離乳食のまぐろへの注意とレシピに関する記事

離乳食にまぐろの水銀汚染は大丈夫?健康効果や段階レシピ

離乳食にまぐろの水銀汚染は大丈夫?健康効果や段階レシピ

離乳食にまぐろ料理を作って赤ちゃんの鉄欠乏性貧血を予防しましょう。マグロに含まれる水銀への安全性やヒスタミン中毒への注意、赤ちゃんに嬉しい健康効果、冷凍への注意、おすすめレシピを離乳食の段階別にご紹介します。

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離乳食にまぐろは安全?鉄分補給もできる栄養満点の離乳食レシピ

妊娠中は魚に含まれる水銀による胎児への悪影響を心配してマグロを我慢した経験があるママも多いのではないでしょうか?厚生労働省もクロマグロやメバチマグロなど妊婦の魚の食べ方への注意喚起を行っている(注1)ので、離乳食にまぐろを与えても安全なのか不安になるママもいるでしょう。

そこで今回は、まぐろの水銀濃度と赤ちゃんへの安全性や離乳食での開始時期、赤ちゃんへの健康効果、離乳食向きのまぐろの選び方、離乳食の段階別おすすめまぐろレシピをご紹介します。

まぐろの水銀と乳幼児や母乳への安全性

水銀の害といえば小学校5年生の社会でも習う「水俣病」を思い浮かべる人が多いでしょう。水銀に汚染された魚を食べ続けることで体内にメチル水銀が溜まって中毒症状を起してしまうのが水俣病です。症状としてぎこちない動きになる運動失調や味覚・嗅覚への異常、頭痛や疲労感などが起こります。(注2)

水銀は土・水・空気などの自然界にも微量に存在していますが、プランクトンを草食魚が食べ、その草食魚を肉食魚が食べ、その肉食魚をさらに哺乳動物が食べるという食物連鎖によって大型のまぐろやクジラなどに濃縮されて含まれているのです。

乳幼児へのまぐろの安全性

マグロ

平成17年改訂以降の厚生労働省の指導では妊婦及び胎児はハイリスクとされていますが、乳児や小児および成人はハイリスクに含まれていません。これはメチル水銀が子供の神経発達に有害であると証明されていないことや、摂取量がすくないこと、小児は胎児と違いメチル水銀を体外に排出できるという点などから判断されています。

そのため離乳食でまぐろを与えることや量への注意喚起はされておらず、まぐろを原料とするツナ缶の水銀含有量も少ないため、マグロの種類に関しても心配せずバランスよく与えるように推奨されています。

むしろ心配し過ぎて魚を食べさせないことでEPAやDHAなど魚から摂れる大切な栄養素が不足してしまう方が心配。赤ちゃんの体内に入った水銀は少しずつ排泄されますので、毎日立て続けに食べさせるような過剰摂取やマグロを食生活から完全除去などアンバランスな離乳食にならないように気をつけて、色々な食材でたんぱく質を摂らせてあげましょうね。

母乳によるまぐろの安全性

母乳育児の場合、まぐろを食べて作られた母乳を赤ちゃんに与えてよいか不安になるでしょうが、母乳から赤ちゃんの体内に入る水銀量は低いため授乳中の母親はハイリスクの対象外となっていません。

むしろマグロは授乳中の母親に大切な栄養素が豊富な食材ですので、誤った解釈により魚の摂取量を減らさないようにしましょう。

まぐろの赤ちゃんへの健康効果

こちらではまぐろの赤ちゃんへの健康効果をご紹介します。離乳食作りをきっかけに栄養について勉強するママも多く、食が家族の健康を支えていると実感しやすいですね。

献立を考える時に「この食材は赤ちゃんの体にこんな健康効果があるんだ」と考えると、毎日の離乳食作りがもっと楽しくなり将来的な家族の健康管理にも役立ちます。

吸収率抜群のヘム鉄で貧血予防!

まぐろの赤身には鉄分が豊富に含まれていますが、その中でも「ヘム鉄」と呼ばれる吸収率の高い鉄の含有量が高くなっています。ヘム鉄はまぐろの他にもレバーや赤身肉、魚ではぶりの血合などに多く含まれています。
離乳食を開始する生後5~6ヶ月頃から徐々に体内の鉄分が不足する鉄欠乏性貧血になる赤ちゃんが増え始めます。

そのため赤ちゃんの貧血対策に鉄分が多いことで知られるレバーを立て続けに食べさせようとするママもいますが、レバーは過剰摂取すると体に悪影響がありますので、離乳食では様々な種類の食材を使って赤ちゃんの鉄欠乏性貧血対策を行いましょう。

