私が思うキラキラネームとDQNネームの大きな違いは、少し前の時代まではなかったような現代風の名前だが、当てた漢字は漢和辞典を引けば「普通に読める(許容範囲)」のがキラキラネーム。そして、そもそも初見では絶対に読めない無茶読み、当て字にしても非常識すぎる、字義(漢字本来の意味)が名前にふさわしくないマイナスなものなど、少し親の一般常識までも疑ってしまうような名前がDQNネームでしょうか。

最近は男女の区別がない中性的な名前も多くて、名前の響きを聞いただけでは電話口で性別が良く分からないこともあります。DQNネームとまではいかないのかもしれませんが、あまりにも女の子のような可愛い名前の男の子は、思春期になった時に少し気の毒になったりもします。
それでも、少し前まで「キラキラネームだ」と騒がれていたような響きが外国人風の名前でも、当てた漢字が普通に読めれば、最早キラキラネームとは言われず、世間に認知されて普通になっていますし、今はキラキラネームと呼ばれている名前でも、10年後にはそれが当たり前の普通の名前になっているかもしれません。時代の流れですね。

【先輩ママのアドバイスと名付けのヒント】
「名前としての機能(他人に呼んでもらえるか)」という点は、社会生活を送る上で非常に説得力のある指標です。「読めない名前=毎回訂正するストレス」を子供に一生背負わせることになります。
名付けで迷った時は、役所に提出する前に「この漢字を、親戚の年配の方や初対面の人がパッと見て、スムーズに読めるかどうか」を一度冷静にテストしてみることを強くお勧めします。「音の響きは現代風(ルナちゃん、リオンくんなど)でも、使う漢字は誰でも読めるシンプルなものにする」というのが、個性を出しつつも将来子供が苦労しない、現代の賢い名付けのトレンドになりつつありますよ。

【親の愛情とエゴ編】名前に込められた「思い」の質で判断する

続いては、名前の読み方だけでなく、「そこに親の純粋な愛情があるのか、それとも親の自己満足(エゴ)なのか」という精神的な部分に境界線を見出している意見です。

3親の純粋な願いが込められているかどうかが重要

ゆい
30代前半

A親の愛情が伝わるか、エゴでしかないか

親が愛する子供に名前を付けるときには、「将来幸せになってほしい」とか、「〇〇のように優しく広い心を持った人になってほしい」とか、「とにかく健康で元気に育ってほしい」とか、未来に向けた様々な温かい願いを込めてつけるものだと思います。
私の個人的な考えとしては、キラキラネームとDQNネームの決定的な違いは、こうした「子供の幸せを願う親の思い」が第三者にも感じられるかどうかではないかと思います。

少なくとも、こうした親の温かい願いや思いが込められていることが、名前の響きや使っている漢字の意味からしっかり読み取れるものは、少し珍しくても「キラキラネーム(愛情のある個性的な名前)」になるのではないかと思います。
そしてドキュンネームの方は、こうした子供への親の願いや思いが全く感じられず、ただ「親が目立ちたい」「響きがアニメっぽくてかっこいいから」という親の自己満足のエゴだけで付けられた名前、という感じがします。
同じように当て字を用いて読みにくかったり、珍妙な響きの名前であったとしても、親の深い愛情がちゃんと伝わるものであればキラキラネームとして許容され、愛情が全く感じられないウケ狙いのものはDQNネームになるのではないかと思います。

ぱに
30代後半

A親の愛を感じるか、親のエゴを感じるか

「〇〇子」など、昭和の古風な名前がすっかり減ってきた昨今、産まれて来た赤ちゃんへの最初のプレゼントとして、親御さんたちは何日も頭を悩ませ、考え、決定します。「こんな人になって欲しい」「幸せが訪れますように」「健康でありますように」と親の願いは十人十色で様々です。その深い愛情をふんだんに詰め込まれて、結果的に少し派手な表現になった名前がきらきらネームだと思います。

また、親自身がそのキャラクターが好きだからという理由や、今流行っているからなどの安直な理由、あるいはネットでのウケ狙いの命名などは、親の身勝手なエゴを感じ、それはDQNネームになってしまうと思います。
「人と違ったオンリーワンの名前をつけてあげたい」「オシャレな響きの名前をつけたい」という親の考えで、「珍しい」「すんなり読めない」など、両者に共通の部分はあります。しかし、しっかりと語れる由来がある名前には親の愛や願いがあり、ウケ狙いや流行を追いすぎた名前には親のエゴしか感じません。

