赤ちゃんのおやつはいつから必要?量や時間は?おすすめレシピ
赤ちゃんの離乳食が始まると、気になり出すのがおやつですね。各ベビーフードメーカーでは、生後6~7ヶ月用から赤ちゃん用のおやつが売られています。そのため、「赤ちゃんっておやつが必要なの?」「どんなものを、どのくらい、いつからたべさせればいいの?」と思うママも少なくありません。
そこで今回は、初めて赤ちゃんを育児するママに向けて、赤ちゃんのおやつの時期と適したあげ方と量、おすすめの市販されている無添加おやつ、手作りおやつレシピ等をくわしくご紹介したいと思います!
赤ちゃんのおやつはいつから?
赤ちゃんが生後9~11ヶ月頃になると、離乳食も3回食になって食事のリズムも安定し、1日の生活リズムもだいぶ規則的になっていますよね。ちょうど食事と消化のサイクルが整った離乳食後期が、おやつをあげはじめるのに適した時期です。十分な離乳食が食べられている赤ちゃんであれば、おやつをあげても赤ちゃんの体に負担なく始められますよ。
赤ちゃんのおやつと幼児のおやつの違い
赤ちゃんにおやつを与えるメリットは、手づかみ食べを促し、食べることへの興味を後押しできるという点ですが、1歳未満の赤ちゃんにとって、おやつは必要不可欠なものではありません。おやつよりも、1日3回の離乳食で必要な栄養がとれるようにすることが大事なのです。
赤ちゃんは内臓も未熟なので、1日3回の離乳食をきちんと摂取、消化するだけでも十分なパワーを使っています。そんな時期におやつを与えすぎるのは、赤ちゃんにとって負担が大きいことを覚えておきましょう。
離乳食をしっかりと食べられない赤ちゃんには、おやつを控えましょう!
1歳を過ぎて幼児期に突入すると、子供は自分で歩き回るようになって、運動量もぐっと増えます。その頃になると、1日3回の食事だけでは補えない栄養を、おやつで補うことが必要なものになってきます。このように、赤ちゃんにとってのおやつと、幼児にとってのおやつではその役割が違います。大人がお楽しみで食べるおやつとも意味がちがいますので、おやつの種類にも気をつけるようにしましょうね。
赤ちゃんのおやつの量とカロリー
赤ちゃんに与えるおやつのカロリーは、1日20kcalまでを目安にごく少量を与えます。1日20kcalというと、市販のベビー用のおせんべいやボーロ等は、小さい小分けの袋一つ分くらいになりますよ。果物バナナ(1本で約100でいうと、4~5分の1本くらいですね。本当に少しなのですね!
赤ちゃんの時期は、離乳食で栄養がとれるリズムを定着させることがとても大切ですので、おやつを与えすぎて食事の摂取が停滞することがないように、十分注意しましょう。
赤ちゃんへのおやつの量の目安
- バナナ1/5本
- いちご5個(合計60g程度)
- りんご1/8個(35g程度)
- ベビー用ビスケット1~2枚程度
1歳を過ぎると、約100?くらいのおやつあげるようになります。幼児期のおやつは、1日の摂取カロリーの1割程度が目安となります。
赤ちゃんにおやつをあげる時間は?
昔はおやつを「八つ時(やつどき)」、現在の午後2時ころに食べさせていました。私たちが子供の頃は「3時のおやつ」が定着していましたよね。今でも、身体を使う大工さんなどが2時~3時に休憩をしておやつを食べる姿をみかけますね。
赤ちゃんにおやつをあげる時間は、メインの食事の邪魔にならないように、午後の食事と食事のちょうど間の時間にします。たとえば、3回の離乳食を、8時、12時、18時にあげているのであれば、12時と18時の中間の15時をおやつの時間にするとよいでしょう。赤ちゃんへのおやつは毎日あげる必要もありませんので、お昼の離乳食をたくさん食べていて欲しがらないようなら、その日はおやつをあげる必要はありません。
赤ちゃんにおすすめ!市販のおやつ
つぎに、生後9~11ヶ月の赤ちゃんに食べさせる、おすすめ市販おやつをご紹介します。赤ちゃんの消化器官は未発達ですので、体に負担をかけるような添加物を使用していない、薄味で刺激の少ない材料のものがおすすめです。さらに、少ない歯や舌、歯茎で簡単に咀嚼できるもの、口に入れるとすぐ溶けるものを選ぶことも大切ですね。アレルギー成分にも注意して選びましょう!