脳の働きが活発に!DHA・EPA

まぐろには脳の働きを活性化させるDHAやEPAが豊富に含まれています。赤ちゃんの脳の基本的な構造は10歳前後でほぼ完成しますが、特に1歳までに急速に発達しますので脳にいいまぐろを離乳食にとり入れて赤ちゃんの脳の成長をサポートしてあげましょう。(注3)

元気な赤ちゃんになる!タンパク質

赤ちゃんの体の成長と健康にはタンパク質が不可欠ですが、まぐろ(特に赤身部分)には利用効率のいい良質なタンパク質が豊富に含まれていますので赤ちゃんの健全な成長に大切です。

良質なタンパク質といえば肉や魚、牛乳や乳製品、大豆製品、卵などがありますが、内臓の発達が未熟な赤ちゃんがタンパク質を過剰摂取すると腎臓などの内臓に負担がかかってしまいますし、肉には摂り過ぎにより心疾患のリスクが高まる飽和脂肪酸が多く含まれるため偏らない離乳食作りが大切です。

また、タンパク質が不足しても体の成長に悪影響を与えてしまいますので、体にいい油といわれるEPAとDHAが豊富なマグロも離乳食にとりいれてバランスよく良質なタンパク質をとらせてあげましょう。

離乳食にまぐろはいつから?

離乳食の魚については「白身魚→赤身魚→青皮魚」の順番ですが、魚の種類によっては何魚か判断が難しいものもありますのでその都度確認しましょう。

離乳食でまぐろを開始する時期

まぐろは赤身魚ですので白身魚や身が赤いけれど白身魚である鮭に食べ慣れてから開始しましょう。開始時期は中期ですが実際には中期の後半~後期に開始する赤ちゃんが多いです。
また、まぐろのトロは脂肪分が高いため離乳食向きではありません。離乳食では赤身やツナ缶を与えましょう。

ただしツナ缶にはマグロが主原料のものとカツオが主原料のものがあり、種類も水煮だけでなくオイル漬けがありますので表示をしっかりと確認して進めていきましょう。

赤身魚に多いヒスタミン中毒に注意!

アレルギーの子供のイラスト

まぐろを食べるとアレルギー症状のような顔の赤みやじんましんなどの症状が見られることがあります。このアレルギー様症状を見ると多くの人が食物アレルギーを疑いますが、まぐろの場合はヒスタミン中毒の可能性がないか考えることが重要です。

マグロなどの赤身魚や青皮魚にはヒスリジンというアミノ酸が含まれていますが、衛生管理をしっかりと行わないと魚のエラや消化管に含まれるヒスタミン生成菌の作用によりヒスチジンからヒスタミンが生成されてしまいます。
ヒスタミンは大量に摂取すると中毒症状を引き起こしますが、加熱しても分解されませんので赤身魚は鮮度管理がとても重要です。

魚アレルギー対策として赤ちゃんに初めてまぐろを食べさせる時はすぐに病院を受診できる時間帯にすると共に、ヒスタミン中毒対策として離乳食に使用するマグロは調理中も常温に放置せず、温度や鮮度管理をしっかりと行いましょう。

まぐろの刺身はいつから?

離乳が進むとまぐろの刺身も食べさせたくなりますが残念ながら生である刺身は食中毒などの心配があり専門家でも3歳以上あるいは6歳以上という人もいて、保育所でも刺し身が出されることはありません。
いずれにせよ刺身を離乳食期に与えるのは早すぎますので、子供が欲しがるからといって与えないように注意しましょう。

また、おじいちゃんおばあちゃんやパパが食べさせてしまうことがありますので、子供を預ける際に刺身はまだ早いことを伝えておくとよいでしょう。

離乳食向けまぐろの選び方

離乳食向けのまぐろは新鮮なものを選ぶのはもちろんですが、他にも赤ちゃんの内臓への負担や食べやすさを考慮して選ぶ必要があります。つぎの4つのポイントを抑えて購入しましょう。

離乳食向けまぐろ選び4つのポイント

  • 赤身を選ぶ
  • 血栓(赤い血の筋)や茶色い部分がない、透き通るような赤色鮮やかなものを選ぶ
  • トレーに赤い汁が染み出ていないものを選ぶ
  • 白いスジが少ないものを選ぶ

離乳食用のまぐろの冷凍

調理済みの離乳食のまぐろを冷凍保存は、購入後できるだけ速やかに行うことが大切。マグロに含まれたヒスタミンは加熱しても分解せず、冷凍しても解凍時に急増してしまいます。そのため冷凍時に既に多くのヒスタミンを含んでいると、食べる時に赤ちゃんがヒスタミン中毒を起こす恐れがあるのです。