【先輩ママのアドバイスと発達心理の視点】
「親のエゴか、愛情か」という視点は、名付けの本質を突いていますね。心理学においても、子供は「自分が親からどう思われているか(愛されているか)」を常に確認しながら成長します。名前の由来を聞いた時に、「ママが好きだったアニメのキャラから取ったんだよ」と言われるのと、「あなたの未来が光り輝くように、この星の漢字を使ったんだよ」と言われるのでは、子供の自己肯定感の育ち方に天と地ほどの差が出ます。
「人と被らないこと」を目的とするのではなく、「この子にどんな人生を歩んでほしいか」という願いを原点にして名前を考えると、自然とエゴのない素晴らしい名前にたどり着きますよ。

4名前の漢字が持つ「本来の意味」を無視していないか?

ろろり
32歳

AキラキラとDQNは似て非なるもの

キラキラネームとDQNネームは、共通する部分も多いし、決定的に違う部分もあると思います。まず共通するのは、どちらも「普通には読めない読み方(当て字)」を使っていることです。
加えて、キラキラネームは、あまりにも華やかでお姫様や王子様のような、名前負けしそうな美しい漢字が多用されており、子供の時(赤ちゃん時代)は可愛くていいけど、中年になって大人になったら「こんなかわいい名前なのにお前自身は大したことないな」と陰でからかわれそうな名前が多い印象です。

一方、DQNネームはキラキラネームに比べると、どちらかというと親の都合や無知で付けられた名前が多いように思います。自分の好きなアニメやゲームのキャラクターとか。さらにひどいのは、漢字の本来の意味を全く調べず、マイナスイメージがある漢字(「悪」「堕」など)でも、見た目や響きがかっこいいと思ったら平気で名前に使ってしまうみたいな、無教養さと自分勝手さも感じますね。
個人的にはどっちもあまり好きではありませんが、そういう意味では、親の無知でマイナスな漢字を背負わされるよりは、まだ愛情のあるキラキラネームのほうが子供にとってはマシだと思います。

【先輩ママのアドバイスと名付けのヒント】
漢字には、それぞれが持つ長い歴史と「本来の意味(字義)」があります。響きや見た目のカッコよさだけで漢字を選んでしまうと、実はその漢字が「悲しみ」や「失う」といったネガティブな意味を持っていた…という恐ろしい失敗(いわゆるDQNネーム化)に繋がってしまいます。
名付けの最終チェックの段階で、必ず漢和辞典を引き、使おうとしている漢字の「意味」や「成り立ち」を徹底的に調べましょう。見た目のイメージだけでなく、漢字の持つ真のパワー(言霊)を子供にプレゼントしてあげてくださいね。

【不快感と将来への影響編】子供が大人になった時のことを想像する

赤ちゃん時代は可愛くても、名前は一生続くもの。就職活動や老後など、将来のリスクを見据えた厳しい意見も寄せられました。

5改名を余儀なくされるほどの名前は親の身勝手

ゆうま
36歳

A将来恥ずかしくて名乗れなくなる名前

キラキラネームとDQNネームの違いは、キラキラネームは「読めないけれど、音の響きが可愛かったり綺麗だったりするもの」です。DQNネームは、そのお名前が人名とは思えない動物や食べ物の名前だったり、特定のキャラクターを連想させてしまうようなものだと思います。また、心理的に悪いものを連想してしまったり、大人になって子供が社会で生きていくのに、名刺を出すのが恥ずかしくなるような奇抜な名前もDQNネームだと思います。

大きくなってから、家庭裁判所で改名を余儀なくさせられるようなお名前は、そのほとんどがDQNネームだと思います。本当に子供の生涯の幸せを願って名付けたというよりは、「他の人と違う名前をつけて人の目を引きたい」ということや、「SNSで世間を騒がせたい」という親の自己顕示欲がつけるのではないでしょうか?親は子供の将来を願わないことはないとは信じたいですが、その時の親の若さや精神的な状況によって、後先考えずにDQNネームをつけてしまうこともあるのかもしれません。

まゆか
40歳

A子供が大人になった時、どう思うかな。

キラキラネームは、親の名前に込めた思いが強すぎて、結果的にまず普通には読んではもらえない、さらに響きがなんだかきらびやかなお姫様のような感じがするものというイメージです。一応、親の気持ちというか子供に対する愛情は伝わってくるので、名前のせいで苦労することもあるでしょうが、そこまで不快で嫌な感じは受けません。
一方、DQNネームは、ほんとに子供の将来を思ってその名前にしたのか?名付けの際に周りの祖父母からの反対はなかったのか?一体どういうつもりでそれを選んだのか小一時間親を問い詰めたくなるような、「かわいそうに…」と掛け値なしで子供に同情してしまう名前です。