すまいるぽけっと 鉄とカルシウムの赤ちゃん野菜おせんべい
和光堂
鉄とカルシウム入りのおせんべい。うるち米(国産)に野菜パウダー(かぼちゃ、にんじん、ほうれんそう)が配合されています。生後9ヶ月から鉄分が不足しやすくなりますので、栄養面も安心ですね。7代アレルゲンは材料としては不使用です。手づかみしやすい楕円状で、口にいれるとすぐに溶けます。
レンジで蒸しパン かぼちゃ&にんじん
Pigeon
牛乳を混ぜてレンジでチンするだけで、甘さ控えめでお野菜もとれる栄養満点の蒸しパンが作れます。カップ付きなので、ほかに必要な器具はありません。かぼちゃやにんじんを粉末にしたものが入っていて、アレルギー物質は卵、小麦、乳、大豆を含みます。同シリーズで、他にも違ったお野菜の組み合わせもありますよ。
おやさいりんぐ トマト&にんじん
キユーピー
不足しがちな野菜を美味しく食べられるおやつです。カルシウム入りで、着色料や保存料、香料も使っておらず、野菜本来の自然な味わいを楽しめるおやつです。赤ちゃんの小さな指で、手づかみする練習にもなるサイズなのも魅力ですね。
ハイハイン
亀田製菓
赤ちゃんが食べやすいおこめのおやつで、1袋につき植物性乳酸菌K‐2が10億個も配合されています。おなかにもやさしく、生え始めの歯でもすぐ溶けるので、長年赤ちゃんに愛用され続けている人気商品です。同じシリーズに、りんごと野菜を配合したものもありますよ。
はじめてのおやつ しまじろうベビーボーロ
大阪前田製菓
カルシウムを多く含んだ、栄養価の高いボーロ状のお菓子です。しまじろうのパッケージが赤ちゃんに大人気!口どけがよく、7ヶ月頃の赤ちゃんから食べられますが、原材料に鶏卵や脱脂粉乳を含み、アレルギー成分として卵、乳が含まれていますので注意してくださいね。
アンパンマンのベビーせんべい
栗山米菓
国産米を使用した赤ちゃん用のせんべいで、長らく子供に人気のキャラクターアンパンマンの個包装が人気です。フラクトオリゴ糖を配合し、便秘がちな赤ちゃんのおなかにも優しくできています。原材料にアレルギー成分はありません。他に比べてお値段が手ごろなのもうれしいポイントです。2枚×8袋。
以上、赤ちゃんにあげるのに適した市販のおやつのおすすめをご紹介しました。赤ちゃんによって好みは違いますから、まずは1つずつ購入して試してみてくださいね。赤ちゃんが口にするものについては、アレルギーに細心の注意を払う必要がありますので、成分をよく確かめることが大切ですよ!
また、赤ちゃんのおやつ選びで心配な食品添加物には、安心して食べられるものと、身体に害になるものがあります。この頃の赤ちゃん用のおやつには、鉄分やカルシウムが添加されているものが多いですよね。食品添加物には、安全性に関して国の評価を受けているものと、そうではないものがあり、大手メーカーのベビーフードに使われているピロリン酸(第二)鉄や炭酸カルシウムは、食品安全委員会の評価を受けている厚生労働大臣が定めた、指定添加物に該当しています。
赤ちゃんの簡単おやつ手作りレシピ
手作りおやつは赤ちゃんの食育にもなり、「1度はトライしてみたい」というママも少なくありません。そんなママにおすすめの、家にある簡単な材料で15分~20分くらいで完成するレシピをご紹介します。にんじんパンケーキのほうは、離乳食の朝食としてあげるのもおすすめです。
とっても簡単!にんじんパンケーキ の作り方
材料:無添加ホットケーキミックス 大さじ2、水(または牛乳) 大さじ2、にんじん少量
- にんじんをすりおろし、小さじ1をレンジで軽く加熱する
- 1と残りの材料を全てボールに入れて混ぜる
- 温めたフライパン(油の要らないT-FAL等)に2cm×5cmくらいの楕円状になるように、生地を2~3個にわけて落とし、弱火で焼く
- 生地にポツポツと泡がたったら、裏返してさらに焼いて完成
※にんじん以外に、バナナやかぼちゃをつぶしたものを入れても美味!
次は、きな粉以外に、青のりを使用してもミネラルがたっぷり摂れる、大人が食べても意外と素材の風味があっておいしいおやつをご紹介します!ぜひチャレンジしてみてくださいね。
栄養満点! きな粉風味のボーロ
材料:片栗粉 大さじ1、サラダ油 少々、砂糖 ひとつまみ、きな粉 ひとつまみ
- 全ての材料をボールに入れて、しっかり混ぜる
- オーブンを180度に予熱する
- クッキングシートをしいた天板に、1を直径1㎝程度の球状に丸めて並べる
- 予熱が完了したら、3を10分~15分焼いて完成!
赤ちゃんにおやつを食べさせた後の注意
赤ちゃんにおやつを食べさせた後、心配なのが虫歯です。そのまま口の中に食べカスを放置し、それを習慣化してしまうと、弱い赤ちゃんの歯があっという間に虫歯になってしまうことも…。食後は必ずお茶や水を飲ませるようにしましょう。
また、外出先でおやつを食べさせるときは、濡れたガーゼなどで拭ってあげると、お口の中をキレイに保てるので安心ですよ。
歯みがきナップ 42包入
ピジョン
外出先でもササッと拭いて、お口の中を清潔に保てます!防腐剤や香料、アルコールなども使用していませんので安心して使えますよ。個包装ですので、マザーバッグにおやつとセットで入れておくと、便利です。