離乳食のまぐろを冷凍する際は新鮮なマグロを購入するだけでなく、購入後は常温に置かずできるだけ速やかに調理してすぐに冷凍しましょう。

【離乳食のまぐろ】段階別おすすめレシピ6

まぐろは加熱すると刺身とはまた違った味わいを楽しめます。まぐろの刺身は1切れ15~20g(注4)ですので、夕食が刺身の時は1切れを離乳食用にすると作るのも楽ですよ。
こちらでは、離乳食中期・後期・完了期向けのまぐろおすすめレシピをご紹介します。

【離乳食中期】まぐろレシピ

離乳食中期はまだまだ食材を小さく刻んで食べさせる時期ですので、マグロを初めて離乳食に取り入れる場合にはまぐろだけを刻んで食べさせるとパサパサして食べ辛く感じる赤ちゃんもいます。お粥に混ぜたり野菜と混ぜたり、片栗粉でとろみをつけたりしてあげると食べやすくなりますよ。

まぐろとほうれん草の2色粥のレシピ

材料:まぐろ 10g、ほうれん草 10g、全粥 50g

離乳食のまぐろとほうれん草の2色粥
  1. まぐろを下茹でして細かく刻む
  2. ほうれん草の葉の部分を柔らかく茹でて細かく刻む
  3. お粥にまぐろとほうれん草を混ぜる

まぐろと野菜のスープ

材料:まぐろ 15g、ブロッコリー 10g、人参 10g、野菜スープ 100cc、水溶き片栗粉 適量

離乳食のまぐろと野菜のスープ
  1. まぐろを下茹でして細かく刻む
  2. ブロッコリーの実の部分を軟かく茹でて細かく刻む
  3. 人参の皮を剥き柔らかく茹でて細かく刻む
  4. 野菜スープと1~3の具材を鍋に入れて火にかけて煮込み、最後に水溶き片栗粉でとろみをつける

【離乳食後期】まぐろレシピ

離乳食後期になると赤ちゃんが自分の手でご飯を食べたがり始めます。手づかみ食べは食への意欲の高まりですので、後片付けが大変ですが嫌がらずにさせてあげましょう。マグロのハンバーグは赤ちゃんの手づかみ食べの練習にピッタリの献立ですよ。

まぐろハンバーグのレシピ

材料:まぐろ 40g、卵 1/4個、玉ねぎ 10g、片栗粉 小さじ2
離乳食のマグロのハンバーグ ※作りやすい分量(3食分、6個程度)

  1. まぐろを下茹でし、すり鉢などですり潰す
  2. 玉ねぎを細かく刻んで、電子レンジで30秒ほど加熱する
  3. ボールに全ての材料を入れて、よく混ぜる
  4. 小判状に丸めて、フライパンで両面を焼く

まぐろのクリーム煮のレシピ

材料:まぐろ 15g、人参 10g、ジャガイモ 10g、野菜スープ 20cc、牛乳 20cc

離乳食のまぐろのクリーム煮
  1. まぐろを下茹でして、5~8mm程度の角切りにする
  2. 人参とジャガイモの皮を剥き、5~8mm程度の角切りにして柔らかく茹でる
  3. 鍋に野菜スープと牛乳を入れて火にかけ、具材を全て入れて暫く煮込む

【離乳食後期】まぐろレシピ

離乳食完了期になると大人の取り分けも少しずつできるようになりますが、マグロの関しては必ず加熱してから与えるようにしましょう。ある程度大きくカットしたものも食べることができるようになりますので、刺身用にカットされたまぐろをそのままソテーにするなど、簡単な調理法でも美味しい離乳食を作ってあげることができますよ。

まぐろのソテーのレシピ

材料:まぐろ 15~20g、バター 少々、ブロッコリー 適量

離乳食のまぐろのソテー
  1. まぐろを薄くカット(お刺身用ならそのまま)する
  2. 付け合わせ用にブロッコリーを茹でて、子房に分ける
  3. フライパンを熱し、バターを敷き、まぐろを両面こんがり焼く
  4. 食べやすい大きさにカットしてお皿に並べ、ブロッコリーを付け合わせる

まぐろの3色丼のレシピ

材料: まぐろ 15g、人参 20g、卵 1/4個、軟飯 90g

離乳食のまぐろの3色丼
  1. まぐろを下茹でして、すり鉢などですり潰す
  2. 人参の皮を剥き柔らかく茹でて、細かく刻む
  3. 炒り卵を作る
  4. 軟飯の上にまぐろ・人参・卵を盛り付ける

※まぐろは、かつおや昆布だしで火を通しても美味しく仕上がります

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この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