私なりにさっくりまとめると、キラキラネームが「漢字の説明などで将来苦労する名前」なら、DQNネームは「社会に出た時に将来間違いなく恥ずかしい思いをする名前」、というイメージでしょうか。

【先輩ママのアドバイスと発達心理の視点】
「子供はいつか大人になる」という当たり前の事実を忘れてしまうと、名付けは取り返しのつかない失敗を招きます。赤ちゃん時代に似合うフリフリの可愛い名前でも、40代、50代の中間管理職になった時、あるいはおじいちゃんおばあちゃんになって病院の待合室で呼ばれた時に、その名前で違和感がないか?を想像する「タイムトラベル・チェック」は名付けにおいて必須のアクションです。
「〇〇部長!」と役職をつけて呼んでみたり、「〇〇おばあちゃん」と呼んでみて、しっくりくるかどうかを夫婦でシミュレーションしてみてくださいね。

6姪があわやDQNネームに!「不快に思うか」のボーダーライン

かっちゃん
29歳

A姪があわやキラキラネームの被害者に!

私が思うキラキラネームとDQNネームの最大の差は、「第三者が聞いた時に不快に思うか思わないか」という点だと思います。
私の中では「キラキラネーム」は、名前を見て聞いた時に「うわー、これ学校の先生とか名簿を読むの苦労しそうやなー。この子も一生自分の名前を訂正すんねやろなー」といったような心配の感情はいだくものの、親の愛情は感じるので、あくまで微笑ましいという範疇の中でおさまってくれるような名前です。
それに対して「DQNネーム」は、名前を見て聞いた瞬間に「うわ、それは人としてあかんやろ」とか「一体どんな親の顔が見てみたい」という、不快感や嫌悪感の気持ちを引き起こすような名前です。

実は今年の春に、私の妹に可愛い子供(姪っ子)が産まれたのですが、妹夫婦がつけかけた名前が、あわやDQN寄りのキラキラネームみたいな奇抜な名前だったのです。それを見た両家の両親が猛反対し、私を含む両家の人で大急ぎで話し合いになり、最終的にみんなが読める別の可愛い名前に落ち着いたというような一件がありました。親になる人は、テンションが上がっているマタニティハイの状態を抜け出し、一度冷静な目で「自分の子供に付けようとしている名前を社会がどう見るか」を俯瞰してほしいですね。

【先輩ママのアドバイスと名付けのヒント】
名付けは親の特権ですが、同時に「社会への子供のプレゼンテーション」でもあります。かっちゃんさんのように、客観的な意見を言ってくれる親戚の存在は非常にありがたいものです。
夫婦2人だけで考えていると、どうしても視野が狭くなり「これが最高!」と思い込んでしまいがちです。候補がいくつか絞れたら、親や信頼できる友人に「この名前、率直にどう思う?」と意見を聞いてみるのも、独りよがりな名付けを防ぐための素晴らしいストッパーになりますよ。

【背景と環境編】時代とともに変わる名付けのトレンド

名付けの傾向は、社会環境や時代の変化によっても大きく影響を受けます。医療現場の声や、少し前の時代のヤンキー文化との関連性についての意見です。

7少子化と高齢出産で親の「思いが重すぎる」名前が増えた?

えみ
20代後半

A増えすぎた選択肢と少子化の結果…

私は産婦人科で働いていますが、現場でよく遭遇するのがいわゆるキラキラネームです。お子さんの保険証の手続きの関係で、新生児のお名前を親御さんにお伺いすることが多々ありますが、全く読めない当て字や無茶読みは日常茶飯事。さらに驚くことに、親自身がスマホで変換を確認しないと、我が子の名前が複雑すぎて漢字で書けないなんて言うケースにも遭遇したことがあります。

晩婚化が進んでいる現在、いわゆる高齢出産の割合も増え、子どもを生涯で1人しか設けない家庭も増えています。そのため、親にとって「名付けをするチャンス」が一生に一度きりなので、親のこれまでの人生の願望や想いが一つの名前に詰め込まれ過ぎて、過剰に重たい名前が多いと感じます。
親の込めた想いや「この美しい漢字が絶対に使いたかったのだろうな」と推測でき、人名としてふさわしい響きであれば「キラキラネーム」。響きもおよそ人名にふさわしくなく、無茶読みの漢字や本来の読み方をまるっきり無視したパズルみたいな当て字は「DQNネーム」だと思います。

私は産婦人科というそのような環境のせいか、自分の子どもたちには年齢を重ねてもおばあちゃんになっても違和感なくしっくりくる、古風な名付けをしました。
逆に、幼稚園で働く私の友人は、あまりに変わった名前の子が多い為に感覚が完全に麻痺してしまったようで、昔は「キラキラネームは絶対に嫌だ」と言っていたのに、いざ自分の子供には、響きは普通でも、読みは無茶な当て字の見事なキラキラネームにしていました。環境の影響は恐ろしいですね。

【先輩ママのアドバイスと名付けのヒント】
医療や教育の現場にいるからこその、非常にリアルで説得力のある意見ですね。「一生に一度だから最高のものにしたい!」と気合いが入りすぎるあまり、画数の多い複雑な漢字を何文字も詰め込んでしまう「思いが重すぎる名前」は、書く時に子供自身がとても苦労します(テストの時に名前を書く時間がかかる等)。
「親がスマホを見ないと書けない漢字」は、間違いなく子供にとっても負担になります。名付けの際は、ひらがなで書いた時のバランスや、漢字の画数が多すぎないか(スッキリとした余白があるか)という「視覚的な美しさとシンプルさ」もチェックポイントに加えてみてくださいね。

8ヤンキーの「夜露死苦」センス?難読漢字といかついイメージ

ゆうか
50代前半

A難読漢字でいかついイメージ、それがDQNネームのルーツ?

先日、同年代の友人が電話をかけて来て、散々愚痴をこぼしてました。初孫である孫娘の名前が「もあな」に決まったとのこと。「ハワイ語で海という意味らしいんだけど、純日本人の顔をした孫娘にどうしてハワイ語?」と怒っていました。お嫁さんが趣味でフラダンスをやっていて、この名前に決まったそうです。
それでも、名前の響きは女の子らしくて柔らかで、「妙な漢字の当て字じゃないんだから、愛情があって良いでしょう」と友人を宥めて置きましたが、最近は本当に思わぬところ(外国語やアニメ)から名づけをするよね、と話題になりました。ディズニー・プリンセス等のキャラクター名の一部だったり、姫や王子や花や星など、綺麗でファンシーな意味の外国語をもじったり。

けれど、私たちの世代が知っている中で一番凄い名前は、昔の元不良の(今もちょっと不良ですが)同級生の長男長女の名前です。きっとふたりといない名前である可能性も捨てきれないので個人情報は伏せますが、ふたりとも何ともツッパリ(不良)らしい、いかつい暴走族のような当て字の名前です。
いわゆる「キラキラネーム」という言葉が流行る前から、ツッパリとかヤンキーと呼ばれる人たちの間には、こんな風に難しい画数の多い漢字を連ねて、いかつく強そうな名前をつけていた気がします。友人が言うには、「よろしく」を「夜露死苦」と落書きするのと同じセンスなのでは?とのことで、大いに納得しました。漢字の見た目の派手さだけを重視したのがDQNネームの始まりなのかもしれませんね。

ゆみ
26歳

A「四六四九」のような当て字はアウト

「キラキラネーム」と後ろ指を指して言われる事自体、子供が可哀想だと思います。息子の通う幼稚園では、幸いキラキラネームに当たる子はいません。子供にあげる初めての一生のプレゼントなんだから、親が真剣に考えた名前にキラキラなどと揶揄されると残念に思います。確かに、空と書いて「スカイ」くんや、月と書いて「ルナ」ちゃんなんて読みは本来の辞書にはありませんが、漢字の意味から連想されたり、確かに英語の意味として読める場合は、許容範囲のキラキラネームにはならないと思います。

線引きが非常に難しいですが、昔のヤンキーが使う「四六四九(よろしく)」のような、意味を無視した完全な当て字はアウト(DQNネーム)なような気がします。
実は私は、普通の漢字で違う読みをされやすい名前なのですが、そういうふうに毎回読み間違えられて嫌な気分になりやすかったり、否定されやすい名前は自分の子供には絶対に避けたいと思い、子供の名前はオーソドックスな画数で決めました。名付けは難しいので、アメリカや海外なんかにも通用する受けの良い響き(グローバルネーム)を重視した名前は、結果的にカタカナ風のキラキラネームになりやすいんだと思います。

【先輩ママのアドバイスと名付けのヒント】
ハワイ語や英語などの「外国語の響き」に漢字を当てはめるグローバルな名付けは、今や一つの大きなトレンドとなっています(例:エマ、アンナなど)。これらは響きが美しいため、使う漢字さえシンプルなものにすれば、非常に洗練された素敵なお名前になります。
一方で、「夜露死苦」のような画数の多い漢字の羅列(いわゆるヤンキーネーム)は、威圧感を与えてしまい、将来子供が穏やかな人間関係を築く上でマイナスに働く可能性があります。グローバルな響きを取り入れる時は、ひらがなやカタカナをそのまま使うか、誰でも読める簡単な漢字を1〜2文字当てるのが、現代のスマートな名付けのコツですよ。

【達観編】名前をどう捉えるか?名前に対する独自の哲学

最後に、「どんな名前であれ、親の愛情や受け入れる覚悟が大切」という、少し達観した深い意見をご紹介します。

9どちらも同じ。バカにしている気持ちをやんわり隠しているだけ

むかい
40歳

A呼び方が違うだけで、本質はどちらも一緒

キラキラネームとDQNネーム、両者の違いということですが、はっきりいって、私から見ればどちらも本質は一緒、五十歩百歩という感じがします。
世間的には、どちらかといえば「DQNネーム」のほうが親の教養がない印象で悪いイメージですが、それは「そういった常識外れの当て字のような名前」を指す、ネットスラングの言葉の違いだけであって、例えていうなら、「できちゃった結婚」と、それを美化した「授かり婚」のような言葉の言い換えの違いといった感じです。

要するに、世間はどちらの名前も暗に「常識がない」とバカにしていることにはかわりなく、ただ「キラキラネーム」というマイルドな呼び方をすることで、そのバカにしている本音の気持ちをやんわりとオブラートに包んで隠しているだけだと思います。
また逆に、そういった派手な名前をつけた親側からしても、「DQN」と言われれば腹が立ちますが、「キラキラネーム」といわれれば、知能が低いというよりは「華やかでかわいらしいイメージ」のほうが先立つので、親自身もキラキラネームといいたがるだけではないでしょうか。
どちらにしても、そのままでは絶対に読めないような完全な当て字であったり、人名としての意味をなさないような奇抜な名前は、一生それを名乗らされる子供が一番の被害者だと思います。親の自己満足はやめるべきです。

【先輩ママのアドバイスと心理学の視点】
言葉の持つイメージ(レッテル貼り)の鋭い本質を突いた意見ですね。「キラキラネーム」という可愛い言葉に惑わされず、「これは社会で通用する名前か?」という本質に立ち返ることはとても重要です。
名付けで迷った時は、「キラキラネームだからOK」と自分を納得させるのではなく、「この名前を履歴書に書いた時、面接官はどういう印象を受けるか」という客観的な視点を必ず持つようにしましょう。子供の人生のスポンサーは親ですが、社会に出れば他人の評価に晒されるという現実を忘れないでくださいね。

10名前の良し悪しは、結局「親の振る舞い」で決まる

枕元
31歳

A名前そのものより、親の育て方や言動が評価を決める

結局の所、キラキラネームとDQNネームって紙一重なんじゃないかと思います。強いて言えば、無理矢理すぎる当て字をしているかどうかという判断基準があるかも知れませんが、結局キラキラネームと言われて揶揄されるかどうかって、名前そのものよりも、「その親の普段の振る舞いや言動次第」でどちらにもなるんだろうと思います。

これは名前云々以外にも、親の見た目やそれまでの言動や行動の「先入観のバイアス」が加わって見てしまうことは、社会で暮らすなかで沢山あります。親が挨拶もしない非常識な人であれば、少し変わった名前を見ただけで「やっぱりDQNだ」と思われますし、親が礼儀正しくて愛情深い人であれば、「少し変わっているけれど、素敵な思いが込められたキラキラしたお名前ですね」と好意的に受け取られます。
だから、ダメなこととは分かっていても、世間は親の姿を見て子供の事を判断してしまうのだと私は思います。

だから本当は、キラキラネームとかシワシワネームとか名付けることそのものを他人が否定するのが間違いで、親が様々な思いの中で悩みながら産み、そして一生懸命考えて名付けた名前は、全てに意味があり、全てが子供への愛が詰まった素晴らしい名前なんだと思います。

てっぺい
30代前半

A名前の印象よりも、自分の運命を受け入れて歩むこと

キラキラネームとDQNネーム。両方とも私の中では特に区別していません。自分の中で設けている常識の域を超えた場合、私の中ではただの「非常識な名前」に該当させて処理してしまい、それ以上その名前に関して他人が議論しても何も生まれないと考えているからです。
もちろん、これらの奇抜な名前をつけられた子供本人は、訂正する手間でかわいそうだなと思う部分がありますが、それもまた「その親のもとに生まれた運命」なのかなと思うので、親を恨むのではなく、自分についた名前を個性として受け入れて、力強く人生を歩んでいってほしいと思います。

また、どうしても成長してその名前が嫌で生きづらいならば、日本の法律の正当な手続きで変えられるはずなので、自立して名前を変えるべきだと思います。名前は赤ちゃんの時に他人(親)から勝手につけられたものですから、大人になって自分の意志で名前を変えることに関しては、決して親不孝でも悪いことでもないと私は考えています。

【先輩ママのアドバイスと発達心理の視点】
「親の普段の振る舞いが、子供の名前の評価を決める」というのは、非常に耳の痛い、しかし圧倒的な真理です。どんなに古風で素晴らしい名前をつけても、親の愛情やモラルが欠けていれば、子供は不幸になってしまいます。
逆に、少し個性的で読みにくい名前であっても、親が愛情たっぷりに育て、周囲に礼儀正しく接していれば、その名前は「素敵な個性」として周囲から愛されるようになります。名前をつけた親としての責任は、名付けた瞬間に終わるのではなく、その名前が社会で愛されるように「立派に育て上げること」にあるのだと、強く胸に刻んでおきたいですね。

【失敗しない名付け】後悔しないための3つのチェックポイント

15人のリアルな激論を通して、名付けに関する様々な視点が見えてきました。最後に、これから赤ちゃんの名前を考えるプレママ・プレパパに向けて、後悔しないための名付けのチェックリストをまとめました。

1. 電話口で、名前の漢字をスムーズに説明できるか?

役所や病院などで、電話口で名前の漢字を説明するシチュエーションは一生のうちに何度もあります。「〇〇の漢字の右側が…」と複雑な説明をしなければならない漢字や、当て字すぎて説明に詰まってしまう名前は、将来子供自身が電話口で苦労することになります。「海という字に、太いという字です」と、一言で誰もがピンとくる漢字の組み合わせは、社会生活において非常に強力な武器になります。

2. 響きと漢字の意味が、ちぐはぐになっていないか?

「響きが可愛いから」という理由だけで、意味を調べずに漢字を当てはめるのは危険です。必ず漢和辞典を引き、その漢字が持つ「本来の意味(字義)」や「成り立ち」を確認してください。意味の対立する漢字を組み合わせたり、ネガティブな意味を持つ漢字を使っていないかをチェックし、子供の未来を明るく照らす意味を持った漢字をプレゼントしてあげましょう。

3. 将来、子供に「名前の由来」を自信を持って語れるか?

これが最も重要なポイントです。子供が小学生くらいになり、「私の名前、どうしてこれにしたの?」と聞いてきた時。「流行っていたから」「パパの好きな漫画のキャラだから」と答えるのではなく、「あなたが〇〇のような優しい人になってほしいと、パパとママで何日もかけて選んだんだよ」と、愛情たっぷりの由来を自信を持って語れるかどうか。これが、子供の自己肯定感を育む「名前の真の価値」になります。

まとめ:どんな名前も、愛情というスパイスで最高のものになる!

キラキラネームとDQNネームの境界線について、15人の様々な視点からの激論をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。

「読めるか読めないか」「親のエゴか愛情か」「将来恥ずかしくないか」など、境界線の引き方は人それぞれですが、根底にあるのは「子供の幸せを本当に願っているか」という一つの問いに帰結します。
時代とともに、古風なシワシワネームが新鮮に感じられたり、外国人風のグローバルネームが主流になったりと、名付けのトレンドは常に変化していきます。10年後には、今のキラキラネームが当たり前の普通の名前になっているかもしれません。

大切なのは、他人の目を気にして無難な名前にすることではなく、パパとママが「この子にどんな人生を歩んでほしいか」を真剣に話し合い、たくさんの愛情と願いを込めて決定することです。
愛情たっぷりに育てられた子供は、自分の名前を愛し、誇りを持って生きていくことができます。「親が一生懸命考えてくれた」という事実こそが、子供にとって何よりのお守りになるのです。
プレママ・プレパパの皆さん、悩む時間もまた、赤ちゃんへの愛おしいプレゼント作りです。夫婦でたくさん話し合って、とびきり素敵な名前を贈ってあげてくださいね!